タグ検索でシエスタ5件見つかりました。
不幸せな友人たち(27-606)
がないそうである。  こういった情報は、シエスタを経由してティファニアの耳にも入ってきていた。だが彼女には、王 都の状況など半ばどうでもいいことである。それによりこの地方の情勢が変わったり、ルイズの心身 に影響が及ぶと言うのなら話は別だが、そうでない限りは何もできないし、するつもりもない。  しかし、女王排斥派とまで呼ばれるようになった貴族たちの首魁の名を知ると、さすがにそこまで 無関心ではいられなくなった。  その人物の名は、ギーシュ・ド・グラモン。  十五年前に別れたきりの友人であり、今は史上最年少の
https://seesaawiki.jp/w/idiotic_dragon/d/%c9%d4%b9... - 2008年02月14日更新
(4):集いし少女達(と書いてライバルと読む)
、タルブ村の農家の長女である黒髪の彼女、シエスタも遂に出稼ぎする事になった訳で。 彼女の働く先はなんと貴族の子女子息が多数過ごす学び舎、トリステイン魔法学院なのであった。 とりあえず先輩がたへの挨拶もそこそこに、メイド服に着替えた彼女。同世代の中じゃ頭1つ抜き出た胸部装甲が中々目立っている。 最初の仕事は何かというと、新たに入学してくる生徒達への対応である。正確には、彼らが持ち込む荷物を寮へと運ぶという物。 その量は半端無い。なにせ家で使っていたベッドごと馬車に乗せて持ってきた猛者が居るほどだ。というか
https://seesaawiki.jp/w/idiotic_dragon/d/%a1%ca%a3... - 2008年02月13日更新
不幸せな友人たち(27-536)
させる作用もあるのかもしれませんね」  シエスタがそんな風に推測していたが、真偽の程は分からなかった。  また、彼女の話によると、最近領民の間で「男爵様は気が狂っているのではないか」と噂されるこ とが多くなってきたそうだ。 「仕方ありませんね。適当に理由をつけて、出来る限りミス・ヴァリエールと他人との接触は防いで いますけど、完全にというのは逆に怪しまれますし、領民と話をすれば、真の領主……サイトさんの ことを話したくなるというのも分かりますし」  彼女はこのことについてはあまり心配していないようだった。
https://seesaawiki.jp/w/idiotic_dragon/d/%c9%d4%b9... - 2008年02月12日更新
不幸せな友人たち(27-460)
うことである。  変わったことといえば、シエスタが弟のジュリアンを呼びつけて、城に住まわせるようになったこ とだ。買い付けなどの様々な雑用や、女には不向きな力仕事をさせるため、というのが表向きの理由 である。実際は、シエスタが自身の仕事を減らし、出来る限りルイズの監視に専念したいが為だった。 ジュリアンはたまに城周辺の見回りという名目で森に入り、ティファニアに日用品や食料などを届け てくれる。そういうときに、彼女は一度問いかけたことがあった。 「あなたはきっと、これから一生今のような生活を続けていくんでし
https://seesaawiki.jp/w/idiotic_dragon/d/%c9%d4%b9... - 2008年02月11日更新
不幸せな友人たち(27-192)
地を去っていった。残ったのは、 ルイズとシエスタ、そしてティファニアだけであった。  三日後の夜、ティファニアはルイズの寝室となった部屋に立っていた。  傍らのベッドでは、ルイズが規則的な寝息を立てている。小さな窓から差し込む月明かりが、あの 日と同じようにルイズの顔を青白く浮かび上がらせている。 「それではお願いしますね、ティファニアさん」  背後から促すシエスタの声に従って、ティファニアは詠唱を開始した。この地に到着してから三日 間の記憶を消す魔法である。詠唱は滞りなく終わった。 「お疲れ様でした」
https://seesaawiki.jp/w/idiotic_dragon/d/%c9%d4%b9... - 2008年02月11日更新



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