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不幸せな友人たち(27-606)
はいられなくなった。  その人物の名は、ギーシュ・ド・グラモン。  十五年前に別れたきりの友人であり、今は史上最年少の元帥として王軍を預かる男でもある。  そんな彼が、常日頃から声高に貴族の名誉や権利を主張し、アンリエッタの平民優遇政策に不満を 唱えているらしいのだ。 「あの方は一体何を考えてらっしゃるんでしょう。そんなことがミス・ヴァリエールの耳に入りでも したら、ずいぶん面倒なことになりますのに」  シエスタは不満げにそう言っていた。  ギーシュの考えていることは、もちろんティファニアにも分からなかっ
https://seesaawiki.jp/w/idiotic_dragon/d/%c9%d4%b9... - 2008年02月14日更新
不幸せな友人たち(27-108)
 アンリエッタとギーシュは、ルイズの処遇について話し合った。目的はルイズを死ぬまで幸せにし ておくことである。シエスタの提案どおり、才人の死に関する記憶を奪い、彼が元気に生きていると 思わせておく、というのが計画の根幹だった。 「そのためには、ルイズを徹底的に外界から引き離し、なおかつその状況を彼女が不審に思わないよ うにしなければなりません」 「そこで私の力が必要になるのですね?」 「はい。具体的には……」  計画自体は既にほとんど完成されていた。だからこそ、アニエスは余計に不安だった。 (陛下は、この
https://seesaawiki.jp/w/idiotic_dragon/d/%c9%d4%b9... - 2008年02月11日更新



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