アニエス(5)
アンリエッタ(6)
エレオノール(1)
カトレア(1)
キュルケ(1)
ギーシュ(2)
シエスタ(5)
シルフィード(3)
タバサ(4)
ティファニア(5)
マザリーニ(3)
モンモランシー(1)
ルイズ(10)
才人(11)
タグ検索で才人は11件見つかりました。
黄金溶液〈下〉03
とはいえ、マザリーニやアニエス、ルイズや才人を周囲に置いている。
それに対しトライェクトゥムの領主は一人きりである。その伴った兵たちがフネに乗りこんだところで、アンリエッタが彼を呼びおろしたのだった。
彼の一見して落ち着きはらっているが裏側に緊張の透けてみえる表情を、アンリエッタはよくよく見つめる。
(わたくしに薬を盛ったのは、ほんとうにクリザリング卿だったのかしら?)
今回の事件にはさまざまに不可解な部分が残っている。
あの森林管理官が、少なくともかつてアンリエッタに懸想していたことは間違い
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黄金溶液〈下〉02
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頭をうつむけているアンリエッタにかわり、才人が揶揄するような声を投げた。ただし忘れていない警戒がこもっている。
「〈永久薬〉って厄介なしろものも万能じゃないようだな」
「ああ、万能どころか。永久薬は要するに『無尽の動力、または無限の制約』であるのみで、物理的な破壊に抗するすべはない(それでも、使い方しだいで大きな力を生みだすが)。
魔法人形となったこの身にしても不死など夢、せいぜい不老に少し近づくのが関の山だ。〈黄金の血〉は〈黄金の心臓〉に従属し、心臓の持ち主の意向にしたがい、心臓が破壊されればもろ
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黄金溶液〈下〉01
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終わりなく続くかと思われるほど長い。
才人とアンリエッタはその急な階段をのぼる。
どんな仕かけか、のぼってゆくと壁のともし火が順繰りに灯っていく。通り過ぎると消えてゆく。
おぼろな明かりの下で歩いていると、階段の横にある材質不明ののっぺりした壁に、ときおり扉がある。入る気はしない。
立ち止まり壁に手をつきながら、アンリエッタは額に汗をにじませて、切らした息をととのえた。
その壁がいやに温かい。まるで人肌のように。
見ると、壁の色は紫と赤紫のまだらだった。アンリエッタはぞっとして手を離した。
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おしおきだべ〜
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に触れ、なぞるだけの愛撫で焦らしながら、才人はあくまで優しくアンリエッタに囁く。
「ふぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」
イヤぁ!もうイヤぁ!こんなのぜんぜんたりなぃぃ!優しくしないでぇぇぇ!
アンリエッタは必死に叫ぶが、猿轡の外に、才人に、その声が届く事はなかった。
女王は一体、式典で何をしていたのか。それは、半日前に遡る…。
その日、トリスタニアでは新年を祝う祭りが開かれていた。
王都は祭り一色に染まっていた。
色とりどりの屋台が通りを染め、普段は酒場
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ルイズのバレンタイン
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「ん、なかなか美味しいわね」
初めて作ったとはいえ、上出来である。シエスタの助けの効果もあっただろうが、それでもこの美味しさは自画自賛したくなる。
指に絡みつくねっとりとした黒い物体を舌で舐め、幸せそうにため息をつく。
「さすがわたしね。初めて作ったチョコがこんなに美味しいなんて」
シエスタが作ったチョコレートが美味しかったのでなんとなく作ってみたのだが、予想以上の出来である。
「サイトにもあげようかしら」
サイト、どんな反応するかしら。
驚くかな。それとも、喜んでくれるかな。
サイトの反応を
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(4):集いし少女達(と書いてライバルと読む)
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会えますよね・・・・・・」
・・・平賀才人、無自覚のまま学院突入数時間でフラグ1本先取。
「あー痛ぇ。イザベラの奴覚えてろ、今日の分倍返しで苛めてやるぜ・・・」
ぐっふっふっふっふ、と悪役というより変態的な笑いを漏らしながら、才人は学院を探索していた。
何時の間にかジョゼフに手配されて魔法学院の生徒にされていた彼。しかし実際はあまり怒ってはいなかった。
なにせイザベラとシャルロットにも言った通り、自分だって別れ離れになるのは寂しい。
ぶっちゃけ2人の少女の身体を知ってしまったお陰で、彼
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ゼロトネリコ Lv? 寂寥と愛欲
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そこは異世界だった。
……といっても、才人がボケているわけではない。
さわさわと揺れる草原からの視界は広く、はるかに孤島のような土地が見渡せるが……、
才人はこんな土地はまるで見覚えがない。
大体、昨日は確かに普通にいつもどおりに、ルイズのベッドで眠ったはずだった。
なのに、なんでこんな野っ原で目が覚める?
はるかに見渡せば、猛る活火山に、遠く崖下に流れ落ちる滝。
点々と見えているのは王宮と、ラ・ヴァリエール邸だろうか?
幸いというべきか、見慣れた魔法学院がすぐ近くに見える。
ただ、そ
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某有名コピペのパロ
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某有名コピペのパロ
「しりとり」
ここはルイズの部屋。暖かい春の午後。する事がない二人は
しりとりなど始めていた。言い出したのはルイズだ。
「私が勝ったら、もう二度と胸の大きな子に鼻の下を伸ばさないこと!!」
・・・だそうである。
窓から差し込む暖かな光の中、淡々と二人のしりとりは進む
サイト「で・・・。でるふ」
ルイズ「ふ・・ふ・・・フーケ」
サイト「・・・・・。け・・・けっけっ・・・」
ルイズ「何よ。はやく言いなさいよバカ犬」
サイト「けっけっけっけけけ・・・」
ルイズ「ふっふ〜ん。無いのね?
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未来図β 2
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やおら戸外から聞こえてきた不穏な音に、才人は重ねていた唇を離した。
「……ん? なんか廊下からすごい地響きが……、いや、足音か? これ」
「ひっ……、こ、この足音は!」
やけに怯えた声色におや? と思った瞬間。
どん。……ガツン。
思い切りルイズに突き飛ばされた才人は、ベッドから落ち、床に強かに頭を打ち付けた。
「ぅお、いって……おい、ルイズ! いきなり何すん……」
バァン。
才人がばっと身を起こしたのとほぼ同時。弾け飛ぶようにドアが開いた。
その爆音の主を見て、才人はルイズの突飛な
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タバサは俺の○○
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とりあえず、腰が抜ける前に開放された才人は。
名残惜しそうに見つめるアンをとりあえず浴場に案内して、自分は用事があるから、と学院内にシルフィードを探しに出た。
そしてアホ竜はすぐに見つかる。
というよりも、アホ竜が才人を発見した。
「捜したのねサイトーっ!『呪印』捕まえたのねーっ!きゅいきゅい!
…って随分顔色悪いのね?」
シルフィードが指摘するとおり、才人の顔色は悪かった。当然である。
発情した牝奴隷が、一度咥え込んだ主人をそうそう離すはずもない。
ちなみに牝奴隷の攻め手が緩むまで本日は5ラウンド
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女王様調査中につき
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へったくそな字で書かれたリストを、才人は何とか読む。
最初の二人は、なんとか分かった。
既知の名前だったので、汚くても読めたのである。
しかし。
「…なあシルフィード」
「さあ、さっさと『呪印』に取り憑かれた娘を捜すのねー!」
ごす。
「…いいから人の話聞けよ」
「…最近サイトおねえさまに似てきたのね」
才人の手刀を頭部に食らってうずくまりながら、恨めしそうな目でシルフィードは文句を垂れる。
才人はそんな視線を完璧にスルーして、リストの一番下を指差す。
「この『黒髪の娘』ってシエスタの事じゃない
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