「憧れの女性（ひと）」Part2
2007/2/10放送「憧れの女性（ひと）」
出演：鈴木謙介、森山弘之、津田大介
※以下の発言まとめは、正確な番組での発言とは異なる場合があります。
MP3その4
鈴木：おもしろい正統派のメール。憧れの人は、リプトンのCMの二人の女の子。正統派美少女ととファニーな子。どうこうしたいのではなく離れたところから見守っていたい。
「眺めてたい」っていうのはありますよね。アイドルとかね。
森山：見守っていたいよね。ちょっと距離があるからいいんだよね。
鈴木：いま軽くみんなひきましたけど。
森山：僕も店員さんが好きだったりするんですけど、それは同じような気持ちですよね。
鈴木：以前もコンビニに通った話をしてましたよね。同じ話が来てます。店員に憧れる。働いている人は年下でも大人に見える。最近はコンビニの店員に憧れている。森山アニキ、どうしたらいいですか。
森山：とりあえず覚えてもらうことですね。
津田：いつも暖めてもらう。
森山：いつも同じものを買う。ガムとか。
鈴木：ガムとかでいいんですかね。
森山：何かと同じガムとかね。実話ですけど。
鈴木：その体験談聴かせてよちょっと！
森山：それは相当ひくんで。
鈴木：あの番組を今日やっといてそれは許されないよ！
森山：僕の場合は、イトーヨーカドーでしたね。近くのスポーツ店でバイトしてたんですけど、一ヶ月くらい、毎日通いましたね。
鈴木：一ヶ月？毎日？ガム買いに？
森山：お昼と、当時トライデントってガムがあって、それを買いに行きましたね。
鈴木：それはどんな子？
森山：ちょっと髪が長くてねー、僕が助けてあげないとダメ、みたいな。。。
津田：そういう妄想にｗ
鈴木：あんたそればっかりかよ！
森山：でも、さっきの話じゃないけど、途中でこれはやばいと思ったら、やめた方がいいですね。軽くストーカー入ってましたから僕も。僕はすごい正直な思いで通ってたんですけど。
鈴木：その正直な思いをストーカーって言うんですけどね。
津田：それはなんで一ヶ月で終わったんですか、きっかけとしては。
森山：いやー、あのー、実は付き合ったんですよ。
鈴木：へ？ゲットしたんだ。っつかそれ聞かないと全然ダメじゃないですか！だってこいつは森山アニキどうしたらいいんですかって言ってるんだから。
森山：えっと、だから最終的に知り合いになったんですよ、ありがとうございましたみたいな。
鈴木：ちょっと待て、細かく行こう。まずどっちから話しかけるんですか。
森山：途中からね、「いつもありがとうございました」って言ってもらえる感じになったんですね。で、これはいけるんじゃないかと。結果的に・・・これ言うと相当恥ずかしいなあ。
鈴木：悩める若者がいるんだから！
森山：彼は空気を読んだ方がいいですよね。
鈴木：で、空気を読んだ森山青年はどうしたんですか。
森山：僕は、ちょっとあの、あれですね、裏紙にちょっと、お金払うときに渡して。
鈴木：キタコレ！電話番号系ですか？
森山：当時はケータイとかもないから、いやーやだなーこれー。
鈴木：何渡したのさ？ちょっとちょっと。
森山：イトーヨーカドーの前で、○時に待ってますっていう、、、ああーこれだけは言いたくなかった。
一同爆笑
鈴木：だってでもそれで来たわけでしょ。ハッピーエンドじゃないですか全然。
森山：そしたら、ジモトだから共通の知り合いとかいて。
鈴木：すごいハッピーエンドじゃないですかー。
津田：じゃあこのメールの人にも脈あるんじゃないですか。
鈴木：絶対ありますよねー。
津田：空気さえ読めば。
森山：まだ妄想だからね。
鈴木：あと明らかにコンビニのバイトの子が「そんなものばかりじゃ体に悪いですよ」って言ってくれないと思うんですよね。
森山：とにかく、空気を読みながら
鈴木：タイミングを見計らって。あとどこそこで待ってますは大事ですね。断れないじゃないですか。
森山：でも今ケータイだもんね、ほんと。
鈴木：結構、聞く話だと、ケータイのメアド・番号渡してくる奴は多いらしいですよ。ハードル下がったから。
森山：でも一日二日じゃダメだよね。一ヶ月だよ、最低。
一同爆笑
津田：六ヶ月やったら通報されますよね。
森山：その前に気づいた方がいいよね。
鈴木：津田さんなんかないんですかそういう話。
森山：ワセジョとの話とか。
津田：ワセジョねー。
鈴木：というかそもそもなんでそんなにワセジョがいいんですか。
津田：女の子がみんなね、軽くコンプレックス的なものを抱えざるを得ないんですよ、早稲田は。
森山：どんなコンプレックスなんですか。
津田：やっぱり認められたいんですよ、女としても、人間としても。社会からも認められたいし。それが複合的に合わさってきて。で、認められたい欲求ってのは色んな方向があるんですけど、でもそれがどれもいいんですよね。
一同爆笑
鈴木：ほんと今のドン引きだよねｗ じゃちょっと比較しやすくするために、つまりミスコン・女子アナ系の女の子はダメってことですよね。ミスコンに出て、女子アナのスクールに通ったりもするんだけど、努力をしてちゃんと世の中に出ていこうっていうんじゃなくて、どっか忸怩たる思いを抱えている方がいい、と。
津田：そっちの方がいいですね。
鈴木：それすごい細かい差異だけど、早稲田に行かないとわからないのかなあ。あと俺の話、、、今日、俺オタ担当とかになってるからなあ。
森山：じゃあそれで行きましょうよ。
鈴木：というかもうちょっと純情エピソードとかを紹介すると、僕の大学時代もケータイとかメールとかって時代じゃないんですよ。で、大学一年の時、階段教室っていうのが大学にあるんですけど、広いからみんな、中学生みたいに机に落書きするんですよね。で、自意識をもてあましていたチャーリー少年はですね、歌の歌詞とかを引用して書くのが好きな少年だったわけですよ。
森山：きついねーそれ。
鈴木：もうここで痛さ全開なんだけどｗ ほんで、ある日、岡村靖幸の歌詞で、こんな僕の気持ちを分かってみたいなのがあるんですけど、これをつらつらっと引用して書いたら、次の週、同じ教室の同じ場所に座ったら、明らかに女の子の字で「分かってる」って書いてあったんですよ。「おおっ！？」って思うじゃないですか。
森山：あえて？それはある女の子に向かって書いたものじゃないんだよね？
鈴木：全然。つまり後の授業だから、関係あるかどうかも分からないんですよ。で、これはレスということでいいのか？みたいな感じで。しょうがないのでまた別の歌詞とかを書くわけですよ。で、翌週またレスが付くわけですよ。ちょっとやさぐれてたときなんかは、ボンジョビの歌詞を訳して引用したりして、「今日はいつもと雰囲気が違いますね」なんて書かれてみたり。
一同爆笑
森山：なんかいいねーその女の子。ちょっとネカマみたいな人かもしれないけど。
鈴木：で、じゃあ最後まで聞いてくれよ。これが大学一年の話で、二年が終わるとキャンパスが変わるんですよ。で、調べたら、後ろの授業は、どうも上の学年が取ってる授業くさかったんですね。というのも、いつ書かれているのかチェックしたことがあって、したらいっこ後ろのコマだということが分かったからなんですが。で、その授業に潜り込んでみたらたまたまその日が休講になるとかいうベタな展開を経てみたり。
森山：それを後ろから見ようとしてね。
鈴木：そうそう。で、キャンパスが変わる最終授業の日、書いてももうレスは付かないじゃないですか。で、後ろのコマの授業が先に終わっちゃってて、結局会えなかったんですよ。で、会えなかったなあと思ってキャンパスを出ようとしたら、入り口のところにホワイトボードがあってですね、連絡掲示板というか、待ち合わせの連絡をする奴があって、そこに、明らかに同じ字で、「キャンパスは変わっちゃうけどいい思い出ができました」みたいなことを書き残している子がいて。
森山：おおー。なんかぞくっとしちゃった。
鈴木：これはねー、淡い思い出のままとっておきたい。
森山：それが今の人だみたいな。
鈴木：ないｗ だって会ってないんだもん。キャンパス変わったら当然教室とかも関係ないから。
津田：もしかしたらこの番組聞いてるかもしれないからね。
鈴木：あ、そうですよね。そういう思い出のある方、メールください。
森山：いいねー。それが会ってないからいいよね。
鈴木：会っちゃってると、また色んなことが起こりますよね。
森山：その子はきっとね、かわいいよ。
一同大爆笑
津田：妄想だ。
森山：間違いないよ。
鈴木：俺の中ではもう、身長154センチのロングスカートの女の子とかが俺の中では完全にできあがってるから。
森山：さっきのチャーリーの「キャンパス」とかって言い方に、超感情こもってたもん。
鈴木：いいでしょーこの話。どこでもしたことないし、どこでもすることないと思うからここで公開しとくけど。そんな青春の思い出とかも僕にもあるわけですよ。
津田：その女の子がね、JASRACの人だったっていうと、すごいいいオチだけどね。「徴収しに来ました」ってｗ
鈴木：歌詞を引用した分の著作物利用料をねｗ
森山：そんな津田さんらしいオチをつけなくていいよ！
鈴木：つうか僕の心も徴収してください！
森山：いいオチ合戦しなくていいよ！
鈴木：しょーもねーｗ すげえ腹いてえｗｗ ちょっと仕切り直したいんで外伝パート１ここで終わりにしていいですか。涙出てきた。今日読んだメールの人からメールもらいまして、Lifeを聞いて今日は笑いました。たまにはこういうのもいいと思います。
森山：ありがとうございます。さっきの話とかいいよね。
鈴木：みんな貴重な話をしてますよね。というわけで次はメールも紹介する感じで。
MP3その5
鈴木：メール、ウェブ中継の裏で、フローラ・ビアンカ問題という聞き捨てならない話を津田さんがこぼしましたが、僕は断然ビアンカに一票です。フローラは性格もよくて美人でお金持ちで、使える魔法も多くて完璧ですが、主人公じゃなくても他の男でもいいんです。対してビアンカは、主人公に振られると、村に戻ってひっそりと暮らしてる。そう、彼女には僕しかいないのです。最初はカネに目がくらんでフローラと結婚しましたが、寂しそうだけどけなげに「私は大丈夫」と言い張るビアンカを見て、リセットしてビアンカと結婚し直し、幸せな気持ちになりました。めでたしめでたし。
津田：いやーやったやった俺も。
鈴木：ちょ、フローラ・ビアンカ問題について解説してくださいよ。そもそも何のゲーム？
津田：『ドラゴンクエスト�� 天空の花嫁』ってゲームで、幼馴染みの女の子と一緒に冒険をしていくんだけど、途中で両家のお金持ちのお嬢様と出会って、どっちかを選ばなきゃいけないってタイミングがあって、選んだ方と冒険を続けていくっていう。
鈴木：何その元祖ギャルゲー。
津田：ほんとそうですよ。で、あれは小学校とか中学校くらいで、「みゆき」と同じくらいの人生の選択を課すわけですから、堀井雄二という人はすごいなと。
鈴木：コントローラー握りしめて悩んじゃって。
津田：あれで一晩悩んだ小中学生とか、すごいいると思うんですよ。
鈴木：確かにゲームの女の子選択問題っていうのはね、いまはギャルゲーもたくさん出てるし。ギャルゲーって言うのは、女の子がたくさん出てきて、その中の一人を口説いていくみたいなゲームですけど。ゲームで言うと僕はドラクエ派じゃなくてファイナルファンタジー派だったので、断然FF8のリノアなんですよ。
津田：あー今時だね。
鈴木：今時かどうかは分からないけど、FF8っていうのは、FFの中でも唯一の学園ものなんですね。でまた萌えキャラがたくさん登場するんですよ。ちょっとだけ年上なんだけど優秀だから先に先生になっちゃったキスティス先生とか、明らかに不思議ちゃんで犬を連れてるリノアとか、広末似の元気キャラとか。で、僕はもうリノアにがっつんがっつんハートをわしづかみにされた記憶があって。
森山：それは誰と恋愛するかは選べるの？
鈴木：選べないんですよ、ストーリーはいっこなんで。で、リノア以来何が自分の萌えポイントなのかっていうのを考えたら、昔は不思議の海のナディアならナディア、らんま1/2なら天道あかね、っていう、中学生の女の子との付き合い方の投影みたいな子が好きだったんですけど、25くらいかな、FF8をプレイしたら、主人公のスコールって奴は、基本的に心を閉ざしてる奴なんですよ。で、人のことは銅でもいい、俺は一人で生きていくから俺に構うな、みたいな奴なんですよ。で、こいつに不思議ちゃん美少女のリノアがすごいアプローチをしてきて、一緒に行動している打ちに、彼女が罠にはめられて、眠り姫みたいな状態になっちゃうんですね。で、その眠り姫状態のリノアをおんぶして、長い橋が出てくるんですけど、そこを渡りながら、俺はお前のことが大事だって気づいたんだ、とかいうシーンでもう号泣ですよ！
一同苦笑
鈴木：FF8で号泣ｗ 俺一人で生きていけるぜ、みたいなのを融解させてくれる女の子に、もうがっつりわしづかみなんですよ。以前も長門有希萌えって話をしたけど、長門も最初は心のない存在だったのが、だんだん心が芽生えてくるプロセスで萌え萌えになる。そういう、心のない存在が心を手に入れていくプロセスとかには、どっきゅーんってきますね。なんだこの話ｗ
津田：いま、「ヘレン・ケラー」とか読むといいんじゃないの。すごい萌えられるんじゃない。
鈴木：ああ！でもサリバン先生の方が好きだったりしてね。
森山：語ってましたねーチャーリーも。
鈴木：俺、今日自分の話しかしてねーや。あとゲームの話で言うとサクラ大戦とか、割と選ぶ系のゲームは多いですね。
森山：そういうゲームって、何回も選べるの？
津田：そういうゲームもあるし、ひとつのストーリーをそのまま受け容れるしかないゲームもある。
鈴木：FFも別にそういうゲームじゃないですよね。まあ好感度っていうのは隠し設定であるんですけど。
津田：あるある。
鈴木：顔熱くなってきたｗ
津田：ファイナルファンタジーの７もやっぱり好感度があって、好感度が一番高いのと、夜デートに行ったりするんですけど、それが男だったりするんですよ。
森山：それはストーリーに反映されるの？
津田：全然関係ないお遊びですね。
鈴木：サブイベントで。頭悪いことばかり話してるなあ今日。メール、先週、カナダからのメールが届いて、最後がヨーロッパはデンマークからのメールだったんですけど、今日はなんと、オーストラリアから。これ、ラジオネームじゃないと思うんですけど、ジミー、39歳の男性。私の憧れの女性は奥ゆかしい人、萌えポイントは敬語とアイスクリームを舐める仕草。
まず指摘しないといけないのは、アイスクリームって読みましたけど、メールには「アイスクーリム」って書いてあるんですよ。だから明らかにネイティブの方だと思うんですよね。
森山：最近日本語を使って
鈴木：iPodを買って、日本語のコンテンツを聞こうというね。この番組は日本語の勉強に役に立つのか？とりあえずそれで聞いていただいていると思うんですけど、英語圏の方だから、敬語を話す女性が新鮮なんだと思うんですよね。じゃっかん椿姫チックな感じも。英語にも丁寧表現はありますけど、敬語とはちょっと違いますからね。アイスクーリムは分からないですけどｗ
津田：生きた日本語をポッドキャストで。「ワセジョ」って単語を、今日の番組で覚えて。知ってる外人なかなかいないですよ。
鈴木：知らないよ！
森山：辞書には載らないしね。
鈴木：どこにも載らないよそんな単語！
森山：相当なスラングですよね。
鈴木：これスラングでいいのかな。スラング辞典にも載らないと思う。この番組、グローバルに何かを発信してると思うんで、ちょっと責任の重さを感じますね。メール、憧れの人は加藤夏来。オタクでありながらグラビア。男の萌えポイントはギャップから発生する。
加藤さんもそうだし、彼女にあこがでてるしょこたんも、オタクとグラビアっていうジャンルを両立させてますけど、萌えポイントねー。オタク女ってアリですか？
森山：オタク女ねー。
鈴木：今日は男の自己中心的な話ばっかりなんで、こんな女子はありかみたいな。オタクの中身は問わないですけれど。僕はぜんぜんガチでありなんですが。
森山：どういうのがオタク女なんですかね。
鈴木：アニメ好きでもいいし、ゲーム好きでもいいし、鉄っちゃんでもいいんですよ。
森山：鉄っちゃんはいいかなー。一緒に鉄道に乗って旅行できそう。
津田：趣味が共通じゃなくても、互いに趣味に没頭したい、そこはお互い放っておいてくれって人にはいいんじゃないですか。
鈴木：お互いに好きなものがあるから、とね。よく言うのが、ジャニーズって、夏に大規模なコンサートツアーをやるじゃないですか。そうすると結婚されてる方でも、一ヶ月かけて全部のツアーを回る人がいるんですよ。で、これを許容してくれるかどうか問題っていうのは結構大きいらしくて。男子は男子で、勝手に色んなことに投資してるからいいじゃないか、っていうのもあると思うんですけど、まあ現実は難しいですよね。
メール、前回も読んだ徳島の女子高生から。同性から見て憧れる女性とは、仕事も恋愛もバランスよくできている人。年を取っても色あせない人に憧れる。質問。男子は大人しくて発現の少ない女子に憧れるのは何故？ある程度意見も言えてバカ騒ぎもできる方が楽しいんじゃないの？どっちがおいしいかで揺れ動く今日この頃です。
森山：大人しい子かなー。
鈴木：もりやまさんそっちいっちゃいますか。何でも意見が言えるっていうのはどうなんでしょ。津田さんも森山さんも、専門の分野を持ってるじゃないですか。そういうところで、彼女とか奥さんとかとマジ議論になったりします？
森山：いやー、なるんじゃないかなー。
鈴木：マンガの評価を巡って二人でマジ議論とか。
森山：それはなんないかなー。
津田：僕は結構しますよ。
鈴木：相手の方にそういう人が多かったから？
津田：そうかもしれないし、僕自身が、大人しい子よりは、喋ってる子の方が楽しいかなっていうのがあるし。さっきの、体育会系の子に、ワセジョ的な自意識のある子が捕まっちゃう問題で、やっぱりそういう大人しい子は、男臭い感じの人に拾われていってしまうということなんじゃないかな。
鈴木：その問題は大きいですよね。多分コンプレックスだと思うんだけど、やっぱり体育会系に持って行かれるコンプレックスとか、あと車持ってる奴に持ってかれるコンプレックスとかってあると思うんですよ。津田さんは？
津田：松嶋奈々子さんが反町隆史と結婚したっていうのが、象徴的な出来事で。割と彼女はそういう、綺麗で、もっと知的な男性と結婚してもおかしくないかなと思ったんだけど。
森山：女子アナもみんなプロ野球選手だしね。あんなネックレスしてる人たちのどこがいいのかって思いますよね。
鈴木：プロ野球の番組はこの前の前にやってるんで、勘弁していただきたいｗ
津田：でもこの徳島の彼女の話であるけど、癒しを求めるか求めないかっていうのが、男性側にもあると思うんですよ。だから議論とかするくらいなら、自分の愚痴をうんうんうなずいて聞いてくれるっていうのがいいって男もいることはいるし。
鈴木：僕、家庭環境から、父親と母親が夕食のときに二人でサブカル談義とか論争したりとかしてたんで。子どもながらに、え、お父さん達喧嘩してるの？とか思ってた。そういうのが普通だったので、割と平気。というか僕、相手が誰であっても好き勝手に喋ってるんで、あんまり関係ないんですよね。だから、必ずしも、大人しい子が好きかっていうのは、どういう人に好かれたいかですよね。
津田：どっちがおいしいかで揺れ動いてるっていうなら、元気快活路線で行った方が、面白い人との出会いは必ず増えると思うんですよね。
鈴木：おおー、教育的な。
森山：前向きな意見ですね。
鈴木：建設的ですね。それは正しいですよね。そこが難しいんだけど、たまにいるじゃないですか、こういうサブカル業界にいると・・・
津田：サブカル業界なんだｗ
鈴木：サブカル業界でしょ、ここはｗ で、すっごくかわいいんだけど、たまに迷い込んできたような子がいて、体育会系じゃなくて文化系の餌食になるというか、多方面から手が伸びてくる子とかいるじゃないですか。ああいうのとか、若干危なっかしいところはあるから、どこでもいっていいってことじゃないんだけど、そういうのはありますよね。
森山：俺、さっきのメールでいうと、やっぱ、楽な方がいいんじゃないかなって思いますね。自分がどっちが得かっていうのもあるけど、自分が元気よくしたくなかったらね。
津田：そこまでムリしなくてもね。
鈴木：それで思い出した、正月にも紹介した森見登美彦の『夜は短し歩けよ乙女』っていう小説のヒロインが、まさにそういう、自分の天然ノリであっちこっちに行って、面白いことに出会えるからいいじゃないですかーって。ああいうのは俺、全然アリですわ。ガチですわ。そういう人もいると思うんで、必ずしもどっちがおいしいとは言えないかなと思います。
それから次のメール。52歳の方、なんとバーチャルアイドルとかをリストにしてくれまして。バーチャルアイドルは、まずはリン・ミンメイですよ。それからアルテイシア＝セイラ・マス、そして沢口靖子・・・ええ？歌手だと伊藤由奈、BoA、トミー、キャスターだと笛吹雅子さん、森富美さん、最後の最後に、別格でグレース・ケリー。このように年を取ると、コンサバな美女を好みます。
どこがコンサバなんだ！
津田：リン・ミンメイはね、元祖というか、最強最悪のというか、宇宙を巻き込んだサークルクラッシャーですからね。
鈴木：リン・ミンメイ、早瀬美沙っていうのが、「超時空要塞マクロス」の二大ヒロインなわけですけど、ミンメイの歌で世界が救われるという、ど真ん中セカイ系のキャラですよね。あとアニメのキャラを調べてみたんですけど、高橋留美子、あだち充、桂正和あたりに俺の人生決められてる感とか漂っていて。さっき言った、めぞん一刻でいうと、響子さんとこずえちゃん、それからうる星やつらだとラムちゃんとしのぶ、弁天さん、お雪ちゃん、らんま1/2だとあかねとシャンプー、お姉さんのかすみさん。
森山：次のQJは高橋留美子特集なんで、是非。
鈴木：戦争を舞台にしたものだと、ガンダムはヒロインが全員、主人公をかばって死んじゃう。ララァから、フォウ・ムラサメ、プル、プルツー。あの辺が富野御大の女性観に繋がってないか。こういうバーチャルキャラクターもので、これははずせないっていうの、津田さんはなんかありますか。
津田：うーん、わかんないなー。
鈴木：僕も分からなくて本棚漁ったんですけど、これ、ガチでど真ん中っていうのが、山田玲司の『Bバージン』に出てくる桂木ユイ。心を掴んでいくトラウマ少女問題なんですけど。
森山：どういう子なんですか？
鈴木：キャラが立ってるっていうよりは、何考えてるか分からないって、読者の女性アンケートなんかではあんまり人気が出ないタイプの子なんですよね。
森山：何考えてるか分からないっていうのはいいよね。クラスで、女の子なんだけど、そんなに友達を作らずに、一人でいたりすると、ちょっと声をかけたくなるよね。男でもそうですけど。
鈴木：さっきの話で言うと、若松みゆきと同じ？
森山：なんかね、クラスでぽつんとしてたりすると、何かあるんじゃないかっていうのを妄想しちゃいますよね。
鈴木：あだち作品だとベストキャラは誰ですか。
森山：迷うなー。若松みゆきか・・・それか『ラフ』の二宮あみもいいし、いまの『クロスゲーム』もいいしね。
鈴木：全部いいんですね。
森山：あだち先生には、朝倉南の色紙を頂きまして。もうそれは家宝ですね。
鈴木：マンガで言うと、メール、僕は古谷実原理主義者ということで。「私は君のいない毎日は絶対にイヤなので、これからも仲良くしてやってください」（『シガテラ』6巻）。きざな言い回しを避けて自分の思いをストレートに伝える南雲さんには心底惚れた。女の子の友達に生意気を言ってた。周りを見ると、気持ち悪いことをしゃあしゃあと言える奴がモテる。その頃連載していたシガテラでは、自意識君な会話がない。こんな子いないかなあと思って、女子高生の会話に聞き耳を立てていたのを覚えています。
最後がだんだん怪しくなってきますけど。
森山：古谷実の描く女の子は、母性もあって父性もあって。そこに僕も憧れたんだけど。最近は人生経験が増えたからかもしれないけど、彼はいい人達に会ってるんじゃないかなと。最近は僕は花沢健吾さんっていう『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の作者が好きなんですけど、彼の作品は、最終的に女の子が助けてくれないんですよ。女の人が常に自分で生きて行かなきゃいけないみたいな。そこらへんが、僕も色々あってね、結局、花沢さんのすごさは、女の人の酷さも描いているというか。
鈴木：女性には女性の側の都合があって、その中で生きているという前提を捨てないですよね。それで思い出した、なんかすっごい萌えた台詞があって。松たか子が、木村拓哉君とやったスペシャルのドラマで、テレビ局のADの役で木村君が出てて、恋人役が松たか子なんですけど、ちょっと木村君が失敗したときに、松たか子とエレベーターで二人になって、木村君が「今夜あいてる？」みたいなこと聞くわけですよ。したら、松たか子が一言「慰めて欲しいんだ」。うわっっ！いたっっ！みたいな。どすーん、みたいな。おれ、こんなこと言われたいんだーって。
森山：その感じかー。
鈴木：その感じです。いかん、俺以外の人がドン引きし始めてる。あー疲れた。今日はホントにたくさんメールももらったし、たくさん妄想も喋りましたけど、この番組、固いテーマもやります。次回は黒沢清監督。その次は26日の1時半からのスペシャル。スペシャルウィークなんでよろしく。
2007年02月16日(金) 11:35:22 Modified by life_wiki