Wiki内検索
メニューバーA
タグ
11-471 28-206 28-342 28-519 304 428 458 47 532 6-502 913 aa gbhs4w75 mspuqpiv pluto ピチピチ ◆1gx5q3ma8y ◆34ietljps6 ◆6gzt0d6rrc ◆8giervnano ◆9oq0gi8lfs ◆gtd5kcksn. ◆jhf0qdqssc ◆k1m2.fa0dm ◆nna2fui0zk ◆okpddn8iwc すいもう すずか すずか×アリサ なのは なのは×ティアナ なのは×フェイト なのはフェイトの娘 はやて はやて×すずか はやて×カリム アギト アクエリアス アリサ アリサ×すずか アリシア アルキメデス アルフ ウーノ ウェンディ エイミィ エリオ エロ オットー カリム キャロ キャロ×フェイト ギンガ ギンガ×フェイト クアットロ シグナム シグナム×ティアナ シャーリー シャッハ シャマル シャマル×キャロ スバル スピノザ セイン セッテ チンク ティアナ ティアナ×なのは ディード ディエチ デバイス トーレ トーレ×セッテ ドゥーエ ドクター ナカジマ家 ナンバーズ ノーヴェ バルディッシュ フェイト フェイト×なのは フェイト×ギンガ プレシア ヤンデレ ユーノ ユーノ×ロッサ ヨン◆h7y.esozi リインツヴァイ リイン初代 リンディ ルーテシア レイジングハート レティ ロッサ ヴィータ ヴィヴィオ ヴィヴィオ×なのは 或る捜査官 恭也 空気ブレイカー 高町家 鮫島 士郎 紫水 自作絵 修学旅行 宵月 八神家 非エロ 美由希 落ちはまだ未定 薔薇
最新コメント
最近更新したページ
フリーエリア

この温もりをただ抱きしめたくて-番外編

488 :アクエリアス [sage] :2008/03/05(水) 22:13:36 ID:fxiB3i2e
489 :この温もりをただ抱きしめたくて [sage] :2008/03/05(水) 22:16:55 ID:fxiB3i2e
490 :この温もりをただ抱きしめたくて [sage] :2008/03/05(水) 22:18:19 ID:fxiB3i2e
491 :この温もりをただ抱きしめたくて [sage] :2008/03/05(水) 22:21:36 ID:fxiB3i2e
493 :この温もりをただ抱きしめたくて [sage] :2008/03/05(水) 22:25:27 ID:fxiB3i2e
494 :この温もりをただ抱きしめたくて [sage] :2008/03/05(水) 22:27:43 ID:fxiB3i2e
495 :この温もりをただ抱きしめたくて [sage] :2008/03/05(水) 22:30:21 ID:fxiB3i2e


呼ばれて飛び出て(ry

丁度今書き終わりました!グッドタイミングですね♪

では、フェイなのパラレル小説の番外編です。
フェイトがいn…狼です。
ですが決して>>159の言うようなワンコではありませんのでwww
いや、言われたときに最初の出会いのこと忘れてて想像してしまいましたが…。

過度な期待はしないで下さいorz



番外編 フェイト犬のある危ない一日




「フェイト〜!ご飯だよ〜?」

目の前にはけっこう大きな肉の塊。におい的には多分牛かな?

「いらないの?」

「クゥン」

いや、毎日朝と夜にご飯くれるのはいいのだが。
こう肉ばっかりだと…胸焼けがしてくる。

だが、そんなことが伝わるはずもない。

その子は心配そうに私を見ている。

「どっか具合悪いの?」

「ワンッ(悪くないよ)」

ただ他のものが食べたいだけだ。
普通に野菜とか、ご飯とか。

人の血が一番いいけど。

よしよしと頭を撫でてくるその子の手をペロペロと嘗める。

(本当に凄い美味しそうだな、この子の血…)

「にゃはは!くすぐったいよ!」

私はそれを聞いてすぐに止める。

「フェイトは賢いね。良い子良い子♪」

あんまり撫でられるの好きじゃないけどね…。でも何か嬉しそうだし、世話になってるからな…。
私は我慢して何も言わずに撫でられ続けた。

「でも、何で食べてくれないんだろう?アリサちゃん達を連れてきてみようかな…」

犬とかに詳しいし…。と私に向かって話す。

アリサというのは、いつもこの子が私の餌を持ってくるときに、何かと手伝ってもらっている子の事らしい。
相談にのったりしてもらっているのはいいが、ここに連れてこられたらまずいかもしれない。
その子がエクソシストである可能性もあるわけだ。


「ワゥン」

耳を伏せて、声を出す。
すると、怯えているのに気づいたのか、再び頭を撫でてくる。

「大丈夫だよ。怖くないから…」

怖いというわけではない。ただ、見つかったときにどうすればいいか考えているだけなのだが。

「明日連れてこよう」

お願いだから止めて欲しい。


************


だが、次の日。

ドアの外から数人の足音。

本当に連れてきたのか…。

私は警戒して、窓に近いベッドの脇に隠れて、出来るだけ魔力を抑え、気功で自分の周りを固める。
これで一応、触られない限り大丈夫だ。だが、弱っている今ではいつまで保つか分からないが。

ドアが開いて、あの子の影が見えた。

「フェイト…?」

いつもの場所を見ていないのに気づいたのか、心配そうな声が聞こえる。

「どうしたのよ、なのは」

気の強そうな声が聞こえた。

二つの足音が部屋に入ってくる。キィ、とドアが閉まった。

「いや、フェイトが…。フェイト!どこにいるの?」

「怖がって隠れちゃったのかな?」

穏やかそうな声が聞こえる。

「う〜ん、分かんないけど…」

足音がこちらに近づいてきた。すぐにあの子の顔がヒョイ、と覗いた。

「あ、フェイト。なんでそんなところにいるの?」

いたよ、と誰かに呼びかける。

二つの足音が、こちらに近づいてきて、顔を見せた。


「あ、フェイト。なんでそんなところにいるの?」

いたよ、と誰かに呼びかける。

二つの足音が、こちらに近づいてきて、顔を見せた。

「あ、結構可愛い子じゃない?ねぇ、すずか」

「そうだね、アリサちゃん」

あの子と同い年くらいのようだ。一人は金髪で、もう一人は紫色の髪をしていた。

「ガウゥゥッ〜〜!!」

威嚇してこちらに近づかないようにする。

「大丈夫だよ、フェイト」

あの子がこちらに近づいてくる。だが、今日ばかりは素直に従うわけにはいかない。

「ワンッ!ワンッ!!」

毛を逆立てて、吠える。

「やっぱり怖がってるのかな?」

「そうみたいね…」

「グルル〜!ワンッッ!!」

「フェイト、静かにして!見つかっちゃうよ!!」

し〜っ、と慌てて私に言ってくる。

「ウゥゥ…」

見つかったら更に大変なことになるので、音量は下げる。

「へぇ…賢いのね」

それに気づいて、金髪の少女はもの珍しそうに私を見た。
そして、他の二人をどけて、物怖じすることなく向かってくる。

私はもう一度唸った。

だが、全く気にする様子もなく、私を抱き上げた。

「ア、アリサちゃん!危ないよ!!」

「平気よ。一言言っただけで言うこと聞くんだから、噛みついたりしないわ」

当たり前だ。威嚇はしているが、本物の狼ではないのだから理性はある。
それよりも、この子は私を抱き上げても顔色一つ変えない。
どうやらエクソシストではないようだ。

「へぇ、偉いんだね」

そう言って紫の髪の少女は、恐る恐る私の頭を撫でた。
この子も無反応。どうやら杞憂だったらしい。


492 :この温もりをただ抱きしめたくて [sage] :2008/03/05(水) 22:23:58 ID:fxiB3i2e
「で、どこも具合悪そうに見えないけど」

怪我は凄いわね、と顔をしかめた。

「うん……でも、最近ご飯食べてくれなくて」

「あの肉あげてるの?」

「うん」

「…もしかして、毎日?」

あの子は不思議そうな顔をしてもう一度頷いた。
金髪の少女は盛大にため息をついた。

「それ、肉以外を食べたいんじゃない?」

「へ?」

「もしかして、犬は肉以外食べないとでも思ってるわけ?ちゃんと果物とか野菜も食べなきゃ栄養片寄るでしょう?」

ありがとう、と私は真面目に思った。

「へぇ〜」

「へぇ〜、じゃないわよ!可哀想でしょ!全く…」

そう言って私を下ろすと、部屋を出て行った。
数分後、再びドアが開く。

「はい!野菜持ってきたわよ。茹でてあるけど」

ブロッコリーやしいたけなどが主のものを、皿に盛り、私の前に出した。
私は一応匂いをかいで、食べた。

うん、こう久しぶりに食べるとおいしさは一塩だ。

「あ、食べてくれた〜♪」

あの子が嬉しそうに笑った。

「今度からちゃんとあげなさいよ!」


その時、

コンコン

と扉を叩く音が聞こえた。

「高町なのはさん!?いますか?」

大人の声だ。

「うわ!司教さんだ!!」

あの子がオロオロし始める。

「フェイトを隠さなくちゃ…!」

私は皿を持って、ベッドの下に逃げ込んだ。

「おお!?」

金髪の少女が感心したように呟いた。

「高町さん!開けてください!」

「は、はい!!」

ガチャ、とドアの開く音。

「先程、犬の声のようなものが聞こえたと報告があったのですが…」

「え、あ、そんな訳ないじゃないですか」

動揺しているのがよく分かる。大丈夫だろうか…。
いざとなったら飛び出せばなんとかなるとは思うが。

「あなたのような子がそんなことするはずないとは思っていますが…念のために部屋を調べたいのです」

「大丈夫ですよ」

穏やかな柔らかい声。多分あの紫の髪の子だ。

「今、ちょっとふざけて誰が一番犬の鳴き真似が上手いか遊んでただけなんです。
 それに、私達今までこの部屋で遊んでいましたけど、犬なんていませんでしたよ?」

ほら、と部屋を見渡せるようにその子がドアの前をどいた。

物音一つしない沈黙が数秒続いた後、

「そうですか。お邪魔しましたね」

いくらか声が柔らかくなった。

「遊ぶのは結構ですが、あまりふざけすぎないようにしてくださいね」

「は、はい!すみませんでした」

ドアが閉まる音がした。


「セーフ」

私は様子を伺ってから、外に出た。

「本当に賢いわね」

金髪の少女が私ののど元を撫でた。

「何か芸するの?」

「え、え〜と…分かんない」

「ふ〜ん」

私を一別すると、

「お手」

そう言って手を出してきた。
はっきり言って、面倒だ。私は余っていた餌を食べ始める。
それを見て、むうと私をその子が睨む。

「ほい!!」

取り上げられた。

「ワン!(返してよ!)」

「…お手」

何だか悔しいが、意地を張るのも馬鹿らしい。
私は渋々前足を彼女の手に乗せた。

「よし!」

満足そうに微笑んで、餌を戻してくれた。
尻尾を振ってしまうのは…断じて嬉しい訳じゃない。その方が犬っぽいからだ。

「アリサちゃん、そろそろ帰ろう?」

「ん、そうね。そろそろ暗くなっちゃうし」

そう言って立ち上がった。

「それじゃあね、なのは…と、フェイト」

「バイバイ、なのはちゃん、フェイト」

「下まで送ろうか?」

「いいわよ、別に」

「そう?…じゃあ、バイバイ」

ドアが閉まる。

ハァ、感謝はしたが何だか騒がしかったな…、フェイトは一つ嘆息した。

「フェイト、気づかなくてごめんね?」

「クゥン」

でも…悪くはないかな…?

そう思いながら、フェイトは優しく撫でられて、もう一つワンッと鳴いた。



Fin.


後書き
ワンコと言えばアリサかな?…と思って書いたら何だかカオスになってしまいましたorz
こんなんでスミマセンorz
2008年06月03日(火) 17:40:04 Modified by sienn1




スマートフォン版で見る