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ごっこ遊び

572 名前: 570→(ω・`ミэ)ピチピチ [sage] 投稿日: 2008/11/21(金) 05:39:30 ID:pJiCRZqz

|・)ノ
>>571

なんかちょっと違う感じに.
リハビリという事でご容赦頂ければ.


「ごっこ遊び」 

 何もかもごっこです。メタ視点でどうぞ。

1。

 昼から降り始めた雨は夜半には既に止んでいた。
 夏だという事もあり、雨が降れば夜も多少は涼しいであろう、そう思っていた私を裏切
るかのように、周囲は湿気を帯び、じめじめと私の躰を苛んでいた。
「はぁ……はふ」
 躰に張り付く制服の隙間を作りそこに風を通せば多少はましになる。だからといって根
本的な解決にはならず、結局暑く、じめじめとしているは変わらずじまいだった。
 こんな所にいるから問題なのだ、さっさと六課の隊舎に帰って冷房の効いた部屋でゆっ
くりすれば良い。
 誰しもがそう言うだろう。私自身もそう思っている。
 けれど、帰れないのだ。
 ミッド湾岸に浮かぶスラム街、そこに身を隠してまで六課から逃げなければならない理
由が今の私にはあるのだから。
 どうしてこんな事になったのだろう、そう思えば思う程自分が情けなくなってくる。あ
の時ああしていれば良かった……そんな後悔の念に苛まれれば苛まれる程、情けなく。
「こんなはずじゃ……」
 かつてクロノ君が口にしていた言葉を思い出す。人生とはこんなはずじゃない事ばかり
……けれど、そこから抜け出そうとするのも人間ならば、そう思ってしまうのも人間だろ
う。
 そして、今の私は後者だった。
 そんなつもりじゃなかったのだ……そんなつもりでは。
 誰もいない廃墟に身を隠し、魔力を抑える。部屋の隅、膝を抱えて一人私は震えていた。
自分が犯した事実を思い返しながら、ただ、ただ震えていた。
 いつ終わるとも知れない後悔の日々、その終わりは唐突だった。
 カツン、となる音。
 カツン、カツンと階段を歩む音。
 その音に反応して私が逃げるなどとは一切考えてないゆっくりとした歩み。そして事実
私は動けず……その音を為した者が現れるまで震えていた。
 ガチャ、となる扉の音と同時に、懐かしい姿が視界に映る。
 フェイト・T・ハラオウンだった。


2。

「も、元スターズ分隊隊長高町なのは。……あ、貴方を逮捕します」
 私を視界に納め、毅然とした態度のまま口にした最初の発言がそれだった。僅かどもっ
て聞こえるのは私がそんな事をするはずがないと思っていたからだろうか。それとも親友
の悪行を止められなかった自分への悔しさの所為だろうか。
 どちらにせよ、私に分かる事ではない。分かるとすれば、相変わらず……そう、相変わ
らずフェイトちゃんは優しい、という事だけ。けれど、そのフェイトちゃんを裏切ったの
は私だ。
「……どうしたの、そんな顔して……私を逮捕するんでしょう?」
 事ここに至り、私も諦めがついたのだろう。気が付けば皮肉の一つも口に出ていた。そ
んな私に対して、口元を引き締めフェイトちゃんが近づいてくる。
「高町なのは……抵抗しなければ、その身は保証する。だから大人しくして欲しい」
「どうせ捕まれば身の保証なんて無いよね……」
 なのは、大人しくして……そんな言葉が今にも聞こえてきそうなフェイトちゃんの姿に、
僅か泣きそうになりながらも私は抵抗する。ここで捕まってしまえば全てがおしまいだ。



573 名前: (ω・`ミэ)ピチピチ [sage] 投稿日: 2008/11/21(金) 05:40:07 ID:pJiCRZqz

「Raising heart」
―――………Yes, my master
 僅かな沈黙の後にレイジングハートが答える。レイジングハートが付いて来てくれるな
ら私は最後までいける。
 さぁ、抵抗しよう。この優しき執務官殿に。
「なのはっ!……私のお話聞いてくれないんだね」
 その言葉が耳に届いた時、私は既にバリアジャケットに身を包み、レイジングハートの
砲身をフェイトちゃんに向けていた。
「お話を聞いてもらいたいなら……やる事があるでしょう?」
 挑発するように、招き寄せるように左手の手の平をフェイトちゃんに向け……相手をし
てあげる、と、くいくいっと動かす。
 そんな安い挑発にフェイトちゃんがバルディッシュを手に、
「悪い子にはおしおきしないといけないね……Bardiche」
―――………Yes,Sir
 口にする。
 逃げるために、捕らえる為に、お互いの譲れないもののために……さぁ、行こう。
戦闘の始まりであった。


3。


 結論だけ言えば、私は負けた。
 バインドで躰を拘束され、空に浮かされている様に僅かなさけなさがこみ上げてくる。
この空を自由に飛ぶために管理局に入ったといっても過言ではないのに、……そんな余裕
のある思考に苦笑する。実際にはそんな余裕など、ないのだけれど。
 自身の姿を見れば、ボロボロになったバリアジャケットの隙間からは傷ついた肌。そし
て、それは私だけではなく、フェイトちゃんもそうであった。部隊長クラスがリミッター
もなしで戦い合えば仮に非殺傷設定だとしてもそんなものだ。僅か、躰を覆うバリアジャ
ケットの面積の違いでフェイトちゃんの方がボロボロで、ダメージを受けているように見
えるが……負けたのは私の方。
「はぁ…はぁ」
 絶えず酸素を求める荒い呼吸を隠しもせず、為されるがままに拘束圧の強いバインドに
締め付けられたまま地に下され、先ほどまでいた廃墟の一室へと戻される。
「……私の勝ちだよ、なのは」
 確認するように、フェイトちゃんが私に近づき、私の顔……顎をその華奢な指先で持ち
上げる。場所が場所ならば格好良い仕草なのだろう。事実、日頃のフェイトちゃんの一挙
手一投足は雅だ。だが、今は違う。
 視界に映るソレを見れば、雅などとは決して言えない。
 それはさながら狂気そのものだった。漸く獲物を捕らえ、それを食す事が出来ると喜ぶ
獣の如き眼光。
 これだ。これだ。これだ。
 この瞳が……怖かったのだ。
 私の周りにいる人達のその全てがこのような瞳を私に向けてくる。どこいいても、何を
していても……お前は餌であるといわんばかりの瞳を。それはロストロギアの所為だった
のだろうか?今になってもそれは分からない、だが……ある日自分以外の皆が自分を餌の
ように見始める……そんな現実に私は耐えられなかった。
 いくらロストロギアが、と言っても聞き入れない部隊長、それもそうであろう。部隊長
すら私をそのような瞳で見つめていたのだから。既に汚染されたものが、自分が汚染され
ているなどというわけが無い。
 孤立無援だった。
 何日も続いたそれ。そして終に私は……生物としての本能が、その立場からの脱却を求
めたのだろう……私は六課の隊長を、同じような視線を向けてくる者達を傷つけ逃げてき
たのだ。
 そして…今、私は捕まったのだった。
「ぃ……ぃゃ…」
 先ほどまで相対していた時の強がりなんてもう、どこにもなかった。ただただ捕食され
る側がそれから逃れようと必死に声をあげようとして……叶わない、そんな現実に私は直
面したのだった。



574 名前: (ω・`ミэ)ピチピチ [sage] 投稿日: 2008/11/21(金) 05:40:39 ID:pJiCRZqz

「どうしたの?なのはぁ?」
 ゆっくりと動き、紡がれる甘ったるいフェイトちゃんの声が恐ろしい。けれど、そこか
ら逃れようと顔を動かしても直ぐに白く長い指先で引き戻され、その視線からは逃れられ
ない。
 あぁ、助けて……誰か……
「犯罪者には捕らえた人直々に尋問しないとダメなんだ。動機だとか何だとか色々と喋っ
てくれるまで尋問しないとダメなんだ。……でもね、なのは」
 一旦口を閉じ、口元を歪めながら……
「喋っちゃ……ダメだよ」
 次の瞬間、私の視界の、その全てをフェイトちゃんが埋め尽くしていた。
「っ……」
 全身を拘束されたまま唇を唇で塞がれ、悶える事すらできず、私はされるがまま。
 柔らかいフェイトちゃんの唇の感触、それがこんな時でなければどれ程嬉しかっただろ
うか。けれど、こんな状況では嬉しさなんて沸いて来ない。だから、それを伝えるために、
私は屈服などしないと視線に力を込める。
「ふふ……嬉しいよ、なのは」
 けれど、帰ってきたのは柔らかい笑顔。そんなに嫌なら動機も何もかも話してしまえば
良いのに?という言葉が伝わってきそうだった。
 そして、その事実に私は愕然とする。確かにここで喋ってしまっては後がないように
思っていた。が、しかし、本当にそうだろうか?この場を切り抜ければロストロギアに
影響を受けてない人に会えるかもしれない。そして、その人に協力を仰げば……。
 だから、喋ればこの場は切り抜けられる。それ以上は尋問ではなくなるからだ。
尋問でなければフェイトちゃんもこの行為を是とはしないだろう。
 だから……喋れば良い。その方が良いはず……ならば私はどうして喋らない。
「何だかんだ言ってして欲しいんでしょ?逃げたのもそう。本当にロストロギアが原因だ
って云うならなのはは逃げるべきじゃなかった。だから、逃げたのは私に捕まえられたか
ったって事だよね」
 それに答える言葉を私は持っていなかった。事実、逃げる必要などないと今、自分で結
論を付けたのだから。……でも、だったらどうして私は……
「私に、こういう風にしてもらいたかったんだよね……」
 言い様、首筋に舌を這わせ、それをゆっくりと動かしながら……フェイトちゃんの小さ
な手は違う場所を、バリアジャケットが壊れその中身が露呈しているそこへと。
「ち、ちがう……よ」
 首筋から伝わる舌の感触と、同時に襲ってくる乳房を圧迫される感触に、嫌だ嫌だと言
っていても……僅か甘い刺激が躰を付き抜ける。
「ぁっ……」
 持ち上げられ、ぐにゃりと歪まされる乳房。何度も、何度もフェイトちゃんの手の中で
形をかえる。それが続けば、続くほど私の躰は愉悦に痺れ始め……次第、その先端は熱を
帯び硬さを持ちはじめる。
「ほらね……厭らしい」
 蔑む様な口調のそれに違う、違うと首を振り、振りながらも口腔からは甘い吐息が漏れ
る。
「ぁんっ」
 そんな私の反応に気を良くしたフェイトちゃんが次に向かう先なんて決まっていた。
 乳房を彩る硬く張り詰めた乳首。
 破れたバリアジャケットの隙間から顔を出すそれに愛しそうに唇を近づけていく。わざ
とゆっくりと近づいていくのは私がそれを見て、自分からして欲しいと言わせるための焦
らしなのだろう。けれど、乗ってやらない。
「やめた」
 が、フェイトちゃんの方が上手だったのだろう。近づけていた唇を瞬時に離し、私の眼
前へと移動させる。
 躰中を甘い痺れで汚染させた後でのそれは……その思考に、私は愕然とする。フェイト
ちゃんのいう通り、私は求めているのではないかと。
「犯罪者としては素直にならなくて良いけど、こういうのは素直になって欲しいな」
 笑うように哂うようにフェイトちゃんが口にする。私の反応の一つ一つが面白くて仕方
ないと言わんばかりに。
「ざ、残念だったねフェイトちゃん……こんな程度じゃ私は……ひゃうっ」
 一瞬の事だった。
 私の言葉に笑みを浮かべながらもフェイトちゃんの指先は向かっていたのだ。私の大事
な所へと。しかも……



575 名前: (ω・`ミэ)ピチピチ [sage] 投稿日: 2008/11/21(金) 05:41:10 ID:pJiCRZqz

「何だかんだでもう準備万端じゃないか、なのは」
 躰の中を、いいやその入り口を直に弄られる感覚が伝わってくる。
 バリアジャケットのスカート部分から覗くフェイトちゃんの腕、その手の先、指先はそ
の向こう側、ショーツの隙間を越えて、私の中への……その入り口に触れていた。
 いきなり触られたそこから、こそがしさと同時に私自身が濡れている事実が伝わってく
る。
「そ、そんな……」
「ただの生理現象?違うよね……」
 その通りだった。躰を触られたら反応する、それも事実。だけど……
「ぁ…ぁぁ」
 水気を帯びたフェイトちゃんの指先がするすると私のそこを通過するたびに私は喘ぐ。
心とは別に躰が勝手に……そんな言い訳をしている自分に嫌気が刺す。
 そう、もう……私には反抗する気持ちなんて……何も沸いて来ないのだ。
犯罪者となった自分がこれから先どうなろうと、これより先が例え地獄だろうと……。
 だって、だって……仕方ないじゃない。
 愛しいフェイトちゃんが私に触ってくれているのだから……仕方ないじゃない。
 狂ったような餌を見るような視線だろうと、それでもフェイトちゃんなのだから……そ
れにその原因がロストロギアの所為ならばなお更。フェイトちゃんにはそんなつもりがな
いかもしれないじゃない。だったら……こうして私を責める事で少しでも楽になってくれ
るなら……
「い、いたっ」
 フェイトちゃんの長い爪が私のアソコについている敏感な所を掻き、瞬時に襲ってきた
感覚に私は痛みを覚える。甘い、甘い、愛しいフェイトちゃんがくれる痛み。
 例え痛みであろうと、フェイトちゃんがくれるものならば……
「あ、ごめん。なのは」
 瞬間、沈黙が辺りを埋め尽くす。



4。


「ちょっとフェイトちゃん。盛り上がってきた所なんだからちゃんとしてくれないと」
 フェイトちゃんには難しすぎる設定だったのだろうか、と相変わらずバインドに掛かっ
たままの私は思う。ちなみに私達の仲が倦怠期だとかそういう事ではなく、折角廃墟を魔
力で作れるので遊んでみたかっただけである。
「あ、ごめん。なのは。が、がんばってるんだよ?でも、その……本当に大丈夫なの?」
 申し訳なさそうな表情のフェイトちゃんに僅か苛立ちさえ覚えるのは良い所で止められ
たからだろう。これが焦らしなのだとしたら、フェイトちゃんは凄いと思うが、多分ただ
の天然。
「フェイトちゃんのバカッ!好きな人にされるなら何だって嬉しいんだよっ」
 というわけで、言葉で伝えてあげる。やはり、お話は大事だよね、とうんうんと自分で
納得しながら。そんな風にしていれば、フェイトちゃんが目を輝かせ、
「う、うん。私がんばるね!なのはが喜んでくれるようにもっともっと勉強するよ」
 と。
 この勤勉屋さんめーと嬉しくなり、頬を綻ばせていれば、フェイトちゃんの顔がきりっ
と真剣になる。格好良いよ、フェイトちゃん。
「……ここが…良いんだよね、なのは」
 私の大事な所に触れながら、ちゅっと口付けの後に、先ほどの続きを開始する……はず
だった。
「何や夜中に訓練場が使われているから来てみたら……何に使ってるんやこの阿呆ども」
 部隊長の登場だった。なんてタイミング……
「「えーと、シチュエーションプレイ?」」
「OK、黙れ」


 その後、大量の始末書を書かされたのは語る必要もない事だった。


おわり。



576 名前: (ω・`ミэ)ピチピチ [sage] 投稿日: 2008/11/21(金) 05:44:47 ID:pJiCRZqz

お互いの譲れないもの=本日はどっちが責めか的な意味.

以上,お目汚し失礼致しました.
あんまりえぐいのは書けないと思った今日この頃.
そんな感じで,
ω・)ノではまたいずれ.


味噌汁|(ω・`ミэ)ピチピチ
2009年08月30日(日) 21:23:26 Modified by coyote2000




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