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とある一週間のお話-2

375 名前: (ω・`ミэ)ピチピチ (17/42〜43) 支援thx [sage] 投稿日: 2008/05/30(金) 00:36:58 ID:Pk31juF6

 舌先に感じるフェイトちゃんの愛液,ねばついた厭らしいフェイトちゃんのラブジュース.本当に,ラブジュ
ースというだけあって,私には…それが,とてもおいしいものに思えた.
「ぁんっ…ひゃぁぁっ!?なの,なのはっ…す,すごいよぉ.なのはの舌のざらっとしたのが…はぁ…伝わって
きて…ぁぁっ」
 そんなに感じてくれると,舐めている側の私もとても嬉しい.だから,もっとしてあげたいと思うのもおかし
い事ではないだろう.私にとっても,…フェイトちゃんの愛がつまった特性のラブジュースという役得があるの
だから.
 何度も,何度も行き来させ,蜜を舐め取り,喉を鳴らすようにして飲み込み,そして…フェイトちゃんを喘が
せる.
 それがどれだけ続いただろうか.フェイトちゃんはもう,喘ぎ以外の言葉を発する余裕はなくなり,ただただ
,私に愛液を与えるだけ….でも,それは寂しい事だった.
 だから…ぺろり,とフェイトちゃんのクリトリスに舌を這わす.
「ぁ…ぁーっ!」
 甲高い叫びに似た喘ぎの後,私の顔に…ぷしゃっと降りかかる何か.
 それが,私には一瞬何か分からなかったが,それは…いつだったか聞いた事のある,それだと認識する.
 女の人の性感は結構長い時間をかけて成長させるものだと聞いた事があるのだが,間違いだったのだろうか.
性行為について知って三日目だというのに,フェイトちゃんのそこは…所謂,潮を吹いたのだ.
「ぁ…ぁぁ…」
 何が起こったかわかっていないフェイトちゃんは呆然自失,といった感じだった.
「素質あるんだよ,やっぱり」
 なんて事を一人呟きながら,フェイトちゃんの股の間から出て,私はフェイトちゃんの横にごろん,と寝転が
る.
「だいじょうぶー?イっちゃったんだと思うけど…」
「だ…だめかも」
 凄すぎて何がなんだか分からない,といった所だろうか.
 ただ,一つ私が見ても分かるのは,フェイトちゃんが非常にだらしない感じで,けれど喜びに満ちた表情をし
ていることだった.気持ちよかったんだろうなぁ,と思っていれば,
「こ,今度は私がするね?」
「え”?」
 はぁはぁ,とまだ息絶え絶えなフェイトちゃんが,私に向かってそう言う.そして,言い様,ごろん,と私の
上に覆いかぶさり,唇を塞ぐ.あまりに突然で,「んぐっ」などと女の子らしくない変な声をあげてしまったが
,それでも気にせず,フェイトちゃんは唇を離し,ずず,と私の体の上を動いて,動いて下の方へと向かってい
く.
「わ,私は良いよ…」
「私だけしてもらうのは卑怯だと思うんだ」
 とか言いながら多分フェイトちゃんがしたいだけなんだろう,と思う.私も私で,多少期待している所がある
のは否めない.
 そう考えている内にフェイトちゃんは私のそこへとたどり着いたのだが,憮然,とした表情をする.
「なんでジーンズなの?」
 そう言われても….
「それじゃ,ちょっと脱がすね?」
「いいって,フェイトちゃぁん」
 そんな言い訳,フェイトちゃんにも,そして私自身にも効かない.だから,フェイトちゃんがジーンズを脱が
せようとした時,私は自分で腰をあげて脱がしやすいように動いていた.
「あ……なのは,濡れてるよ」
 続いてショーツ,という所でフェイトちゃんが私のソコを覆う部分に指を這わす.
「んっ…」
 あんなにフェイトちゃんの痴態を見てれば,あんなに色々していれば,濡れても仕方ないんだよー!と,言い
たいけど恥ずかしいので言わない.
 ぷいっと,顔を逸らして抗議してみせても,フェイトちゃんはそのままショーツを脱がせてしまう.
 これで…お互い,夜の海岸でノーパンになったのだった.周りに誰がいなくても,そう考えるだけで,恥ずか
しいと思うのは,きっと私だけじゃないと思う.野外でそうなっている,という事実が私を羞恥に染めるのだ.
誰かがいるなんて二の次.
「それじゃ…ちょっと,足開いてね…?」
 言われるがままに,私は従う.
 もう,抵抗なんて…ひと欠片もありはしない.ただただ,フェイトちゃんがそこを舐めてくれるのを待つだけ

「それじゃ,するね…」
 合図をくれたおかげで,躰が緊張する.が,フェイトちゃんの舌が私のアソコに触れた瞬間,その緊張など最
初からなかったかのように吹き飛んでいった.



376 名前: (ω・`ミэ)ピチピチ (18/42〜43) 支援thx [sage] 投稿日: 2008/05/30(金) 00:37:18 ID:Pk31juF6

「ぁぁぁっ!」
 ざらついたフェイトちゃんの舌先が,私のアソコをゆっくりと,そのスリットの淵を丁寧になぞっているのが
,分かる.そのなぞられた部分から…その感覚が躰中に伝わっていく.
 フェイトちゃんが言っていた通りだった,伝わってくる.躰の隅々まで舐められている感覚が,伝わってくる
.指で触られるのも気持ち良いけど,これはまた別のものだった.
「あんっ,あぁっ」
 蕩けてしまいそうだった.何もかも忘れて,ただそれだけを求めたいくらい,それは気持ち良かった.あぁ…
もうフェイトちゃんの舌で舐め尽くされてしまうんじゃないだろうか…
「はぁぁぁ…んっぁ…」
 フェイトちゃんの勢いは止まらず,次第,舌先がアソコの中へと進入しようと,その周囲を舐めていた.中は
だめーなんて,言おうと思ったけど,けど,もう…頭は真っ白だった.
 与えられる快感にただ,ただ流されるままに…
 だが.
 その怖いくらいの愉悦に,私は本当に,恐怖を抱いてしまった.気持ちよすぎて怖い,というのもまんじゅう
が怖いなんて言った人みたいだけれども…けど,気付いた時には躰を起こし,いつのまにかフェイトちゃんを抱
きしめていた.
「フェイトちゃん,フェイトちゃんっ」
「ど,どうしたの,なのは?痛かった?」
「違うの,違うの…」
 快感だけに埋め尽くされて,フェイトちゃんすら感じられなくなりそうで…だから,だから,フェイトちゃん
を感じたくて…
 けれど,言葉に出来なかった.
 ただ,フェイトちゃんの名前を呼び,抱きつくだけ…そんな私を見かねたフェイトちゃんが,ふいに,ちゅっ
と,軽く唇に触れる.
「あ……フェイトちゃん」
「うん,私だよ.落ち着いたかな?なのは」
「うん……ごめんね,フェイトちゃんが悪いんじゃなくって……その,気持ち良すぎてフェイトちゃんの事も考
えられなくなりそうで…」
「あ……うん.私もそんな感じだったから分かるよ.それじゃあさ…」
 今度は二人一緒にやろうよ,という発言は,流石にどうかと思うんだよ.私は.
 でも,つい,それならフェイトちゃんをいつでも感じられているから大丈夫!なんて,思ってしまった私も大
概である.
 そういうわけで,明日の予定は決まってしまったのだった.
 誰かの家に行く,お互いの服を交換する,そして…一緒に舐めあうのだ……ほんと,なんて予定なんだろう.
 


 4日目: コスプレとも云う なのはパート
 


 本日は昼からフェイトちゃんの家に向かう事になっている.本当ならば,フェイトちゃんの家以外に行こうと
思っていたのだが,アリサちゃんやすずかちゃんは捕まらず,はやてちゃんは一家でミッドにいるのでこれもま
た捕まらず,そうなると結局フェイトちゃんの家しかなく….
 まぁでも,フェイトちゃんの家だとしてもエイミィさんやリンディさんがいるわけで,一応他の人に会うとい
う意味では十分だろう.
 というわけで,私はフェイトちゃんの家に向かう準備をしようと,現在箪笥の前で悩み中だった.
 フェイトちゃんが恥ずかしがるのを見たい,という事で私の服および下着を着てもらうのだけれど,どれが良
いのやら?
 恐らくどれを着せても,サイズ的にフェイトちゃんには厳しい…というか多分痛いと思う.…とはいえ,それ
が良いのだけれど,と思う私がいるのも確かである.
 あの豊満な乳房が,フェイトちゃんのに比べると比較的小さな私のブラやら上着で強調される姿.窮屈そうに
履かれているショーツのラインが透ける様は,想像するだけで楽しく思う…あれ?私,ずいぶん変な嗜好になっ
てないかな?もしかして?
 あれ?あれ?と小首を傾げながら,あれでもない,これでもないと選んでいる姿は,傍目からは奇妙に思える
ことだろう.
 そうして,いくつか下着を見繕いながら,何度目かの上着はどうしたものか?という首の傾げと共に,はたと
気付いて,ぽん,と手を叩き,
「レイジングハート?」
 と,声を掛ける.



377 名前: (ω・`ミэ)ピチピチ (19/42〜43) 句読点直すの忘れてた [sage] 投稿日: 2008/05/30(金) 00:38:52 ID:Pk31juF6

 ―――Master?
 そうして私と、愛器であるレイジングハートの密談が始まる。
 別にバリアジャケットを着せようという意味ではない。学生時代に、学業と同時に管理局の仕事をやっていた
手前、突然の呼び出しというものが多々あったわけで、そうすると、管理局の制服と、学生服と、バリアジャケ
ットの三点の着替えがあるわけで、いちいち着替えるのが面倒という事もあり、バリアジャケットのような形で
制服も登録していたのだった。便利な話である。
 ともあれ、つまり、そういう事である。
「よろしくー」
 ―――…Yes、my master
 というレイジングハートのいつになく、やる気の感じられない声を聞きながらも、これで準備は整った。
 ふいに、時計を見やれば朝起きてから、かれこれ数時間経過していた事に少し驚きながら、私はさっそく、フ
ェイトちゃんの家に向かう事にする。
 『お母さんちょっとフェイトちゃんの所にいってくるねー』と、声を掛け、家を出ようとした時、『お昼はー
?』と聞かれて思い出す。
 約束の時間までまだ1時間と少し、多少早くても良いかな?と思ったものの、けれど確かにもうそろそろ昼食
の時間である。フェイトちゃんと一緒に食べる、という約束をしているわけでもないわけで…私は、お母さんに
『どこかで食べていくー』と、返答するに至る。
 家で食べても良かったのだが、折角地球に来ているのだから、それらしいものを食べたかった、というのもあ
り、結局、私は下着を入れた紙袋だけを手に家を出る。
 家を出て、何食べようか、と思い…フェイトちゃんの家までの道のりを考えると、どうあがいても遠回りにな
ってしまう事に気付く。
「家…近いもんね。うーん。コンビニは流石にあれだからなぁ」
 折角家で食べなかったのだから、さすがにコンビニの弁当などは論外。
「ま、時間もあるし、ちょっと回っていこっと」
 結局、近場の繁華街まで出て何か探してみよう、と私はそちらの方へ足を向ける。
 ととと、と歩いていれば、やはり暑い。季節柄仕方ないとはいえ、多少歩いただけでも僅か汗が流れはじめる

 それを見越して先日フェイトちゃんが良く着ていたのを真似してタンクトップと短めのスカートにしてみたも
のの、それでも暑さを感じるわけで…いや、むしろ肌が出ているから直射日光が良く当たるだけかもしれないが

「あついなぁ…」
 現在冬のミッドが嫌でこちらに来たのに、勝手な話である。とは、思うのだが、人間そんなものである。
 胸元をぱたぱたとやり、風を送ってみても多少涼しげではあるが、焼け石に水。スカートもぱたぱたすれば涼
しいかな?と思い手を掛けようとして流石に人目もある事に恥ずかしさを覚え、止める。
 昨日、計画倒れとなったフェイトちゃんを恥ずかしがらせようという日なのに、何故自分が恥ずかしがらねば
ならないのだろう…その事になんだかなぁ、と呟きながら周囲を見渡せば、著名なジャンクフード屋が目に入る

「あれ?」
 店舗の中を見通せる店のロゴの入った巨大なガラスの向こうに見知った人物が。
「アリサちゃん?」
 ふいに、店の中にいるアリサちゃんらしき人と目が合い、合った瞬間、焦るように目を逸らされる。
 何事。
 むむ、と唸り、そういえばこのジャンクフード…というかハンバーガー屋もミッドにはないわけで、都合が良
い、と思い店へと向かう。
 とととと、と店に向かえば…アリサちゃんらしき人は更に焦り、焦って…最後には諦めがついたのか、手を振
ってくれた。間違いなくアリサちゃんだった。
「やっぱり、アリサちゃん」
「おはよう、なのは。ナイスバッドタイミング」
 店に入り、向かってみれば、アリサちゃんから歓迎なのか否定なのか良く分からない言葉を掛けられる。
「すずかちゃんと一緒じゃないの?」
 そう、アリサちゃんはすずかちゃんと二人きりでお出かけする、との事で、二人だけで何かあるのかなーと遠
慮して今日遊びに行けずフェイトちゃんの家になったはずなのだが…
「う…ちょ、ちょっとね」
 僅か、表情を赤くして、言葉に詰まるアリサちゃんが、怪しかった。とっても。
「喧嘩でもしたの?」
「寧ろ仲はとっても良いんだけど……っ!?」
 違う違う、と手を振りながら、口にした瞬間、がばっと、アリサちゃんが店の外…道路を挟んで向こう側の店
を睨み付ける。
「ア、アリサちゃん?」
「な、なんでもないわよ……っはぁ」



378 名前: (ω・`ミэ)ピチピチ (20/42〜43) 支援感謝感激 [sage] 投稿日: 2008/05/30(金) 00:39:26 ID:Pk31juF6

 どう見ても、何でもありそうだった。向こう側の店を睨み付け、『すずか…こんな時にしなくても…』と、呟
く。
「え、すずかちゃんがどうしたって?」
「な、なんでもないわよっ!ほら、さっさと注文でもしてきたら?」
 がるるる、と今にも噛み付きそうなそんな表情を見せるアリサちゃんに、どうしたのかなぁ?と思いながらも
、時間も時間なので注文をしにいく。
 カウンターに並び、並んでいる間にアリサちゃんを見てみれば、携帯電話でどこかに連絡を取っている様子。
怒ったような表情を見せ、小声でどなり付けるという矛盾した行動をしながら、暫くすれば、がくっとテーブル
に顔を伏せる。
 そうこうしている間に頼んだものが出来上がり、それを受け取って私はアリサちゃんの所へと戻る。
「…ただいま。ねぇ、アリサちゃん、本当に大丈夫?顔赤いよ?」
「ノープロブレム…っぁ…」
 どこがどうノープロブレムなのか、と聞きたくもあったが、聞いてくれるな、というアリサちゃんの表情に、
私は聞けずじまいだった。
 が、何やら怪しげな空気をかもし出しているのは分かる。というか、大体想像はついたのだが……はぁ、とた
め息を吐きながらアリサちゃんに向かう。
「…えっと…その、詳しくは聞かないけど……ほどほどにね?」
「…な、なのは?」
「私、これでも耳良い方なんだよね…魔法戦闘とかだと後ろから来る弾とか音で察知したり…ね?」
 店内のBGMと喧騒の中に妙に機械的な音を感じて、何事かと思っていれば……とまぁ、そういう事である。無
線って凄いよね。
「ぁっ……そ、そうなの?初耳よ」
 真っ赤になって俯くアリサちゃんがこの上なくかわいそうで、だから、私はさっさと、ハンバーガーを味わう
暇もなく食べ終え、
「まぁ…その、私も今からフェイトちゃんと……なわけだから、あんまり強く言えないけど…程々にね?」
 一応のフォローという事で、口にしてみたものの、凄い恥ずかしい。多分今のアリサちゃんにも負けないくら
い真っ赤になっていると思う。
「そ、そう…それじゃ…その、また。今度は、ナイスタイミングでお願いするわ…ぁっん」
 苦しそうに、けれど僅か恍惚とした表情で、まるで乳房を強調するように自身を両手で抱きしめながら、アリ
サちゃんは申し訳ないと口にする…のだが、両手で持ち上げられた所為で、羽織っているジャケットが多少肌蹴
け、その胸元に見えるブラウスを押しのけるように持ち上がっている綺麗なピンク色の突起部分が透けて見えれ
ば、なんとも説得力がなかった。
 が、下着に拘っていたけど、そういうのも良いのかなぁ、フェイトちゃんにもそうして貰おう、と考えてしま
った私には説得力云々いう資格がないと思う。



 4日目: コスプレとも云う フェイトパート



 朝から、私は、今日はなのはが家に来るという事で、先日すずかに借りた本を隠す事と、そしてなのはに着て
貰いたい服を探す事に終始していた。
 なのはもそうだが、私も最近は地球にいるよりミッドにいる方が長く、なのでこの部屋は殆ど使ってないとい
って良い。おかげで隠す所は盛りだくさん。とはいえ、またミッドに向かう時にはすずかに返さないと、埃がた
まるという事でお掃除してくれているリンディ母さんに見つかった日には事である。うちのフェイトが不良に、
なんて事を周辺住民に話されては困るのだ。
 などと阿呆な事を考えながら、すずかから借りた本を机の引き出しに鍵を掛けて入れておき、後はなのはへの
服を探すだけ。とはいえ、私の服といっても、私自身にそれ程物欲がないのか、そうたくさんあるわけではない
。付け加えて、なのはには多少大きいわけで…困ったものである。なのはに言われた手前、何か探さないと、と
は思うのだがさっぱり思いつかない。
 そして、ふいに思い出したのが、バリアジャケットだった。
「あ、それ良い」
 バルディッシュに声を掛け、だいがい2、3年くらい前のバリアジャケットのデータが残っているかを問いか
ければ、ものすごくいやそうなYes、Sirという声と共に、残っている旨を伝えてくれる。
 あれなら、なのはにも丁度良いだろう。子供の頃から、成長期にかけては何度もサイズ変更が必要になったお
かげで、今のなのはに丁度よさそうなサイズが残っていたのだ。
 そうして、まだかなぁー?と待っている間に、リンディ母さんからお昼よーとの声を受け、食事をもしゃもし
ゃ、と口にし、食事が終わりしばらくしてなのはが家に着く。
 玄関を空け、紙袋を手にしたなのはにおはようと声を掛ければ、妙に複雑そうな、変な表情をしていたのに気



379 名前: (ω・`ミэ)ピチピチ (21/42〜43) 支援感謝感激 [sage] 投稿日: 2008/05/30(金) 00:40:08 ID:Pk31juF6

付き、聞いてみれば、アリサちゃんに会った、あとたぶん近くにすずかちゃんがいた、と。
 その言葉に、二人きりで出かけたいとの事で遠慮したけれど、近所にいるなら、二人に合流しても良いんじゃ
ないの?と思ったものの、邪魔しちゃ駄目だよ、なんてなのはに言われる始末。
 その時のなのはが、多少赤くなっていたのを私は見逃しはしない。が、何故なのかはさっぱりである。
 ともあれ、なのはを迎え入れ、リビングにいけば、そこには食事の片付けをしているリンディ母さんだけ。
 クロノとエイミィの子供たちは、エイミィがなのはの姉の美由希さんの所に連れて行ってしまったので、今日
はいないので、今日は私となのはと、そしてリンディ母さんだけが家にいる事になる。ちなみにクロノは相変わ
らず海の方で単身赴任中である。
 とはいえ、折角のお休みという事で私がいたら気が休まらないでしょう?と、リンディ母さんは早々に退席し
て、結局私達は私の部屋で二人と相成った。
 二人っきりになり、最初にした事といえば、唇を合わせる事。
 私となのはが今日また会えた事の喜びを分かち合う。もはや、これは挨拶といっても良かった。まだこういう
事を知って四日目だというのに、挨拶代わりにディープキス。その内、挨拶代わりに舐め合いとかになるのだろ
うか?それは流石にちょっと遠慮したい。
 そしてまた、どちらからともなく唇を離し、私となのははクッションの上に座る。
 それから少しの間、他愛のない話…アリサとすずかには会ったので、なら、はやてはどうしているだの、とい
う話をした後、なのはが、恥ずかしそうに、
「えっと、それじゃあ」
 と、口にし、紙袋を手に…して、自身の後ろに置く。
「あれ?なのは、それじゃないの?」
「あ、これ?ちょっと思う所があって…それじゃ、レイジングハートお願い」
 結局、考える事は私と同じなのか、気が合うよね私たちと思っていれば、私の周囲をレイジングハートよりの
魔力が覆い、私の服装が…変更される。
 白い色のバリア……じゃなかった。あれ?と思えばどこかで見た事のある服。
 制服だった。付け加えると夏服。なので、リボンの付いた白いブラウスと、スカートだけ。
「……き、きついんだけど、これ」
 しかも妙にすーすーすると、思えば、肌着も、ブラもショーツもない。おかげで、ブラウスの上から乳房の先
端が透けている。
「それはそうだよ。私のだもの」
 どうやら釈明は一切ないらしい。でも、なのはがそういうのが良いというのだから、仕方がない。が、しかし
…これはなのはの制服…となると、学生時代なのはがこれに身を包まれていたのだ。
 そう思えば、思うほど…なのはに包まれているような、そんな錯覚を受け、私は次第に顔を赤くしていく。乳
房が見えるとか、スカートの下にはつるつるしたソコがそのままだとかはあまり気にならないのだが、けど…な
のはに包まれていると思うと、恥ずかしくなっていく。
 同じ型の制服を着ていたのにどうって事ないだろう、と思われるかもしれないが、そういう問題ではないのだ
。なのはの躰を包んでいたものが私を包んでいる事実が…嬉しいやら恥ずかしいやらで、何ともいえなくなるの
だ。
 うぅぅ…と、唸っていると、気を良くしたのかなのはが笑顔で、
「あ、やっぱり下着がないと恥ずかしい?」
「え?そこは別に」
 瞬間、がーん、と打ちひしがれたなのは。
 がっくり、と顔を伏せ、そのまま倒れこんでしまいそうな程だった。
「ぅぅ…」
「そ、それじゃ今度は私のね。バルディッシュお願い」
 瞬間、なのはの服装が変化し、黒い、光沢を持った懐かしいバリアジャケットへと。
「わっ!?えっ、フェ、フェイトちゃんっ!?」
「ど、どうかな?それくらいしか思いつかなかったんだけど」
 流石にぴったりにはならず、多少小さかったようで、なのはの豊満な乳房が強調され、なのはの可愛らしいお
尻がバリアジャケットに締め付けられている。ちなみに、ご丁寧に髪型は昔の私のようにツインテイル。
 やはり、なのはには白の方が似合うと思うが、これはこれで、似合っているように思える。
 などとなのはの評価をしていれば、なのはが顔を真っ赤にして、
「フェイトちゃん……私の負けだよ」
 と、これまた何やら良く分からない発言をされる始末。がっくり、としながらぶつぶつと呟いているのをどう
にか聞き取れば、『私がしたかった事逆にやられちゃったよ…ぐすん』だそうです。
 しばらくの後に、なのはがぶつぶつ呟いている所から戻ってきてくれて、私達は向かい合って座る。私も、そ
してなのはも恥ずかしいようで顔をまともに見てられない。





382 名前: (ω・`ミэ)ピチピチ (22/42〜43) 支援感謝感激 [sage] 投稿日: 2008/05/30(金) 00:40:33 ID:Pk31juF6

 けれど、そのままでは今日の目的は果たせない。
 だから、私は、座ったままつつつ、となのはに近寄っていく。
 瞬間、はた、となのはが顔をあげ、こちらを見上げた所で、なのはを抱きしめ、そのまま唇を重ね、押し倒し
、なのはの覆いかぶさる。
 その間、なのはの抵抗は一切ない。
 先日すずかが言ったように、なのはは押しに弱いのだろう。それならアレも押し進めていけば良いのだろうか

 そんな風に考えながら、私はなのはの、エナメル質の意外と柔らかいバリアジャケットに包まれた、より柔ら
かな乳房へと手を掛ける。
「はぁ…」
 ため息のような吐息を出しながら、けれど、なのははやっとしてくれた、とでも言わんばかりにどこか嬉しそ
うな表情をしていた。
 その事実に、私の中の何かが昂ぶりを見せる。
 窮屈そうな乳房を上から押し潰すように手を当て、形を変え、もう片方には顔を埋める。自分のバリアジャケ
ットに舌を這わせる、というのはオナニーのようでアレだったが、その下にあるのはなのはの乳房、ならば迷う
事はないと舌を這わせるがその感触はバリアジャケットのもの。
「や…ぁぁ」
 だが、そのバリアジャケット越しの拙い刺激が、逆に焦らされているように思えるのか、なのはは舌の動きに
合わせるように身を震わせ、喘ぎを零す。
 楽しい、と思ってしまう。
「ぅぁ…」
 次第、その拙い刺激になのはのソコが我慢できないとばかりに硬さを覚え、バリアジャケットの形を内側から
変化させる。
 ぷく、とそこだけ持ち上がったそれの周りに舌を這わせれば、さらになのはが高い声をあげてくれる。
「ひゃんっ」
 嬉しくなり、なのはの表情を見てみれば、目を閉じて愉悦に悶えるのみ。けれど、どこか乗りきれていない、
そんな風に思ってしまうのは何故だろうか?あぁ…そうか。
 その原因が何なのかを考えればすぐに分かった。
 だから、私は…ソコにかりっと、歯を立てる。
「やっ、っぁん…ひゃぁぁ」
 瞬間、びくん、となのはの躰が跳ねる。
 焦らされているような、じれったい舌の感触だけだった所への刺激、それがなのはの最後の理性を失わせる。
「あんっ…フェイトちゃぁんっ」
 合わせて乳房の形を変えていた方の手の指先で、突起を摘み、きゅっと押し付ければ、再びなのはの躰が跳ね
る。
「なのは……」
 ふいに声を掛ければ、応えるように顔を心持上げ、唇を求めてくる。けれど、それには応えず、私は露出して
いるなのはの首筋へと舌を這わす。
「ひゃっ!?」
 驚きと共に目を見開いたなのはが、可愛くて…だから、その唇を奪う。突然の事に驚きながらも、次第、なの
はの舌が私の舌を求めて、奥から這い出て、ちろ、ちろと、私の舌に絡み合ってくる。
「んっ……」
 私も目を閉じ、なのはの舌を追い求めて舌を動かしていると…突然、背中になのはの手が周り、唇が離れたと
思えば、
「えいっ!」
 と、位置を代えられる。
 攻守交替、とそう、言わんばかりに私を覆うように上に乗ったなのはが、こちらを見て笑みを零す。その笑み
が、今まで見た事もない淫らで厭らしく、けれど美しく、私の鼓動が弾む。
「今度は、なのはの番だよ」
 その言葉に、ふいに思う。たまに一人称が『なのは』になるのだな、と。そんなどうでも良い事を思っていれ
ば、なのはのアソコが目の前に。
 バリアジャケットに覆われたはずのそこは、その隙間から流れ出たなのはの愛液に濡れ、エナメル質が、より
光沢を持ったかのような、そんな酷く淫らな印象を受ける。
 そして、そこがここにある以上、なのはの顔は私の…アソコへと向かっていた。いつのまにかスカートはたく
し上げられ、子供のようなアソコが、窓から入る陽光に既に潤っていた部分が照らされる。
「かわいい…」
 呟くなのはの声に、羞恥を覚える。そんな所に可愛いって言われても…とは思うが、何故かそれが嬉しく、け
れど恥ずかしかった。
 そんな私の思いなど露知らず、なのははそこへと顔を寄せ、寄せていけばすることは一つと、そこにちゅっと
いう音と共に口付ける。



383 名前: (ω・`ミэ)ピチピチ (23/42〜43) thx! [sage] 投稿日: 2008/05/30(金) 00:40:55 ID:Pk31juF6

「ぁんっ」
 なのはの唇に吸われた部分から伝わる感覚に口腔から喘ぎが漏れ出る。昨日も散々舐められたけれど、それを
されると私は、私を抑えきれなくなる。
 ただ、ただなのはの責めに喘ぎを漏らす人形のように…。あぁ、そのまま流されてしまいたい、そのまま快感
に溺れてしまいたいとさえ思う程に。
 けれど、でも…視界に映るなのはのアソコが私を留めていた。
 私のそこを舐めるために動いている所為か、ふるふると、小刻みに動いている。それが、私に快感に溺れてい
ないで、私にも頂戴、と言っているように見えて、喘ぐだけだった私は、手を伸ばし…なのはのお尻に手を掛け
、口元に届くようにと、押さえつける。
「あ!フェ、フェイトちゃん!なのはの、なのはの番なんだよ!?」
 そんな言葉、聴く耳を持つ必要がどこにあるのだろうか?私は気にせず、なのはのそこに口を付ける。
「やぁんっ」
 嫌なのか、あぁん、なのか良く分からない喘ぎを耳にし、私は気を良くする。
 逃げられないように片手でお尻を押さえ、もう片方の手で覆っているバリアジャケットをずらし、そこに舌を
伸ばす。
「ぁぁっ…ひゃぅぅ」
「ぁんっ」
 私の舌に負けないようにと、なのはが私のそこを一生懸命といった感じで嘗め回す。その余裕のなさに、私は
快感を得ると同時に、なのはにもっとしてあげたい、と舌先を伸ばし、膣口の中へと…
「ぁぁんっ…ぃぃの…」
 腰をくねらせ、もっと欲しいと近寄ってくるソコに、私は抑えていた手を離し、片手でバリアジャケットをず
らし、片手で執拗なまでに陰核を触り、そして舌先で膣口を攻める。
「あっ、あぁっ…ひゃぁぁっ」
 もはや、なのはには私を攻める余裕はなく、顔を私のアソコ辺りへ乗せ、ただただ腰を私へと押し付け、快感
に喘ぐ。
「あっ、やっ、ぁんっ」
 そうしていると、私は、私がされるよりもする方が好きな人なのではないかと思い始めてくる。されるだけだ
と、どうにもお返しがしたくなったりするわけで…
 とすると、私は責めの人なのだろうか?…でも、それならなのははすずか曰くMっぽいらしいので丁度良いの
では?
 と、自分考察をしていて、そういえば、と思い出す。折角なので…試してみるとしよう。
 思い立ったが吉日というわけでもないが、即座に私はバリアジャケットをよいしょ、とがんばって今までより
もずらし、そこを露出させる。
 なのははまだ気付かず、ただ喘ぎを漏らすだけ……そして、その喘ぎと同時にひくひく、と快感に悶えている
ようなそこに、私の目を奪われる。
 なのはのソコである以上、舐めるのも吝かではないのだが…それはまたの機会にするとして、今は…と、私は
指先をそのひくひくと嬉しそうに悦んでいる所へと…触れる。
「ひゃぁぁっ!?フェ、フェイトちゃぁぁぁん」
 と、瞬間、私の上でへたり込みながらも、なのはが……これはどちらなのだろう?悦びなのか嫌がっているの
か、どちらなのか分からないくらい、甘く…甘く、甲高い綺麗な声が上がる。
「そ…そこはっぁぁっ」
 まだ、触れただけ。その入り口に触れているだけ。多少動かしているものの…それはそこ自身がひくひくと動
いているからに過ぎない。
 だから……その、つまりすずかの言う通りだったのだろうか?まぁ、正確にいえば、嫌がるそぶりも見せない
所は違っていたけれど。
「っぁ…ぁぁんっ」
 何かを言おうとしていたのは確かなのだが、それをあげる余裕もなく、なのはの喘ぎは止まらず…次第、なの
はの喘ぎ声が断続的に、更に淫らに、口腔からは涎が流れ、それが私の太ももを伝っているのが分かる。
「い…いふの……なのは…なのはいくの…」
「うん、良いよ…なのは、イって良いよ」
 嬉しい、私の責めでなのはが絶頂に達してくれるが…とても、とても嬉しかった。
「いくぅっ…ぁぁんっ!!」
 短く、けれど甲高いその喘ぎを最後に、なのはは今度こそぐて、私に全体重を掛けてくる。おかげで、なのは
のアソコは丁度私の顔の上。これはそのまま続ければ良いのだろうか?と思って、つい舌を這わせてみれば、
「ま、まって…フェイトちゃんちょっと待って…」
 と、苦しそうに、ごろん、と私から逃れるように転がり、けれど二回目もOKという言葉を頂いたのだった。
 しばらくして、もぞもぞ、と私の顔の方へと近づいてくるなのはが、微妙に怒っているように見えるのは気の
せいだろうか?
「ねぇ、フェイトちゃん。一つ聞いて良い?」
 ぷんすか、と言わんばかりにふくれ面。



384 名前: (ω・`ミэ)ピチピチ (24/42〜43) thx! [sage] 投稿日: 2008/05/30(金) 00:41:44 ID:Pk31juF6

「えっと…何かな?」
「な、なんでその…お、お尻の方まで!」
「……いやだった?」
「す、凄かった…って、そ、そういう事じゃなくて!…その、なんでそいう事まで知ってるの?」
「えっと……イ、インターネットかな?」
 すずかに本を借りた事を誤魔化すために、インターネットなどといってみたものの、そいえば、ネットを使っ
て調べた事ってなかったなぁ…と思い、折角なので使って調べてみるよう。
「インターネット禁止」
「えっと……仕事にも使うのだけど……」
「こっちのは使わないよね?」
 いやまぁ確かにそうなのだけれど…と、ふいに気付く。
「そういえば、なのはって何でそんな事まで色々知ってるの?」
 前々から疑問だったのだが、なのはは色々知っているのは何故なんだろう?確かにそれなりの知識があっても
おかしくはないだろう。寧ろ私のように何も知らなかったという方が変である。が、なのはは流石に知りすぎな
のではないか?と思っていれば…
「そ、その……ひ、秘密じゃだめ?」
「駄目」
 言いながら、私は再びなのはの上に覆いかぶさったのだった。
 尋問にも使われたりする事があるという話をちらっと本で読んだので、それを試してみるのだ……というよう
な言い訳を元に2ラウンド目開始!
 
 

 5日目: 野外でパーティ? フェイトパート



 窓から差し込む陽光に、閉じた瞼の奥を刺激され、それに多少の痛みを覚えながら目が覚める。東側に窓のあ
るこの部屋では、この時期になると、そんな事が頻繁にある。寧ろ、無い日の方が少なく、私は毎日のように陽
光に目を覚まさせられている。
 寝起きの悪い私にとって、陽光による強制的な目覚めというのは、ありがたくもある。とはいえ、もう少し寝
たいと、布団の中でぐずぐずするのが例年だった。
 そう、例年はそうだったのだが、今、この時の目覚めは早かった。
 瞼に陽光の刺激を感じたと同時に、目をぱちり、と明け、布団を押しのけ躰を起こす。
 ふわぁ、と一つ伸びをし、多少まだ眠い目を擦りながら、パジャマ姿で洗面所へと向かい、顔を洗う。
 冷水の冷たい刺激に、ひゃっと驚きながらパシャパシャを水で顔を洗う。ひとしきり冷水に顔を慣した後、洗
顔フォームで再び洗い、歯を磨き、などなど。
 それが終わればリビングに向かい、リンディ母さんとエイミィ、そしてその子供達に声を掛ける。
「おはよう」
 ばらばらに返ってくるおはようの言葉に今日も一日がんばろう、なんて思いながらコーヒーを入れ自室へと戻
る。
 テーブルにコーヒーを置き、パジャマを脱ぎ、片しながら箪笥に向かう。今日はどれが良いだろうか、そんな
風に悩みながら本日の服装を模索する。
 対して量があるわけでもなく、また、昨日のようになのはにそれを着せるわけではないのでその判断に時間は
そんなに掛からない。
 結局、白い肌着と清涼感の溢れる水色のブラウスを手に取り、それを着る。よし、と姿見を見てみれば下半身
はショーツ一丁。
 下はどうしようかと考え、しばらくの後にまぁ、暑いし良いか…とそのままテーブルの前に座ろうとして、ど
うせなら、と一度着たブラウスを脱ぎ、ベッドの上に皺にならないように置き、今度こそテーブルの前に座る。
 どうせ誰に見せるわけでもないので、まぁこんな格好もたまには良いだろう。暑いし。
「…さて」
 と、コーヒーカップに手を掛け、カップに口付けし…その熱さに、しまったな、と嘆息する。もうちょっと冷
めるまで待とう、とカップをソーサーに置きなおし、私はテーブルから離れ、机へと向かう。
 なんだか凄く遠回りな行動ではあったが、けれど、物事には順序があるのだ。
 机の、引き出しに手を掛け、そういえば昨日鍵を掛けたままだったと思い出し、鍵を探す。鍵はすぐに見つか
った。当然である。近場の白いペン立ての中に入れたのは私自身であり、そんな辺鄙な所から鍵がどこかに行く
わけも無く見つかって当然である。
 そうして、引き出しを開け、件のすずかから借りた本を取り出し、一旦机の上に置く。
 さて、今日はどれにしようか?
 ちなみにレンタルした初日は、『How to』なんとやら、と『SM』とやらを読んでいた。が、そこまで知識があ




続き) とある一週間のお話-3
2009年05月05日(火) 21:16:21 Modified by coyote2000




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