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罪と代償

94 名前:黒いネタ ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/10(水) 21:19:17 ID:5FSAAG24
罪と代償

その恐れを、抱き始めたのは
わたし達が中学校に進学してから
暫くしてのことだった。
朝、いつものように三人で連れ添って登校する
そこまではいつもと変わりが無く、幸せで平穏な日々のひとかけら。

でも
「あれ・・・何かな、これ?」
「あら、フェイトちゃん、何か入ってたん?
もしかして、ラブレターやったりして」
その日は、いつもと違い
フェイトちゃんのげた箱には、一通の手紙が入っていた。

勿論、それはただの手紙じゃなくて
はやてちゃんが茶化したもの、そのもの
フェイトちゃんへの、ラブレターだった・・・
放課後、校舎裏で待ってる。
そんな簡単な文面と共に添えられた名前はクラスの女の子達の話にも良く上る、格好いいと評判の男の先輩の名前。
「ヒューヒュー、フェイトちゃんも隅に置けんなぁ」
「わ、わたしは・・・こういうのは、あんまり・・・」
無責任に茶化し続けるはやてちゃんと困ったような顔をするフェイトちゃん
そんな二人の声が何故か凄く遠くに聞こえる。
その内容は、まるでわたしの耳に入っては来ない・・・

わたしの頭の中は、そのラブレターによって気付かされた事実

きっと、フェイトちゃんもいつか男の人を好きになって
わたしの傍から離れていく

そんな思いで・・・いっぱいだった。

95 名前:黒いネタ ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/10(水) 21:45:17 ID:5FSAAG24
放課後、行くのを渋っていたフェイトちゃんを
はやてちゃんが煽って送り出す。
きっと、そっちの方が面白いとか思ってるんだろうけど
いつもは何とも思わないその行動が、今は凄く疎ましかった。
「フェイトちゃん・・・大丈夫?
わたしも、ついて行こうか?」

「大丈夫だよ。断ってくるだけなんだから」
わたしが心配そうにかける声も、煽られて躍起になるフェイトちゃんの耳にはあまり届いていない。
フェイトちゃんは一つの事を考えすぎると、他のことが凄く無防備になってしまうから
今回の件でも、そうなってしまうんじゃないかって

ううん

違う

わたしは

もしかしたらフェイトちゃんが、その先輩の事を好きになってしまうんじゃないかって

それが怖くて・・・たまらないんだ。

106 名前:黒いネタ ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/10(水) 23:33:26 ID:5FSAAG24
友人達に止められるのを無視して、気付かれないようにフェイトちゃんの後を追う。
一応は士官学校で習った通りに、気配をなるべく隠しながら進むのだけど
予想通りフェイトちゃんは目的以外まるで目に入っていない様子で
わたしがついて来ているのに気付かないまま、校舎裏まで辿り着いた。

そして、既に来ていた先輩との間で、やり取りが始まる。

口の動きとタイミングから、多分今先輩が告白して・・・るんだと思うけど
校舎裏には隠れる場所がほとんど無いので、声が聞こえる位置まで近付けないのがもどかしい。

今居る位置からだとフェイトちゃんの顔が見えないのも、少し不安だった。

そんな中、フェイトちゃんは話を終えたのか踵を返し
校舎裏から立ち去ろうとする。
わたしは慌てて校舎の影に隠れると、その背を見送ってから走ってげた箱へと先回りした。
「フェイトちゃん、どうだったの?」
「うん、ちゃんと断ってきたよ。でも・・・・」
「・・・でも?」
わずかな不安が胸をよぎる。
「あんな風に、直接好意をぶつけられたのはなのはとの時以来だったから
ちょっとだけ嬉しかった・・・かな」
そう言って、フェイトちゃんはわたしの方を向いて笑う。
その笑顔は・・・わたしの心の中にある最後の錠前を、粉微塵に・・・砕いていった。

109 名前:黒いネタ ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/10(水) 23:58:45 ID:5FSAAG24
家に戻り独りになると
無くなった錠前の先から怖れで歪んだ想いが漏れ出ていく・・・

フェイトちゃんを、わたしだけのものにしたい

誰にも渡したくない

わたしだけを見つめて

わたしだけの傍にいてくれて

わたしのためだけに言葉を紡いで

わたしだけを抱き締めてくれる

でも、そのためにはどうしたら良いのか・・・・

わたし達は女の子同士だから、結婚や子供で相手を縛り付けることは出来ない

だから、それ以外の方法が必要になる。
愛情?

違う

必要なのは・・・

110 名前:黒いネタ ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/11(木) 00:10:10 ID:O9hsXmZ6
管理局本局内、自室。
二人が揃って仕事へ出た時は、決まってこのあてがわれた部屋で二人で過ごすのが日課だった。
完全に二人だけになれる貴重な機会。
わたしの目的には、それが必要だった。

「ねぇ、フェイトちゃん・・・最近、何だかここの所がムズムズするんだけど・・・何でだかわかる?」
そう言って、わたしは自分の股間を指し示した。
年頃の女の子ならきっと一度は通る道、わからない事として友人に訊ねる場合も無くはないはず。
「えぇと・・・その・・・何で、なんだろうね(/////」
フェイトちゃんの顔はそう言いながらも真っ赤に染まっている。
わかっているのに、それを隠そうとしているのがバレバレだった。
でも、それに全然気付いていないのがとても可愛いから
指摘しないで黙っておく。

それに、そう反応してくれた方が都合も良いし

わたしは、それに気づかない素振りをしながら言葉を続ける。
「フェイトちゃん、お願いがあるんだけど・・・」

「え・・・うん、なに?」

「わたしのココ、変になってないか見て欲しいの」
そう言って、わたしは
しっかりとフェイトちゃんの目に入るようにしながら、自分の下腹部を撫でた。


112 名前:黒いネタ ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/11(木) 00:45:17 ID:O9hsXmZ6
フェイトちゃんの目が、そこへ釘付けになるのがはっきりと感じられる。

「で、でも・・・なのはは元気だし・・・きっと何ともないよ!(/////」
それでも、何とか話題を終わらせようと
真っ赤な顔をしたまま、そんな事を言い出した。

「ダメ・・・なの?」
顔を近づけながら上目遣いに訊く。
少し顔を近づければキスできそうな距離
わたしの吐息が、フェイトちゃんの鼻を撫でる。

「・・・ダメじゃ、ないけど・・・
なのはは、良いの?」
「お願いしてるのはわたしの方だよ
それに、こんなことフェイトちゃんにしか頼めないし・・・」
しか、と言う部分を僅かに強調して伝えると
フェイトちゃんはついに観念したように、首を縦に振った。


114 名前:黒いネタ ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/11(木) 01:08:46 ID:O9hsXmZ6
縛り付けるもの

それは、肉欲?

違う

必要なのは・・・

「ねぇ、フェイトちゃん・・・どうかな、おかしくない?」
わたしは備え付けのベッドに腰掛けると、スカートをわずかにめくり上げ
ショーツをずらした。
床に膝をついているフェイトちゃんの目の前に、わたしの大事な場所が露わになる。
触れ合ってもいるわけでもないのに、何故かフェイトちゃんの心臓が異様に高鳴っているのが感じられていた。
「わたしと、殆ど変わらないと思うけど・・・・」
「中は、どうかな?」
そう言って、わたしは指で入り口を押し広げる。
外面に露出する肌とは異なる質感を持った、まるで内臓の中のような器官。
見慣れないと少しグロテスクに見えたりするのかもしれない。
「・・・・・」
フェイトちゃんは、言葉を忘れて見入っていた。
自分で自分のを見たりなんて、なかなかしないから
実質初めて見てるのかもしれない。

その紅い瞳に見つめられる度に、身体が疼く
その瞳に、侵されていくような感覚さえ覚えた。

でも
「見てるだけじゃわからないよね?

今度は・・・触って確かめて欲しいな」
わたしの目的のためには
まだ、足りない

116 名前:黒いネタ ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/11(木) 01:53:51 ID:O9hsXmZ6
「な、なのは・・・さわ、触る、よ?」
「うん・・・お願いします」
震えるフェイトちゃんの手が、わたしの股間に伸びる。
その綺麗な指が肌に触れると、身体に電撃のような感覚が走った。
「・・・んんっ・・・ぅぅっ」
必死に堪えて声を押し殺す。
想像以上にわたしの体は臨界に近づいていたみたいで
これ以上弄られたら・・・目的を果たす前に、達してしまうかもしれない。
「フェイトちゃん・・・・外より、その内側を・・・」
「う、うん・・・それじゃあなのは
少し、自分で開いて」
わたしは言われた通りに指で入り口を押し広げる。
先程と同じように、フェイトちゃんの目の前にわたしの中身がさらけ出された。
「じゃあ、中を調べるよ」
その声と共に、からだの中に異物が侵入してくる感触を感じた。
狭い肉を掻き分けて、二本の指が四方の壁を確かめるように擦っていく
爪の微妙な硬さがアクセントになり
わたしの身体の中を絶えず刺激する。

そして

フェイトちゃんの指が・・・奥にまで達しきった時

わたしは

ベッドから倒れる振りをして

思い切り、腰を落とした。

117 名前:黒いネタ ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/11(木) 02:14:23 ID:O9hsXmZ6
「ぅぐ・・・・っ!!?」
思ったよりもずっと簡単に、奥の壁は破けた。
その変わりに焼けるような痛みがわたしを襲う。
先程までの快楽は吹き飛び
これまでに経験したことのない、下半身を刃物で斬り裂かれたような錯覚すら覚える。
「なのは・・なのは・・・血が・・・血が・・・?!」
横目に、真っ赤に染まったフェイトちゃんの指が見えた。
フェイトちゃんの顔は、驚愕と混乱に染まりせっかくの可愛い顔が台無しになってしまっている。


でも、これで・・・

安心できて緊張の糸が切れたのか、わたしの意識はそのまま
闇へと落ちていった。

119 名前:黒いネタ ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/11(木) 02:38:02 ID:O9hsXmZ6
目覚めると、ベッドの上だった。
わたしの目には心配そうに見つめるシャマルさんとフェイトちゃんの顔が映る。
シャマルさん?
「あれ・・・ここは?」
「本局の医務室よ、わたしが当直で良かったわ
こんな事、お医者さんでも見ず知らずの人に知られない話じゃないものね」
そう言うとシャマルさんは後ろの自分の机からカルテを取り出す。
「今のところ、出血はちゃんと止まってるから少しくらいなら動いても大丈夫よ」
その説明に、フェイトちゃんはホっと胸を撫で下ろす。

しかし、それも束の間
「治せる限りの場所は治療機械とわたしの回復魔法で完治させたわ。
でも、一カ所だけ治せなかった場所があるの・・・」
その場所が、何処なのかはわたしにはハッキリと解っていた。
「なんで・・・治せないんですかっ!?
どうして!?」
フェイトちゃんはシャマルさんに掴み掛からんばかりに問い詰める。
「今の治療技術は、あくまで治癒能力を強化して治す力。
治癒能力を持たない部位を再生することは・・・出来ないのよ」

そう、それは最初から解っていたこと

そして

シャマルさんは結論だけをフェイトちゃんに告げた。
「だから、なのはちゃんの処女膜は
もう、無いの」

120 名前:黒いネタ ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/11(木) 03:12:39 ID:O9hsXmZ6
フェイトちゃんの体が震える。
シャマルさんの言葉の意味が・・・解っているから。

「フェイトちゃん・・・」
わたしはフェイトちゃんへ言葉をかける。
きっと、今一番わたしの声を聞きたく無いはずだとわかっていながら。

その声にビクっと大きく体を震わせて
フェイトちゃんはわたしの方へ向き直る。
そして
「なのは・・・ごめん、ごめんなさい・・・ごめんなさい」
床に這いつくばって、頭を下げる。
許しを請うように、謝罪の言葉を口にし続ける。
その瞳はきっと涙で溢れていた。
シャマルさんは少し前に席を外してくれた、ここにはわたし達二人だけ。
「ごめんなさい、ごめんなさい・・・ごめんなさい。許して・・・なのは・・・」
そんなフェイトちゃんの姿を見て、わたしは少し幸せだった。
だって、今のフェイトちゃんには、わたしだけしか見えていないから

しばしの間、そんな幸せに浸る。

でも、これでも
まだ、足りない

「フェイトちゃん、顔を上げて」
優しい声で、名前を呼ぶ
「わたしは、フェイトちゃんにならあげても良いって思ってたよ」
優しい言葉を、かける。

でも、きっと
今のフェイトちゃんにとっては、その優しさが何よりも辛く心を苛む。

121 名前:黒いネタ ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/11(木) 03:39:51 ID:O9hsXmZ6
最も強く人を縛るもの
それは

愛情でもなく

友情でもなく

血の繋がりでもない
人の心を縛り付けるのは『罪』
決して逃れられない・・・罪科の記憶。
その心が優しければ優しい程に、それは重くのし掛かる。

わたしの体に刻まれた消えない痕
それが、フェイトちゃんをわたしに縛り付けるための鎖。

「ねぇ、フェイトちゃん・・・キス、して欲しいな」
わたしは恋人に頼むように、ねだる。
「なのは・・・」
フェイトちゃんは・・・ただ、わたしの名前を呼びながら唇へのキスをしてくれた。
舌を求めるように差し入れると、戸惑いながらも必死に応えようとしてくれる。
もう、何にも遠慮する必要なんて無い。
フェイトちゃんは、ずっと・・・わたしのものなんだから・・・


失ったモノは純潔の証と言う名の薄皮

得たモノは世界一美しい金色の少女

そして・・・わたしの『罪』

わたしを、フェイトちゃんへ縛り付ける・・・・鎖。

125 名前: ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/11(木) 03:58:02 ID:O9hsXmZ6
おしまい。

途中で一度切れてネタが飛んだり前振りが微妙だったりで散々にorz

まぁ玉石混交大量生産で、粗は仕様です。

>>122
欠片も関係ないです。
長編はトリップ単独
あと一応最初の一行は題名のつもり(、、


と言うか、書いてたら睡眠時間がもう三時間切ってるとかorz
2007年10月11日(木) 08:15:39 Modified by nanohayuri




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