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年越し

791 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 22:32:34 ID:cN2YB8oM
大晦日で年越しなアリすず
若干時間的に早いけど投下します
中学生ぐらいのイメージです
2レス使用

792 名前:年越し[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 22:33:08 ID:cN2YB8oM
 新年まであと十分。遠く除夜の鐘が鳴り響く。
 紅白を見終えた私とアリサちゃんはベッドに腰掛けていた。
「あ〜今年が終わっちゃう〜」
「うん。もうすぐだね」
「この時期になるといつも思うけど、一年ってほんとあっという間」
「そうだね。だけど、今年は今までとは違う特別な一年だったな。
 だから、振り返ると思い出がいっぱい」
「そうよね……。すずかと恋人になった年、だからね」
 アリサちゃんははにかみながらそう言った。
「デートもいっぱいしたし、キスもいっぱいしたし。それに……」
 アリサちゃんは言葉尻を濁すと赤くなってもじもじしだした。
 そんなアリサちゃんが可愛くて、続く言葉は察しがついたけれど、
 ついつい言わせたくなっちゃった。
「それに、何?」
「それに……その……ってその顔はわかってて聞いてるでしょ!?」
「……どうだろう? アリサちゃん、言って欲しいな」
「そんなの恥ずかしくて言えるわけないでしょ」
「恥ずかしいことってどんなこと?」
 白々しい私の問いかけに、アリサちゃんは目を大きく開き、顔を紅潮させ、
「もう知らない!」
 怒ってベッドに横になると背を向けてしまった。
 ちょっと意地悪しすぎちゃったかな。でも怒ってるアリサちゃんも可愛いな。
 そう思いながらそっとアリサちゃんの肩に手をかける。
「意地悪しちゃってごめんね」
「……」
 アリサちゃんは頬を膨らませて、壁をじっと見てる。
「アリサちゃんが可愛いからつい……」
「可愛かったらつい意地悪しちゃってもいいわけ?」
「えーと、その、何て言うか」
「何?」
「意地悪されて怒るアリサちゃんも好きだったり……」
「はあ!?」

793 名前:年越し[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 22:33:39 ID:cN2YB8oM
 あ、やっとアリサちゃんがこっち向いてくれた。
 すっとアリサちゃんの頬に手を伸ばし、覆いかぶさる。
「ちょっと、今あたしは怒って――」
 広げられた唇を自分のそれで無理やり塞ぎ、強引に舌を絡ませる。
 最初私の背中を叩いていたアリサちゃんの手は、くたとなって背にそっと置かれた。
 顔をゆっくり離し、コツンと額を額に軽く乗せて見つめ合った。
「すずかはずるい」
「ごめんね」
「キスでごまかそうなんて」
 ごめんね、ともう一度言おうとしたけど、アリサちゃんの唇で止められた。
「ばか……」
 すねながらそう言うアリサちゃんはやっぱり可愛かった。
「あ、もう十二時――」
 時計に目をやると、一瞬にして天地がひっくり返った。
 私の上ではマウントポジションを取ったアリサちゃんがえっちな顔で笑っていた。
「さっきのお返し」
 そう言ってアリサちゃんは首筋にキスしてきた。
「折角除夜の鐘が煩悩をなくそうとしてるのに」
「その気にさせたすずかが悪い」
 アリサちゃんの舌が耳を舐める。くすぐったいようで気持ちいい。
 聞こえてくるのは、水音とアリサちゃんの息遣いだけ……。
「……あれ? もう除夜の鐘、鳴ってないね」
「……みたいね」
 アリサちゃんは密着していた体を少し離して正面から私を見つめてくる。
 しばしの沈黙の後、二人して澄ました顔になる。
「あけましておめでとう、アリサちゃん」
「あけましておめでとう、すずか」
「今年はもっといっぱい楽しいことしようね」
「今までで最高の一年にするわよ、すずか」
 私が頷くとアリサちゃんはゆっくりと近づいてきてやさしいキスをくれた。

794 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 22:34:14 ID:cN2YB8oM
以上です
皆さんよいお年を〜
2008年01月01日(火) 13:33:22 Modified by nanohayuri




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