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1-630

630 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/02/14(水) 20:15:24 ID:c+dPRHyD
フェイト→なのはVer

「なのはっ、あのね、その・・・」
「どうしたの?フェイトちゃん」
きょとん、と不思議そうにしているなのはに、ありったけの勇気を込めて手にした紙袋を差し出す。
「その、はやてに聞いたんだけど、なのは達の世界じゃ、今日はその、す、好きな人にチョコを渡すお祭りの日なんだって、だから、私・・・」
そう言って震える手で差し出した紙袋を、なのはの手がそっと受け取る。
「うん、ありがとうフェイトちゃん、すっごく嬉しいよ」
そう言って微笑んでくれる、その笑顔を見るだけで私は凄く幸せになれるんだ、でも、続くなのはの言葉に思わず凍り付いてしまう。
「嬉しいんだけど、その・・・、バレンタインディって、女の子が男の子に告白する日だよ?」
そ、そうなんだ・・・、はやて、そんな事言わなかったから、知らなかった。
「もしかして、わたしって女の子っぽくないかな?」
はは、って、なのはが困ったように微笑む。
そんな姿を見れば、私はついうろたえてしまう。
「ご、ごめんねっ、そんなつもりじゃなくて、その、知らなかったから、私は、ただ、好きな人にチョコを渡して思いを伝える日だって、聞いたから・・・」
泣きたくなる、凄く、自分は、何も知らずになのはを傷つけてしまったのだろうか、なのはのことが直視できなくて、思わず顔を覆ってしまった。
その私の指に、なのはの指が添えられる、絆創膏で包まれた私の指に・・・。
「フェイトちゃん、これ、もしかして・・・」
「あ、それはっ、・・・私、チョコレートなんて初めて作ったから」
恥ずかしそうに手を引こうとする私の指を、なのはがつかんで放さない。
「そうだったんだ、その、ごめんね?さっきのも、ホントにそう思ったんじゃないよ?ちょっとフェイトちゃんに意地悪してみたくなっただけで」
そう言って、そっと私の指を撫でてくれる。
「そうだ、さっそく食べちゃってもいいかな?」
そう言ってにっこりと微笑むなのはに、小さく頷く。
なのはが、ありがとうって言って包みを開くと、私の作ったチョコを口へと運ぶ。
なんだか不恰好で、凄く恥ずかしい。それに、その、私の作ったものを口に入れているのを見ると、何故だか頬が真っ赤に染まってしまう。
どうしてだろう。
「美味しいっ、フェイトちゃん、すごく美味しいよっ」
そう言って私に微笑みかけてくれる。
その、向日葵の様な笑顔に私はいつも救われて、癒されるんだ。

631 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/02/14(水) 20:15:57 ID:c+dPRHyD
「そうだ、フェイトちゃんも食べてみる?」
そう言って、私の上げたチョコと一つ指で摘む。
綺麗に形になっていないそれを見るのは正直恥ずかしいけど、こくん、と頷いていた。
なのはは、それじゃあって言って・・・、そのチョコを自分で口に含んだ。
え? と驚いている私に、なのはが近づいて来て・・・

唇が重なり合う。

頭の中が真っ白になった私の舌に、なのはの舌が絡みつく。
甘い・・・、チョコの味と、なのはの味がする、凄く甘いそれが、私の脳を痺れさせる。
気がつけば、私の舌もなのはを求めるように絡め合わせていた。
ふたりの唾液が絡み合い、ぴちゃぴちゃと音がする。
やがて、なのはの舌が引くと舌先に乗せたチョコを、私の口の中へと送り込んでくる。
ぼうっとしたままでそれを受け止めれば、なのはが私から離れていった。

口の中には、ひとかけらのチョコレート
私が作った、酷く不恰好なチョコレート
あまい、なのはの味がするチョコレート

「ねっ、美味しいでしょ?」そう話しかけるなのはの言葉も上の空に、こくこくと何度も頷く。
まだ熱の覚めやらない私に、なのはがホワイトディと言う日の事を教えてくれた。
その日は、バレンタインディにプレゼントをもらった人が、送った人にお返しをする日らしい。
「3倍返しだから、期待しててねっ」
そう言って手を振るなのはの姿をぼうっと眺めながら、私は、この3倍なんてされたらどうなってしまうだろうと、思考力を失った頭でいつまでも考え続けていたのでした。

632 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/02/14(水) 20:17:12 ID:c+dPRHyD
お目汚し失礼いたしました。

なのは→フェイトVerも考えていたのですがまとまらなかったのと時間が無いので断念
2007年09月29日(土) 21:13:08 Modified by ID:BcHEca2AAg




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