12×25続き
676 :12×25【1】:2010/05/14(金) 14:48:19 ID:sGyKCuEJ
「ただいまー」
リビングでお茶を飲んでいると声が聞こえたので、パタパタと足音を立てながら急いで玄関に向かう。
「おかえり。今日は早かったね。な、な…のは」
あれから一週間ぐらい経っているのだけれど、未だになのはを呼ぶのにどもってしまう…。
1人きりで呼ぶ分には大丈夫なのに、やはり本人を目の前にするとどうしても恥ずかしい…。
「にゃはは。フェイトちゃんまだ呼び慣れないのー?」
「う…うん」
ふとなのはは何か思いついたように足早にリビングへ行ってソファに座ると、私を見ながら隣の場所を手でポンポンと叩いている。
座れってことなのかな…?
「おいで」
「え?」
「は・や・く」
どうしたんだろうと不思議に思いながらもとりあえず隣に座った。
「じゃ、名前を呼んで」
「…な、何で?」
「まだ慣れないみたいだから練習しよ♪」
「えぇ!?」
「お願い…言って?」
恥ずかしいからやめて欲しいんだけど…なのはの上目使いのお願いに弱い私はつい言うことを聞いてしまう。
これが惚れた弱みってやつなのかな…。
677 :12×25【2】:2010/05/14(金) 14:50:13 ID:sGyKCuEJ
「な、…は」
「…聞こえない」
「なの…は」
「もう一回」
「な、なのは」
「うん♪フェイトちゃん」
「…なのは」
「…フェイトちゃん」
「こ、これで大丈夫かな?な、なのは」
「まぁ、及第点かなー」
「うぅ…」
「にゃはは。冗談だよ。さっきよりはずいぶん良くなったよ。
じゃ、今日の練習はこれくらいにして、久しぶりに一緒にお風呂に入ろっか」
「…へ?…えぇ!?あ、あの…え、えと」
やっと羞恥から解放されると思ったのにいきなり何を言い出すんだろうか。
さっきから真っ赤だった顔がさらに耳まで赤くなってるのが自分でも分かる。
ど、どうしよう…。
時間が合わなかったりしてここ最近は何となく一緒に入ってなかったから、
私も一緒に入りたいとは思うけどなのはを意識しちゃってすごく恥ずかしいし、
かと言って断っちゃうのもどうかと思うし…。
わたわたとテンパってるとなのはは少しだけ寂しそうな顔をして言った。
「…冗談だよ。じゃ、先に私が入ってくるね」
「え?う、うん。いってらっしゃい」
なのははさっと寝間着を用意して脱衣場に入っていった。
「…ばか」
ほっと胸をなで下ろしていたこともあり、ドア越しの小さな声は私の耳には届かなかった…。
678 :12×25【3】:2010/05/14(金) 14:53:13 ID:sGyKCuEJ
「ふぅ…。暇だな…」
今日は日曜日。天気もすごく良くてお出かけ日和なのに私は1人でお留守番…。
本当はなのはと買い物に行く約束をしていたのだけれど、いきなりお仕事が入っちゃったみたいで午前中に何度も謝りながらすまなそうに出ていった。
お仕事だから仕方ないよね…。
手持ち無沙汰になってしまったので、天気も良いことだし布団でも干すことにした。
ベッドから大きな布団を持ち上げベランダに運ぶところで、コードに引っかかってよろけてしまい、
その拍子になのはが仕事机に積んでいたお仕事の資料類をバサバサっと落としてしまった。
急いで布団を干して散乱した資料を片付けようとかき集めると、紙類の中から不自然な分厚い台紙が混ざっていた…。
何となく開いてみるとそこにはとても誠実そうでカッコいい男性が…。
「……え?」
一瞬で頭が真っ白になる。
「なのは…お見合いするの…?私には一言も言ってなかったのに…」
なのはが誰かのものになる何て絶対に嫌…。
考えただけで胸が張り裂けそうだ…。
あふれる涙で視界が滲み、良くみえないまま資料をかき集めて元通りに机の上においた。
そして、何故か急にこの家が私の居場所じゃないような気がして、私は家を飛び出した…。
あてもなくフラフラとさまよい歩くといつの間にか海鳴公園にたどり着いていた。
ひとしきり進んだところで、隅にあったベンチに倒れるように座り込む。
道中にあれだけ泣いたのにまだ涙は止まらない…。
泣いている顔を周りに見られたくなくて膝を抱え込んで俯いた。
考えるのはなのはのことだけ…。
あたりが真っ暗になった頃、誰かが走ってくる足音が聞こえた。
「はぁ…はぁっ…やっと見つけた。…外出するなら書き置きかメールをするように約束したでしょ?
携帯電話にもでないし、すごく心配したよ…。さ、帰ろ?フェイトちゃん」
なのはが私を心配して迎えに来てくれたのはすごく嬉しいけど、家には帰りたくない…。
だってあそこには…なのはの隣には…私の居場所なんてもうないんだから…。
679 :12×25【4】:2010/05/14(金) 14:58:17 ID:sGyKCuEJ
私が膝を抱えたまま黙り込んでいると、なのはは私の隣に座り、顔を覗き込むような気配がした。
「…フェイトちゃん?…もしかして、今日の約束を守れなかったこと怒ってる?
…ごめんね。今度の日曜日は絶対大丈夫だから、約束通り一緒にお買い物に行こ?…ね?」
なのはが何か誤解してるようだから顔を伏せたまま首を横にふった。
「…違うの?んー」
なのはは他に検討がつかないようで困っている。
これ以上なのはに迷惑をかけないためにも私が終止符を打たないと…。
私はおもむろに顔を上げてなのはを見つめながら今までの家族ごっこに終わりを告げた。
「…なのは。私のこと捨てて…」
「……え?」
「…私がいると邪魔でしょ?」
「…どうしていきなりそんなこと言うの?私、フェイトちゃんのことを邪魔だなんて一度も思ったことないよ…」
なのはの言葉にかっとなってしまい。感情が抑えられない。
「嘘つかないで!だって、なのは結婚するんでしょ!?それなら、私は邪魔でしかないじゃない!
…それに、私も誰かのものになったなのはの側にいるのは、ツラいよ…。なのはのことが…好きだから!」
「……え?」
勢い余って告白までしてしまった…。なのはは私の言葉にびっくりしている。
当たり前だよね…。今まで妹か娘のように思ってた子から…しかも同性から告白されたんだから…。
なのはの顔を見れなくて俯くと、いきなりグイッと腕を引かれてなのはに抱きしめられた。
「…それ本当なの?」
「…うん。なのはが好き…。世界で一番…誰よりも。
なのはは同情から私を引き取ってくれたのはわかってる。
でも、私はなのはのお日様のような笑顔を見たときから…たぶん最初に出会った時から…なのはに恋をしてしまったんだ」
今までの気持ち全てを吐き出すように言うとなのはは痛いくらいに私をさらにギュッと抱きしめた。
680 :12×25【5】:2010/05/14(金) 15:02:40 ID:sGyKCuEJ
「違うよ!同情からなんかじゃない!フェイトちゃんをどうしても手に入れたいって…そう思ったの。
最初はフェイトちゃんの全てが愛おしく思えるのは母性愛からかとも思ったけど…違った。
本当は私のものにしてしまいたいっていつも思ってた。
だから、私よりもフェイトちゃんを幸せにしてくれる人が現れて、そのうち連れて行っちゃうんじゃないかっていつも怖かった…」
予想外の言葉にびっくりして一瞬何を言われたのか分からなくて固まってしまった。
なのはも私のことが好きってことなの…?
あまりの嬉しさにくらくらして、なのはが抱きしめてくれないと地面に倒れ込みそう…。
「…なのは以外の人なんて好きにならないよ。それに…私はなのはと一緒が一番幸せだよ」
「で、でも、同性だし…13歳も離れてるんだよ…?それでもいいの?」
「なのはがいいの。私をなのはのものにして…離さないで」
なのはは私の肩をグッと掴むと、私を見つめながら徐々に顔を近づけてきた。
私の唇に柔らかなものが優しく押し付けられる…。
「ん…フェイトちゃん…好きだよ」
さっきまでもずっと泣いていたのに、その言葉が嬉しくて涙が止まらない…。
「ぐすっ…私も…なのはが好き」
「にゃはは。…私、フェイトちゃんのこと泣かせてばかりだね。ごめんね」
「…いいの。これは…嬉し涙なんだから。…でも、何でお見合いなんてするの?私まだ理由聞いてないよ…」
ふと思い出した私の言葉に、なのはは頬をぽりぽりとかきながら苦笑いしてる。
「にゃはは…。あれは、上司から無理やりセッティングされちゃって…。
私もいい歳だし、浮いた話が一つもないから気を遣われたみたいで。
でも、最初から断るつもりだったんだよ?」
私の勘違いだったのか…。良かった…。これがキッカケで思いを通じ合えるようになったんだから、上司さんには感謝しないとね。
681 :12×25【6】:2010/05/14(金) 15:12:51 ID:sGyKCuEJ
しばらく抱きしめ合い。私が落ち着いたところでなのはは身を離すと私に手を差し伸べた。
「じゃ、そろそろ帰ろうか。私たちの家に」
「うん!」
私は満面の笑みを浮かべると、差し出されたなのはの手を取りキュッと握りしめた。
幸せで顔が緩みっぱなしなのが自分でも分かる。
「どうしたのー?にやにやして」
「幸せだなぁって思ってたの」
「にゃはは。私も幸せだよ。もう離さないからね」
「うん♪」
これからいろいろな困難が待ち受けていたとしても、私はこの手だけは…なのはだけは絶対に離さない。
これからは私がなのはを幸せにして守っていくんだ。
そう決意して私は公園をあとにした。
以上です。
5レス予定だったのにオーバーして申し訳ない。
裏設定では上司ははやてでお見合い相手はユーノですw
「ただいまー」
リビングでお茶を飲んでいると声が聞こえたので、パタパタと足音を立てながら急いで玄関に向かう。
「おかえり。今日は早かったね。な、な…のは」
あれから一週間ぐらい経っているのだけれど、未だになのはを呼ぶのにどもってしまう…。
1人きりで呼ぶ分には大丈夫なのに、やはり本人を目の前にするとどうしても恥ずかしい…。
「にゃはは。フェイトちゃんまだ呼び慣れないのー?」
「う…うん」
ふとなのはは何か思いついたように足早にリビングへ行ってソファに座ると、私を見ながら隣の場所を手でポンポンと叩いている。
座れってことなのかな…?
「おいで」
「え?」
「は・や・く」
どうしたんだろうと不思議に思いながらもとりあえず隣に座った。
「じゃ、名前を呼んで」
「…な、何で?」
「まだ慣れないみたいだから練習しよ♪」
「えぇ!?」
「お願い…言って?」
恥ずかしいからやめて欲しいんだけど…なのはの上目使いのお願いに弱い私はつい言うことを聞いてしまう。
これが惚れた弱みってやつなのかな…。
677 :12×25【2】:2010/05/14(金) 14:50:13 ID:sGyKCuEJ
「な、…は」
「…聞こえない」
「なの…は」
「もう一回」
「な、なのは」
「うん♪フェイトちゃん」
「…なのは」
「…フェイトちゃん」
「こ、これで大丈夫かな?な、なのは」
「まぁ、及第点かなー」
「うぅ…」
「にゃはは。冗談だよ。さっきよりはずいぶん良くなったよ。
じゃ、今日の練習はこれくらいにして、久しぶりに一緒にお風呂に入ろっか」
「…へ?…えぇ!?あ、あの…え、えと」
やっと羞恥から解放されると思ったのにいきなり何を言い出すんだろうか。
さっきから真っ赤だった顔がさらに耳まで赤くなってるのが自分でも分かる。
ど、どうしよう…。
時間が合わなかったりしてここ最近は何となく一緒に入ってなかったから、
私も一緒に入りたいとは思うけどなのはを意識しちゃってすごく恥ずかしいし、
かと言って断っちゃうのもどうかと思うし…。
わたわたとテンパってるとなのはは少しだけ寂しそうな顔をして言った。
「…冗談だよ。じゃ、先に私が入ってくるね」
「え?う、うん。いってらっしゃい」
なのははさっと寝間着を用意して脱衣場に入っていった。
「…ばか」
ほっと胸をなで下ろしていたこともあり、ドア越しの小さな声は私の耳には届かなかった…。
678 :12×25【3】:2010/05/14(金) 14:53:13 ID:sGyKCuEJ
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「ふぅ…。暇だな…」
今日は日曜日。天気もすごく良くてお出かけ日和なのに私は1人でお留守番…。
本当はなのはと買い物に行く約束をしていたのだけれど、いきなりお仕事が入っちゃったみたいで午前中に何度も謝りながらすまなそうに出ていった。
お仕事だから仕方ないよね…。
手持ち無沙汰になってしまったので、天気も良いことだし布団でも干すことにした。
ベッドから大きな布団を持ち上げベランダに運ぶところで、コードに引っかかってよろけてしまい、
その拍子になのはが仕事机に積んでいたお仕事の資料類をバサバサっと落としてしまった。
急いで布団を干して散乱した資料を片付けようとかき集めると、紙類の中から不自然な分厚い台紙が混ざっていた…。
何となく開いてみるとそこにはとても誠実そうでカッコいい男性が…。
「……え?」
一瞬で頭が真っ白になる。
「なのは…お見合いするの…?私には一言も言ってなかったのに…」
なのはが誰かのものになる何て絶対に嫌…。
考えただけで胸が張り裂けそうだ…。
あふれる涙で視界が滲み、良くみえないまま資料をかき集めて元通りに机の上においた。
そして、何故か急にこの家が私の居場所じゃないような気がして、私は家を飛び出した…。
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あてもなくフラフラとさまよい歩くといつの間にか海鳴公園にたどり着いていた。
ひとしきり進んだところで、隅にあったベンチに倒れるように座り込む。
道中にあれだけ泣いたのにまだ涙は止まらない…。
泣いている顔を周りに見られたくなくて膝を抱え込んで俯いた。
考えるのはなのはのことだけ…。
あたりが真っ暗になった頃、誰かが走ってくる足音が聞こえた。
「はぁ…はぁっ…やっと見つけた。…外出するなら書き置きかメールをするように約束したでしょ?
携帯電話にもでないし、すごく心配したよ…。さ、帰ろ?フェイトちゃん」
なのはが私を心配して迎えに来てくれたのはすごく嬉しいけど、家には帰りたくない…。
だってあそこには…なのはの隣には…私の居場所なんてもうないんだから…。
679 :12×25【4】:2010/05/14(金) 14:58:17 ID:sGyKCuEJ
私が膝を抱えたまま黙り込んでいると、なのはは私の隣に座り、顔を覗き込むような気配がした。
「…フェイトちゃん?…もしかして、今日の約束を守れなかったこと怒ってる?
…ごめんね。今度の日曜日は絶対大丈夫だから、約束通り一緒にお買い物に行こ?…ね?」
なのはが何か誤解してるようだから顔を伏せたまま首を横にふった。
「…違うの?んー」
なのはは他に検討がつかないようで困っている。
これ以上なのはに迷惑をかけないためにも私が終止符を打たないと…。
私はおもむろに顔を上げてなのはを見つめながら今までの家族ごっこに終わりを告げた。
「…なのは。私のこと捨てて…」
「……え?」
「…私がいると邪魔でしょ?」
「…どうしていきなりそんなこと言うの?私、フェイトちゃんのことを邪魔だなんて一度も思ったことないよ…」
なのはの言葉にかっとなってしまい。感情が抑えられない。
「嘘つかないで!だって、なのは結婚するんでしょ!?それなら、私は邪魔でしかないじゃない!
…それに、私も誰かのものになったなのはの側にいるのは、ツラいよ…。なのはのことが…好きだから!」
「……え?」
勢い余って告白までしてしまった…。なのはは私の言葉にびっくりしている。
当たり前だよね…。今まで妹か娘のように思ってた子から…しかも同性から告白されたんだから…。
なのはの顔を見れなくて俯くと、いきなりグイッと腕を引かれてなのはに抱きしめられた。
「…それ本当なの?」
「…うん。なのはが好き…。世界で一番…誰よりも。
なのはは同情から私を引き取ってくれたのはわかってる。
でも、私はなのはのお日様のような笑顔を見たときから…たぶん最初に出会った時から…なのはに恋をしてしまったんだ」
今までの気持ち全てを吐き出すように言うとなのはは痛いくらいに私をさらにギュッと抱きしめた。
680 :12×25【5】:2010/05/14(金) 15:02:40 ID:sGyKCuEJ
「違うよ!同情からなんかじゃない!フェイトちゃんをどうしても手に入れたいって…そう思ったの。
最初はフェイトちゃんの全てが愛おしく思えるのは母性愛からかとも思ったけど…違った。
本当は私のものにしてしまいたいっていつも思ってた。
だから、私よりもフェイトちゃんを幸せにしてくれる人が現れて、そのうち連れて行っちゃうんじゃないかっていつも怖かった…」
予想外の言葉にびっくりして一瞬何を言われたのか分からなくて固まってしまった。
なのはも私のことが好きってことなの…?
あまりの嬉しさにくらくらして、なのはが抱きしめてくれないと地面に倒れ込みそう…。
「…なのは以外の人なんて好きにならないよ。それに…私はなのはと一緒が一番幸せだよ」
「で、でも、同性だし…13歳も離れてるんだよ…?それでもいいの?」
「なのはがいいの。私をなのはのものにして…離さないで」
なのはは私の肩をグッと掴むと、私を見つめながら徐々に顔を近づけてきた。
私の唇に柔らかなものが優しく押し付けられる…。
「ん…フェイトちゃん…好きだよ」
さっきまでもずっと泣いていたのに、その言葉が嬉しくて涙が止まらない…。
「ぐすっ…私も…なのはが好き」
「にゃはは。…私、フェイトちゃんのこと泣かせてばかりだね。ごめんね」
「…いいの。これは…嬉し涙なんだから。…でも、何でお見合いなんてするの?私まだ理由聞いてないよ…」
ふと思い出した私の言葉に、なのはは頬をぽりぽりとかきながら苦笑いしてる。
「にゃはは…。あれは、上司から無理やりセッティングされちゃって…。
私もいい歳だし、浮いた話が一つもないから気を遣われたみたいで。
でも、最初から断るつもりだったんだよ?」
私の勘違いだったのか…。良かった…。これがキッカケで思いを通じ合えるようになったんだから、上司さんには感謝しないとね。
681 :12×25【6】:2010/05/14(金) 15:12:51 ID:sGyKCuEJ
しばらく抱きしめ合い。私が落ち着いたところでなのはは身を離すと私に手を差し伸べた。
「じゃ、そろそろ帰ろうか。私たちの家に」
「うん!」
私は満面の笑みを浮かべると、差し出されたなのはの手を取りキュッと握りしめた。
幸せで顔が緩みっぱなしなのが自分でも分かる。
「どうしたのー?にやにやして」
「幸せだなぁって思ってたの」
「にゃはは。私も幸せだよ。もう離さないからね」
「うん♪」
これからいろいろな困難が待ち受けていたとしても、私はこの手だけは…なのはだけは絶対に離さない。
これからは私がなのはを幸せにして守っていくんだ。
そう決意して私は公園をあとにした。
以上です。
5レス予定だったのにオーバーして申し訳ない。
裏設定では上司ははやてでお見合い相手はユーノですw
2010年07月25日(日) 16:34:15 Modified by sforzato0