15-915
915 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/04/01(火) 16:54:42 ID:z8SJchQX
「なのはっ!はやてと結婚するって本当っ!」
「ちょっ、どうなんですか部隊長!なのはさんっ!」
「なのはさんーっ、本当に結婚しちゃうんですかぁぁぁ」
なんやなんや、みんな一斉に押し掛けて来て、人がせっかくなのはちゃんと楽しゅうお話ししとんのに。
「あんな、部屋に入るときはまずノックや、それと室内では静かに……」
「そんな事はこの際どうでも良いのですっ、本当なのですか主はやてっ!」
「なのはも、どうなんだよっ、なんとか言えよおいっ!」
「はやてちゃあんっ……」
あーあかん、うちの子らまでこの調子やなんて、シャマルもなんも泣かんでも。
「いや、あのな、せやから……」
「そうよはやてっ、はっきりしなさいっ!」
「話は聞かせて頂きました」
ちょっ、なんでカリムにシャッハまでっ、て言うかそこ窓やで?
「なのはっ、うそだよね?何かの間違いだよねっ?」
「そうですっ、なのはさんに限ってそんなっ」
あーあ、フェイトちゃん必死やな、そない掴み掛かったらなのはちゃん息出来ひんで
ティアナも珍しゅう形振りかもてへんし、まあわからんでもないけど。
「あ、あの、ね、フェ、ちゃ……、苦、し……」
「なにょはっ!なんとか言えよおいっ!!」
「まあ落ち着けテスタロッサ、なのはと主もこのところご一緒されることが多かった、こうなっても不思議ではあるまい、それより、私でよければ今夜は付き合うぞ?」
ヴィータ、せやから襟首掴んで振り回したら喋られへんて、あと呂律回ってへんで?
それとシグナム、ドサクサに紛れてフェイトちゃん口説いてるんやないっ
「あーもー、みんなちょっと落ち着き、なのはちゃん殺す気かあんたらっ!」
「はやてに奪われるくらいならいっそっ!」
いや待て、それはちょっとやばいでフェイトちゃん、てかあんまりやないかそれ?
「フェイト副隊長、少し落ち着きましょう、なのはさんから釈明の言葉が聞きたいです」
「あ……そうだね、うん、なのはに誤解を解いてもらわないと」
なーんか引っかかるんやけど、この際まあええわ。
916 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/04/01(火) 16:55:10 ID:z8SJchQX
ようやっと開放されたなのはちゃんが襟元を直して呼吸を整えてる。
まあ、事の起こりは3日前、今年のエイプリルフールネタは何にしようかと考えてたときやった。
いつもの様に六課のデスクで退屈を持て余してペン回しの鍛錬に励んでたら、書類を持ってなのはちゃんがやってきた。
相変わらず綺麗やなー、お姫様のコスプレさせたら似合うやろなーって思てたら今回のアイデアを思いついたんや。
題して「私たち結婚します大作戦っ!ゆーのはうっそっ♪」……そこ、そのまんまやんとか言うな
話を聞いたなのはちゃんも結構乗り気で、それから今日の本番にかけてさりげなくそれっぽい噂を流しといたんや。
仕込が効いたらしいところでいよいよ本番の今日、婚約発表をするってリインにふれ回らせたってわけや。
せやけど、こんなに引っかかるとは思わんかったわ、だいたいなんで聖王教会に居るはずのカリムらまで飛んできてるんや?
頑張りすぎやでリイン。
「でっ、どうなんですかなのはさん?」
「私もそこのところ非常に興味があるんですけど」
なんでシャーリーやアルトまで……、あんたらホンマにお祭り好きやな。
まあええわ、十分引っかかったし、そろそろネタ晴らししてもええやろ。
そんな風に苦笑いしてるわたしの横でなのはちゃんがとんでもないことを言い出した。
「うん、わたしたち結婚するんだよ、ね、はやてちゃん?」
こっち向いてウインクしてる、ああ、かわええなぁ。……って、いや、それどころちゃうっ!
「なんでっ!なのは、どうしてはやてなのっ?なんでわたしじゃダメなのっ?」
「そうですっ!なのはさん考え直してくださいっ、八神部隊長と結婚なんてしたら貞操の危機ですよっ!」
結婚してるんやったらかまへんやん、って言うか、ティアナ、あたしの事そういう目で見てたんや。
いやいや、ちょうまて、よう考えてみ、今はショックのあまりなのはちゃんの方に気がいってるけど、そのうちわたしの方に回ってきたら………
ほらほら、なんかフェイトちゃんの目が金色に光ってるで、ティアナも目が据わってるし。
「なあ、ちょい落ち着いてやな」
「はやて〜、なんでなのはなんだよっ、カリムだってすずかだっているじゃんかよーっ」
ああ、ヴィータはそっちに怒ってるんや、軽うショックやわ。
「そうですっ、私というものがありながら、それに誰ですすずかってっ?」
うわ、そう来たか、いやカリムちょい待って、すずかちゃんの事は以前説明せんかったっけ?
「いや、あんな、せやから、今日は4月1日やろ?」
「それがどうしたんですかっ!」
「や、落ち着きティアナ、4月1日言うたらエイプリルフールやんか、せやから……」
「エイプ?そんなわけのわからないこと言っても誤魔化されませんよっ!」
「そうだよ、はやて、誤魔化すなんて卑怯だ、大人しく観念して………」
はは、ザンバー抱えたフェイトちゃんが迫ってくる……。
ちょい待ってっ、ミッドでエイプリルフール解禁されたはずちゃうのんっ?てかフェイトちゃん向こうで何度もだまされてたやんっ!
「ダメだよフェイトちゃん、はやてちゃんはわたしの大事な旦那様なんだから、ほどほどで止めてくれないと」
え?そこでそんな事言うの?それってほとんどGOサインやんっ、ほどほどで止まるわけないやんっ!!
みんなが迫ってくる、手に手に獲物を持って……おかしいな、なんでこないな事になったんやろ?
って言うか、これ夢やきっと、そうか夢の中で予行練習してたんやな、にしてもこれはちょい設定に無理あるでわたし。
「あ、はは、ははは………」
意識が徐々に薄れていったわたしには、扉の向こうから入ってきたキャロの持つ“エイプリルフール”って書かれたプラカードもよう見えてへんかった………。
917 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/04/01(火) 16:57:25 ID:z8SJchQX
何故かはやてちゃん受難編に_| ̄|○
書いてる途中までは「実はなのはさんガチだった」ってオチのなのはやのはずだったのに
どこでおかしくなったんだろう
とりあえずラグナロク撃たれて反省してきます
925 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/04/01(火) 17:58:57 ID:z8SJchQX
ありがとうございますー、いや私もすっかり騙されていましたので(マテ
当初の予定としては
はやて「実はエイプリルフールでー」→みんな「そんなの知りませんよ」→なのは「わたしは本当にはやてちゃん好きだよ」
でチューして大騒ぎ、ななのはやだったのですが……、なんでだろう
あと最後のキャロは昔懐かしい某どっきりカメラの人のイメージです
最後に一言だけ、フェイトちゃんはいつだって本気ですよ(笑)
926 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/04/01(火) 18:04:32 ID:hO49RDd5
やっぱり本気だよな…
となると、はやてよりも悲惨になるのは、なのは好きのメンバーの争いなんじゃ…?
「ティアナ……やけに真剣だったみたいだけど?」
「…けどなんですか?」
「なのはにあんなに迫りやがって…怪我したらどうすんだ」
「それはヴィータもだよね?」
「なに自分だけはやってもいい、みたいな顔していらっしゃるんですか、フェイトさん?」
「いいんだよ。私は愛してるから」
「なのははどうだかな?」
「そうですよ。なのはさんの気持ちを無視した発言です」
「…2対1かな? まぁいいけど」
「誰がこんな尻の青いガキと組むかよ! タイマンで潰してやらぁ!」
「尻が青いのはどっちだか……」 ボソッ
「あぁ!? なんか言ったか!?」
「尻が青いのはどっちだか……って言ったんだよね、ティアナ?」
「てめぇ……上等じゃねぇか!!」
「なぁ、テスタロッサ。今晩食事に…」
「なのはは私の嫁だ」
「……人の話は聞くものだぞ、テスタロッサ」
「空気は読むべきだと思いますが」
勝手に妄想してすまなかった
反省はしてない
「なのはっ!はやてと結婚するって本当っ!」
「ちょっ、どうなんですか部隊長!なのはさんっ!」
「なのはさんーっ、本当に結婚しちゃうんですかぁぁぁ」
なんやなんや、みんな一斉に押し掛けて来て、人がせっかくなのはちゃんと楽しゅうお話ししとんのに。
「あんな、部屋に入るときはまずノックや、それと室内では静かに……」
「そんな事はこの際どうでも良いのですっ、本当なのですか主はやてっ!」
「なのはも、どうなんだよっ、なんとか言えよおいっ!」
「はやてちゃあんっ……」
あーあかん、うちの子らまでこの調子やなんて、シャマルもなんも泣かんでも。
「いや、あのな、せやから……」
「そうよはやてっ、はっきりしなさいっ!」
「話は聞かせて頂きました」
ちょっ、なんでカリムにシャッハまでっ、て言うかそこ窓やで?
「なのはっ、うそだよね?何かの間違いだよねっ?」
「そうですっ、なのはさんに限ってそんなっ」
あーあ、フェイトちゃん必死やな、そない掴み掛かったらなのはちゃん息出来ひんで
ティアナも珍しゅう形振りかもてへんし、まあわからんでもないけど。
「あ、あの、ね、フェ、ちゃ……、苦、し……」
「なにょはっ!なんとか言えよおいっ!!」
「まあ落ち着けテスタロッサ、なのはと主もこのところご一緒されることが多かった、こうなっても不思議ではあるまい、それより、私でよければ今夜は付き合うぞ?」
ヴィータ、せやから襟首掴んで振り回したら喋られへんて、あと呂律回ってへんで?
それとシグナム、ドサクサに紛れてフェイトちゃん口説いてるんやないっ
「あーもー、みんなちょっと落ち着き、なのはちゃん殺す気かあんたらっ!」
「はやてに奪われるくらいならいっそっ!」
いや待て、それはちょっとやばいでフェイトちゃん、てかあんまりやないかそれ?
「フェイト副隊長、少し落ち着きましょう、なのはさんから釈明の言葉が聞きたいです」
「あ……そうだね、うん、なのはに誤解を解いてもらわないと」
なーんか引っかかるんやけど、この際まあええわ。
916 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/04/01(火) 16:55:10 ID:z8SJchQX
ようやっと開放されたなのはちゃんが襟元を直して呼吸を整えてる。
まあ、事の起こりは3日前、今年のエイプリルフールネタは何にしようかと考えてたときやった。
いつもの様に六課のデスクで退屈を持て余してペン回しの鍛錬に励んでたら、書類を持ってなのはちゃんがやってきた。
相変わらず綺麗やなー、お姫様のコスプレさせたら似合うやろなーって思てたら今回のアイデアを思いついたんや。
題して「私たち結婚します大作戦っ!ゆーのはうっそっ♪」……そこ、そのまんまやんとか言うな
話を聞いたなのはちゃんも結構乗り気で、それから今日の本番にかけてさりげなくそれっぽい噂を流しといたんや。
仕込が効いたらしいところでいよいよ本番の今日、婚約発表をするってリインにふれ回らせたってわけや。
せやけど、こんなに引っかかるとは思わんかったわ、だいたいなんで聖王教会に居るはずのカリムらまで飛んできてるんや?
頑張りすぎやでリイン。
「でっ、どうなんですかなのはさん?」
「私もそこのところ非常に興味があるんですけど」
なんでシャーリーやアルトまで……、あんたらホンマにお祭り好きやな。
まあええわ、十分引っかかったし、そろそろネタ晴らししてもええやろ。
そんな風に苦笑いしてるわたしの横でなのはちゃんがとんでもないことを言い出した。
「うん、わたしたち結婚するんだよ、ね、はやてちゃん?」
こっち向いてウインクしてる、ああ、かわええなぁ。……って、いや、それどころちゃうっ!
「なんでっ!なのは、どうしてはやてなのっ?なんでわたしじゃダメなのっ?」
「そうですっ!なのはさん考え直してくださいっ、八神部隊長と結婚なんてしたら貞操の危機ですよっ!」
結婚してるんやったらかまへんやん、って言うか、ティアナ、あたしの事そういう目で見てたんや。
いやいや、ちょうまて、よう考えてみ、今はショックのあまりなのはちゃんの方に気がいってるけど、そのうちわたしの方に回ってきたら………
ほらほら、なんかフェイトちゃんの目が金色に光ってるで、ティアナも目が据わってるし。
「なあ、ちょい落ち着いてやな」
「はやて〜、なんでなのはなんだよっ、カリムだってすずかだっているじゃんかよーっ」
ああ、ヴィータはそっちに怒ってるんや、軽うショックやわ。
「そうですっ、私というものがありながら、それに誰ですすずかってっ?」
うわ、そう来たか、いやカリムちょい待って、すずかちゃんの事は以前説明せんかったっけ?
「いや、あんな、せやから、今日は4月1日やろ?」
「それがどうしたんですかっ!」
「や、落ち着きティアナ、4月1日言うたらエイプリルフールやんか、せやから……」
「エイプ?そんなわけのわからないこと言っても誤魔化されませんよっ!」
「そうだよ、はやて、誤魔化すなんて卑怯だ、大人しく観念して………」
はは、ザンバー抱えたフェイトちゃんが迫ってくる……。
ちょい待ってっ、ミッドでエイプリルフール解禁されたはずちゃうのんっ?てかフェイトちゃん向こうで何度もだまされてたやんっ!
「ダメだよフェイトちゃん、はやてちゃんはわたしの大事な旦那様なんだから、ほどほどで止めてくれないと」
え?そこでそんな事言うの?それってほとんどGOサインやんっ、ほどほどで止まるわけないやんっ!!
みんなが迫ってくる、手に手に獲物を持って……おかしいな、なんでこないな事になったんやろ?
って言うか、これ夢やきっと、そうか夢の中で予行練習してたんやな、にしてもこれはちょい設定に無理あるでわたし。
「あ、はは、ははは………」
意識が徐々に薄れていったわたしには、扉の向こうから入ってきたキャロの持つ“エイプリルフール”って書かれたプラカードもよう見えてへんかった………。
917 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/04/01(火) 16:57:25 ID:z8SJchQX
何故かはやてちゃん受難編に_| ̄|○
書いてる途中までは「実はなのはさんガチだった」ってオチのなのはやのはずだったのに
どこでおかしくなったんだろう
とりあえずラグナロク撃たれて反省してきます
925 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/04/01(火) 17:58:57 ID:z8SJchQX
ありがとうございますー、いや私もすっかり騙されていましたので(マテ
当初の予定としては
はやて「実はエイプリルフールでー」→みんな「そんなの知りませんよ」→なのは「わたしは本当にはやてちゃん好きだよ」
でチューして大騒ぎ、ななのはやだったのですが……、なんでだろう
あと最後のキャロは昔懐かしい某どっきりカメラの人のイメージです
最後に一言だけ、フェイトちゃんはいつだって本気ですよ(笑)
926 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/04/01(火) 18:04:32 ID:hO49RDd5
やっぱり本気だよな…
となると、はやてよりも悲惨になるのは、なのは好きのメンバーの争いなんじゃ…?
「ティアナ……やけに真剣だったみたいだけど?」
「…けどなんですか?」
「なのはにあんなに迫りやがって…怪我したらどうすんだ」
「それはヴィータもだよね?」
「なに自分だけはやってもいい、みたいな顔していらっしゃるんですか、フェイトさん?」
「いいんだよ。私は愛してるから」
「なのははどうだかな?」
「そうですよ。なのはさんの気持ちを無視した発言です」
「…2対1かな? まぁいいけど」
「誰がこんな尻の青いガキと組むかよ! タイマンで潰してやらぁ!」
「尻が青いのはどっちだか……」 ボソッ
「あぁ!? なんか言ったか!?」
「尻が青いのはどっちだか……って言ったんだよね、ティアナ?」
「てめぇ……上等じゃねぇか!!」
「なぁ、テスタロッサ。今晩食事に…」
「なのはは私の嫁だ」
「……人の話は聞くものだぞ、テスタロッサ」
「空気は読むべきだと思いますが」
勝手に妄想してすまなかった
反省はしてない
2009年03月05日(木) 23:12:04 Modified by coyote2000