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16-267

267 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/04/07(月) 02:33:39 ID:6u1mPqQp
最近、管理局員の間で「合体」が流行っている。
「ん――……あとちょっとで、棚の上に手が届かない……!」
「よし、合体しよう!」
『合体! トーテムポール!!』
何のことはない。ただの肩車だ。
二人以上で協力して何かをすることを「合体」と呼んでいるだけの事である。
もちろん、魔法の使用でも「合体」と呼んでいるものがあるが、これもただの連携使用のこと。
「合体かあ……どうせならなのはさんと合体したいな……」
昼下がり、会議が予定より早く終わって少し時間が空いたわたしは、局内のカフェで休憩していた。
ウェイトレスがカップ置きとコーヒー注ぎを分担するのも「合体」らしい。
「なのはさんが砲撃、あたしが照準を担当して……」
『デュアルバスター!』
「とかね……」「って感じかな?」
……ん? 今、何か声が重なってたような……!?
「なかなか面白そうなアイディアだね、ティアナ。」
「な、なのはさん!?」
いつの間にか、背後になのはさんが立っていた。
「い、いつからそこに……?」
「『なのはさんと合体したい』あたりからかな?」
「うわーっ! うわーっ!」
何てことだ! よりによって本人に聞かれてしまうなんて……っ!
「いきなり『合体したい』なんて言われたからびっくりしちゃったけど、
ティアナが考えたこと、間違いじゃないんだよ。実は昔、形は違うけど、似たような発想で実行したことがあるんだ。」
「魔法の分担ですか?」
「えっとね、『魔力の分割』と言う方がぴったりかな? 魔力が尽きた相手に、こちらの持っている魔力を分け与えるということ。
それを発展すれば、わたしの魔力をパワーソースとして、『誰か』が砲撃を撃つことも可能になるんだよ。」
『誰か』のところで、なのはさんは思いっきりわたしを見た。
「あの、なのはさん? まさか……」
「ティアナの射撃コントロール技術を持ってすれば、地区の端から反対側の端へ着弾することも不可能じゃなくなるよ。」
なのはさんは、わたしの肩をしっかりと抱いて、
「さあ、二人で魔導師の新境地を開拓しようね!」
ここに、熱血教官高町なのはが誕生した。

「さあ、ティアナ! わたしの魔力を受け止めて!」
「んああああっ! あっ、あっ、はあんっ!」
それから、ミッドチルダの廃棄都市区画では、魔導師を背負って悩ましげな声を上げる魔導師の姿が頻繁に目撃されたという。

デュアルバスター完成まで、あと47日

なんか受信したので置いておきます。

301 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/04/08(火) 02:03:28 ID:Bgs8n/U4
>267
なのはさんとの「合体」練習中に、なのはさんがこんなことを言い出した。
「ティアナは、やっぱりいずれは空を飛びたい?」
もちろん、そのとおりだ。それがわたしの夢だから。
「空を飛ぶことが、執務官の必須条件じゃないとしても、かな?」
そうだと思う。仕事抜きにしても、自分の身一つで空を飛ぶことには、やっぱり憧れる。
「わたしの魔力を使える状態なら、多分飛べるよ。」
「え!? ほ、本当ですか!?」
「あまり本格的な飛行はできないけど、飛行の雰囲気を体験できるぐらいには、ね。」
「なのはさん、お願いします! わたし、空を飛びたいです!」

わたしは今、なのはさんにおんぶされている。「飛翔」中のアクシデントに備えて、空に同行するためだ。
「さあ、ティアナ、想像して。自分が空を飛ぶ姿を。自分が飛ぶことに最も適した姿が思い浮かんだとき、飛べるようになるから。」
わたしは、全意識を「飛ぶ」ことへ集中させた。
飛ぶ……空……自由……駆ける……鳥……翼……翼が欲しい……羽ばたく翼……
「魔力供給!」
「はうっ……みなぎって……きた……!」
わたしの中で、何かが弾けた。
「す、すごい……何て大きな翼……」
なのはさんが驚愕している。それもそのはず。わたしの背中に、両翼で10mはあろうかという巨大な魔力の翼が現れたのだから。
さすがはなのはさんの大出力。その力の発露は、どのような形でも尋常じゃない。
「ティアナ・ランスター、行きますっ!!」
わたしは、翼をはためかせ、天駆ける自分の姿を想像した。翼よ、羽ばたけ……!
ぶぅわさっ
「――! や、やったっ! 飛べた! 飛べましたっ! やったー!!」
自分だけの力ではないとはいえ、やはり自ら操作して空を飛ぶことは、格別の喜びだと思った。
「……にゃはは……これはすごいね。これは、当分飛んじゃいけないね……」
しかし、なのはさんは何故か苦笑いをしていた。
確かに、旋回しようと思っても、なかなか小さく回れない。まあ、大回りでもすごい速さなのでなかなかに豪快ではあるのだけれど。
それに、何だかもっとたくさんの負荷が掛かっても飛べそうな気がする。
「う〜ん……ティアナはどちらかというと、輸送機か大型旅客機タイプ、なのかな……」
なにやら小声でぶつぶつ言ってるなのはさんの言葉の意味は、すぐに分かることとなった。
一通り飛行した後、元の場所に着陸しようとして、それが分かった。
「えっと、あれ? どうなってるの、これ……?」
飛び立った場所は、クレーターになっていた。
「にゃはは。ティアナの出力がすごすぎて、離陸の衝撃波が凄まじかったんだね。
ティアナは、さっきの羽ばたき一つで成層圏間近まで飛翔したんだよ。こんな出力、生身ではまずお目に掛かれないね。」
周囲の物体を吹き飛ばしながら離陸する魔導師。確かに、こんな物騒な奴を飛ばせるわけには行かない。
「この余裕のペイロードは、かなり魅力的なんだけどね……市街地での飛行は、ちょっと厳しいかな。ランスター級輸送機としての運用は……」
……なのはさん、地味にひどいこと言ってませんか?
「にゃはは、そんなことないない。」
なのはさんは、手を振り振り否定するのだった。……ほんとかなぁ?

デュアルバスター完成まで、あと25日

なんとなく続けてみた。
2009年04月04日(土) 23:33:53 Modified by coyote2000




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