18-672
672 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/06/06(金) 00:43:53 ID:E1Kjqd2r
指ちゅぱで妄想が広がった。2レス。フェイはや。
「つっ…!?」
「どうしたの!?」
私の声に反応して、隣りにいた金色の長髪が靡いた。
「…大丈夫やよ。ちょお切っただけやから」
その憂いを取り払おうと、笑顔を見せる。
実際ちょっとピリピリするくらいで、気にはならない。
「ちょっと見せて…」
彼女は有無を言わさず真剣な面立ちで私の手を取った。
手を包まれた不意の温もりに、思わず顔が熱くなる。
「だ、大丈夫やて!」
手を引こうとするが、離してくれる様子はない。
それどころか…、
チュ……
しめった感覚が指先を包む。
一瞬何が起こったか分からずに、呆然とそれを見つめてしまった。
「ふぇ、ふぇいと、ちゃ…!!」
次の瞬間、私はそれを思い切り振り払ってしまった。
「んんっ…!?」
「何しとるん!?」
上擦った声で、抗議した。
「なにって…血が出てたから」
消毒だよ、と真面目な顔をして彼女は言った。
「そ、そんなん…!!」
言葉が続かない。
唇が触れた感触が、ざらついた舌の感触が、生々しく残っていて再び赤面する。
思わず顔を逸らしてしまった。
「…どうしたの?」
674 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/06/06(金) 00:44:40 ID:E1Kjqd2r
先程とは打って変わって、からかうような口調。
きっと照れているのに気づいたのだろう。
私は恨めしそうな目で彼女の方を見た。だが、その目は驚嘆の色に変わった。
「フェイトちゃん!?血…」
私が彼女に向き直って手を伸ばすと、彼女はそれを遮るように自分の唇に触れた。
「あ〜、はやてが急に指抜くから唇切っちゃったのかな?」
意地悪でわざと言っているのは分かるが、無駄に反応してしまった自分が悪いのかもしれない。
……始めはフェイトちゃんも真面目にやってたし。
「うぅ…堪忍……」
「本当に思ってる?」
試すように聞いてくる彼女。なんだか悔しい。
「思ってへんかったら、謝らへん」
でも、
「じゃあ、消毒してよ。……私がさっきやったみたいに」
結局は意地悪な彼女に振り回されてしまうのだ。
Fin.
こんな感じのドSもいいと思うのはオレだけ?
指ちゅぱで妄想が広がった。2レス。フェイはや。
「つっ…!?」
「どうしたの!?」
私の声に反応して、隣りにいた金色の長髪が靡いた。
「…大丈夫やよ。ちょお切っただけやから」
その憂いを取り払おうと、笑顔を見せる。
実際ちょっとピリピリするくらいで、気にはならない。
「ちょっと見せて…」
彼女は有無を言わさず真剣な面立ちで私の手を取った。
手を包まれた不意の温もりに、思わず顔が熱くなる。
「だ、大丈夫やて!」
手を引こうとするが、離してくれる様子はない。
それどころか…、
チュ……
しめった感覚が指先を包む。
一瞬何が起こったか分からずに、呆然とそれを見つめてしまった。
「ふぇ、ふぇいと、ちゃ…!!」
次の瞬間、私はそれを思い切り振り払ってしまった。
「んんっ…!?」
「何しとるん!?」
上擦った声で、抗議した。
「なにって…血が出てたから」
消毒だよ、と真面目な顔をして彼女は言った。
「そ、そんなん…!!」
言葉が続かない。
唇が触れた感触が、ざらついた舌の感触が、生々しく残っていて再び赤面する。
思わず顔を逸らしてしまった。
「…どうしたの?」
674 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/06/06(金) 00:44:40 ID:E1Kjqd2r
先程とは打って変わって、からかうような口調。
きっと照れているのに気づいたのだろう。
私は恨めしそうな目で彼女の方を見た。だが、その目は驚嘆の色に変わった。
「フェイトちゃん!?血…」
私が彼女に向き直って手を伸ばすと、彼女はそれを遮るように自分の唇に触れた。
「あ〜、はやてが急に指抜くから唇切っちゃったのかな?」
意地悪でわざと言っているのは分かるが、無駄に反応してしまった自分が悪いのかもしれない。
……始めはフェイトちゃんも真面目にやってたし。
「うぅ…堪忍……」
「本当に思ってる?」
試すように聞いてくる彼女。なんだか悔しい。
「思ってへんかったら、謝らへん」
でも、
「じゃあ、消毒してよ。……私がさっきやったみたいに」
結局は意地悪な彼女に振り回されてしまうのだ。
Fin.
こんな感じのドSもいいと思うのはオレだけ?
2009年05月05日(火) 21:23:21 Modified by coyote2000