19-804
804 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/07/04(金) 20:11:41 ID:J8rqR0t6
「なのは、起きて」
気持ち良さそうな寝息を立てているところを邪魔したくはないけど、今日は残念ながら日曜日ではないわけで、自然揺すり起こすという選択肢を選ぶことになる。
少しサイズの大きいTシャツから覗いている鎖骨が気になってしまってる、だなんて言えるはずはなく、若干視線を逸らしながら作業を継続する。
なのはは妙に柔らかい。
……触りなれているけど、完全に無防備状態だと罪悪感がしてしまうのはなんでかな。
「起きて、なのは」
顔が枕に埋もれているおかげで私の表情は今のところ見破られていないのは不幸中の幸い、ってやつだろうか。
ほのかに香るなのはの匂い。
卑怯な手を使うよね、と思って苦笑する。眠っているのにそんな手段使えるわけがないんだから。勝手に解釈を加えているところがなんだか私らしい気もして、もう一度苦笑い。
こんな場面で再確認するのもはずかしいものだけど、起きて欲しいから口を耳元に運んでいく。
「なのは?遅刻しちゃうから、ね。起きて」
ようやくもぞもぞと背中が動き、掠れた寝起きの声がゆるりとこぼれた。
「…………むぅ……。ヤダ……」
「だめだよ、もう遅刻」
「…………さぼるぅ」
「なに言ってるの」
不意になのはの腕が伸びてきて、首元を絡め取られた。
「あと5ふん。だけ。
……いっしょ寝よ」
「………………ほんとに5分?」
「ん」
「……5分だけだよ?絶対5分だけだよ」
「うん」
……5分なんかとっくに過ぎちゃったけど。
どんなに急いだってもう完璧に遅刻なんだけど。
…………まあ、たまには、遅刻もアリ……
にはならないよ、うん。
起きてー……、なのはー……?
オッワーレ
なのはにゲロ甘なフェイトを書きたかっただけですすいません
「なのは、起きて」
気持ち良さそうな寝息を立てているところを邪魔したくはないけど、今日は残念ながら日曜日ではないわけで、自然揺すり起こすという選択肢を選ぶことになる。
少しサイズの大きいTシャツから覗いている鎖骨が気になってしまってる、だなんて言えるはずはなく、若干視線を逸らしながら作業を継続する。
なのはは妙に柔らかい。
……触りなれているけど、完全に無防備状態だと罪悪感がしてしまうのはなんでかな。
「起きて、なのは」
顔が枕に埋もれているおかげで私の表情は今のところ見破られていないのは不幸中の幸い、ってやつだろうか。
ほのかに香るなのはの匂い。
卑怯な手を使うよね、と思って苦笑する。眠っているのにそんな手段使えるわけがないんだから。勝手に解釈を加えているところがなんだか私らしい気もして、もう一度苦笑い。
こんな場面で再確認するのもはずかしいものだけど、起きて欲しいから口を耳元に運んでいく。
「なのは?遅刻しちゃうから、ね。起きて」
ようやくもぞもぞと背中が動き、掠れた寝起きの声がゆるりとこぼれた。
「…………むぅ……。ヤダ……」
「だめだよ、もう遅刻」
「…………さぼるぅ」
「なに言ってるの」
不意になのはの腕が伸びてきて、首元を絡め取られた。
「あと5ふん。だけ。
……いっしょ寝よ」
「………………ほんとに5分?」
「ん」
「……5分だけだよ?絶対5分だけだよ」
「うん」
……5分なんかとっくに過ぎちゃったけど。
どんなに急いだってもう完璧に遅刻なんだけど。
…………まあ、たまには、遅刻もアリ……
にはならないよ、うん。
起きてー……、なのはー……?
オッワーレ
なのはにゲロ甘なフェイトを書きたかっただけですすいません
2009年06月06日(土) 08:37:59 Modified by coyote2000