Wiki内検索
メニューバーA
タグ
11-471 28-206 28-342 28-519 304 428 458 47 532 6-502 913 aa gbhs4w75 mspuqpiv pluto ピチピチ ◆1gx5q3ma8y ◆34ietljps6 ◆6gzt0d6rrc ◆8giervnano ◆9oq0gi8lfs ◆gtd5kcksn. ◆jhf0qdqssc ◆k1m2.fa0dm ◆nna2fui0zk ◆okpddn8iwc すいもう すずか すずか×アリサ なのは なのは×ティアナ なのは×フェイト なのはフェイトの娘 はやて はやて×すずか はやて×カリム アギト アクエリアス アリサ アリサ×すずか アリシア アルキメデス アルフ ウーノ ウェンディ エイミィ エリオ エロ オットー カリム キャロ キャロ×フェイト ギンガ ギンガ×フェイト クアットロ シグナム シグナム×ティアナ シャーリー シャッハ シャマル シャマル×キャロ スバル スピノザ セイン セッテ チンク ティアナ ティアナ×なのは ディード ディエチ デバイス トーレ トーレ×セッテ ドゥーエ ドクター ナカジマ家 ナンバーズ ノーヴェ バルディッシュ フェイト フェイト×なのは フェイト×ギンガ プレシア ヤンデレ ユーノ ユーノ×ロッサ ヨン◆h7y.esozi リインツヴァイ リイン初代 リンディ ルーテシア レイジングハート レティ ロッサ ヴィータ ヴィヴィオ ヴィヴィオ×なのは 或る捜査官 恭也 空気ブレイカー 高町家 鮫島 士郎 紫水 自作絵 修学旅行 宵月 八神家 非エロ 美由希 落ちはまだ未定 薔薇
最新コメント
最近更新したページ
フリーエリア

22-391

前:22-314

391 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/09/16(火) 19:41:45 ID:YMn6UzcV

なのは×ヴィヴィオ
エロ
314-317の続きです。
もしかしたら後半、少し鬼畜・鬱かもしれません。苦手な方は回避してください。
あくまで警告なので、実際読んで肩すかしだったらすみません。
このタイミングでの投下に空気嫁にならないかいささか不安ですが…。



392 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/09/16(火) 19:45:02 ID:YMn6UzcV

「それじゃぁママ。お着替えしよ?」
「………」
 ふざけるような言い方に、なのはは顔をしかめる。
 なんだろう、これ……。
 ヴィヴィオはとても器用に、バインドで絡めとられているなのはの体から制服を一枚一枚脱がしていく。
 ベッドの上にぐったりと上半身を起こされ、丸まった背中からはヴィヴィオの体温を感じられる。
 どうして自分は抵抗しようとしないのか……。わからない…。
 力がどこかへ散るように、抜けていくような…。意識の中心が痺れているような…。そして一番肌に突き
刺さってくるのは、重い威圧感。
(恐い……)
 眼前に、自分よりも圧倒的に大きな動物か人か、とにかく何か自分の理解の範疇を超えた「何か」がが
そびえているような。――人の姿をした大きな影が、私を取り込もうと大手を広げる。びしびしと皮膚を突く、
圧倒的な威圧感。――聖王の器たる、存在
(抵抗したら…、どうなるか……わからない)
 日頃の戦闘時で養われた直感がそう警告する。
 そんななのはを尻目に、ヴィヴィオがベッドの向こうの端で彼女の制服を一枚一枚丁寧に畳んでいく。
 無邪気なその姿は、背が伸び、どこか女性らしさを感じさせるまで成長した体以外いつものヴィヴィオそのものだった。
「それじゃ、下も脱ごうね」
「だ、だっ」
 今はまだ、制服の上着を脱がされたばかりだった。だからこれがまるでヴィヴィオの何か悪い冗談のような、
行き過ぎたおままごとを思わせるかのように心理的にまだ余裕があった。
 しかしブラウスはそのままに、ヴィヴィオの手はスカート、それからタイツへとかかる。笑えない冗談に、
さすがに再び体に緊張が走る。
「いい加減に……」
 束の間動転してしまったが、一瞬で凛としたいつもの自分の顔に立て戻す。それはいかなる時でも何者に
対しても屈することのない、強い眼差しと意思。
「素敵。そうやってママは、いつも目の前の敵を睨みつけるんだよね」
 言葉とは裏腹に、悠長に構えすぎたかなとヴィヴィオが心の中でほくそ笑む。その手は――彼女もまたお遊びは
お終いとでも言うかのようにぽいっと服から離れたかと思うと――、一気に首元へと向かった。




394 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/09/16(火) 19:56:17 ID:YMn6UzcV

「……ッ…!」
 乱暴にタイと襟元を掴み、力づくで顔を近づけさせる。
「ママはヴィヴィオのものになるんだよ。わかってるの?」
「やッ…」
 熱い息がかかる。そこにあるヴィヴィオの顔は熱を持ち、呼吸は切なく乱れ、何より体温が熱い……。欲情が
極限まで高まり暴走しかかっている。それらが肌に突き刺さり体を震わす。
 ぺろりと、唐突になのはの口の端を舐めあげた。
「こ、こらっ…、ヴィヴィオっ! やめな、さ…っ…ん…!」
 シーツを乱しながらなのはは体を引き離そうとする。その刹那にヴィヴィオの手はさらになのはの額に向かうと、
優しく髪を掬いあげ一瞬のうちにそこへ唇を落とす。キスの感触に乙女のようになのはの頬が染まれば、さらに
その隙に耳元へと向かい熱い舌で舐め取られ――
「ぁあんっ……、ど、どうしてこれ……取れないのぉ…?!」
「捕獲用の様々な付属魔法。麻痺、力の吸収それに軽い睡眠作用とか。目的対象を確実に捕獲するために、抵抗に
対するあらゆる効果を施す魔術式。それが混ぜてあるんだよ」
「…………あっ!」
 そうこうしている間に、ヴィヴィオの手があらぬ方向へと向かっていた。奪われていく抵抗の最中、それが目に入る。
「ぅ………」ヴィヴィオの手はスカートの中に埋まり、そしてその双丘の中心に触れていた。訪れる焦れた刺激感が、
なのはをバインド以上に抵抗の気力を削いでいく。
「柔らかい……それに熱いね?」
「っ……んく……はぁッ」
 熱く悩ましげに呼気を吐き出し、迫りくる情欲から逃げるしかない。
 ヴィヴィオが笑いながらなのはに顔を近づける。なのははとっさに顔を背けるが、繊細なタッチが徐々にそこに
熱を集め始める。
「もしかして期待してるの?」
 かぁっと頬が燃えるように熱くなる。なのはは相手がヴィヴィオだということも忘れて視線だけで相手を殺すかの
ような鋭い眼差しでヴィヴィオを睨みつける。それを見て途端にヴィヴィオの顔が至極愉快そうに酷く歪む。口元には
切れ込むような笑みが裂けるように浮かぶ。
 だが依然としてヴィヴィオの呼吸は荒いままで、圧倒的な有利を見せている割には余裕がないとすら感じられるのが
どこかおかしかった。そして突然その体を身悶えだす。
「ぁん、ダメぇ…、興奮してきちゃうよぉ」狂気を感じさせる笑みに、なのはの瞳に再び一瞬恐怖がよぎる。しかし
すぐにそんな自分は振るい落とすように首を振る。ダメ……。自分の子供に、恐れるなんて……、そんなのいけない。
 …指先は、恐怖を煽るように、二つと増えて反応を楽しむかのようにショーツから中に侵入するような仕草を見せ始め動く。
 遊ばれているのを嫌でも感じ恥辱に唇を噛む。




395 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/09/16(火) 20:02:47 ID:YMn6UzcV

「愛してる」
「………えっ」
 瞳をあげた先に、一瞬映ったのは切ないヴィヴィオの顔で……。間髪入れずに強引に唇を奪われて
しまい、それ以上表情を確認することはできなかった――
「ん、ぁむぅ……っ……あ…」
 その舌は強引になのはの舌を絡め取っていく。ヴィヴィオの動きに対して消極的なのを感じ取れば
すぐに歯列の裏や舌の裏へと向かい、初めの絡むのを促す動きからすぐに口内を好き勝手に侵す
だけのみとなる。唾液が二人の口元から零れだし、シーツを汚した。
「あぐぅ……はむ………んん…」
 意識が朦朧としてくる。瞳が、最後の抵抗に開いたままにしておいたのにそれさえも難しくなってきて…。
 しかし唐突に、ヴィヴィオが唇を離し口付けは中断させた。
「…………」彼女は不思議そうに、自身の口元へと指をやっていた。
「ヴぃ、ヴィヴィオ……?」
 混濁する意識の中で映るヴィヴィオの姿は、どこか戸惑っているような困惑したようなものだった。
それがどうしてかわからない……。
「熱い……」呆けたように言うヴィヴィオに、なのはの焦点が戻ってくる。しかしすぐにそこに「んぐぅ、っ……!?」
 口元をヴィヴィオでない何かが侵す。顔は遠い。二つの蠢く何か。指だった。味が、する…。
「少し、こっちでしててね…」
 唾液の分泌を乱暴に促すように、口中を指で掻き出すような動きを見せる。あまりにも奥に突っ込まれ
めちゃくちゃに口内を侵され、目尻に涙が滲むのを感じた。
 ヴィヴィオはその間にも気を取り直すように、平静を探るように行為に戻る。――内心、彼女の心は唐突に自分の身に
起きた異変に激しく動揺し、困惑していた。胸を痛いぐらいに打つこの鼓動。高鳴る鼓動は呼吸さえも乱し、
ヴィヴィオは混乱しながら自分の胸に手を当てなんとか呼気と胸の音を悟られまいと自分を鎮めようとする。しかし一度
起きた体の異変は中々治まらず、余計にヴィヴィオの焦りをかきたてた。意味のわからない自分の体に半ば八つ当たり
するかのように、スカートを手元を狂わせながら乱暴にはぎとり現れた太ももに手を添える。
 確かに感じる性感帯があるなら、そこを的確に沿うように。微妙な太ももの感触を味わうように這いまわっていく。
滑らかに動く手は、なのはの美しくしなやかな曲線をなぞり、感触と弾力を味わう厭らしさがあれど同時にそれは
とても優しく繊細だった。
「なのはママの足って、こんなに綺麗だったんだね。白くて傷一つなくて、きめが細かいし、吸いつくみたい……」
 恍惚とした表情で手を進めるヴィヴィオ。
「ヴィヴィオ……」そこにある顔は、さっきよりも確かに、いつもの純粋なヴィヴィオに戻っている気がした。僅かに
だけど、確かに。
 つとヴィヴィオは唾液まみれの指を取り出すと、自分の口元に近づけていく。てらてら光るそれを、厭らしく冗長に
時間をかけて舌で舐めとると、そのまま甘い蜜を一滴も漏らすまいと全て舐めとるようにその動作に無心する。
その仕草が本当に煽情的で…。




396 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/09/16(火) 20:04:45 ID:YMn6UzcV

「…………ぁっ…」
 ふと聞こえた声に、ヴィヴィオはそちらに向く。そこには顔を真っ赤にして俯くなのはがいて。
「どうしたの? 感じちゃったの?」
「ち、ちが……」
 唾液でぬれたままの手は、なのはの顔の横を通り過ぎ耳たぶをつかんだ。ねちっこく、塗りたくるようにして
触れていく。そうして親指だけは再び、口中に差し込まれた。
 指の感触に、舌が麻痺し始める。
 適度に濡れた自身の指に、ヴィヴィオは満足するとそれを口から引き出しそのまま指ははだけたブラウスの
中へ、下着の中へと潜っていく。
 尖った乳首はすでに下着を押し上げ存在を主張していた。ヴィヴィオはそっと触れてなだめるように摘む。
けどそれは鎮まるどころか余計に屹立させ…。
「ママ、厭らしいね。こんなにして」
「う、……あ、んんぅ……」
 優しく切なかったものが、徐々になじるように責め立てていく。乳首の中心に対して爪を立てて引っ掻くように
すれば、お尻から頭に向かって強烈な刺激が電流のように突き抜ける。「かぁわいぃ…」
「ヴぃ、…ヴィ……オぉ………んぁッ…」
 胸に触れる手は執拗だった。初めの優しさはどこかへ消え、今では親指と人差し指で桜色のそれをきつく
摘みあげ歪な形へと弄ぶ。
 目の前の顔が沈んでいき、新しい刺激に目をやればそこにはブラウスの上から唇で触れている姿があって。
「ぁん……ダメ…だ、よ…」
 拒絶を示す言葉は、意思の薄弱を思わせるか細いもの。
 硬くなったそれをブラウスの上からしゃぶり舌で嬲っていく。豊富な唾液が白より濃い染みを広げていく。
 ブラウスの胸に吸いつくような感触に、気持ち悪さとじれったさが頭をかき交ぜていく。
「はぁ、……はぁ、あぁ……」
 それでも胸を焦がすのは切なさで、なのはの中に抵抗とは違う何か別の衝動が生まれてくる。
 じれったいじれったい…、シャツの上からじゃなくて……、なくて何…? 直接、そう直に触れて、欲しい……。
 もっと…強く、………もっと強くしてほしい……、いや違う。そんなんじゃない。違う、違うよ……。
 瞼が重たくなるほど、苛むのは溶けていくような快楽。とろけるような甘さに瞳が濡れてくる。呼気は熱く、
口元はだらしない。まるでそうしていれば、求めるものを与えられるかのように。




397 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/09/16(火) 20:06:18 ID:YMn6UzcV

「こっちはどう?」
「えっ…………ふあぁぁあ!!!!」
 ヴィヴィオの声は、大人になってもどこか子供の時に持っている甘さが抜けきらない……。何もしていなくても、
その声は脳を溶かすような甘さを持ってる。
 そんな事を頭がぼんやり考えていたら唐突に余っていたもう一つの手の先で触れられてはいけない場所に
触れられた。
 下着の上を、円を描くように弄られる。さっきと違うのは、確かにそこに、今は染みができていること。中は、
言うまでもなかった。
 しかし指はすぐにその上へ行くと、そこにある突起を引っかくだけの動作に戻る。何かの欲求に応えるような、
焦らしは全くなくなってしまう。無意識にびくんと腰が動いた。
「はぁ……ん、んんン、………ダメ………き、つい、よぉ……」
「何がきついの?」
 答えられるわけ、ないじゃない…。だけどもう、ヴィヴィオをにらみ返すだけの抵抗も、なのはには残っていない。
 指は二本に増えさらに移動し、染みの中心からわざと離すように左右に割れる。そして再びそこを掻くように
指を立てる。
「くっ………」
「言わなきゃ、してあげない。…………フェイトママには、いつもどうおねだりしてるの?」
「んぁ………はん……、はぁ……あっ…」
「それとも、こんなことも言わせないぐらい、優しい夜なの?」
「ぁ………んんんぁあっ……!!!」
 手が下着の中に直接挿入され、糸を引きあう陰部と下着の間にやってくる。面倒くさそうに、手のひら全体で強く
揉みしだく。優しさの欠片もない愛撫。
「さぁ言ってごらん? 聖王ヴィヴィオに跪いて許しを請いてごらん! 大丈夫。それは私の前でなら、
他の誰だってそうする、ごく当たり前のことなんだからッッ…!!!!!」
 再びヴィヴィオの表情が狂気で塗れた。威圧感が、さらに強くなる。その一瞬で、何かが吹っ切れた――
「お……願、い………」
「お願い、の後は?」
「…………ヴぃ、ヴィオ……の、手で……私、を、…っ………」
「私を?」
「奥、まで……入れ、て……かき混ぜ、て……感じ、させて…………欲しい、…のっ………」
「…………よくできました」




398 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/09/16(火) 20:08:30 ID:YMn6UzcV



「…っッッっんぐぅぅ、あぁぁ」
 一気に最奥まで躊躇うことなく、指が深々と突きいれられた。瞬間視界がちかちかと眩しく眩む。
「あぁあぁぁぁ、はぁハァ、……あうぅぅっッ」
 隙間から零れだす透明な液。くちゃりと響く水音。容量を超えて溢れていたことを雄弁に物語る量だった。
 夜に落ちた部屋の中で、ただただ卑猥な水音が辺りを満たす。中に深く指を差し入れて、液を掻き出して――
 中を探るように、柔らかく馴染ませていって。一本では全然足りないことを、直接なのはに告げ、僅かに残る理性を苛み。
 すっかり解きほぐされたそこに二本目を埋め、再び液を掻き出していく。
 シーツを汚すほどに溢れたそれをどこか慈しみさえ感じるほど丁寧にもう片方の空いた手の人差し指で掬いとってやり、
その度に自分の口へ差し込み味わうことを忘れない。綺麗にすれば、再び指で強引な注挿を繰り返し、液を飛ばす。
 おもちゃと化したその人を、繰り返し指と時間で蹂躙していく――

***

「綺麗にして」
「……………」
 呆然と荒い息をつくなのはの目の前に、液体まみれの指が差し出される。すぐに動けないのには、
もちろん身体のだるさもあるが、最後のプライドがすぐさま従順に従うことを拒んでいた。
「ママが汚したんでしょ? だからママが綺麗にして。いつもママがヴィヴィオに言ってることだよ?」
 一瞬なのはの顔に忘れた恥辱が過るがそれもすぐに消え、差し出された粘着質な指に舌を差し出す。
 躊躇う素振りを見せず、健気にその指に舌を這わせていく。顔は上気させたまま奥まで飲み込み、…指の付け根
の部分を執拗に舐める。ヴィヴィオの顔が歪んだ。なのはの瞳はただヴィヴィオの顔を見上げている――
 ヴィヴィオが口元だけで笑う。指を口元からずるりと引き出し、名残惜しそうに糸を引かせながら離れていく。
 そしてゆっくりと、その顔が開かれた局部へと向かう。なのははヴィヴィオが何をしようとしているのか瞬時に悟る。
「あ……だっ、ダメッ………ぁっ、…やっ……ぃヤ…」
 閉じようとする足を両膝に手をかけて開かせる。空気にさらされたそこは乾く様子もないし、これから
のことに期待するように収縮しているようにさえ見える。それに何よりなのはの瞳が、甘えるように濡れているのに――「どうして?」
「き、汚い、から……」
「汚くなんかないよ。それにそろそろ綺麗にしないと、ママのせいでシーツびしょびしょじゃない」
 今更というように僅かに嘲る笑いを浮かべると、ヴィヴィオはすぐにはそこに触れず内股から舌を這わせていく。
「はぅ……っ」
 なのはは眉を寄せ瞳をぎゅっと閉じる。触れられる場所から足は震えていった。それは慄きもあったが
それ以上にこれからもたらされるであろう悦楽に対する少なくない期待がある。
 …………まただ……。
 また、…………切ない。胸が、……苦しい。
「………ヴィヴィ、ォ…………」潤んだ瞳が、股の間に隠れる瞳を探す。見えてないはずなのにヴィヴィオは
気づき、顔をあげる。「なぁに」
「……ん………………切ない、よぉ……」
「わかってる」






399 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/09/16(火) 20:09:28 ID:YMn6UzcV


 …
 ………

「ん、……はぁっ……あっ、あ……」
 ダメだ……。腰が、動いちゃう、よぉ……。
 理性ではいけないってわかってるのに、……とまらない。
 もっともっと、快感を追いかけるように……、逃げていくそれを追い求めるように、もっと高みへと、
私の体が勝手に動く。
「もっ…と、……もっと………」
 ヴィヴィオの顔にひたすら擦りつけようとする腰の動きは、自分自身でもすごく厭らしいが逆に余計に
私の中の被虐心を刺激する。
 太ももの裏側に添えられる手が、……愛おしくて。尖った舌が、舐めながら挿入を繰り返すのが、切なくて。
 もっと、もっと……。
「ヴぃ、ヴィ……」
「うん………んっ」
「ヴィヴィ、オ……あっ……あ、ん……」


 時間の感覚は、どこへやら。
 ただ真っ白な意識の中で、まだまだ明けない夜を追いかける。
 時折感じる屈辱と背徳と、そしてその中に確かに存在する私の中の被虐と、それに刺激を受ける不実な快感。
 獣のような時間が、過ぎて、過ぎて――
 何かの、音を聞いた気がした。
 それはあまりにもこの非現実的な空間には似つかわしくないリアルな音。
 けどそれが何か、考えようとするのも面倒くさい。
 怠惰に、ヴィヴィオの求める事に従順に従って……。
 だから……。





400 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/09/16(火) 20:11:40 ID:YMn6UzcV

「なの、は……」
 そこに、立っている人影に気づかなくて。
「…………え…?」
 夜の色になお映える金髪だっていうのに私は……。
「あ、フェイトママ」
 あまりにも無垢な、そんな声を頭の上で聞いて。
「二人とも、……何して」
「フェ、フェイトちゃ…」
「ママ、出張じゃなかったっけ?」
 早鐘のようになり出す心臓。映るその人の蒼白な顔に、一気に冷や汗が全身に吹き出していく。
 なのに、今更かのように、体が動かないっ……!
 バインドで拘束されていたんだっ……?!
「ヴィヴィオ……。…………出張は切り上げになったって、夕方電話したじゃない……」
「あれ。そうだっけ?」
 ヴィヴィオは意味ありげに口元だけで笑ってみせる。こらえてはいるが、今にも愉快な嘲笑が零れてきそうだった。
 フェイトはそこに悪意しか感じられず、歯ぎしりをしながら今のヴィヴィオに対しては多少荒い方法で出ることも
構うことではないと判断する。そんな心中を読み取るように、ヴィヴィオは素早い動きで腕をあげると指で弾いた。
「!!? …なっ………バインドッ?!!」
「しばらくそうしててね、フェイトママ」
「ぐっ、…こんなの……………ッッ!?!」
 バインド如きとすぐさま抵抗を見せるが予想を裏切るかなりの強度を持ったそれに、初歩であるはずの
魔法であるバインドに対しての認識も改めさせられるほど焦燥感に頭が混乱を来す。
「徐々に力は抜けていくだろうけど、ママの魔力の瞬間最高出力なら、吹き飛ばせるかもね」
 それでもきっとひどく苦心するであろうことをヴィヴィオは確信しており黒く笑う。
「その間、なのはママの声でも聞いててね。それが取れた頃には、一緒に『アソぼう』ね」
「くっ…………なのはっ……」
 地べたに這いつくばるように拘束されたフェイトは、普段敵に対してもしないほどの鋭い視線をベッドの上の
ヴィヴィオに突き注ぐ。そこにあるのは溢れんばかりの魔力を体から放出させているヴィヴィオの姿。
 厳しいプレッシャーが、先の言葉が決してただの脅迫だけではないことを物語っている。
「フェイトママに対してはぁ、そう。殺したいけど愛してるって感じかな」
 そういうと同時にヴィヴィオは呆然とするなのはに向き直る。そして拘束されたままのその体をベッドの上で
回しうつ伏せにさせた。
 力の抜け切った体を、尻を突き出させるように両膝を曲げさせるのはあまりにも容易だった。
「ヴぃ、ヴィヴィオぉぉオおォぉ!!!!!!」
「ヴぃ、ヴィヴィオ……もう、や……め……」
 なのはの言葉が、それまでとは違い涙に濡れ哀願に満ちる。許しを請うような、哀れで無力な姿だった。




401 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/09/16(火) 20:14:01 ID:YMn6UzcV

「やめてあげない。だってほら、ママはこんなにまだ求めてくれてる。私もまだ愛し足りないもの」
 自分では見ることのできない場所は、触れてくる感触のみでしか感じ取ることができない。
 ほんのわずかな間、永遠とも取れるほど触らずに焦らした後、ようやく指がそこへと触れる。おもしろいほど滑稽に
体がびくんと跳ねた。
 中断されていた指の感触に冷静さはすぐに消え去り、隠せない悦びの表情は浮かび口はだらしなく開かれる。
もうそこに微塵も羞恥と理性は残っていない。そこにフェイトがいることも忘れ、ただ期待とさらなる快感に
腰を揺らすだけ。
指はぬめぬめと何の抵抗もなく中に吸い込まれていく。それを促すように適度に収縮を繰り返すそこは、
何もせずとも勿体ぶる動きに焦れるように貪欲に異物を飲み込みたがる。
 ヴィヴィオは腿を伝う不埒な愛液を、咎めるように膝元から舌で掬いとっていく。そのまま抵抗を忘れたなのはの
局部にたどり着き、一滴も漏らさないように啜り取っていく、
「あぁん……くっ……っ………はぁぁ、ん……やぁっ」
「見せかけだけの抵抗は、なのはママの好物みたい。厭らしい」
「そん、な………あ、あっ……ん、ダメ……、もっと…」
 上体を起こし腰に手を添え背中からなのはの耳元で甘く囁く。埋められたままの指はまるで動かず、
なのはの欲求の不満を煽りさらに嗜虐的に高めていく。
 一向にもどかしくしか動かされない指と、埋まらない性的空白に切なくて苦しくて涙が目尻に溜まっていく。
「ハァっ……可愛いよぉ…」
 目の前の醜態にヴィヴィオは自身も陶酔するように顔を恍惚とさせ、指を二本と増やすとそれぞれに異なる動きを
させて浅いところを探り始める。無必要なほどの分泌物がそれまでの深い欲求を語っている。
 甘い緩やかなな眩暈が、さらに理性を削ぎ落していく。
 この夜はまさに抑圧された現実から解放された非日常空間であると――乱れていいのだと。
「フェイトママ? 認めたくなくてもきっとなのはママの声を聞いて今濡れてるよね? でも我慢してね」
「…ッ………」
 フェイトは既に目の前の光景をただ悪夢だと吐き捨てるように、ただ沈黙し頑なに床に顔を背けている。自分の
矜持を失わないように…。
 ヴィヴィオは笑い、液まみれの指を口に持ってくる。「ヴィヴィオ、んぁん…っ…」
 ベッドにくぐもった情けない声が、向こうから確かに聞こえてくる。それはフェイトにも届いているはず…。
「……あまぁい。こんな甘い夜、いつまで続くんだろうねっ……!」

 フェイトママの怒りが魔力に代わり、今だかつてないほどの出力で私の拘束を破ってみせてもいい。
 その時は、確かに「殺す」勢いであなたと対峙してみせよう。
 怒りと悲しみと殺意と恐怖に濡れた瞳で私に襲いかかるなら、私はその咆哮を嬌声に変えてあげてもいい。
 あなたに向かう嫉妬と反発もまた、愛そのものなのだから――

 暗黒に閉ざされることで明けることのない夜があることを、私と私以外の人間に思い知らせてあげる。
 それはとっても愉快なコトね。

「あははっはあははははははははっ!!!!」





end
2009年08月30日(日) 17:49:45 Modified by coyote2000




スマートフォン版で見る