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23-624

624 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/11/23(日) 23:03:52 ID:PTJ+tSiu

フェイなので小ネタいくよ〜。3スレぐらいかな


*


「フェイト、あんた本当にスキー初めてなの?」
アリサがなかば呆れたように云う。
「う、うん……昨日スキー板履いたのが初めて……」
「私なんか幼稚園から夏休みにはオーストラリアでコーチ付けて貰ってるのに、なんであんたが同じレベルなのよ…
…」
聖祥大付属小では毎冬スキー学校が開催されているが、フェイトが参加したのは今年が初めてだった。
はやては医師の診断により、今年の参加は見送られた。

「ご、ごめんアリサ……」
「フェイトちゃん、謝ったってしょうがないよ、ね、アリサちゃんもご機嫌直して」
すずかが憤慨するアリサをたしなめる。
「フンっ、明日の班別対抗では負けないわよ、せいぜいお荷物のなのはを鍛えとくことね。行こうすずか」
バフっとスキー板を蹴り上げて方向を変え、ゲレンデを滑り降りたアリサをすずかが追う。
「お荷物呼ばわりなんてアリサちゃんひっどいなぁー、そりゃ私体育は苦手だけど……。ね、フェイトちゃん、滑り
方教えて欲しいな」
なのはは毎年このスキー学校の三日間しかスキーをしないため、ある程度滑れるようになるものの、次の年には結局
最初から練習をやり直しといった状態だ。
それに比べ、昨日はいくらか覚束ない滑り方だったフェイトだがたちまちコツを掴み、今日は相当のスピードで滑る
ことが出来るようになっていた。
「うん、やってみる……うまく言葉で説明出来るかな……」


「フェイトちゃーん、どこ?」
「ここだよ、なのは」やや斜め上方からフェイトが姿を現す。
「ね、なんだか周りが真っ白になってきてるよ」
「ほんとだ、とりあえず下に向かってゆっくり降りよう」




625 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/11/23(日) 23:04:29 ID:PTJ+tSiu




「フェイトちゃん、さっきの樹の所は右だったんじゃないかな」
「そ、そうかな、どうしよう……」
「間違ってても、もうだいぶ降りてきちゃったよ、私登れないよ……」
視界は吹雪によりさらに白くなり、コースロープはおろかリフトのケーブルすら見えない。
見えるのは足元の雪と、ごく近くにある針葉樹だけ。
どこかでコースサインを見落としたに違いない、と確信すると急に不安になりフェイトの心臓が早鐘を打ちはじめた。
この視界での飛行魔法の使用は危険だし……
「なのは、スキー板はずして登り返そう」


「はあっ、はあっ…ふぇ、フェイトちゃん、もう……動けないよ」
「なのは、頑張って、何かが見えたよ」
迷い始めた地点は登りながら探したが見付からず、代わりに資材置き場か作業小屋のような建物が現れ、たどりつく
と扉の中に倒れこむ。
何か通信機とあと暖房になるものは……フェイトは必死に室内を探すがどちらも無い。
フェイトがなのはに手を貸すために、二人のスキー板は途中で捨ててしまった。
さすがに徒歩でフェイト一人が助けを呼びに下山することもできない。

「さ、寒いよ……」唇が紫色になり、半分意識の無いなのは。フェイトの全身もガタガタと震えていた。
ああ、どうしよう……
恥ずかしいなどと考えている余裕は無かった。
「な、なのは、前あけて」
なのはのスキージャケットのジッパーを下ろすのを手伝ってやり、タートルネックを脱がせる。フェイトも同様にし
て上半身裸になり、抱き合う。
だがしかし、体温を分け合うにはすでに遅かったようだ。

「て…手伝って、ジュエルシードを止めよ……」なのはが幻覚を見はじめ、体温、心拍数とも低下する。
「な、なのはっ」
「嫌だな…こんなところで終わりなのかな…」
「なのはっ、しっかりしてなのはっ」
「…………」
「なのは!なのはっ!!」
フェイトが叫び、慌てて心臓マッサージと人工呼吸を始める。
――なんでっ、なんでこんなことに!




626 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/11/23(日) 23:05:41 ID:PTJ+tSiu




フェイトは泣きながらガバッと飛び起きた。ベッドが軋み、なのはの体がバウンドしそうなほど強く左胸を何度も押
し続ける。
「ふぇ、フェイトちゃん!ちょっ、ちょっと痛いよどうしたの!?」
「なのはっ、なのはぁあああ」
「フェイトちゃん、止めて止めて!」なのはがフェイトの肩を両手で押しとどめる。
「なのは……?」
目の前のなのはを良く見ると、手に触れるやわらかい胸が――あった。
そして小学生のものではない……オトナの体のなのは――がいた。
―――夢?
「フェイトちゃん、どうしたの?」
「なのは、大丈夫……?」目尻に涙をためたまま、フェイトが呟く。
「大丈夫って……大丈夫だけど?」
ちょっと昨晩は久し振りだったから…… と、そういう意味ではなさそうだ。
「良かった……ああ本当に良かった…なのは……」
フェイトは夢の内容をなのはに告げた。
「ゴメンね、フェイトちゃん帰ってくる前に上掛けをもう1枚増やさなきゃって昨日思ったんだけど、寒かったね」

昨夜長期出張から帰ったばかりのフェイトと愛し合った後、二人とも裸のまま寝てしまった。
「フェイトちゃん肩冷えきっちゃってる。おいで」
「なのは――」
フェイトは柔らかななのはの肌に包まれた。


*

脅かしてゴメン。だれか>623のネタでSS書いてあげてくれ
2009年08月30日(日) 21:27:12 Modified by coyote2000




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