28-130
130 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2009/10/07(水) 11:36:40 ID:Nk2DL2+f
「ひっく・・・ひっ・・・ぐす・・・」
二人きりになるとさっきまで怒っていたフェイトちゃんの目から涙がこぼれ始めた。
「ひっ、ひどいよなのは・・・ぐすん・・・昔の事しゃべるなんて・・・ひっく・・・」
ぽろぽろと涙を零しながら、フェイトちゃんは声を震わせる。
ふと小学生の時に喧嘩した時を思い出す。
あの時も、原因を作ったのは私だったっけ。
「ごめんね・・・ごめんなさい」
泣きじゃくるフェイトちゃんを私はそっと抱き寄せた。
椿の香りがふわりと漂う。
「・・・でもね、フェイトちゃん。別に悪気があった訳じゃないんだよ」
優しく・・・優しく、フェイトちゃんの頭を撫でる。
サラサラの髪の毛がちょっとくすぐったい。
「ただね、ヴィヴィオやキャロに教えてあげたかっただけなんだ。
普段は凄くかっこよくて、素敵なフェイトちゃんにもこんなに可愛いトコがあるんだよって」
「んっ・・・」
梳いていた髪をすくって口づけると、フェイトちゃんは小さく声を漏らした。
「それと、私はフェイトちゃんのことなら何でも知ってるんだよって、自慢したかったって気持ちもあるかな」
「なのは・・・」
今度は腕の中で顔を上げたフェイトちゃんの頬にキスを落とす。
涙のしょっぱい味がちょっぴりした。
「大好きだよ、フェイトちゃん。だから許して?フェイトちゃんに嫌われちゃったら、私も泣いちゃうよ?」
「・・・うん」
こくりと頷くフェイトちゃんを私はぎゅっと抱きしめる。
本当に本当に大好きな私の王子様。
「ありがとう・・・じゃあ、仲直りしよっか?」
「えっ? きゃっ?!」
少し乱暴に・・・でもちゃんと気持ちを込めて、私はフェイトちゃんをベッドに押し倒す。
「な、なのは・・・」
「ふふっ、今日もいっぱいいっぱい、思い出作ろうね、フェイトちゃん」
10年後、20年後に今日の事をまたキャロやヴィヴィオに笑って話す事が出来るように。
そんな事を考えながら、私はフェイトちゃんの温もりの中に沈んでいった・・・。
まぁ、結局はおしどり婦妻だということで。
勝手に続編
「ひっく・・・ひっ・・・ぐす・・・」
二人きりになるとさっきまで怒っていたフェイトちゃんの目から涙がこぼれ始めた。
「ひっ、ひどいよなのは・・・ぐすん・・・昔の事しゃべるなんて・・・ひっく・・・」
ぽろぽろと涙を零しながら、フェイトちゃんは声を震わせる。
ふと小学生の時に喧嘩した時を思い出す。
あの時も、原因を作ったのは私だったっけ。
「ごめんね・・・ごめんなさい」
泣きじゃくるフェイトちゃんを私はそっと抱き寄せた。
椿の香りがふわりと漂う。
「・・・でもね、フェイトちゃん。別に悪気があった訳じゃないんだよ」
優しく・・・優しく、フェイトちゃんの頭を撫でる。
サラサラの髪の毛がちょっとくすぐったい。
「ただね、ヴィヴィオやキャロに教えてあげたかっただけなんだ。
普段は凄くかっこよくて、素敵なフェイトちゃんにもこんなに可愛いトコがあるんだよって」
「んっ・・・」
梳いていた髪をすくって口づけると、フェイトちゃんは小さく声を漏らした。
「それと、私はフェイトちゃんのことなら何でも知ってるんだよって、自慢したかったって気持ちもあるかな」
「なのは・・・」
今度は腕の中で顔を上げたフェイトちゃんの頬にキスを落とす。
涙のしょっぱい味がちょっぴりした。
「大好きだよ、フェイトちゃん。だから許して?フェイトちゃんに嫌われちゃったら、私も泣いちゃうよ?」
「・・・うん」
こくりと頷くフェイトちゃんを私はぎゅっと抱きしめる。
本当に本当に大好きな私の王子様。
「ありがとう・・・じゃあ、仲直りしよっか?」
「えっ? きゃっ?!」
少し乱暴に・・・でもちゃんと気持ちを込めて、私はフェイトちゃんをベッドに押し倒す。
「な、なのは・・・」
「ふふっ、今日もいっぱいいっぱい、思い出作ろうね、フェイトちゃん」
10年後、20年後に今日の事をまたキャロやヴィヴィオに笑って話す事が出来るように。
そんな事を考えながら、私はフェイトちゃんの温もりの中に沈んでいった・・・。
まぁ、結局はおしどり婦妻だということで。
勝手に続編
2010年02月10日(水) 18:25:44 Modified by ami_solger