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246 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2009/10/15(木) 06:30:12 ID:kyYXGdMC
KY的に小ネタ投下しますー。
タイトルは「母と娘」とでも言っておきます。
それでは下から本文です。

私とフェイトちゃん、二人で公園に遊びに来ていた時のこと。
フェイトちゃんが遊具で遊んでいる内に、私はこっそり花を摘んで花冠を作った。
「フェイトちゃーん」
私はフェイトちゃんを大きな声で呼ぶ。
そして向こうから駆けて来たフェイトちゃんの頭に「はい!」と、後ろ手に隠していた花冠を被せてあげた。
すると……。
「なのは……」
「えっ!? 何で泣くの、フェイトちゃん?」
「ひっく……プレシア母さんを、っく……思い出しちゃって……」
詳しく話を聞いたら、アリシアの記憶の中に、優しい表情で花冠を被せてくれる在りし日のプレシアさんが居たらしくて。
泣きじゃくるフェイトちゃんが見ていられなくて、私は。
「フェイトちゃん……」
フェイトちゃんの頭を抱き寄せる。
「なの、は?」
戸惑うフェイトちゃんをより一層強く、強く抱き締める。
「私が今日だけ一日お母さんになってあげるから、だから……」
――今はいっぱい泣いていいよ?
そう言ってあげたら、フェイトちゃんは大きな声で泣き始めて。
私はその背中をポンポンと、優しく叩いてあげる。
フェイトちゃんの心が少しでも安らぐように、優しく、優しく。

そんな昔の、懐かしい思い出。

247 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2009/10/15(木) 06:37:26 ID:kyYXGdMC
「なのはママー、支度出来たー」
「うん。 行ってらっしゃい、ヴィヴィオ」
「はーい、行ってきまーす」
あれから十年。
元気に外に駆け出して行くヴィヴィオの背中を見送ってから、私はベランダで洗濯物を取り込んでいた。
すると、横に私よりちょっと背の高い影が。
「手伝うよ、なのは」
「ありがとう、フェイトちゃん」
フェイトちゃんと二人で一生懸命、カゴに洗濯物を入れていく。
「なんだかこうしてると、私もママになったんだなって気がするよ」
最後の洗濯物を取り込んで、カゴを持ち上げた私はそう呟く。
「そうだね。 だけど、なのはは凄くママに向いてると思うよ」
「そうかな……?」
「そうだよ。 なのはは昔からそう」
優しい表情で私の前髪を撫でるフェイトちゃん。
その視線は私を見ているようでいて、どこか遠くを見つめていて。
「だってなのはは昔から、優しいママだったんだから」
まるで私を通じて何かを思い出しているみたい。
「なあに、それ?」
「何でもないよ。 それより……」
私を優しく抱き締めるフェイトちゃん。
私もカゴを置いて、優しく抱き返す。
「ヴィヴィオを二人でしっかり育ててあげようね」
……その一言には、どれだけの意味が込められていたのだろうか。
私には計り知る事の出来ない複雑な想いが、そこには込められていた気がして。
「うん……もちろんだよ、フェイトちゃん」
私の返事に、満面の笑顔。
いつの頃からか、フェイトちゃんはこんなに優しい笑顔を浮かべるようになった。
「ありがとう、なのは……」
「うん……」
二人だけの静寂に、フェイトちゃんが私の背中をポンポンと叩く音だけが温かく響いていた。


以上、投下終了。
昔のプレシア母さんの優しい表情と、今のフェイトママの優しい笑顔は対比させたつもりです。
時間の経過が上手く表現出来ていれば幸いですm(_ _)m
2010年02月10日(水) 18:45:15 Modified by ami_solger




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