31-307
311 :名無しさん@秘密の花園:2010/05/01(土) 16:45:32 ID:jf7H7Rzf
ティアとスバルはバイクで郊外の公園にお出かけです。
「ティアとお出かけなんて久しぶりだよー!」
「お互い、忙しくなったからねえ」
「ふっふっふ。今日は絶好の晴天、木陰にはレジャーシート、あたしの横にはティアナ・ランスター!」
「いちいち指さすな!」
「だって、嬉しいんだもん! ねえティア、ごはんどうする?」
「……はい」
「ん? なにこれ、ランチボックス?」
「別に」
「ぱかっとな。……あ、ひょっとして、これってティアの手作り(もごもご)!?」
「うっさい! ちょ、ちょっと材料余ってただけよ!」
「えへへー。それでもあたしは嬉しいのだ。いっただっきまーす!」
「ほんっと、犬みたいねあんたは」
「お、ウィンナーがちゃんとたこさん・かにさんしてる。分かってるね、ティア!」
「いいから、食べなさいってば!」
もぐもぐ。
「あのさ。どう、味は?」
もぐもぐ。
「……美味しいよ!」
「やれやれ。よかった」
もぐもぐ。
「ちょ、ちょっと、いつまで食べてんのよ!」
「アニメ第4期が始まるまで?」
「それ、あたしの分も入ってるんだけど!」
「へ? そうだったの?」
「こんのバカスバルー! また、お昼買わなきゃいけないじゃない!」
「ごめん、ティア! でもほら、これも訓練だと思って」
「なんで休日に私服で訓練しなきゃいけないのよ!」
「ごめんよティアー!」
帰宅後。
「甘っ! なによこれ!」
あたし、ティアナは、口に含んだじゃがいもを思わず噴き出してしまった。
確かに、塩を入れたはずなのだが……
「ん?」
普段さとうをしまっている調味料入れに、「しお」と書いてある。
普段しおをしまっている奴には、「さとう」と書いてある。
つまり、これは……
「しまい違えた!?」
ということは、つまり……
「あの弁当も、ひどい出来だった筈」
それなのに、あいつは文句一つ言わずに、それを食べた。
しかも、あたしに気を遣わせまいと、それをたいらげた。
こんな時、あたしが言う台詞は1つしか無いのだ。
「……バカスバル。」
>307これもあり?
ティアとスバルはバイクで郊外の公園にお出かけです。
「ティアとお出かけなんて久しぶりだよー!」
「お互い、忙しくなったからねえ」
「ふっふっふ。今日は絶好の晴天、木陰にはレジャーシート、あたしの横にはティアナ・ランスター!」
「いちいち指さすな!」
「だって、嬉しいんだもん! ねえティア、ごはんどうする?」
「……はい」
「ん? なにこれ、ランチボックス?」
「別に」
「ぱかっとな。……あ、ひょっとして、これってティアの手作り(もごもご)!?」
「うっさい! ちょ、ちょっと材料余ってただけよ!」
「えへへー。それでもあたしは嬉しいのだ。いっただっきまーす!」
「ほんっと、犬みたいねあんたは」
「お、ウィンナーがちゃんとたこさん・かにさんしてる。分かってるね、ティア!」
「いいから、食べなさいってば!」
もぐもぐ。
「あのさ。どう、味は?」
もぐもぐ。
「……美味しいよ!」
「やれやれ。よかった」
もぐもぐ。
「ちょ、ちょっと、いつまで食べてんのよ!」
「アニメ第4期が始まるまで?」
「それ、あたしの分も入ってるんだけど!」
「へ? そうだったの?」
「こんのバカスバルー! また、お昼買わなきゃいけないじゃない!」
「ごめん、ティア! でもほら、これも訓練だと思って」
「なんで休日に私服で訓練しなきゃいけないのよ!」
「ごめんよティアー!」
帰宅後。
「甘っ! なによこれ!」
あたし、ティアナは、口に含んだじゃがいもを思わず噴き出してしまった。
確かに、塩を入れたはずなのだが……
「ん?」
普段さとうをしまっている調味料入れに、「しお」と書いてある。
普段しおをしまっている奴には、「さとう」と書いてある。
つまり、これは……
「しまい違えた!?」
ということは、つまり……
「あの弁当も、ひどい出来だった筈」
それなのに、あいつは文句一つ言わずに、それを食べた。
しかも、あたしに気を遣わせまいと、それをたいらげた。
こんな時、あたしが言う台詞は1つしか無いのだ。
「……バカスバル。」
2010年07月25日(日) 16:24:37 Modified by sforzato0