Wiki内検索
メニューバーA
タグ
11-471 28-206 28-342 28-519 304 428 458 47 532 6-502 913 aa gbhs4w75 mspuqpiv pluto ピチピチ ◆1gx5q3ma8y ◆34ietljps6 ◆6gzt0d6rrc ◆8giervnano ◆9oq0gi8lfs ◆gtd5kcksn. ◆jhf0qdqssc ◆k1m2.fa0dm ◆nna2fui0zk ◆okpddn8iwc すいもう すずか すずか×アリサ なのは なのは×ティアナ なのは×フェイト なのはフェイトの娘 はやて はやて×すずか はやて×カリム アギト アクエリアス アリサ アリサ×すずか アリシア アルキメデス アルフ ウーノ ウェンディ エイミィ エリオ エロ オットー カリム キャロ キャロ×フェイト ギンガ ギンガ×フェイト クアットロ シグナム シグナム×ティアナ シャーリー シャッハ シャマル シャマル×キャロ スバル スピノザ セイン セッテ チンク ティアナ ティアナ×なのは ディード ディエチ デバイス トーレ トーレ×セッテ ドゥーエ ドクター ナカジマ家 ナンバーズ ノーヴェ バルディッシュ フェイト フェイト×なのは フェイト×ギンガ プレシア ヤンデレ ユーノ ユーノ×ロッサ ヨン◆h7y.esozi リインツヴァイ リイン初代 リンディ ルーテシア レイジングハート レティ ロッサ ヴィータ ヴィヴィオ ヴィヴィオ×なのは 或る捜査官 恭也 空気ブレイカー 高町家 鮫島 士郎 紫水 自作絵 修学旅行 宵月 八神家 非エロ 美由希 落ちはまだ未定 薔薇
最新コメント
最近更新したページ
フリーエリア

38-988

注)なのフェイ、ランジェリーショップにて


今日は久しぶりのデートで、フェイトとなのはは街へ出かけていた。
映画館を出て、カフェでケーキを満喫した後、今はウィンドウショッピングを楽しいんでいた。
天気予報通り、雲一つない青空が広がっている。季節は夏、遮るもののない大通りは、日差しが肌に痛いくらいだった。
二人は涼しさを求めて、駅前にある大型のショッピングモールに足を踏み入れた。
つい先日リニューアルしたばかりらしく、大幅に店舗が入れ替わっている。
他愛もない会話をしながら、新しく入った店や新商品を見てまわっていたが、なのはが不意に歩みを止めた。
「あ、あれかわいいー。ちょっと見てもいい?」
なのはが指さす方を見ると、ランジェリーショップがあった。フェイトの頬が薄っすらと染まる。
「…うん、いいよ」
「フェイトちゃんは?」
「え?」
別なことを考えていたから、急に話を振られて反応に困った。
いまのところ特に買い替える必要はないし…、フェイトの返事を待たずになのはが続ける。
「いっつも黒系だよね。たまには違うのとか着けてみる?」
「ぇっ?!わ、私はいいよ」
フェイトは顔が再び熱くなるのを感じていた。下着の色をそんなに大きな声で言わないで欲しい。

リニューアルオープンした店のようで、広告がでかでかと張られていた。店内には色とりどりの商品が並んでいる。
二人が店の中に入ると、奥からすぐに店員がやってきた。
「お客さん二人ともスタイルいいですね〜。どういったのをお探しですか?」
なのはがいくつか商品を手にとり、あれこれと話をしているのを後ろに立ちながら何気なく眺めたら、横から声をかけられた。
「お客さんはどうですか?これとか似合いますよ」
「わ、私はいいですっ」
「絶対似合いますよ〜。そちらのお客さんも。どうぞ試着してください」
当店のイチオシだという商品を手に無理やり握らされ、なのはと一緒に試着室の中に押し込まれる。




「…なのは」
「んー?」
なのはがさっそく上着に手をかけ脱ぎ始めた。フェイトは注意深く視線をそらしながら尋ねる。
「あの、こーいう店の試着って普通二人で入ったりするのかな?変じゃない?」
パチンとホックの外れる音が耳に入り、慌てて背中を向けた。先ほどからドキドキと鼓動が早くなっていた。
「このくらい大きかったら別に変じゃないと思うけど」
「店側も二人一緒に試着してもらったほうが時間も短縮になるし」
「……なのは、誰かと入ったこととか、あるの?」
もしそうだとしたら、なんとなく、本当になんとなくだが面白くない。そう思っていたフェイトだったが、なかなか返事が返ってこない。
恐るおそるというふうに、ゆっくりと振り返ると、もうすでに試着し終えたなのはが目の前に立っていた。
フェイトを見て意地悪くにこりと微笑む。
「気になるんだ?」
「いや、別に…」
「ふーん。気にならないんだ?」
今度は、冷ややかな視線がフェイトに注がれる。
もちろん気になるから聞いたわけで、でも、素直に答えるには抵抗があった。
言葉に詰まってしまたフェイトになのはが可笑しそうに笑う。
「…うぅ、」
「ふふっ。フェイトちゃん焼きもちやきだ」
「ち、違うよ。そんなんじゃなくて…」
バレバレな否定をするフェイトをなのはが追い詰める。逃げようにも、こんな狭い空間の中に逃げ場はなく、すぐに背中が壁にぶつかってしまった。
なのはがゆっくりと距離をつめてきたので、フェイトは無駄な抵抗をあきらめた。
焼きもちだよ、そう答えようと思ったとき、ぎゅっとなのはに抱きしめられていた。
「わ、わわっ。なのは、ちょっと?!」
「フェイトちゃんがあんまり可愛くてムラムラしちゃった」
「えぇ?!ちょっと、な、ん」
驚きに声をあげるフェイトの唇がふさがれる。フェイトは軽くパニックになっていた。
やさしく触れただけのそれはすぐに離れたものの、肩を掴まれて体重をかけられた。急なことに対応できずフェイトは尻もちをつく。
慌てて左手で自分を支え、右手でなのはの肩を押し返す。大声にならないように注意しながらも心の中では叫んでいた。
「なのは、ここ試着室だよ!」
「知ってるよー。ただ、最近してないな〜って思っただけだもん」
フェイトとは対照的なのんびりとした声が返ってくる。
なのはの行動にフェイトは完全に動揺していた。止める間もなくあっという間に上半身が裸にされる。




気づけば、なのはがフェイトの背後にまわっていた。
脇腹を這い上がってくるやわらかな指先に思わず目をつむって唇をかみしめた。
硬くなった蕾に触れられると、抑えきれずに、声が漏れてしまう。
「…ぁっ……」
両側から胸を軽く持ち上げられる。耳たぶを甘噛みされ、フェイトの身体は小さく震える。耳元でなのはがくすりと笑った。

「はいっ。これでいいかな。フェイトちゃん、ちゃんとフィッティングしないと、形崩れちゃうよ?」

一瞬、何を言われたのかフェイトは理解できなかった。しばらくして、目の前の鏡に写る呆けた自分と目が合いハッと我に返る。
視線を少し下に落とせば、フェイトの胸には先ほど店員に渡されたブラが着けられていた。
なのはが背中越しに鏡を指さし、うれしそうに言う。
「わぁ、すっごく似あってる」
「……」
「フェイトちゃん、どうかした?わたしはどうかな?」
無言のまま動かないフェイトを全く気にすることもなく、なのはは鏡に向かい軽くポーズなどをとっている。
フェイトが盛大なため息をついた。ゆっくりと振り返ると蒼の瞳と目があった。なのはが、いたずらっぽく笑う。
再びため息がこぼれた。フェイトは、とりあえず、思っていることを口にした。
「……よく似合ってるよ」

xxxx

店を出て、手をつなぎながら、先に歩き出したなのはをフェイトは少し強引にひっぱた。
顔を近づけ、その耳元で囁く。
「帰ったら、私が着けてあげるから」
これは、フェイトなりの宣戦布告のつもりだった。やはり、からかわれたままでは面白くない。
なのはがどう切り返してくるのかとフェイトは身構えていたが、予想はあっさりと裏切られる。
フェイトの言葉にポッと頬を桜色に染めたなのはが、上目使いでフェイトを見つめてきた。
反射的に胸がドキリと跳ねる。
なのはの顔がだんだんと近づいてきて、キスができるほどの距離まで縮まった。
フェイトの耳に口を寄せたなのはが甘い吐息とともにそっと呟く。

――戦意喪失。フェイトは白旗をあげた。
そう、いつだって、無条件降伏をさせられてしまうのはフェイトの方なのだ。
なのはに振り回される自分が実はそんなに嫌いじゃないのかも
火照る顔を手うちわで扇ぎながら、フェイトは今更ながらそんなことを思ってみた。

埋め。
小悪魔、誘い受け、乙女、このコンボのなのはちゃんは無敵だと思ってる
フェイトそんがメロメロになってしまうのも仕方がない。ん、まぁ、同じく…
2011年12月10日(土) 00:51:21 Modified by sforzato0




スマートフォン版で見る