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223 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/09/06(木) 01:39:17 ID:RybNrwBA
唐突になのフェイ←はやて
ふと、廊下に微かに響く二人の話し声。
それは聞き慣れた声で。大切な恋人と、大切な親友の話し声。
何とはなしにその声の方に近づく。近づくたび「おや?」となる。
親友の声が──なにやらひどく切羽詰っている感じがするのだ。
勿論、会話の内容は未だよく掴めない。
だけど──
「あのな、フェイトちゃん。私、私な──」
だけど、それ以上は。
「フェイトちゃん!」
思わず叫ぶ。
「なのは?」
「なの、はちゃん…」
いきなりの私の登場に目を丸くする二人。明らかに動揺しているはやてちゃんの顔。
「ごめんね、はやてちゃん。ちょっとフェイトちゃん、連れてくよ。」
そう言いながら乱暴にフェイトちゃんの右手首を掴んだ。はやてちゃんが何か言いたげに私を見る。だけどそんなの構ってられない。
半ば引きずるような形でフェイトちゃんを連れて行く。フェイトちゃんが何か言ってるけど、一刻も早くこの場を去りたかった。
──今は、フェイトちゃんの目にはやてちゃんを映して欲しくなかったから。
唐突になのフェイ←はやて
ふと、廊下に微かに響く二人の話し声。
それは聞き慣れた声で。大切な恋人と、大切な親友の話し声。
何とはなしにその声の方に近づく。近づくたび「おや?」となる。
親友の声が──なにやらひどく切羽詰っている感じがするのだ。
勿論、会話の内容は未だよく掴めない。
だけど──
「あのな、フェイトちゃん。私、私な──」
だけど、それ以上は。
「フェイトちゃん!」
思わず叫ぶ。
「なのは?」
「なの、はちゃん…」
いきなりの私の登場に目を丸くする二人。明らかに動揺しているはやてちゃんの顔。
「ごめんね、はやてちゃん。ちょっとフェイトちゃん、連れてくよ。」
そう言いながら乱暴にフェイトちゃんの右手首を掴んだ。はやてちゃんが何か言いたげに私を見る。だけどそんなの構ってられない。
半ば引きずるような形でフェイトちゃんを連れて行く。フェイトちゃんが何か言ってるけど、一刻も早くこの場を去りたかった。
──今は、フェイトちゃんの目にはやてちゃんを映して欲しくなかったから。
2007年09月27日(木) 02:17:52 Modified by nanohayuri