｢合コン…誘われちゃってて……｣


……ｽﾞｷﾝと胸が傷んだ
…ま、俺なんかに止める権利など毛ほども無いんだがな。付き合ってたとしても
…というよりはお前とは付き合えないんたが


｢行ってくれば？｣
…また嘘ついた
本当は行って欲しく無いｸｾによぉ……
｢えっ…？ち、違うよ……｣
あーっ！…早口で捲し立てるに限るな
｢いいからいいから、気ぃ遣うな。楽しんでこい｣
…うん、オッケー


｢……ぃぃよ…｣
｢もういいよっ！！………………｣


｢お、おいっ！？｣


行っちまった
…………
｢おいおい？いいのか、追わなくて！？｣
｢…………いや、いい｣
俺みたいなやつと一緒に居て楽しいわけないし
｢あ…｣
プレゼント…渡し損ねたままだ…
鞄から取り出す
…元から似合わないんだよなー、タイミング分からんし…
｢……部屋にでもしまっとこ｣
上着のポケットに乱雑にしまい込んだ


｢おーい！打ち上げ。行くだろ？来いよ！｣
｢………いや、いいよ…｣


１人スタスタと家路に付く
はぁ〜……寒い
ああっ！？食事…作れん…
……コンビニでいいか…


｢うーっ…マズぃ｣
コンビニ弁当を粗食してベッドに寝転ぶ
……窓の方を見る
｢明かりは…ないか｣
まだ帰ってないようだ
そりゃそうだが
｢…少し…寝よ｣


少しずつ瞼が重くなっていく
｢……あ…｣


｢…昼の礼も……してなかったな…｣




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