午後５時３０分　１号棟


コンコン…
ドアをノックする音が聞こえる

「おう、開いてるぜ」


ガチャ…

「そろそろ体力気力も回復した頃合だろう。　俺たちはこれからビーチに行くが、お前はどうする？」
素っ気無い言葉とは裏腹に、アロハシャツに派手なサングラスという夏の装い。
何処からひねり出したかサーフボードまで担いでやる気満々なN。　誰だお前は。
傍らの少女も既に水着姿で大きな浮き輪を抱え、楽しみで仕方がないという表情である。

「ああ、オレもそろそろかなーって思ってたところだ。　よっしゃ行くか！」
「うむ。」
「……………（こくこく）」


果たして３人はビーチへと向かった



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