5225.No Title(EBH)

◆ 5225. No Title [みゆっち(みゆき改め)] 2006/02/23 00:25
  ┗ 5232. Re: No Title [大西泰斗] 2006/02/23 10:27
    ┗ 5390. 投稿者削除 [ ] 2006/02/27 20:52
    ┗ 6446. NHK教育テレビの新番組と先生の番組の関係 [みゆっち] 2006/04/14 01:48



5225. No Title [みゆっち(みゆき改め)] 2006/02/23 00:25

21日の講演会は、先生とクリスのこの10年間で積み上げられた熱意に打たれて、あっという間の2時間でした。

普段は、毎週木曜の20分という限られた時間での授業ですが、それとはまた雰囲気のちがった授業で、新鮮な気持ちで勉強をすることができました。

授業が理解できるのは講義をして下さる先生のハートのおかげです。この先、その授業内容を身に付けて、自分の財産とするのは、自分のハートですね。

これは、英語に限らずすべてに共通して言えることだと思うので、先生からもらったハートを無駄にせず、自分の中に植えつけていくように、努力していきます。

また、機会を見つけて生講演会に参加したく思うので、それまでは、NHK講座で勉強していきます。
そのときは、またよろしくお願いします。


5232. Re: No Title [大西泰斗] 2006/02/23 10:27

>みゆっちさん
 うん。生の講演会はみなさんといろんなものが呼応しているように感じます。これからも楽しみに来てくださいね。ありがと。


5390. 投稿者削除 [ ] 2006/02/27 20:52



6446. NHK教育テレビの新番組と先生の番組の関係 [みゆっち] 2006/04/14 01:48

先日の紀伊國屋での講演では、横浜講演とも趣向が異なっていて、臨場感のある復習をさせて頂きました。

さて、この4月から放映されているNHK教育TVの【新感覚 キーワードで英会話】を見てましたら、丁度makeを取り上げていて、大西先生から学んだmakeのイメージ
を使って、すんなり理解することができました。

この番組では、言い方は違うけれども、基本イメージを(その番組では、”コアのイメージ”とおっしゃていました)大事にされていて、文法用語に縛られない様なことも話されていました。

この講師の方と大西先生とは、英語教育者として以前ご一緒に活動などされていたのでしょうか?英語学習に対する考えが似ているように感じたため、こうした質問が沸いてしまいました。先生の番組が終わっても、引き続き、先生の様な英語方針と同じようなが内容が続くというのは、珍しいなとも思っています。


6450. Re: NHK教育テレビの新番組と先生の番組の関係 [Yoshie] 2006/04/14 12:57

こんにちは、はじめまして。

>さて、この4月から放映されているNHK教育TVの【新感覚 キーワードで英会話】を見てましたら、丁度makeを取り上げていて、大西先生から学んだmakeのイメージを使って、すんなり理解することができました。

私もこの番組テキストを買って、始まるのを楽しみにしていました。このところ、帰宅がおそくて、数回しか見ていませんが、日曜日の再放送で、まとめて見ようと思っています。


>この講師の方と大西先生とは、英語教育者として以前ご一緒に活動などされていたのでしょうか?英語学習に対する考えが似ているように感じたため、こうした質問が沸いてしまいました。先生の番組が終わっても、引き続き、先生の様な英語方針と同じようなが内容が続くというのは、珍しいなとも思っています。

3月1日の東京講演の際に、大西先生が「ネイティブの人でも無意識に使っている感覚をひとつ、ひとつ掘り起こしていくのに10年かかった。」とおっしゃたのを聞いていたく感動しました。
先生が、単語それぞれの<感覚>というものをどうやって、検証されてきたのだろうかと興味深く思っています。


6451. Re: NHK教育テレビの新番組と先生の番組の関係 [ちゅん] 2006/04/14 13:17


>私もこの番組テキストを買って、始まるのを楽しみにしていました。このところ、帰宅がおそくて、数回しか見ていませんが、日曜日の再放送で、まとめて見ようと思っています。

あ、いいこと教えてもらいました☆
私もまとめて見ますー♪似て非なるものの実力を。
http://www.nhk.or.jp/gogaku/english/keyword/index....


6453. Re: NHK教育テレビの新番組と先生の番組の関係 [Yoshie] 2006/04/14 19:27

ちゅんさん、こんにちは。
>あ、いいこと教えてもらいました☆
>私もまとめて見ますー♪似て非なるものの実力を。
でもタンゴ(ネコ辞書)があんまりかわいくないんです。CGキャラがいまいちなのが残念!


6456. 感覚の検証 [みゆっち] 2006/04/15 02:46

Yoshieさん、はじめまして。

>先生が、単語それぞれの<感覚>というものをどうやって、検証されてきたのだろうかと興味深く思っています。

はい。私も、とても興味があります。誰もが、その無意識下で使っているイメージを、どのようにして具現化されてきたのか、興味がありますよね。

以前、講演会で、次のような場面がありました。

聴講者の質問「単語の基本イメージを見つけるには、どうすればよいか(超要約)」

大西先生の回答「一つの英単語に充てられている複数の日本語訳に共通する点を見つけること(これも、超要約)」

なるほどと思って、いざ共通項を見つけようと実践はしてみるのですが、私には、とても難しいです。


6457. Re: NHK教育テレビの新番組と先生の番組の関係 [大西泰斗] 2006/04/15 10:48

>みゆっちさん
 こんにちは。
 ははは。無関係です。
 こうした語義の基本イメージ、核---まぁなんと命名してもいいのですが---を中心にその広がりをとらえる、この方法論は、僕のオリジナルではありません。Wittgenstein('Philosophical Investigations', Basil Blackwellなど) の「続類似(Family Resemblance)」, Rabbit-Duckの考察(参考文献として「ネイティブスピーカーの英語感覚」にあげてあります)を始め、こうしたアイデアはあたらしいものではありません。彼に限らず「単語の大元には何か共通したイメージ・感触がある」というアイデアは万人共通のものです。こうした考え方を理論的な考察に留めず英語教育の世界に広めたのは私が最初かもしれません。また文法記述を同様のやり方で簡略化が可能なことを示したのも私です。下手くそな絵をたくさん描いて文法を説明するってのも僕だろーな。ははは。
 ですから、他の方が「make のもとの意味は...」と発表することはそれほど驚くに値しないことなんですよ。
 アイデアは他にすでにあった。万人共通。そして、既存の方法論に対する優位が確かにある。だとすれば勝負は、その説明のキレであり、わかりやすさであり、有用性であり、一般性です。それを示すこと。それが何よりも重要なことだと思っています。そうした意味でこの番組が成功してくれればいいなぁって願っています。方向は正しいんだから。


6477. 単語の基本イメージ [りんご] 2006/04/15 11:19

大西先生、こんにちは。
私も、ある単語の基本イメージを見つけようと
下記のことを参考にやってみました。
はっきり「これだ!」というものは
見つかりませんでした。
でも、そのことばかりに力を入れても
前に進まないし、色々な英文を読んで
慣れて自然に感じて行けばいいかなと
思うのですが...
(でも、イメージの見つけ方、
もっと詳しく知りたいなぁ)

>「一つの英単語に充てられている複数の日本語訳に共通する点を見つけること(これも、超要約)」


6479. Re: NHK教育テレビの新番組と先生の番組の関係 [ゆう] 2006/04/15 11:52

みゆっちさん、Yoshieさん、はじめまして。

>「ネイティブの人でも無意識に使っている感覚をひとつ、>ひとつ掘り起こしていくのに10年かかった。」

Yoshieさんの書かれていた大西先生の言葉に私も感動です。10年の歳月をかけて出来上がった数々の本、ひとつひとつを大切にしながら、自分の中に取り入れようと決意を新たにしました。(ちょっと大げさ。)
イメージを文章にしたり言葉にする、しかもいろんな人にわかりやすくするってとっても難しいけれど、大西先生は見事にやってのけてる。
きっと、英語だけじゃなく日本語も大好きなんでしょうね。


6485. Re: NHK教育テレビの新番組と先生の番組の関係 [laforet] 2006/04/15 21:45

大西先生こんにちは。
原宿です。。。


>彼に限らず「単語の大元には何か共通したイメージ・>感触がある」というアイデアは万人共通のものです。

確かにそうですよね。イメージ感覚って誰にでも
共通に理解できるものですね。
先生が挙げられたWittgensteinやRabbit-Duckという
先駆者たちもすでに方法論を考えていたんですね。
一度その書籍を勉強してみます。


>こうした考え方を理論的な考察に留めず英語教育の世>界に広めたのは私が最初かもしれません。

そうですね。私が先生の本に最初に出会ったのは、
10年ちょっと前です。それまでは、今からすれば
旧態依然とした複雑な文法解析の文法書が山ほど
あった中で、先生の斬新なアイディアで書かれた
書籍に出くわしカルチャーショックを覚えました。
先生の説明のキレ、分かり易さは天下一品!!

先生、日本の英語教育のためにも是非風穴を開け、
新風を吹き込み続けていってくださいね。


6495. Re: 単語の基本イメージ [みゆっち] 2006/04/16 23:59

>りんごさん。
はじめまして、みゆっちと申します。

>はっきり「これだ!」というものは
>見つかりませんでした。

一人で探索すると、限界があるし、そう断定する自信もないので、「こんな感じかな…」って次に進んでますね。

>でも、そのことばかりに力を入れても
>前に進まないし、色々な英文を読んで
>慣れて自然に感じて行けばいいかなと
>思うのですが...

何かを理解するときって、必ず、どこかで止まってしまうけど、その躓いた点に集中しすぎると、そこで、今までの流れが止まってしまい、結局、全体像を掴めないまま終わってしまいますよね。

単語の共通イメージの探索と文章を読むことを並行していくことを心がけています。どちらが欠けることなく、バランス良くですよね。


6496. Re: NHK教育テレビの新番組と先生の番組の関係 [みゆっち] 2006/04/17 00:18

>ゆうさん
はじめまして。

>きっと、英語だけじゃなく日本語も大好きなんでしょうね。

他人に、ものを説明することは、説明する人が本当に理解していないとできないし、説明を受ける人の立場に立った説明がなければ、単なる独擅場に終わってしまう。その時に、説明者に一番問われる力量って、やはり日本語で、いかに説明を受ける日本人の立場に立って説明をしてくれるかでしょうね。

先生は、番組でスキットの解説をされるときに、たまに、英単語を言いかけて、日本語に直して解説されています。そういうシーンを見ると、説明を受ける側を考えていてくれるのかなって思います。

先生は、次のサイトで、日本語(特に古典)の楽しさを話されています。
http://www.eigotown.com/culture/people/onishi.shtm...

ご参考にして見てください。


6497. Re: NHK教育テレビの新番組と先生の番組の関係 [みゆっち] 2006/04/17 00:43

>先生
お返事ありがとうございます。

>無関係です。
了解です。

>「単語の大元には何か共通したイメージ・感触があ
>る」というアイデアは万人共通のものです。

これは、すべての事象に、1対1の関係で訳語はあるものの、その訳語は、その事象に出会った人の主観を介した表現であるが、その主観を介さずに、客観的に万人に共通なものとして、基本イメージがあるということでしょうか?

>こうした考え方を理論的な考察に留めず英語教育の世>界に広めたのは私が最初かもしれません。また文法記>述を同様のやり方で簡略化が可能なことを示したのも>私です。

広めてくださり、示してくださり、本当にありがとうございます。英語は嫌いではないけど、ついつい見構えてしまってましたが、そんな身構えることなく、楽に英語に触れることができそうです。

>下手くそな絵をたくさん描いて文法を説明するっての
>も僕

目に見えないアイデアやイメージを視覚で訴えるのは、本当に難しいと思います。わたくしごとですが、手話(日本手話、ASL)と出会ってから、そうした抽象的なものを視覚で訴えることの大切さを知りました。

是非、これからも視覚も使って、説明のキレ、わかりやすさ、有用性、一般性を大事に、今までの英語にわだかまりを持っている人、そうでない人、これから英語に触れる人たちに示していって欲しいと思います。


6498. Re: NHK教育テレビの新番組と先生の番組の関係 [みゆっち] 2006/04/17 01:00

laforetさん(?)、原宿さん(?)、 
はじめまして。みゆっちと申します。

>イメージ感覚って誰にでも、共通に理解できるものですね。

紙上の文字・口頭の言葉では、通じ難くても、イメージで通じさせる方が通じやすいなんて、世の中いくらでもありますよね。そんな手法が英語にも通用することを教えてくれた先生には、本当に感謝ですね。

>先生が挙げられたWittgensteinやRabbit-Duckという
>先駆者たち

”Rabbit-Duck”って、人の名前というより、一つの絵を見ると、視点をどこに集中させるかで、ウサギに見えたり、アヒルに見えたりする絵の名前だと思います。

その人の主観によって、見方が違ってくるので、解釈も異なるという代表例みたいな絵ですね。
他にも、見方によっては、毛皮の女性に見えたり、お婆さんの顔に見えたりっていう類ですね。


6499. Re: NHK教育テレビの新番組と先生の番組の関係 [laforet] 2006/04/17 02:13


>先生が挙げられたWittgensteinやRabbit-Duckという
>先駆者たち


おっと、ミスプリです。。。意味不明ですよね。(^^;

>先生が挙げられたWittgensteinやRabbit-Duckの考察
>をしたという先駆者たち

以上に訂正です。。。(^^;


6504. Re: NHK教育テレビの新番組と先生の番組の関係 [ゆう] 2006/04/17 21:41

>みゆっちさん

英語タウン、読んできました。
教えてくださってありがとうございます。

大西先生って言語学者だったんですかー、知らなかった。
国語の先生だったとしても「ハートで感じる古典文学」で私達の前に颯爽と現れ、楽しませてくれたんでしょうね、きっと。


6509. Re: NHK教育テレビの新番組と先生の番組の関係 [青汁] 2006/04/18 03:31

田中先生はかなり前からアルクなどから本をお出しになっておられます。その大部分は今は手に入れることが難しいですが・・・私がこのようなイメージでとらえることに最初に出会ったのは田中先生の著書でした。門人の河原清志さんの「絵で英文法」なんかも田中先生のスタイルを踏襲されてて広がりを感じています。大西先生ほど知名度はないかもしれませんが、田中先生は結構古いんですよ。


6528. Re: NHK教育テレビの新番組と先生の番組の関係 [ナガオカ] 2006/04/20 12:16

>はじめまして、青汁さん

そうなんですか・・・元祖イメージは田中先生なんですね。でも良く似てますよね。


6530. Re: NHK教育テレビの新番組と先生の番組の関係 [青汁] 2006/04/20 14:53

>ナガオカさん

Eゲイト英和辞典はご覧になりましたか?先生のコアイメージが網羅されていますよ。


6632. Re: 単語の基本イメージ [りんご] 2006/04/23 18:31


>何かを理解するときって、必ず、どこかで止まってしまうけど、その躓いた点に集中しすぎると、そこで、今までの流れが止まってしまい、結局、全体像を掴めないまま終わってしまいますよね。

そうなんです。集中しすぎて、考えが纏まらず
嫌になってしまうんです。(なるべく、そうならないようにしたいのですが...)


>単語の共通イメージの探索と文章を読むことを並行していくことを心がけています。どちらが欠けることなく、バランス良くですよね。

みゆっちさんの方法を参考にしながら、
これからも英語を学んでいきたいと思います。
有難うございました。


6646. 大西先生の教えです [みゆっち] 2006/04/24 22:53

>集中しすぎて、考えが纏まらず嫌になってしまうんです。

そういう時ってありますよね。
嫌になったら、全く分野の異なる本を読んだりして、
ひとまずは、その所から距離を取って、そして、
また、やり直すと、一瞬にして、絡まっていた糸が
するするって解けるかのように、理解できたりすることがあるみたい。

>>単語の共通イメージの探索と文章を読むことを並行していくことを心がけています。どちらが欠けることなく、バランス良くですよね。

>みゆっちさんの方法を参考にしながら、
>これからも英語を学んでいきたいと思います。

いえいえ、これは、大西先生がお話していたのを
心に留めて、ここに書いているだけですので、これを、運用していかないと、ですね。


6735. Re: 大西先生の教えです [パーヤン] 2006/04/29 08:34

良ツリーなので上げます。

>その所から距離を取って、そして、
>また、やり直すと、一瞬にして、絡まっていた糸が
>するするって解けるかのように、理解できたりすることが>あるみたい。
色んな角度からみるのもいいと思いますよ。僕はこの番組浮気中の身ですがw両大先生のイメージを見比べてみると立体的に浮かび上がってくるものもあるのではないでしょうか?田中先生の方が更に抽象的な感じを受けますが、それが大西先生の基本イメージといい距離感を保って吸収できます。


6835. 具体的な捉え方 [みゆっち] 2006/05/01 01:06

パーヤンさん、はじめまして。

>田中先生の方が更に抽象的な感じを受けます
CGを使用されているからかな?

大西先生は、顔、目線、手…つまり、表情と身体と先生が鳴らす効果音(これは、結構、はまりました)で人間味溢れる手段でイメージを伝えて下さってる点で、より具体的で、自分の感覚としても印象に残りましたね。


6850. Re: 具体的な捉え方 [パーヤン] 2006/05/01 08:49

>田中先生の方が更に抽象的な感じを受けます
いや、更に漠然にと言った方が正確ですかね。
漠然としすぎてわかりにくいという方もいるかもしれません。多分慣れながらそこから削っていけということだと思います。
一方大西先生はミニマムなのかはわかりませんが、日本人の言語感覚で理解しやすいところに基本イメージをおいて
そこから連想していく(膨らましていく)感じがします。
なので両視点で見ると立体的に輪郭が見えてくる気がしています。



2007年05月18日(金) 16:37:35 Modified by onishi_eah1




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