ネーム:投稿01
ページ数は36ページ
目的は必要な文字情報を洗い出すこと。- 台詞
- ナレーション
- 効果音
- 注釈
右始まり
起
1P
結局、初めての勝利をつかみその都市の支配権を得るが。- N「サリバン市民諸君。われわれは人類尊厳戦線である。心配しないでほしい
。ただ、われわれの隊員のほとんどである改造人間にも人間として認めてもらいたいだけだ。」
道には新たな支配者に驚く市民があふれていた。
みな不安な顔をしている。
整然と片付けていく。
その中で冷徹な、さげすんだ目をした一団がバスに乗り込んでいく。
多くの荷物を持った召使を引き連れて。
2p
- N「脱出したい者を妨害しない」
「さすが、貴族(ボーグ)は違うな。」
- N「諸君、脱出を妨害することを作戦本部は禁じる。」
ヘルメットを脱いでいる。
そこに疑問を抱く主人公。(片腕がなくなっている。)
「あんなに死んだのに」
目の前を死体が運ばれていく。
「だからこそだ。われわれは拒んではいけない。恨みを晴らしに着てるんじゃないだ。」
「でも彼らは墓に葬れる。よくやった。」
顔をうずめる。
ここから嵐の場面が出てくる。
3p
伝説によればたった100年前、世界には人間は一種類しかいなかったらしい。
でも、星と星との間で起こった戦争の結果空は曇り
世界は塵と氷と寒さに閉ざされた。
希望の星アメリカ。
この苦境を超えて星の世界に帰ろうとする国。
でも人々はネットワークに参加し、そうでないものは人として扱われない世界
私たちはそこで生まれた。ある者は実験動物として
ある者はペットとして、ある者は奴隷として。
私は人として生きたい。
だから戦う。
4p
話は前に戻る前日午後11時。
砂嵐の夜
- N「素敵な夜だ」
- S「こんな嵐が?」
- N「少なくとも死人は少なくなる」
- S「普通の人間だったら死んでる」
- N「まあな、われわれを含め人間の欲が招いた結果だ。」
- S「もし地球がきれいだったら?」
- N「さあ、少なくとも「希望の星、アメリカ」なんて連中はいなかっただろうな。」
- S「皮肉ね」
暗闇の嵐の中でろうそくの明かりが頼りなくともされるビルの群れ。
たくさんの足跡が家々に入っていく。
- ざざざ
5P
通信手段は良好。- S「現在、予定ポイントの北側だ。」
- N「予定の時間が近いあまり寄り道するなよ」
大規模な救出作戦が中規模都市で行われる。
目標は1万人のペットとなっていた改造人間の救出。
- N「目標は1万。現在救出活動は順調に実施中」
- N「ボーグ側ネットかく乱は有効です。」
- N「各ボーグ間の連携した挙動は見られません。救援までだんまりを決め込んでいるようです。」
6P
主人公はその作戦に参加。ビルの屋上から様子を見ている。荒れ狂う嵐。メインの怪人役として志願、任務はヒーローの足止めを行い見事負ける事。
- S「私は怪人、役目はやられるまでやつらをひきつけておくこと」
- S「そして死ぬこと・・・」
眉間にしわを寄せる。
暗い部屋の中
うずくまってひそひそ話をする声。
ぬいぐるみが3体。
「あのやつらがきたんですってよ」
「何年か前もきたって聞いたけど」
「僕らをさらいに来たんだよ」
「でも開放とかって・・」
「馬鹿、あれはやつらの言い分だよ、信じちゃだめさ」
近づく足跡。冷や汗の出る面々
「人類尊厳解放戦線だ。君たちを開放しに来た!」
「人間本来の尊厳を取り戻したい者は一緒に来るといい」
そこに蹴りが飛ぶ
ぎゃん
7P
蹴り飛ばされた解放戦線の兵士はぐったりとなる。「ご主人様」
「うちの子を渡したりしないよ、この野良ぬいぐるみども」銃を構える女
「ボーグだ。」
「われわれは略奪ではなく救出に来たのだ」
バシュ!「電撃!」
容赦なく電撃で回路を使用不能にする。
「声が聞こえなくなった・・」あせる女
「ご主人様!」
牽制する解放戦線兵士。
「君たちは元はあの女と同じ人間だ。どうする」
8P
本拠地での主要メンバーを集めた作戦会議室。ホログラムがある。今回のメインオペレターが作戦の概要の説明を始める。
作戦は練りに練った作戦だった。作戦本部の画面が出てくる。
気候条件は人間が活動するには最悪の砂嵐。
「今回は3ヶ月ぶりの救出作戦となる。」
「ボーグの領域ではかなりの大都市であるサリバンが今回のターゲットだ。」
「ここにはわれらが同胞がペットとして鎖につながれ折の中に換金されている。」
「その数、予想では3万。大半がペット、もしくは肉体労働の奴隷だ。」
「この図はTheWorldの予測だ、来週の砂嵐を利用する。」
「この砂嵐ではわれわれのように改造人間以外ではまともに活動できない」
9P
微妙に入れておいた錘によって送電線がショートを起こすようになる。そして異変になれて安心したところを急襲することになっていた。
- 「当日嵐の中を夕暮れより出撃する」
- 「予定では日暮れと同時に高圧送電線すべてで絡まりによる送電線の切断、」
- 「目標区域全体での停電となる、一応ネットワーク経由の地下送電線は残るが微々たる物だ、いずれ地下部隊による分断作戦も平行して行う。」
- 「敵の抵抗は?」
- 「停電中は独自の送電網を構築しないとまず無理だろう。まあやつらは関係ないが数は小さい。全体として夜明けと同時に大反攻に転じるだろう。しかし救出はその2時間前には終了する。」
- 「精度は?」問いただす彼女。
- 「君が役目を果たせば100%だ。」
- 「やつらは任せたぞ。」小声で、視線をずらして
- 「ふ」無表情に
- 「・・・・じゃあ準備してくれ」
承
10p
するとテレビで番組が始まる。TVは独立電源になっている。電話のようにネットワーク回線とともに電源が供給されている。
今回の進行に対するガーディアンずの活躍を伝える番組だ。
- TV「さあ、きてくれわれらがガーディアンズ〜!」
- TV「あの忌まわしいかわいいわれわれの子供たちをさらっていく人類尊厳解放戦線が中南部の都市サリバンを攻撃している模様です。」
- TV「現地よりの生中継です。」
その映像を作戦情報として視覚越しに見ている主人公。
昔の思いがよみがえる。
11p
過去に参加した作戦での圧倒的な強さが目の前に展開する。- N「弾幕だ!やつが通れないほどの弾幕をはれぇ!」
次々と隊員が姿が消えていく。
- G「はははは、あたらんぞぉ」
自分以外の隊員があっという間にやられてしまう。
そこに影が!怪人が出現する。
12p
ガーディアン図に出会い頭に一撃お見舞いする。- G「ぐあ!」
- K「いまだ撤退しろ!」という声に促されて
- G「ついに出たなぁ!」
- K「俺が相手だ!」
13p
なんとかその場から脱出する。後ろで大規模な爆発。振り返ると大きなきのこ雲が
「怪人さん!」
「撤収、撤収せよ!作戦は成功した。」
逃走する車両の中は静まりかえっていた。
回想終了-----
今日は自分の番だ。
作戦本部より指示が伝えられる。
- N「あと12分後には予定出現ポイントにやつらがやってくる。」
- N「予定通りガーディアン図を一時間ひきつけ、見事、倒されよ・・・」
- S「長い:1時間か・・・」
14p
彼女の生い立ち。- N「犬です、形式的にはペットですが、呼吸器系は頑強な労働型をベースにしているようです。」
- N「しかし、電子親和度の形質はすばらしいものを持っています。試す価値はありそうです。」
- N「ボーグのネットワークにも参加できそうなのか?」
- N「可能です。ですが、それには彼女自身の協力が必要です。」
- N「それは当然だ」
- N「ノーマライ図は?」「優先的に行います」
15p
しかし彼女は稀代のネット適合性を備えていた。- N「本気になればやつらにも勝てそうだな。ただ、それだけの計算力をまわしてもらえればだが。」
- N「耳はいいのか?」
- S「あなたのその腕と同じよ。みんなが人間になれたら元に戻すわ」
出撃前。
- N「で切れば、生還してほしい。君はわれわれの希望だ。」
ネット経由で状況が次々に報告される。
「102部隊、西区域制圧完了、救出人数300名」
「21大隊、最重要目標の確保」
16p
そこは、ペット人間の生産工場だった。「うげぇ」
「いそげ、細胞も残らず回収だ。衛生兵!こちらの中の子供たちを収容しろ」
「なんてこった」
そこでは人間の改造ですら行われていた。
見ているとやはりとんでもない扱いを受けているぺっと人間があふれかえっていた。
すし詰めの小屋の中。首輪につながれた折の中の人物。
体が欠損し者のなど多数
眉間にしわ、怒りに火がつく。
- N「作戦本部!」
17p
作戦本部に対し戦闘での勝利を提案する。- N「だめだ、今回を含めてやつらに勝てても後がないんだぞ」
- S「じゃあずっとやつらから開放してもやつらはまた新しいペットを作るっ。その繰り返しのままなのか?」
- N「そうか。だがそのためにはやつら思いとどまらせるだけの打撃が必要だ。」
その条件はガーディアン図をメンテナンスしている博士を捕まえること。
「できた場合は少なくとも数ヶ月はやつらは動けない。それができなければ明日にもここにはたっていられない。」
「・・・・」
転
18p
ちらりと見るとテレビにその博士が映っている。- TV「博士です。ガーディアンズの生みの親!いかがですか博士。」
- D「まあ今回も楽勝でしょうな。しかしやつらに」
- N「まさかな・・・」
- D「計算力が沿うあるわけじゃない」
- N「やるか?」うなずく
- N「じゃあ出番だ。作戦は殲滅戦に変更する。
19p
飛行船の登場。- G「いくか?」「ああ、今度はどんなやつかな。」
- G「本部から通達だ。博士がきているようだ。」
- G「なんで?」
- G「さあ、それは知らん、だが身柄の保全命令が出ている。」
- G「手間だな?」
- G「報道陣と一緒のようだから問題ないだろう」
- G「さあみんなが楽しみしているぜ」
20p
そして合計3人が降りてくる。ビックブラザーが一台。
- G「バックアップは頼んだぜ」
- B「まかせとけって」
- TV「おーっとここで登場したぞ、ガーディアンズ。
「今回も見事われらが敵を粉砕し平和を守ってくれることでしょう」
歓声があがる。
一方で違う部隊が下水の中を走っていた。インフラ攻撃部隊。
手始めに。地面にパンチ
- G「無駄な努力を」土管ごと破壊していく。
- TV「なんと地下にもやつらがあふれているようです!」
- S「このぉ!」
21p
早速攻撃を仕掛ける。もちろん外れる。- G「今度の怪人さんはなかなかかわいいじゃないか」
- G「しかも実力のほうもなかなか見たいだな、まあおれらの勝率は99.999%以上だがなぁ。」
- G「楽しませてくれよぉ」
- N「ばか無茶をするな!」
攻撃開始
第二第三のTheWorldが接続されていく。
- N「TheWorldミシガン接続」
- N「TheWorldトレド接続」
- N「TheWorldクリーブランド接続」
- N「出力順調に増加中!電源出力限界まで100分!」
- G「なにぃ!」
- G「やつらあんなものまで・・」
- G「すさまじい通信リンク数だ。やつら本気だぞ!」
22p
- N「電力が戻ると一気に不利になる、1時間はやつらの計算力をひきつけてくれ!。破壊作戦は続行しているが
まだメインの回線まで到達できていない。」
- (楽にいってくれる。)心拍数が上がっていく。
ロボットに計算力を割けないぐらいまでガーディアン図を追い詰める必要がある。
また一度に結集できる計算力は時間が限られているため。
インフラが持たないのだ。(一般の毛むくじゃらの隊員が重い機材を抱えている。)
嵐の中、いてついた川の上を。
「落とすな!落とせば氷の中にしずむぞ」
- S「くっ、だがいける」
23p
すさまじい計算結果の先読み作戦が展開される。- G「BIGブラザー!作戦変更だ。今のうちにたたく。電力はフルパワーだ」
- G「OK」
もうもうと立ち込める土煙。
突撃するガーディアン図。
- T「まったく見えないぞ」
そしてそれを追いかけるレーザー光線。
24p
3人を相手にうまく動く主人公。- G「くっなんてやつだ。あたらない?!」
- G「動きが読まれている?!」
- G「ふ、よけることはできても、それまでのようだな・・・」
- G「ならば、いくぞ!」
- N「計算量が飽和した!まずい、くるぞ!」
それを元に追い詰められていく。
- S「ここは?!」
25p
- G「トリプルシューティングスター!」
3人による飽和攻撃
- S「読まれていた?!よけきれない。じゃあ」
舞い上がる土煙。
26p
- G「手ごたえあり!だな。」
- N「モニタ。どうなっている?」
- M「右腕を肩から失っています。現在止血はMMにより実施中。戦闘は体力的には可能ですが・・」
- G「今回はなかなかがんばるなぁ。でももうだめだろう?」
- TV「キマッタァ、ガーディアンズ!。しかしまだ怪人は生きている?」
- G「じゃあ止めを刺さなくちゃなぁ?」
27p
- T「今だ!、マシンどもの動きが鈍いぞ」妨害してたマシンをぶっ壊す。
- T「破壊ポイントを確保!爆薬を急げ!」
博士を発見する。インフラ整備と称して別行動をとったため
地下の予備電源室にいた。
- D「今度の相手はかなり手ごわいぞ、後数分以内にかたずけないと回線が燃えちまうな。」
- T「目標を発見、確保します。」
- D「おっと、敵意はないよ。」
- T「一緒に来てもらいます。」
28p
逃げ回る主人公しかし時間を使い切ってしまった。1機を残して計算量ががた落ちしていく。
- N「各TheWorld、予備電力消失。接続を解除します」
呼吸は上がって満身創痍。
- 主(予定時間は過ぎたか・・・くっ、あと5分、しかしこれじゃ。)
が電力は戻らない。
- G「逃げ回るだけじゃだめだぜ?」
- G「もう引き上げるか?」にやにや。余裕をかます。
にらみつける主人公。
- S「まだ、やつらにも隙ができるはずだ。いそげ。」
- T「爆破!」
29p
回線に向けて破壊部隊が銃をぶっ放す。メンテナンスどころかインフラの通信回線が寸断される。
どむどむ!
計算力が半減。急激にガーディアン図の動きが鈍くなる。
- G「!?」ずーん、動きがにぶく切れがなくなる。
- G「どうなっている?」
- G「地下の予備回線が切られたようだぜ、ヤバイな」
かする主人公の攻撃
きらん!「来た、身柄は!」
- N「ちょうど今抑えたという連絡が来た!」
30p
いらいらした目でお互いをにらみ合う。「俺がやる!早くお前の回線を渡せ!手負いの怪人ごとき潰してくれる」
「もうだめだ・・」
システムアラートの勝率ががんがん下がっていく。
この状態を感知したシステムは最悪の状態を考慮しうその情報がTVに流れ始める。
- TV「おーっと怪人どうしたんだあわてているぞぉ」
それを主人公は見逃さない、希望が見えてくる
- S「逃がさない。」にやり
31p
回線の端末につけられた接続装置から妨害アクセスを開始する。- T「アクセス回線つながりましたぁ!」
- G「うそだろう?計算量をもっとまわせ!」
頭には避けたはずのレンガが命中している。
「?!いつの間に?」その顔にめがけて
最後のパンパンチ。
血走った無表情な目。
- N「だめだ、殺すんじゃない!」
32P
- N「ドクター、よろしいですか?」
- D「ああ。」
- N「戦略上あなたはもう希望の星アメリカに返すわけにはいかない」
- D「わかっとるよ、わしもそもそもそういうつもりでここに来たからな」
- D「あの国はすばらしいが、改造人間の生産は賛成できない。指導部はそうは思っていないようだがな」
- D「私の生命と自由を保障してくれるなら喜んで協力しよう。ただ、」
- N「ただ?なんです?」
- D「あんたたちが今までやって来たようにボーグの殺害はしないで欲しい。」
- N「わかったそのように伝達しよう。」
- D「交渉成立だな」
33p
TVには皮肉にも主人公が勝利する画像を(白抜き?)
敵と見方を差し替えて放映していた。
- 「やったぁつよいぞガーディアンズ!」
結
34p
砂嵐のやんだ静かな朝。- N「作戦は成功した」
拡声器で放送が流れている。
ただしガーディアンずが一名死亡する。現場に残っている。
これが問題となる。次の報復はどうなるのか?
「初めての死者が出てしまったな。」
今までのおきてが破られたのだ。
「これからどうなるんだろう。」
- N「ただじゃすまないだろうな。」
- S「あんなに死んだのに。」唇をかむ
- N「次回が必ずある、そのときも必ず生きて変えるんだ。わかったな。」
- S「わかった。」
ここで終わり。
25p
26p
2006年09月11日(月) 01:39:49 Modified by ryunosinfx