「無題」初代スレ724

初出スレ:初代724

属性:埋め用


「…どうして、躊躇うの?」
夜目にも白い美しい裸身が晒される。
「いや…しかし、姫…そんなこと私には…」
「迷う必要などないわ…。我が騎士よ、さぁ、私の中にありったけの貴方の欲望を埋めなさい…」
戸惑う騎士に姫は毅然と顔を上げる。
騎士はいよいよ困惑し、白い裸身から目を背ける。
「しかし、貴女様を汚すことはできません…どうかお許しを…」
「いいえ、許しません。…このまま、他の誰かの物になるくらいなら…」
女神の化身のような美しい乙女が騎士の胸に飛び込んでくる。
柔らかな金の髪がふわりと舞い乙女の身体を包み込む。
「…いけません、姫。そんなこと…あぁ…」
姫は細い指先で騎士の甲冑を解いて、彼の鍛えられた胸元を露わにさせる。
彼女は堅い胸に指を滑らせ、ため息を零す。
「…素敵よ…」
「…ひ、姫っ…そこは……ッ……」
姫は立ち竦む騎士の前に跪き、唇を寄せる。
「はぁ…っ…」
「ふふ…」
騎士の荒く、しかし切なげな息と姫の妖しい笑い声が混じり合う。
「姫、もう…お許しを…!」
「ええ…!もう良いでしょう。さぁ…来て」
「いえ、違っ…!そうではなくて!……ぁぁああっっ」




「ふふ、これは貴方の子ですわよ」
姫は騎士の前で微笑みを浮かべた。
それは、まるであの時のように…
「まさか…」
騎士は呆然と姫を見つめる。
「…くす…、往生際が悪い人ねぇ…」
姫の衣が静かに床に、落とされた。



「…貴方の欲望を私に埋めて」

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同作者724氏 改変連作 「無題」初代スレ724 姫君×騎士
2007年01月30日(火) 19:53:05 Modified by ssmatome




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