日向 歩

【名前・CV】
 日向 歩(ひゅうが すすむ)/関俊彦

【通り名】
「原初の咎人」「デイウォーカー」「同族喰い」

【専用テーマ曲】
 ミスティッククエスト バトル3

【容姿】
 日本人風。見た目20代後半。
 長身痩躯、整った目鼻立ちにオールバック。
 銀縁眼鏡を愛用する。
 普段は常に白衣姿。戦闘時はインバネスを纏う。
 ただし存在を肉体に依存していないため、この容姿も一つの形態でしかない。 

【決め台詞】
「…私ですか?ただの開業医ですよ」
「時々、思うんですよ。『我々、吸血鬼とは何なのか』とね…」
「同族殺し?貴方のような方が同族と思うと虫唾が走りますねぇ…それに、私は『同族喰い』ですから」

【特殊能力】
 不死:通常の吸血鬼と違い、陽光や杭、銀といったものまで克服している。
 影:通称『夜魔の領域』。一種の魔力フィールドで、その内部限定で様々なものを躇現させる事が出来る。
 吸血:血を吸い、力を得る。数パターンあり、食事をとる、眷属とする、従者とする等に大別される。

【必殺技の名前/詠唱】
  • 貪欲なる影/「ええと、この国では…そう、『成仏してください』でしたね」
 影の中に相手を取り込み、食らう。食らった相手がどうなるのかは彼自身も知らない。
『夜魔の領域』そのものが攻撃範囲となるため、発動を予測する事は困難。

【使用武器orアイテム/説明】
  • モーゼルHsc:32口径の護身用拳銃。弾数は8+1。
 特に改造箇所や魔術的な要素も無い、何の変哲も無い旧式の銃。

  • シュヴァイツァーサーベル:全長約90cmの半曲刀型。切先1/3が両刃で残りが片刃という独特の構造の剣。
 特に特殊な金属で出来ているわけではなく、これといった特殊効果は無い。

 彼の場合、武器は自己の戦闘能力を高める武器と言うよりも、実力差がありすぎる相手と同じ土俵で戦うためのハンデといった意味合いが強い。


【設定】
 初代教会の設立以前からその存在が確認されている、最も古い吸血鬼。
 数千年に渡って生き続け、最初の吸血鬼と言われている事から、 教会は旧約聖書における人類最初の殺人者、No0.『カイン』の名で登録し、彼の抹殺を最重要として追っている。
 不確かながら目撃証言が歴史の大きな変動期や怪事件の前後に集中しており、何らかの関わりを持っていると思われる。
 代表的な例は、 
 ・14世紀ペスト大流行下の欧州
 ・ヴラド・ツェペシュ最盛期のワラキア
 ・ジェヴォーダンの野獣事件発生当時のフランス、ロゼール県
 ・切り裂きジャック事件直後のイギリス、ロンドン 
 などがあり、他にもジル・ド・レイやエリザベート・バートリーの周辺人物にも彼らしき影が見え隠れしている。
 また、第二次大戦中はナチスドイツのアーネンエルベに所属していた事が証言されており、それを最後に目撃証言は途絶えている。
 一説には極東に潜伏しているとの情報もあり、詳細は現在調査中。
 (以上、教会資料より)
 
 悠久の時を生き続けるロードヴァンパイア。
 強大な魔力と不死の身体を持ち、吸血鬼の最高峰に位置する存在。
 吸血鬼の弱点として上げられる物は大抵通用せず、滅する方法は未だ不明。彼自身もどうすれば死ぬのかを知らない。
 また、肉体に存在を依存していないため、肉体を損傷しても直接その存在が脅かされる事は無い。
 諸悪の根源にして人類の敵とも言われているが、実態は一部の「行き過ぎた」吸血鬼を間引く事で種の秩序を保っている、数少ない吸血鬼。
 また、吸血鬼の自覚が無い者や、なって日の浅い者、思いがけず吸血鬼にされてしまった者などを導いたりもしている。

 現在は日本の地方都市に潜伏し、開業医として彼の寵姫(従者)と共に暮らしている。
「日向 歩」という名前は彼の通り名の一つ「デイウォーカー」を訳してもじった物で、彼自身に本来名前は無い。
 その力とは裏腹に無益な殺戮や吸血を嫌い、余程の事が無い限り人間の命を奪ったりその血を啜ったりすることは無く、今までに眷属にした者は彼の寵姫を含めて僅か4人。
 穏やかで冷静な性格。辛辣な言葉も笑顔であっさりと吐き捨てる。


関連項目
2006年08月20日(日) 06:04:54 Modified by ID:CuMCsSIL2g




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