ユキ

【名前・CV】
ユキ  CV 川澄綾子

【通り名】
純白の幽鬼

【専用テーマ曲】
特になし。静かだけど不気味な感じではない曲…かな?

【容姿】
地面に引きずる程の白い髪に病的なまでに白い肌。純白のドレスに白銀の日傘。そして、血に染まる紅い瞳。

【決め台詞】
「全ては、結果通り。」

【必殺技の名前/詠唱】
必殺技の類はなし。下記の『魔剣・鎌鼬』の封印解除の際、「切り裂け、鎌鼬。」

【使用武器orアイテム/説明】
○魔剣『鎌鼬』
各地を荒らしまわった魔物、鎌鼬の魂を刀身に封じた魔剣。
その魂の影響で強力な風の力が宿り、刀身を不可視にする。また、周囲の風を集めることで刀身を伸ばす事ができる。
事実上その長さは無限であるが、あくまで風を集めて刀身とするため、あまりに長くすると周囲の空気がなくなり使用者は息絶える。
その切れ味はまさに鎌鼬の鎌そのもので、鉄すら容易に切り裂き、また傷を受けたものは痛みを感じず出血も無い。
刀身が見えないこともあり、これに狙われたものはまさに気がついたら死んでいたといったものである。
自らも刀身の長さ、つまり自らの間合いを知る事が出来ない上、
刀身もただ伸びろや縮め程度しか命令できないため、気がついたら周りの空気がなくなり死ぬという事もある。
誰にも扱えないだろうといわれていたが、ユキは後述の「結果を知る能力」を使う事でこの魔剣を唯一使いこなす事ができる。

○日傘内蔵6連装リボルバー『破魔』
所謂仕込み銃。通常弾薬は使用不可能で、専用の解呪弾のみ運用可能。
相手の結界や魔術防御、術式を破壊することに特化した弾丸で、殺傷能力は無い。
主に攻撃補助として使われるが、存在そのものが術式や魔力で構成された使い魔や式神の類に対しては強力無比な武器となる。



【生い立ち】家柄は非常に古いが実力は無い魔術師の一族に生まれたアルビノの女性。年齢は現在20代中盤。
その一族は少しでも魔力を高めるために近親交配を繰り返していたが、それによって極端に体が弱くなってしまった。
その上、ユキの母親の命と引き換えに生まれた女児は、生まれつき魔術を扱うことのできない体質であると判明する。
魔術が使えない子が生まれるということは、その血筋が魔術を行使するのに適していないことを意味する。
ユキの父親はそれを認めることができず、いっそのこと子供は産まれなかったことにし、ここで一族が断絶したほうがマシだと判断。
幼いユキを手にかけようとする。
だが、窮地に追い込まれたことによってユキの力が覚醒。父を殺し、命かながら屋敷を脱出する。
命こそ無事だったものの、実の父に殺されかけたという事実はユキの心を大きく傷つけた。
自分は誰にも必要とされていない。体も弱ければ魔術も使えない、価値の無い人間…何時からか自分をそのように思うようになっていた。

いっそ自ら命を絶とうと考えていたところ、ある集落にたどり着く。
龍脈の真上に位置し、古くからその力を狙って度々魔物の襲撃にあっていた小さい集落。
人々は特に、最近になって現れた鎌鼬という魔物に手を焼いていた。
ユキにとっては、そんなことはどうでも良かった。ただ、ここにいればいずれ鎌鼬が自分を殺してくれるだろう。
一人ぼっちで死ぬよりは、他の誰かに殺されて、すこしでもその心の中に残っていたい…そう考えたユキは集落に留まることにする。
だが、そこで出会った一人の少年…カケルが彼女を変えた。
他の住民がユキを邪険に扱う中、彼だけは親切にしてくれた。話しかけてくれた。笑いかけてくれた。
この世で初めて、ユキを必要としてくれた。
ユキは決意する。この集落を、カケルを守ろう。そのために私は生まれたのだ。そのためにこの力を授かったのだ、と。
ユキは魔術こそ使えないものの、外道に関する知識は幼いころから徹底的に叩き込まれてきた。
その知識と彼女自身の力を使い、鎌鼬を倒すための策を練りはじめる。
初めは彼女と距離を置いていた人々も、彼女の真剣さ、そして計画の緻密さを知ると態度を変え、積極的に協力をするようになる。
そしてついに鎌鼬を討ち果たし、その魂を剣に封じることに成功した。
喜びに沸く集落。だが、その中に何故かカケルの姿は無かった。
人々に聞いても、そのような少年は見たことも聞いたこともないという。
ついこの間まで共に暮らしていたというのに、人々からカケルに関する記憶だけがすっかり消え去っていたのだ。

翌朝、ユキと鎌鼬を封じた魔剣が集落から姿を消した。
ユキは考えた。カケルはきっと、他の魔物に連れ去られてしまったのだと。
思い返せば彼には、不思議な力を感じた。きっと魔物もその力を狙って彼を攫ったに違いない。
かつては非力だった彼女にも、今には力があった。あらゆるものを切り裂く魔剣・鎌鼬。
そして、カケルと過ごした日々の思い出…

後に彼女は、魔に属する者たちから大いに恐れられる存在となる。
その白い髪を、肌を、服を一切紅く染めることなく、何百という魔物を切り裂く妙齢の女。
怒りも憎しみも無く、ただ一人の男を捜すためだけに魔を虐殺する白い影。
いつしか彼女は、純白の幽鬼と呼ばれるようになっていた…


【設定】魔物に攫われたかつての想い人を探し、魔物を虐殺しながら各地を放浪する美しい女性。
ちなみに、ユキとはその想い人に付けてもらった名。本名は滅茶苦茶長く、父につけられた名のため好いていない(つーか考えてもねぇよ)
一人称は私で、男口調(野蛮な言葉遣いということではない。なんつーか、クールな女性?みたいな)。
他人のことは基本的に「君」などとしか呼ばないが、信頼した相手はフルネームで呼ぶ。
食べ物の好き嫌いは特に無いが、アルコールやタバコ等、体に害を成すものは極度に嫌う。逆に、体にいいものはゲテモノでも平気で食う。
もともと体が弱い上、アルビノでもあるため、オールシーズン日傘&露出の無い白いドレスを身にまとっている。
使用する武器の性質上、それらは決して血で汚れることは無い。
また、戦闘用の傘やドレスは魔術的な力を付与された繊維で作られており、下手な金属より頑丈。
特に魔術に対する防御力に特化しており、日傘のそれは高位魔術師の結界に相当する魔術耐性を誇る。
同じ型のものをいくつも持っているが、それらは全て日常生活用。特殊な力は備わっていない。強いて言えば、UVカット率が少々高い。
運動能力は一般人より劣る程度しか持ち合わせていないので、戦法は基本的に遠距離からの一撃必殺。
だが、「結果を知る能力」を持っているため、接近戦に持ち込まれてもほとんどの攻撃は回避可能。
弱点は、体力が無いので長期戦に弱い。防御能力の大半を傘に頼っているため、それによって対応できない攻撃に対しては非常に脆い。等が挙げられる。
魔術を扱うことはできないが、魔術に関する知識は並の魔術師を凌駕しており、魔力付与や魔術刻印は大の得意。
暇さえあれば魔術書を読んだり解呪弾に刻印を施したりしている。
尚、ど田舎生まれのど田舎育ちなので、ハイテク技術や現代文化にはめっぽう弱い。


【結果を知る能力について】
読んで字のごとく、「〜をしたら〜になる」、「〜は〜である」というのが一瞬でわかる能力。
相手がどこを攻撃しようとしているのか、どう体を動かしたらそれを避けることができるのか、どこを攻撃すれば確実に相手に命中するか…
等が一瞬でわかり、それが即行動に反映されるため戦闘にも非常に役に立つが、どちらかというと日常生活に役に立てることのほうが多い。
だが、決してあらゆる事象の結果がわかるというわけではなく、結果が不明瞭なものやあまりにも未来の事は予知できない。あるいは精度が落ちる。
例えば、「この勝負に勝てるか」などという漠然としたものの結果は知ることができないし、
機械のように一定の規則に沿って行動しているものの挙動は完璧に予知できるが、人間等、心をもつものに対しては場合によってかなり精度が落ちる。
ただし、その人物に関するデータが豊富にそろっていればほぼ完璧な予知が可能。データが無い場合、過去存在した似たようなデータを照らし合わせつつ、順次データを収集する。
尚、この能力によって相手が嘘をついているか否かもわかるため、基本的にユキは嘘はつかず、思ったことをそのままに口にする。
それは相手と自分で不公平にならないようにという彼女なりの心遣いなのだが、あまりの容赦の無さに逆に相手を傷つけることも多い。
当初はこの能力を使い占いなどで細々と食い扶持を稼いでいたが、最近株取引やギャンブルの存在を知り急激に富を得つつある。
が、銀行を使えないので現金は手で持ち運び。常に引きずる巨大な旅行かばんの中身の大半は札束で埋まっている。
2012年06月04日(月) 13:14:15 Modified by prettygirlsgood




スマートフォン版で見る