DNA二重らせん

 生物の細胞の中にあって遺伝子を蓄えている物質がDNAです。

通説(DNAの二重螺旋構造)

 このDNAの化学的構造を明確にしたのは、 Watson と Crick (1953) である。通常の状態は2本の鎖が組み合わさった構造で、図の左側のような二重螺旋(らせん)構造をとっていると生物学の教科書に書いてあります。

 ほんとにそうかな〜????

通説の疑問点

  1. 螺旋を解くには回転が必要=これは大きな負担
 生物が生きていくためには、この2本鎖DNAを解いて1本鎖DNAを取り出さなくてはなりません。でも、二重螺旋を解くためにはグルグルと何回転しなくてはならないでしょうか?負担が大きすぎませんか?
(この動画でも複製される元の遺伝子は、酵素ヘリカーゼの右側でグルグルと回転しています。)

  1. 2本鎖DNAは、簡単に解ける
 生物は2本鎖DNAを解くためにヘリカーゼという酵素を使います。しかし、酵素を使わなくても、2本鎖DNAを94℃に加熱するだけで、あたかも氷が解けて水になるように、たった30秒間で二重構造が解けて、1本鎖DNAを取り出すことができます。この実験操作は遺伝子操作技術の基礎中の基礎技術です。

  1. 誰が何を証拠に二重螺旋だと言ったのか
 DNAが二重螺旋であると発見されたのは、DNA結晶の電子回折画像の解析結果からです。しかし、電子回折画像で判るのは分子や原子がどのような規則正しい間隔で並んでいるかということだけです。実際のDNAそのものを見た人はだれもいません。

どんな構造なら、簡単に解けるのか

 2本鎖DNAは、2つに分かれて1本鎖DNAになることが設計されていなくてはなりません。(このような考え方を神様の合理主義といいます。)
 提唱するモデルは、下図のようなパラレルなツイストする2本鎖のモデルです。どうでしょうか?


左:通説の二重螺旋DNAモデル
右:パラレルなツイストする2本鎖DNAモデル

参考資料

  • 近代遺伝学の流れ
  http://night.nig.ac.jp/museum/history/kindai/index...
  • IPA「教育用画像素材集サイト」
  http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/
2006年05月29日(月) 12:47:36 Modified by ID:PONKi9UgnA

添付ファイル一覧(全1件)
b8c07545.gif (35.79KB)
Uploaded by ID:nYSl0yikcg 2006年05月25日(木) 08:02:19



スマートフォン版で見る