曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

師家学人の境地を点検して認めたとき、証(しるし)を与えること。このような証明を受けて、初めて修行者は一人の師家として後進を指導することが可能となる。また、この「証」あるいは証明書であるが、文書であるとは限らず、古来から、払子拄杖?・経論・祖録なども用いられ、現在の日本曹洞宗では、室内三物を基本とする。印証と略記する。
夫、仏仏必ず仏仏に嗣法し、祖祖かならず祖祖に嗣法する、これ証契なり、これ単伝なり。このゆえに、無上菩提なり。仏にあらざれば、仏を印証することあたはず、仏の印証をえざれば、仏となることなし。仏にあらざるよりは、たれかこれを最尊なりとし、無上なりと印可することあらん。 『正法眼蔵』「嗣書」巻

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