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【定義】

初代の祖師のこと。禅宗では特に、インドで釈尊から附法した摩訶迦葉尊者や、中国に正法を伝来した達磨大師に付されることが多い。芸祖ともいう。

【内容】

例えば、インドであれば初祖は釈尊から附法した摩訶迦葉尊者を指す。
西天初祖迦葉尊者、在家の時、その家の富、千倍瓶沙王に勝れり。 『衆寮箴規

一方で、インドから中国に法を伝えた達磨大師を指す。
第二十八祖、はじめて震旦国祖儀あるを初祖と称す、第二十九祖を二祖と称するなり。すなはちこれ東土の俗なり。 『正法眼蔵』「葛藤」巻

さらに、瑩山禅師は、道元禅師が中国から日本に法を伝えた初祖として顕彰されている。
怡かも西天二十八祖達磨大師の初て唐土に入るが如し。是れ唐土の初祖とす。師亦是の如し。大宋国五十一祖なりと雖も、今は日本の元祖なり。故に師は此門下の初祖と称し奉る。 『伝光録』第51章

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