曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

江戸時代の日本曹洞宗が輩出した最大の学僧である面山瑞方禅師語録、全26巻(ただし、合冊刊行の関係で、23冊)。詳しくは『永福面山和尚広録』という。法嗣の慧林等が編集し、安永2〜6年(1773〜1777)の間に刊行された。巻首には、建仁寺在渓慈穆と、空印寺益之万孚による序があり、巻26には午菴が撰した後序がある。面山滅後9年で大成しており、また面山には多くの講義や清規類等多数の著述が単行本として出されていたが、それは収録されなかった。現在では、『曹洞宗全書』「語録三?」にて見ることが出来る。

【内容】

巻首に収録される「総目」による限り、全26巻の主な内容は以下の通りである。巻名は本来「巻之●(●は漢数字)」といった具合であるが、見やすさを考慮し「●巻(●は数字)」と表記、()は管理人による註記。

巻首 序 空印益之禅師撰・建仁在渓禅師撰
1巻 禅定語 上堂小参(熊本県禅定寺)
2巻 空印語 上堂・小参(福井県空印寺)
3巻 龍渓語(愛知県龍渓院)
4巻 永福語(福井県永福庵)
5巻 法語
6巻 小仏事 開光・慶讃
7巻 小仏事 拈香
8巻 小仏事 薦抜
9巻 小仏事 送亡
10巻 拈古頌古普説
11〜15巻 詩偈 五七言長篇・五言律・七言律・七言絶・五言絶
16巻 像賛
17巻 自賛・諸賛
18巻 塔銘・碑銘・鐘銘・諸銘
19・20巻 記
21・22巻 序・跋
23巻 書
24巻 考・説・辯・文・祭文・上梁文
25巻 伝・疏・号偈・歌
26巻 年譜・後序 午菴和尚撰

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