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数日前に映画撮影のため、俺は雪歩と小型のフェリーに乗っていた。
最初、俺たちは勝手を知らない海外での仕事に面食らっていた。
雪歩は異国の雰囲気に飲まれて中々いつも通りの演技が出来なかった。
俺は彼女と映画関係者の間に立ってヘタクソながらも英語で通訳を努めた。
しかし撮影期間の4ヶ月のうちに、雪歩も俺も自分の仕事を把握し、慣れた。
大変ながらも楽しく実りある経験を積んで、後は今向かっている沖合の孤島で最後の撮影に臨んだ。

災難に見舞われたのは、その撮影終了後の夜だ。その日は天候不順で海も時化ていた。
数日間足止めを食わされたが、時化は一向に止まない。
「監督、いつまでこんな何もない場所に私を閉じ込めておくつもり!?」
数日前から監督に愚痴を浴びせているのは海外の有名女優Sだ。
彼女は今作の看板女優だが、一番の問題児でもあった。
散々我が儘を言ってスタッフを引っ掻き回し、扱いづらい事この上なかった。
それに加えて映画監督がヘコヘコとしているから更に増長しているのだ。
俺たちも少なからず弊害を受けていて、帰国したら彼女の出演映画はもう見ない事に俺は決めていた。
「私はね、そこにいる日本人の脇役と違って暇じゃないの!
 これ以上ここにいたら今後のスケジュールに支障が出るから、早く船を出して帰らせて!」
彼女は雪歩を指差して言ったので、俺は歯軋りして殴りかかる衝動を抑えた。
それからも彼女は言いたい放題八つ当たりを繰り返し
終いには監督も折れて、とうとう大時化の真っ只中に客船を出す事になった。

船は大きく揺れ動いているため、雪歩は船酔いで可哀想になる位苦しんでいる。
俺とスタッフは何時船がつぶれるか不安に苛まれている。
こんな時にもかかわらずS嬢は自室で惰眠を貪っていた。ふてぶてしいと言う他ない。

「ああっ……!」
やがて来るべき時が来た。
大嵐の中で岩にぶつかり続けた船は、船底に穴が開いて海水が入り込んで来たのだ。
俺は他の乗組員たちと一緒に海水を汲み出したがとても間に合わない。
開いた穴はいくら塞いでも広がっていくばかりだ。
こんな状況の中、無責任にも船長と監督は自分たちだけ数少ない救命ボートで早々に脱出していた。
船内は統率する人間がいなくなり、パニックになった。
沈みゆく船の中で俺は陣頭指揮を執り、救命具を配った。
「何て事だ……」
配っている最中に気が付いた事だが、救命具が一人分足りないのだ。
「何しているの、早く救命具を渡しなさいよ!」
そこに例のS嬢がやって来た。船内が滅茶苦茶になっているのにも関わらず
手伝いもしなかった彼女は一体どういう神経をしているのだろうか。
ここへやってきたのもマネージャーが自分の分を持ってきてくれなかったからだと言う。
待ってても来るはずがない、そのマネージャーは彼女を見捨てて、一人でさっさと逃げてしまったのだ。
「さあ、早く!」
「もう、ない!」
俺はイライラしながら言った。
「数が足りないんだよ! 残念だったな。ノコノコと最後に来たからこんな目に遭うんだよ!」
「貴方、2個抱えているでしょう! それをこちらに回しなさい!」
「冗談じゃないっ! これは雪歩の分だ」
「それがどうしたの!? 私は世界クラスのAランク女優よ!
 地図の隅にある小さな国のアイドルなんかより、生きる価値あるでしょう!?」
「うるさい!」
俺は彼女に構わずその場を後にした。すると背後から細長い鈍器で殴打された。
意識の薄れる俺にその鈍器は容赦なく振り落とされた。

「ううっ……!」
気が付くと俺は地べたに伸びていた。後頭部に鈍い痛みが残っていてズキズキと痛む。
俺ははっとして身辺を見直した。案の定、救命具が一つ無くなっていた。
気絶している間にあの女が盗ったに違いない。
「……くそぉぉっっ!」
俺は床に拳を叩きつけて悔しがった。
こんな荒波で救命具もなく、どうやって助かるというのだ。
「プロデューサー……!」
聞き慣れた声がしてドアの外を覗くと、雪歩が必死に手すりを掴んで立っていた。
俺は待っているように言っていたのだが、いつまで経っても部屋に戻って来ないので
不安になって探しに来たらしいのだ。
危ないじゃないかと言おうとしたが、果たして今この船に安全な場所などあるのだろうか。
既に船体は沈みかけていて、大きく傾いている。
「……! その怪我、どうしたんですか!?」
「……何でもない。とにかく、これを着て! 脱出するぞっ!」
「で、でも、プロデューサーの分は……!?」
俺は首を横に振った。
「俺の事はいい! 早く!」
救命具を返そうとする雪歩にそれを強引に着せ、俺は何か軽く浮きそうなもの
――それが何なのかは残念ながら覚えていない。何しろ必死だったのだ――を片手に海へと飛び込んだ。
荒波の中は正にこの世の地獄だった。
俺の隣では雪歩が海水を浴びて、苦しそうにむせている。

(俺はどうなってもいい……だから、雪歩だけはどうか、助けて……)

俺は神に祈ったが、やがて俺の意識も泥波の中に飲まれて消えていった。

   #  #  #

「ん……」
底無しの悪夢から覚めると、俺は海浜にいた。
全身は殴られたみたいに痛く、破れた服の所々に打撲傷の痕が見える。

(とにかく助かったようだな……)

あの嵐海で救命具無しの俺が助かったのは奇跡に近い。
大海の真ん中でなく地に足が付く所まで運んでくれた事にも感謝したかった。
しかし、俺はここがどこなのかも分からない。
見た所、人家の類いは見当たらない。人の手の付いた印象のない島だ。
俺は立ち上がって、周囲に何か無いものかと探し歩いた。
その時、女性の泣き声が聞こえてきた。
一人見知らぬ島にいる俺にとって酷く不安にさせるものだったが、少なくとも人がいるには違いない。
俺は声のする方に足を進める。声が大きくなるにつれて、それが聞き覚えのあるものだと分かった。
「雪歩!?」
浜辺で寂しく泣いていた少女は、雪歩だった。ビクッとした彼女は俺の姿を目に入れた途端に走り寄ってきた。
「プロデューサー! プロデューサー……!」
「良かったな、雪歩。無事で、良かった……」
泣きじゃくる雪歩に釣られて俺まで安堵の涙が溢れてくる。
俺たちは心細かった事もあり、しばらくの間、互いの身体を強く抱き締めていた。
しかし互いの無事を確認したとは言え、通信手段のない無人島というこの状況では安堵してもいられない。
不安がる雪歩を励まし、俺たちは数日かけて周囲を探索した。
結論を言うと、この島は四時間で一周出来る程度の外周であり、中央部は手付かずの森林が広がっていた。
幸運にも、キノコなどの山菜、そして柑橘類と思われる果実の生る木があり
数日間はそれを二人で分け合いながら過ごした。
動物は今の所、鳥と小動物しか見当たらない。とりあえず獰猛な生き物が居なくて助かったと言える。
次に住居だ。適当な洞穴があれば良かったのだが、漫画のように上手くは行かない。
蔦と太い枝を使用して、適当な木々の間に骨組みし、上から大葉を被せて屋根を作った。
床代わりに葉を敷き詰めて、とりあえず仮の寝床は完成した。
海にいる魚も食糧に欲しいので、漁の道具も一から作る。
鋭い石で、海岸沿いに漂流していた小さな金属片を気の長くなるような時間かけて望む形に削り、銛を作った。
それからは毎日海に漁へ出た。最初は潮水が痛くて目を開けられず、貝や海藻で間に合わす日々が続いた。
だが雪歩も養わなければいけないから、甘い事は言っていられない。
次第に魚を取るコツを覚え、食卓を賑わしていった。
「雪歩、これ」
俺は雪歩に靴を渡した。食料は二人で森と海を分担している。
雪歩は柔足を傷まみれにして森を歩き、木の実や山菜を集めていたのだ。
その一生懸命さへの贈り物として、スーツの肩部を破り、蔦で編み込んだ草履をプレゼントした。
亜熱帯の気候に属すると思われるこの地域では、下半身さえ服を纏っていればいい。
「ありがとうございます、プロデューサー……!」
雪歩は嬉しそうに目を細めた。その笑顔だけで俺は明日も明後日も頑張る事が出来る。

   #  #  #

今晩も食事の時間だ。雪歩は魚を気持ち悪がって触れないため、俺が石包丁で捌く。
社長にスカウトされる以前は、板前の仕事をしていたが
まさかこんな所でその経験が生きるとは思ってもみなかった。
「ごめんなさい、プロデューサー……。私、まだ……」
調理している傍で雪歩はいつも申し訳なさそうに謝る。
「まあ、生き物を自分の手で殺すのは少しキツいよな」
捌いた魚身を棒に突き刺し、軽く火で炙る。
海水から取った塩を事前にサラサラと振りかけて、味付けも出来ている。
「私、何も出来なくて……家も道具も料理も、みんなプロデューサーがしてくれて……」
俺は焼き魚をつまみながら、彼女の頭をそっと撫でた。
「雪歩だって、毎日山菜採りをしているじゃないか。探索したけど、マムシが全く居ないとは限らないだろう。
 そんな場所に雪歩をやるのは怖いが、雪歩がそうしてくれるおかげで、俺も漁に専念出来て助かっている」
「プロデューサー……」
「力仕事なら遠慮なく俺に頼ってくれ。自分を役立たずと卑下する必要はないよ」
「はい。あっ、でもプロデューサー」
「ん?」
「そのぅ……、私に出来る事なら何でもしますから、言って下さい」
その言葉はこの苦しい環境において助け合うための申し出なのだが
恥ずかしながら俺の頭には一般成人男性にありがちな、やらしい考えが浮かんでしまった。
それも無理ない事で、眼前の雪歩は乳下や尻肌がチラチラと見え隠れするボロボロの衣服を身に纏っているのだ。
案の定、正直な事で定評のある俺の愚息はむくりと首をもたげた。
ボロボロのズボンはほとんど腰巻きのようになっているため、こぼれ出る可能性が非常に高い。
雪歩は俺の下腹部の異常に気づき、顔を朱に染める。
「ご、ごめん雪歩! これはその、あ、せ、生理現象なんだ!」
俺はその場を離れて愚息を鎮めようとしたが、これが中々の聞かん棒で上手く収まらない。
一発出せば治ると思ってその場を離れようとしたが、その時俺の手を雪歩が握った。
「待って下さい……」
彼女は思いつめるように言った。
「男の人って……性欲、強いんですよね……?」
雪歩はズボンの裾を捲り上げた。布の下には臨戦態勢の肉砲が小さく震えて天を向いている。
しばらく彼女はそれをじっと興味深く観察していた。
彼女の手が肉幹に触れると、親の心も知らないでその愚息は堪らず反り返る。
「雪歩、何を……」
「私、何も出来ないですけど……役に立ちたくて」
竿に手を添えた雪歩は、その可憐な口唇で俺の醜い逸物をチロチロと舌で舐め始めた。
ぎこちないが、あの美少女アイドル萩原雪歩が一生懸命口で奉仕してくれている
この状況説明だけでも俺にとっては一週間分のオナネタに成り得る衝撃だった。
「気持ち……良いですか?」
彼女は上目遣いに俺を見上げた。
正直に言うと、人生初めてのこのフェラチオからは興奮こそすれど大した快感を得られなかった。
しかし彼女の優しい気持ちと健気な仕草が非常に嬉しく、技量以上の興奮を俺に覚えた。
「ああっ……!」
射精感の高まった俺は反射的に腰を引いた。
そのため、紅唇から離れた逸物の猥汁は彼女の美顔に降り注ぐ事となった。
抑えようと思って抑えられるものではない。しかもこんな時に限って恐ろしく出が良いのだ。
快音を発して射出された精汁は次々と彼女の頬に落ちて、垂れていく。
「はぁ……はぁ……」
男性器の前に、顔を白濁汁で汚された美少女が熱いと息を漏らしている。
荒息の中で俺は満足感と罪悪感の入り混じった奇妙な心地を覚えた。
「どうしてだ……雪歩」
冷静になった俺は彼女に聞いた。
「お前は確か男が苦手なはずだろう。それがどうして……」
「島に着いてから、ずっとプロデューサーと一緒だったから……
 確かに男の人は苦手です。けれども、プロデューサーだけには慣れる事が出来ました」
まあどうしても男と寝食を共にしなければいけないこんな環境ならば
確かに苦手云々とは言ってられないだろう。
それでも若干の疑問は残るが、雪歩は更に続ける。
「あの、プロデューサーが時々私の事をエッチな目で見ていたのは知っています」
「そ、それは……」
「最初は乱暴されるかもしれないと、不安で仕方ありませんでした。
 ここには警察もないし、助けてくれる人はいませんから……。
 だけど……プロデューサーは力に任せて襲ったりしないで、ただ私のために色々と頑張ってくれて……」
「……」
「あの時くれた救命具も……自分の分しかないのに、私に譲ってくれて……
 大変な状況だったのに、私の事を第一に考えてくれて……
 上手く言えないけれど、その気持ちがすごく嬉しかったんです。
 そんな優しいプロデューサーをずっと見ているうちに……私、好きになっちゃいました……」
最後は消え入りそうな彼女の声だったが、俺の耳には確かに聞こえた。
雪歩と自分が両想いだと知って舞い上がる一方で、
俺の頭には『担当アイドルに手を出すべからず』という不文律が浮かんでいた。
しかしその縛りは以前ほど堅く感じなかった。
ここは世間から隔絶された無人島――、それも何時帰られるかも分からないという状況だ。
二人の仲を妨げるものは何もない。
「……何でもしてくれるの」
彼女は小さくうなづいた。
「服……脱いでくれるとか……」
俺はこの要求を理性側の最後の砦とした。
もしこの頼みを聞いてくれたら、今夜俺は彼女と男女の関係になる。

「はい」
雪歩の返事は早く、その表情に躊躇いはなかった。
ただ若干恥ずかしがりながら、その手を上着の裾に掛け、喉元まで捲り上げた。
既にボロボロになっていたのか、下着は付けていなかった。
色つやの美しい彼女の麗乳に、眩しい程の輝きすら俺は感じた。

(雪歩……、綺麗だ……)

俺は底無しの興奮を抑えながら、彼女の愛らしい乳首にキスしてそっと口に含んだ。
甘い感触が唇にじんわりと伝わり、口が熱したバターのようにとろけそうになる。
赤ん坊のように俺は何度も彼女の麗乳に小さく吸いついた。
「んう……ちゅっ……ちゅぷっ……」
ああ、何て幸せな時間だろうか。これ以上幸せな時間が今までにあっただろうか。
女乳を堪能している間に俺の愚息は再び硬く隆起し、涎のように先走り汁を地面まで垂らしていた。
俺は自身の欲望に引きずられ、舌を下方へと這わせた。
キュッと引き締まったウェストを舌は唾液のラインを引いて縦断していく。
「ああんっ……プロデューサー……」
ボロボロのスカートは下半身を申し訳程度に覆っている。
ずり下ろすと、下着は穿いていなかった。恐らく早い段階で失われたのだろう。
「は、恥ずかしいですぅ……」
今まで白肌に朱を差して我慢していた雪歩も、こう言った。
流石に恥部を異性に見られたら、誰だって恥ずかしいと思うに違いない。
俺は生で見る美少女の艶姿を眼に焼き付けた。
手入れのしていない恥部は、深い春毛に覆われていた。
適当な剃刀もないここでは手入れも難しいだろう。

(おお……)

試しに指で少し花口を弄うと、奥からとろりと蜜汁が垂れ落ちてきた。
愛液の纏わり付いた指は火にかざしたように熱く感じた。
「ひゃぁっ……!」
密毛を掻き分けた俺は、彼女の恥溝を左右に開いて、その中央の洞に肉舌を挿し入れた。
舌肉で掻き出した蜜汁を、その都度口で吸い取っていく。
舐めた傍から湧き出てくる甘蜜は、神話に出てくる無尽の酒坪を思わせる。
舌肉に絡み付く蜜酒は深い淫香を放っていた。
俺はもう我慢が出来ず、雪歩を柔葉の布団に押し倒した。
「雪歩……!」
逸物の先端を蜜口にあてがい、ゆっくりと挿し込む。
処女の纏う肉色の薄膜を俺の豪根がやや乱暴に破り、貫く。
「いぃ……っ!」
彼女の目尻に涙が溜まる。
女の子の痛がる様子に耐性のない俺は、少しおどおどした様子で彼女に尋ねた。
「痛いか、雪歩?」
「へ、平気です……」
雪歩は俺の気持ちを汲んで強がっている事はすぐに分かった。
彼女の身体を思いやり、そっと事を行いたかったが
処女の膣穴は予想以上に心地良くて一挿一抜が確実に射精の瞬間を早めた。
「うっ……!」
中程で膣壁が急にキツく締まって肉襞が雁首を妖しく擦ると、俺はたまらず声を上げた。
狭い鈴口の狭間から恐ろしい勢いで精汁がびゅうびゅうと噴き出てくる。
強いリズムで脈を打ち、肉欲の塊を奥へと飛ばす。目頭が熱くなる程の快悦だった。
「す、すまん……我慢出来なくて……」
「いいです」雪歩が言った。
「プロデューサーが気持ち良さそうで、私も嬉しいです……。
 もっと私……プロデューサーに愛されたいです」
彼女の腕が、俺の肩に絡みつく。俺の耳の傍で彼女が甘く囁いた。
「私を、……プロデューサーの女の子にして下さい……」
それから俺は夢中になって彼女を抱いた。
既に射出した精汁を膣奥に押し流すように繰り返し抜挿し、何度も彼女の嬌声を耳にしながら果てた。
あまりに夢中だったので思い返そうとしてもその時の興奮はおぼろげで上手く言い表せない。
ただ最後に逸物をぬっと引き抜いた時、きしめんみたいに厚く長々とした精汁の橋が
蜜穴と肉根を結んでいた事のみ覚えている。

   #  #  #

それから俺は雪歩と毎日愛し合った。
食事と島の探索くらいしか娯楽と言えるものがないので、仕方がないのかもしれない。
人目を全く気にしなくていい状況も、開放的にさせた。
「プロデューサー、朝食の前にいいですか……?」
開放的な状況がそうさせるのか、雪歩から俺を求めてくる日も増えていった。
彼女の要求を拒む道理はない。この島に外界の煩わしい目は一切ないのだから。
「んっ……んう……」
柔らかい葉の布団の上で俺たちは互い型になって、相手の肉器を舐め合う。
「ちゅっ……、はあぁ……、んむぅ……ちゅぴっ……、ああっ……」
肉竿で雪歩の口舌に悶えながら、俺は肉ビラの一枚一枚を愛でるように舐め回した。
恥穴から垂れ落ちてくる甘露も口内に収めて噛むように味わう。
「んむっ……んっ……! あむぅ……ちゅっ……じゅるるっ……!」
雪歩の口淫は回数を重ねる度に上手くなっていく。
最初のたどたどしい感じが時折恋しくなるが、俺を喜ばせようと懸命に奉仕する姿は何物にも代え難い。
「んっ……、んうっ……!」
雪歩のフェラペースが早くなった。オルガニズムが近いのだ。
以心伝心でそれを感じ取った俺も、今まで弄い残していた雛豆に舌を這わせて意思表示をする。
「やあぁ……! あっ、あっ、ダメぇ……!」
ヒクヒクと反応するそれを口を窄めて吸いまくると腰を浮かして逃げようとするため
俺はしっかりと腰を抱き締めた上で行為に及んだ。
「雪歩ぉっ! で、……射精るっっ!」
口に出すより一秒ほど早く、肉砲は悦欲の種を少女の口内に暴射した。
「んぶっ! んぶぶううっつ!!」
自然の下で行う情交は、激しい興奮と濃厚な精汁を生み出す。
顔は見えないが、大量の濃汁を注ぎ込まれて眉を顰める雪歩の表情が目に浮かぶ。
そして想像した雪歩の表情に反応し、最後に残り汁をピュッと噴かせた。
「雪歩……よく見せて」
身体を起こした俺は、射精後の楽しみを雪歩にねだった。
「ふぁ……ふぁひ……」
雪歩は目を瞑って、俺に向かって口を開けた。
むわっとむせるほどのザーメン臭を放つ口壺の中には、たんまりとやや黄ばんだ遺伝子汁が溜まっている。
(今朝は良く出たなぁ――……)
自分事ながら感心しつつ、「ありがとう」と彼女に礼を言う。
雪歩はコクコクと小さく喉を鳴らして淫汁を胃に落とした。
この「ゴックン」もつい最近やってくれるようになった。
決して好きではない味だけど、「プロデューサーのだから」と飲んでくれるという。
そんな彼女が堪らなく愛おしく、俺は仕事に一層励んだ。

   #  #  #

「あっ……プロデューサー」
ある朝、雪歩の姿が見当たらないので探すと、少し離れた湖で水浴びしている彼女を見つけた。
いつもは夕方に浴びるのだが、今朝は珍しく泳ぎたくなったらしい。
こうして見るとアイドルではなく、女神か妖精の類かと思えてくる。
「あっ……」
俺は衣服を脱ぎ捨てて、彼女の傍に近づいた。
思い余って抱き締めた彼女の肌はこんがりと健康的に焼けている。
雪のように美しい白肌はアイドル萩原雪歩の重要なチャームポイントの一つだ。
本来これは大変な損失なのだが、なかなかどうして、褐色肌の彼女もまた違った魅力があって良いものだ。
少なくとも、アイドルをしていたらこのように大胆なイメージチェンジをする機会もないだろう。
「プロデューサー……」
「雪歩……」
湖の中で、俺たちは熱いキスを交わす。恋人同士の、互いが互いを求め合う終わりの見えないキス。
いや、終わりなどなくていい。ずっと、こうして少女の柔らかく甘い口唇を感じていたい。
だが、情欲の炎は恋人を包み込んで、次の段階へと昇華していく。
「あはぁ……!」
どちらともなく互いの恥部を淫指で弄い合い始める。二人の性器は熱を帯び、恥肉も悦びにうち震え出す。
「あ、あの……私……」
「うん……分かった」
雪歩の手が俺の肉根を恥唇へと誘う。
俺はそれに乗るようにして彼女の尻肉を握り、恥穴の深奥へ潜り込ませる。
「ああっ……プロデューサー!」
熱い愛汁が結合部から漏れ出て、清水と交わっていく。
一度繋がったら最後、二人の中の炎が消えるまで情交は続く。
「愛しているぞ、雪歩……!」
「あん……! わ、私も……好きぃ……」
透き通った湖水が、情愛で火照った肌を優しく冷やしてくれる。
豊かな自然の中、誰にも邪魔される事なく俺たちは愛し合う。
「雪歩、俺……!」
「あっ、ああっ……! 駄目ですぅ……私も一緒に……!」
彼女の小尻を手前に寄せつつ、俺はラストに向けて厚いピストンを繰り出す。
一突一突が精嚢に刺激を与え、白い遺伝子を肉管の先へ昇らせていく。
「ああんっ! ぃ……イク……イっちゃいますぅっっ……!」
二人が快頂に達したのはほぼ同時だった。
心地良く力強い恥肉の律動は、俺の放った子種を全て搾り出し、膣奥へと運んでいく。
男女のシステムは単純でいて、どこか神秘的だ。
「はぁ……あはぁ……」
崩れかかる雪歩の身体を抱え、俺は彼女の頭を愛おしく撫でる。

   #  #  #

俺にとって、この島は外界から隔離された天国だった。
煩わしい世間の目も、二人を縛るしがらみも、何重も置かれる建て前も、時間の制約も、ここには存在しない。
ただ目の前に居る美しい彼女を心行くまで愛するだけだ。

このままずっといたい。

だが、寝食の合間に雪歩のダンス・ボーカルのレッスンに付き合い、その一生懸命な姿を見ていると、
本来の自分の役割を思い出してしまう。日本に帰ったら、俺はまたプロデューサーに戻る。
そして雪歩はまたトップアイドルとなって、忙しい毎日を送るに違いない。
ここで育んだ関係がもしかすると壊れるのではないか――俺は危惧した。
「大丈夫ですよ、プロデューサー」
そんな事を考えて朝食を取っていると、傍にいる雪歩が何となしに俺に呟いた。
「んっ……?」
「日本に帰っても……私、プロデューサーから離れたりしません」
「……。雪歩……」
俺は雪歩の目をじっと見た。
もう俺たちはアイドルとプロデューサー以上の関係になった。
この関係をここだけで終わりにしたくない。
その想いが同じと知って嬉しかった。
「プロデューサー……あの……」
「何だい?」
「実は……」
「……待て!」
俺は視界の隅に映ったものを見逃さなかった。
「あれは船じゃないかっ!」
「えっ!?」
俺はこの時の為に作っておいた白旗を頭上で大きく振り回した。船は俺たちに気づき、浜辺に寄って来る。
俺たちは大急ぎで浜辺へと足を運んだ。
「雪歩! 無事っ!?」
クルーザーから降りてきたのは伊織だった。
彼女は捜索を最後まで諦めずにこの近海を隈なく探していたのだという。
助かったのだ。俺たちはむせび泣いて喜びを分かち合った。
結局、あの事件で助かったのはいち早く船から逃げた船長船員数名と、俺たち二人だけだった。
後は全員行方不明のままだという。こうして生きて日本に帰ってこれたのは奇跡と言う外ない。

   #  #  #

「あんた、自分がどうして呼ばれたか……分かっているな?」
日本に帰ってきてから数週間、俺は萩原邸に呼び出され
雪歩の父親とテーブルを間にして向かい合っていた。
刃を突き立てたような鋭い眼をした強面の彼には、思わず顔が強張り、震えも湧いてくる。
「だから、芸能界っていうのは嫌いなんだよ」
彼は煙草を吸い、その煙をわざと俺の顔に吐いた。
俺は咳き込みながら黙って耐えた。
「似たような事をやっている身だから分かる。あれは、堅気の商売じゃねぇ。
 大事な娘にやらせた事を俺は後悔している。……おいっ、手を出せ!」
俺は言われた通りにおずおずと手を手前に差し出す。
すると、彼はまだ熱い煙草の先をこの手のひらにぐいと押し付けてきた。
「……っっ!」
「……ガキが居るんだよ」
彼の言葉に火傷の痛みを忘れて顔を上げた。
こめかみの血管が浮き上がり、憎悪に満ちた鋭い眼光が突き刺さってきた。
「雪歩のなぁ……腹の中に居るんだよ。
 てめえの仕込みくさりやがったガキが……!」
「そ、それは……」
彼は立ち上がって恫喝した。
「いいかぁ! 雪歩はな、まだまだケツの青い子供だ。
 世の中の事なんざ、何も分かっちゃあいないんだよっっ!」
突如、部屋のドアを開けて黒服の男が入って来る。
彼らはすぐに俺を羽交い締めにした。
父親は別の男から日本刀を受け取り、刀身を抜いて翳して見せた。
銘柄は分からないが、冬の氷に似た冷たい輝きを放っている刀身は
その切れ味を沈黙の中で雄弁に語っている。
「何も知らねぇ他人様の娘を傷物にして
 どう落とし前を付けてくれるってんだっ! ええっ!!」

「萩原さん」
俺は震えそうな喉を抑えるように声を出し、彼に告げた。
「雪歩は子供ではありません。自分のした事や決めた事に責任を持てる、立派な女性です」
刃が首筋にわずかに食い込み、そこから熱い血潮が垂れ流れているのが感じられた。
「俺たちは愛し合っています。生死を共にし、喜びを分かち、励ましあった彼女のためなら
 この命と生涯を賭けたっていい。刃物を突きつけられて曲げられる程、俺の意志は軟弱ではありません」
「……」
しばらく鉛よりも重々しい雰囲気が場を包み込む。
どのくらい経ったか――彼は首筋に当てていた刃をすっと離し、刀鞘へと戻した。
「大したタマだ……くそったれ!
 情けない素振りを見せたらサツなんて構わずに斬ってやろうと思ったのによぉ」
彼は再び椅子に座り、新しく煙草を取り出して一服した。今度はこっちに煙を吹かなかった。
「……娘もそう言っていたよ。あんなに一人の男を好きになったのは初めてだ、とも言っていた。
 どんだけ怒鳴っても聞きゃしねぇ。てめぇと一緒になる、子供も育てるの一点張りよぉ」
「……」
「雪歩はなぁ、俺が大声出しただけで逃げたり泣いたりする娘なんだよ。
 それが泣きもしねぇで、俺をキッて睨み付けて言い返しやがる。
 あんな良い眼をした娘なんざぁ、この年で初めて拝んだぜ。
 俺の血が流れていたんだなとはっきり思い知らされた。
 ……ったく、いつの間にあんなに強くなりやがったんだか……」
そう話す彼の表情は、どこか嬉しげだった。
顔の緊張を解いている俺を見て、彼は面白くないらしくまた不機嫌な顔になる。
「雪歩をあんなに強くした奴が、てめぇのような他人だと思うと妬ましくて仕方ねぇ。
 ……おいっ、てめぇ!」
「はいっ!」
「少しでも雪歩を寂しがらせたり、不幸にしたりしてみろっ!
 そん時は、てめぇの臍穴に長ドス突っ込んでカッ開き、引きずり出した内臓に鉛玉たらふくぶち込んで
 二度と使い物にならなくしてやるから覚悟しやがれ!」
「はいっ! 覚悟の上ですっ!」
俺は彼を真っ直ぐに見つめ、はっきりと宣言した。
「けっ、少しは恐がれってんだ!」
彼は急に席を立ち、近くに立っていた黒服の男たちを伴ってドアへと歩いていく。
「話ってぇのは、それだけだ。それを聞いたらとっとと帰りなっ!」
俺は安堵の溜息をついてその場を離れ、事務所へと向かった。
雪歩に今まで恋人が出来なかった理由が分かる気がした。

   #  #  #

実はあの後、生活をしたあの島がどの国に属するのか伊織に調べてもらった。
しかし、何度探しても見つからないという。
ビー玉か何かじゃあるまいし、島一つが丸々消えるはずがない。
そう思って、俺は何度も確認してもらった。
「本当に見つからないのよ、地図にも載っていないし、衛星にも写らないの」
「そんなバカな」
「本当なんだから仕方ないじゃない。あそこはただ海面が広がっているだけの場所よ。
 島どころか岩すらなかったわ」
何とも首をひねりたくなる話だ。では俺たちが1ヶ月半も過ごしたあの島は何だったのだろうか。
伊織の話を雪歩にも教えると、彼女も納得出来ないという表情をする。
それもそうだ。俺たちは自分たちの足であの島に立っていたのだから。
「あ、あの……」
「何だい、雪歩?」
「あれは……あの島は、神様が私たちを救うために用意してくれた島だと思います」
「神様? 雪歩はクリスチャンなのか?」
「いえ、そういうわけではないんですが……。何となく、そう思えてきて……」
「ふむ……」
「あの島のお陰で私たちは命を取り留め、そして……
 お互いの気持ちを知り、愛し合いました……。
 命が助かり、心も通じ合った後だから……あの島は無くなったのだと思います」
あの不思議な現象を彼女はこう説明した。女の子の雪歩らしい、ロマン溢れる解釈だ。
だが最初に笑っていた俺も、本当にそうかと思うようになった。
ひょっとすると、あの島は俺たちのために用意された島なのかもしれない。
その幻の島に滞在した思い出は、俺と雪歩に深い印象を残している。
そして何より、雪歩が育んでいる新しい生命がその思い出によって出来た結晶なのだ。

あの島は、天国だった。
あの島で手に入れた愛を……俺たちは今、大切に育んでいる。

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