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注意:
合宿所を舞台に、アイドル達の性活を描いたSSのシリーズです。
話の都合上、同性愛っぽい描写もふくまれますので苦手な方はご注意願います。

関連作:プラチナな日々 ゆきちは編
※時系列では本編は「ゆきちは編」の前にあたります。



ドラマ撮影でラブシーン(といってもハグ程度)に挑むことになった雪歩。
本人の努力で男性恐怖症はある程度克服できているといっても
相手役が初対面で強面の男優というのはさすがに不味かった。
限られた猶予が迫る中、これといった対策が思いつかずに苦慮する俺に
サジェスチョンを与えてくれたのは他ならぬあずさと貴音だった。

その夜、たまたまスケジュールが空いていた二人を侍らせながら
雪歩の事で頭を悩ましていた俺はあずさの口に下半身を委ねながら
いまいち乗り切れずにいた。
そんな俺に気付いたのは貴音のほうが先だった。
柔らかい乳房を弄びながら、時折唇を重ねて唾液を飲ませあい
それに飽きると首筋や乳首を舐めさせていたのだが
貴音は不意に愛撫を止め、訝しそうに俺を見上げる。

「貴方様……何を思い煩っているのでしょう?」
「ん? あぁ、雪歩のことでちょっとな」
「ひろいん役に抜擢された、あの連続どらまのことですか」
「そうなんだ。相手役の男優さんとまだ上手くいってなくてな」
「あの風貌ゆえ、怖がっているのですね」
「時間をかければ打ち解けられるだろうが、そんな余裕もなくてな」
「それなら貴方様が雪歩に教えてあげればいいではありませんか。
陵辱と屈服、それが殿方に仕える本質だと」

真顔でさらっと物騒な台詞を吐いた貴音だが、決して冗談などではない。
彼女自身がそう信じ、そうあるべきと思うようになったのは俺にも責任があるが
雪歩が相手ではどう考えても逆効果にしかならないはずだ。
とはいえ真っ向から貴音を否定もできず、一心不乱にフェラを続けている
あずさに助け舟を求める。

「あずさはどう思う、貴音の意見について」
「んー、そうですね……貴音ちゃんはいいところをついたのではないでしょうか」
「だけど乱暴にすれば余計悪化するんじゃないか?」
「ですから立場を反対にすればいいと思います」
「立場を……反対に?」
「成程、殿方を怖いものではないと雪歩に教え込むというわけですか。
貴方様、その役目はこの私に任せてはもらえませんか?」
「それで本当に上手くいくのか?」
「ふふっ、私達にお任せください。決して悪いようにはいたしませぬゆえ」

結局、貴音に押し切られる格好であずさのプランに承諾したが
二人の連携に何やらきな臭いものを感じたのも事実である。
まさか貴音の意趣返しではないだろうが……

◇ (回想)

貴音との関係は俺が意図したものではなかった。

あずさと定期的に寝るようになってしばらくした頃、スケジュールの都合で
2週間近くセックスから遠ざかった時があった。
禁欲生活の間、溜まりに溜まった全てをあずさの中にぶちまけてやろうと
勢い込んで戻ってきた俺を待っていたのは他ならぬ貴音だった。

静まり返った深夜の合宿所。
真っ白な湯帷子姿で正座していた貴音は面食らって立ち尽くす俺に構わず
畳みに指をつくと深々と頭を下げてこういった。

「夜遅くまでお疲れ様でした。今宵は私が……」

胸元から覗く乳房に白い生地から透けて見える素肌。
下着のラインが見えないのは、やはりそういうつもりなのか。

「あずさに言われて来たのか?」
「は、はい……今宵は私があずさの代わりにプロデューサーを……」
「意味は分っているんだろうな?」
「不束ではありますが、精一杯労わり、癒しますので、どうか」

再び顔を伏せた貴音を身ながらあずさの意図を考えてみる。
今夜の約束を果たせなくな事情はともかく、そこで代役を立てようと思うものか?
俺の性欲が切羽詰っているのが分っているにせよ。
言われた貴音もだ。あずさに言わてほいほい男の部屋に忍んで来るとは……
いや、貴音にもそうする意思があったとしたら合点がいく。
貴音の気持ちをあずさが知っていたからこそ、代役を頼めるのだから。

ともかく限界まで性欲を昂ぶらせている以上、やることしか考えないのは当然だった。
スーツを脱ぎ捨て畳んである布団を拡げて横になるよう貴音に促す。

「貴音の気持ちはよく分った。では早速はじめようか」
「あの、横になるのは私ではなくプロデューサーが……」
「今夜はそういう気分じゃない。少々がっつくが悪く思うなよ」
「あっ、ご無体な……一体何を、いや、そのような乱暴なこと」

普段の貴音には似合わない、焦った声と表情。
少し時代がかってはいるが、演技としては上々だった証拠に
”嫌がる女を無理矢理犯す”シチュエーションが刺激に拍車をかける。

「お前だってそのつもりできたんだろ、俺が女にしてやるから大人しくしろ」
「あぁ、お許し下さい……わたくしはただおなたを労わるつもりで」
「だからそうしてるだろうが」

薄手の湯帷子を左右に拡げ、こぼれだした乳房を両手で掴んだ。
適度な張りと弾力のある乳房はどこまでも柔らかいあずさの乳とはちがい
握り締めた手の中でゴムのように跳ねるようだった。
俺は夢中になって乳を揉みながら体を預けるようにして貴音を押し倒す。

「あぁ、あっ、やめてくださいまし、あっ、ふぁあ、あぁ!」
「ふん、お前だって感じているんじゃないか。ほらここだって」

帯を解いて股間もあらわにすると、生い茂った陰毛を撫でながら
谷間に指を滑り込ませるが、そこは思ったほどには濡れていない。
あずさと違って慣れてないからだろうと胸を揉み、乳首をしゃぶりながら
指先で襞をなでまわしているうち、少しづつ開いた膣口からとろとろと
愛液が滴り始める。

貴音に跨ったまま服を脱ぎ捨て全裸になると、だらだらと先走りが
零れる陰茎に軽くしごきをくれてやると、足を使って貴音の股を割り開き
挿入の体勢を取った。

「お願いです、これ以上は……もう許してください」
「いいから力を抜け、でないと痛いだけだぞ?」
「このようなこと、いけません、どうか」

貴音の抵抗が少し面倒になってきたため、挿入に焦った俺はネクタイで
貴音の手首を戒めると、先端をお○ンコに押し当て腰に力をいれた。
少しきついが弾力的な襞は難なく俺を咥え込んでしまう。
膣内にはさらに粘り気のある愛液で満ちており、そのまま体重をかけると
俺の陰茎はほぼ抵抗もなく根元まで貴音の中に埋め込まれる。

「あっ、あぁ……どうして、このような」

膣全体がうねるように陰茎を包み絞り上げる感覚は、動かなくても
ピストンをしているのと同じくらい気持ちいい。
だがいくら溜まっているからとはいえ、いきなりイくのもどうかと思い
本格的に動き出そうとしたとき、貴音の表情が目に入った。

滲んだ涙がちょうど溢れて零れたところだった。
悲しみと苦痛の入り混じった貴音の表情が一瞬俺を冷静にした。
ゆっくりと腰をもどして股間に目をやって、その理由を知った。

「貴音、お前初めてなのか……どうして」
「……奪っておいて酷いひとです」

貴音はまっすぐに俺を見上げると、口元を小さくほころばせた。

「ともあれ、これで私はあなたのもの…」

そういうと背中に手を回して俺をぎゅっと抱きしめる。

「さ、最後まで……どうか私にお情けをくださいませ」


そこから先はただただ獣同然だった。
再び貴音の中に突き入れるとがむしゃらにピストンを繰り返し
そのまま溜まりきった精液を子宮にあびせかけた。
そのまま抜かずに2発ぶっぱなしてようやく我に返った俺は
貴音を抱き上げて風呂に運び、汚れた体を丁寧に洗い清めた。
その後、求められるまま貴音にくわえさせて精液の味も覚えさせた。

こうして始まったせいだろう、貴音は姫たるM属性を開花させ
乱暴な愛撫や拘束されての陵辱プレイを好むようになったのである。

◇ 

夜ごと俺の部屋に忍んでいくあずさを不審に思い、理由を問い質したところ
「プロデューサーさんを癒し、労わっている」との答えに、それが夜伽だとは
思いもせず自信のあったマッサージで自分も加わりたいと申し出た。
あずさは貴音もそういうお年頃だと勘違いし、俺との約束の夜に月のものが
来てしまったため代わりに貴音を俺の部屋に差し向けた。

そういう経緯が分ったのは貴音が夜伽にもすっかり慣れてからである。
勘違いで始まった関係だが、貴音も俺のことが気になっていたらしいから
結果オーライであり、あずさも交え3Pの夢も叶ったからいうことはない。
それにあずさとのセックスが癒しと奉仕だとすれば、貴音とは性欲と征服欲を
同時に満足させる交わりだった。
高貴な顔立ちの貴音を縛り、時には目隠しまでして豊満な体を乱暴に犯すのは
俺の中のどす黒い欲望の昇華にうってつけだった。

それを踏まえたうえで、あずさの提案である”いつもの反対”ということは。

「ふふっ、雪歩の前で貴方様を責めて差し上げる、ということに」
「貴音がいうと冗談に聞えないな」
「ご心配なく……全て打ち合わせの通りにいたしますゆえ」
「そうですよ、それに責められるのも楽しいかもしれませんよ」
「あずさまでそんな事を」

ともあれ雪歩の件に猶予もなく、貴音の提案した博打に乗るしかなかった。
その夜のうちに段取りを決め、雪歩を交えた本番に備える。

◇ 

事務所きっての芝居巧者であるあずさと貴音を交えた演技指導。
それが深夜、俺の部屋に雪歩を呼び出した口実だった。
男優の代役を務める俺がラブシーンの稽古の最中に欲情しているのを
貴音に見咎められ折檻されるという流れである。
そこから先は貴音が明かしてくれず具体的な事は知らされてないが
目的はあくまで雪歩への性教育だから、そこまで過激なこともないだろう。

問題は都合よく欲情できるのかということだったが、事前に勧められた飲み物に
一服盛られていたらしく、雪歩の華奢な肩に触れ、微かな体臭を嗅いだだけで
股間が漲りズボンの前がえらいことになった。
当然それは雪歩にも伝わり、筋書き通り貴音に厳しい叱咤をされた挙句に
目隠しと手首の拘束を受け畳の上に転がされる。

「あの……四条さん、一体何を」
「この不埒な獣を成敗いたします」
「だ、だめですよぉ、プロデューサーさんに乱暴なことしちゃ…」
「この者がそなたにしたこと、許されるものではありません」

貴音の目配せを受けたあずさが雪歩を柔らかく羽交い絞めにする。

「大丈夫よ、別に痛めつけたりするわけじゃないから」
「で、でもぉ……プロデューサーさんは悪くないです」
「そうかしら? 見て御覧なさい、プロデューサーさんの股間を。
雪歩ちゃんとエッチな事をすることを想像してたんじゃないかしら」
「ち、違います! プロデューサーはそんなこと……」
「プロデューサーさんだって男の人よ? 雪歩ちゃんみたいに可愛い女の子を
見たら欲情するのは当然だと思うけど」
「そ、そんな……」

口を閉ざした雪歩を見て、貴音があとを引き継いだ。

「これがその証拠です、よく見なさい」

ベルトが外され、ズボンが無造作に膝まで下ろされると
溢れ出る先走りでびしょ濡れのトランクスが三人の目に晒される。
目隠しのせいで表情までは分らないが、雪歩が怯えている気配は明らかだった。

「男の人は怖いわよね、あんな恐ろしいもので女の子を襲おうとするのだから。
でもね、あれって本当に怖いものなのかしら?」
「プロデューサーはこ、怖くないです」
「だけどプロデューサーさんだって健全な男性なのよ。優しいのは否定しないけど
もし今が雪歩ちゃんと二人きりなら襲っていたかもしれないわよ」

「ふふ、どうですか雪歩。殿方の本能はかくもいやらしいもの。ですから……」

貴音は立ち上がって帯を解くと、無造作に浴衣を床に落とした。

「し、四条さん!?」
「このように押さえ付けて征服してしまえばよいのです」

トランクスが降ろされると同時にバネのように愚息が反り返る。
濃密な雌の匂いが近づくと、次の瞬間俺に跨った貴音の股間が密着し
熱さとなまめかしい感触に思わず腰が跳ね上がる。
俺は雪歩が見ていることも忘れ、懸命に蜜壷に愚息を埋めようとあがくが
跨った貴音は巧みの狙いを反らして受け入れようとしない。

「いかがなさいました、プロデューサー?」
「頼む、焦らさないでくれ」
「なんとも浅ましきこと……雪歩が見ているのをお忘れですか?」
「うぅっ……貴音、頼む」

正直にいうが、この時の俺は芝居をしていることなど完全に忘れていた。
飲まされた媚薬と異様な場の雰囲気に呑まれ、ただひたすら交わりだけを
求める雄に成り果てていた。
やがて貴音の許しを得て騎乗位で”犯される”と、貴音主導の交わりに
征服されることの快感でただひたすら腰を突き上げるだけだった。
そして程なく射精感がこみ上げてきたことを喘ぎながら言葉にすると
貴音は腰のグラインドを止めると愚息を握りしめた。

直前で噴射を止められた焦燥感で気が狂いそうになりながら
俺は傍目も気にせずいかしてくれと叫んで。

「そ、そんなにいきたいですか?」

耳元で囁かれた声が雪歩と知りながら答えるしかなかった。

「いきたい、いかしてくれ」
「それならきちんとお願いしないとだめですよ、プロデューサー」
「雪歩、お願いだ。貴音に続けるよういってくれないか」

雪歩は俺のなりふり構わぬ懇願に負け、貴音に続行を伝える。
その直後、勢いよく腰を落として俺を咥え込んだ貴音の膣奥に
たっぷりと射精を浴びせたあと、虚脱状態に陥った。

もちろんそんな程度で終わるわけも無かった。

◇ ここからその4 

「次は私の番ね。でもその前に貴音ちゃん、いいかしら」
意を悟った貴音は腰をあげて結合を解くとあずさの前に下半身を突き出す。

「あずささん、何を……ひぅっ!?」

雪歩の小さな悲鳴、そしてじゅるじゅると粘っこい液体を啜り上げる音。
貴音の押し殺した呻き声のあと、ごくりと喉を鳴らし精液を飲み干すあずさ。
二人の満足げなため息が交差したのち、あずさは俺に的を変えると
硬度を保ったままの愚息を咥え、残った精液まで丹念に吸い取っていく。

「うふ、おいしいわ……今度はこっちにも」

温かい口内の感触が離れたと思うと、すぐ熱い膣に包み込まれ
貴音の余韻から冷め切っていない俺を無理矢理奮い立たせようとする。


「いかがですか、雪歩?」
「わ、わかりません。でもぉ……はぅ、四条さん?」
「ふふ、体の方はもう理解しているようですよ」
「でも……」
「ふふ、すぐに結論を出す必要はありません。今はあずさの交わりを
よく見ておきなさい」

一発出したことで多少の余裕ができたのもあるが、あずさの責めは
サディスティックだった貴音とは違って柔らかく緩やかだった。
俺は時折腰を突き上げたりしてあずさの感触を楽しみながら枕元で
交わされる貴音と雪歩の会話に意識の半分を向ける。

「男が恐ろしいと思うのは当然です、強く逞しい力にはかないませんから。
ではなぜ男が強き力を求めるのか、わかりますか?」
「…………」
「それは女を求めるため。より強い男がより良い女を得るのが理。
男は強き力で女を手に入れ、征服し我が物にしようとします。
でもそれは男にだけ許されたことではありません。女が良き男を求める
のも当然のこと。ただ一つの違いはその方法……わかりますね、雪歩」
「はい……」
「そなたにも充分力は備わっています。先ほどのことが示した通り、
男を征服し支配するだけの力が」
「私にも……力が? 男の人を支配できるような」
「ふふ、試してみますか。雪歩に備わるその力を」
「私も四条さんやあずささんのようにプロデューサーさんと……?」
「そうよ、雪歩ちゃんも男の人を知ればもう怖いなんて思わないで済むのよ。
ううん、もっと素晴らしいことが分るはず。ほら、やってみる?」

行為を中断したあずさが俺から離れ、代わりに雪歩の指先が俺に触れる。
やがて意を決したように竿を握り締めると先端に熱い吐息がかかる。

「あの、どうしたら?」
「ふふっ、雪歩のしたいようにすればいいのですよ」

柔らかい唇が何度か触れたあと、亀頭が雪歩の口に含まれる。
が、その直後柔らかい先端に雪歩の歯が食い込んだ痛みで叫びそうに
なるのを懸命に堪えた。
ぎりぎり耐えられる程度の噛み方は、訳もわからず歯を立てたのではなく
噛む事を意図した甘噛みのように思えたからだ。
雪歩は何かを確かめるようあちこちに歯を立てると、それで納得できたのか
先ほどのあずさのように再び亀頭を口に含むと今度は舌が這い始める。
やがてそれも終わるといよいよ決心したのか、口を離して俺に跨る。

「あの……プロデューサーさんの目隠し、とってもいいですか?」
「それはいいけど、どうして?」
「プロデューサーさんに見てもらいたいんです。私に犯されるところを」

見上げると雪歩は熱に浮かされたよう、瞳をギラギラさせて見たことも
ない笑みを浮かべている。まるでさっきの貴音のように。
秘められていた嗜虐心を呼び覚まされたのか、これが初めてというのに
俺の勃起を握り締め、自らの秘所にあてがっている。

そして左右からあずさと貴音に支えられたまま、勢いよく腰を落とすと
俺の勃起を一気に奥まで咥え込んだ。
相当な痛みがあるはずだが、雪歩は悲鳴や叫びを上げることもなく
ふーふーと獣のように荒い息を何度か吐いただけで腰を浮かした。
一瞬、紅に染まった陰茎が見えたがすぐまた雪歩にくわえ込まれ
それからは出鱈目に腰を上下させ続ける雪歩の狂気にあてられ
一方的にきつく狭い膣の締め付けに翻弄された挙句、二度目の射精を
雪歩の子宮に吹き上げた。



俺が果てた直後に雪歩も絶頂したらしく、スイッチが切れたように
ぐったりと倒れこんだ体をあずさと貴音が柔らかく受け止めた。
愛液と鮮血で汚れた体を拭い清められたあと、その股間に口をつけたのは
あずさではなく貴音だった。じゅるじゅると吸い出した精液を美味しそうに
飲み干すと、唇に血をつけたまま妖艶な笑みを俺に向ける。

「まるで吸血鬼みたいだな」
「ふふっ、貴方様も吸血鬼にして差し上げましょうか」
「……んっ!?」

おもむろに唇を重ねられ、雪歩の破瓜の味が舌を痺れさせる。

「あら、貴音ちゃん。私にもちょうだい?」
「では二人で雪歩を……」

雪歩も一服盛られていたと知ったのは、行為が果てたあと
貴音の説明で知った。
ある薬で痛みと理性を麻痺させ、雌の本能のまま快感を貪ったから
行為も、それからその目的も上手く成就したはずですと。


その言葉が正しかったのは後日行われた撮影の本番で証明された。
相手役の男優が呑みこまれるほど雪歩の演技が上達したのはいいが
あの夜目覚めた雪歩の本性は俺達の予想を大きく越えていた。



雪歩編 おしまい

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