ラブライブ!派生キャラ のんたぬのAA・SS・イラスト等を保管していきます

公園のベンチ、何をするわけでもなく女の子が座っている


女の子「(心の声)どうせ家に帰っても誰もいないし…退屈だな…いつもの事だけど…」

のんたぬ「やん!」

女の子「え!?あなた…誰?」

のんたぬ「やん…(女の子の隣に座る)」

女の子「…」

のんたぬ「(足をぷらぷらさせながら)や〜んや〜ん」

女の子「あの…」

のんたぬ「やん!」

女の子「…お饅頭?」

のんたぬ「やん!」

女の子「くれるの?」

のんたぬ「(コクコク)」

女の子「ほって書いてある…変なお饅頭だね」

のんたぬ「や〜ん(パク)」

女の子「ありがとう…(パク)…美味しい」

のんたぬ「モグモグ…やん(うなづく)」

女の子「フフ…」


のんたぬ「やん(女の子の手を握り)」

女の子「どうしたの?遊びたいの?」

のんたぬ「やんやん!」

女の子「いいわよ…どうせする事もないし」

女の子「(近くに落ちてあったボールを拾って)これで遊びましょう」

女の子「どうせ落ちてあったものだしいいでしょ」

のんたぬ「やん!」

女の子「行くよ(ボールを軽く投げる)」

のんたぬ「やん!(追いついてボールを掴む)」

のんたぬ「やん!やんやん!(ボールを投げる)」

女の子「え?もっと強くていいの?(ボールを受ける)」

のんたぬ「やん!」

女の子「分かった…どの位の強さがいいのかな?…えい!」

女の子「しまった!強く投げ過ぎちゃった!ごめんなさい!」

のんたぬ「や〜ん!」


のんたぬは思い切りスライディング!ボールになんとか間に合う!


女の子「す、すごい!すごいよ!(パチパチ)」

のんたぬ「や〜ん!(ドヤぁ)」


そして、しばらく遊んでいると夕陽が沈んでいく…


のんたぬ「やん…」

女の子「もう遅いね…」

のんたぬ「…」

女の子「帰らなくちゃね…」

女の子「また…遊びたいね…」

のんたぬ「やん!」

女の子「でも…無理なんだ…」

のんたぬ「?」

女の子「私ね…引っ越しちゃうの…」

女の子「いつもそうなんだ…だから友達もいないの…」

のんたぬ「やん!」

女の子「…」

のんたぬ「やんやん!(自分の胸を叩き)…ゴホっゴホっ」

女の子「友達?」

のんたぬ「やん!(女の子の手を繋ぐ)」

女の子「うん!」


手を繋いで公園を後にして歩くのんたぬと女の子


のんたぬ「やん(自分のおさげを差して)やん(女の子の髪を差す)」

女の子「え?そうだね…おなたと私、同じ髪型だね…」

女の子「そういえば何だか私たち似てる気がするね」

のんたぬ「やんやん」

女の子「せ、性格はどうか分からないけど…」

のんたぬ「やん?」


そして、やがて別れ道に


女の子「私…コッチなんだ…(別れ道の片方を差す)」

のんたぬ「やん(女の子とは別の道を差す)」

女の子「…」

のんたぬ「…」

女の子「お別れ…だね」

のんたぬ「…やん」

女の子「…」

のんたぬ「(女の子に何かを渡す)」

女の子「?なにコレ?カード?」

のんたぬ「やんやん」

女の子「何か絵が描いてあるけど…トランプじゃないよね…なにかな?」

のんたぬ「…や〜ん?」

女の子「わ、分からないんだ」

のんたぬ「やん!」

女の子「いや、そこは自慢気にされても…」

のんたぬ「…やん」


女の子「でもコレ…くれるの?」

のんたぬ「やん」

女の子「いいの?」

のんたぬ「やんやん(コクコク)」

女の子「うん、ありがとう」

女の子「じゃあ…ね」

のんたぬ「やん」

女の子「…」

のんたぬ「…」

女の子「あ、あのね!今日とっても楽しかったよ!」

女の子「また…また遊ぼうね!」

のんたぬ「やん!」


ピカーーーー!
のんたぬが光り始める


女の子「え?きゃっ!」


眩い光が強くなり目を開けていられない
ようやく光が治まり女の子が目を開けるとそこにもうのんたぬはいなかった


女の子「…」

女の子「…夢だった…のかな?」

女の子「…(カードを出す)夢じゃない…よね」

女の子「あの子…ちゃんとお家に帰れたかな?」

女の子「また…会えるかな?」

女の子「そうだ…このカード…なんのカードなんだろう?帰ったら調べてみよう…」


公園のベンチ


?「…ちゃん…のんちゃん」

のんたぬ「!(目を覚まし)…やん?(パチクリ)」

希「うふふ…目ぇ覚めた?」

のんたぬ「やん?(キョロキョロ)…やん」

希「ん?」

のんたぬ「やんやん!(自分の髪の毛を触って)やんやん…」

希「新しいお友達と遊んだんやね」

のんたぬ「やん(コクコク)」

希「そう、良かったやん」

のんたぬ「…やん」

希「さあ、もう遅いし絵里ちも心配するから…ウチが送ってあげる(手を差し出す)」

のんたぬ「やん(手を握る)…やん?」

希「ん?」

のんたぬ「(希をジーっと見て)…やん?」

希「どうしたん?」

のんたぬ「…(首を傾げ)や〜ん?」

希「うふふ…」


希「そういえばその友達にカード渡した?」

のんたぬ「やん!(コクコク)」

希「そう…良かった」

のんたぬ「やん?」

希「ん?…う〜ん…なんやろうなあ」

のんたぬ「やん…(ちょっと不服そう)」

希「コレ(カードを出す)…運命の輪…」

のんたぬ「?」

希「今はまだかもしれん…でも…きっといつか…」

希「まだその事が分からなくても…分かる日が来る…」

のんたぬ「…(首を横に何度か振り)や〜ん」

希「分からん?うふふ、まあ仕方ないやん」

のんたぬ「やん!」

希「ゴメンゴメン…でもねのんちゃん」

のんたぬ「やん?」

希「のんちゃんのお蔭なんよ」

のんたぬ「…」

希「やん!」

のんたぬ「や〜ん?」


結局分けの分からないままののんたぬ
今自分の握ってる希の手に先ほどの女の子の手の感触と似たものを感じているのだが
今ののんたぬにはそれを言葉に出来るような器用さは持ち合わせてなかった
でも…

希「やんやん!」

のんたぬ「…」

希「やんやん!」

のんたぬ「やんやん!」

希「楽しい?のんちゃん?」

のんたぬ「やん!」


おしまい
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