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「はーっ……今日のもハズレだったな」

 あのオタクくんとの逢瀬から何週間かたったある日の夜こと、キャンディナは自室のベッドにダルそうに寝転がる

「やっぱあのオタクくんのが一番気持ちよかったな……」

 あの時のことを思い出すとキャンディナの子宮はきゅんと熱くなる。あれ以来何人かのファンからお金と童貞を奪ったがその行為はキャンディナを満足させるものではなかった

「あの粗チン達め……なにが『キャ、キャンディナちゃん、気持ちよかったカナ?』だよ。お前らなんかオタクくんのデカチンと比べたら入ってるかもわからないくらいだっての」

 むしろフラストレーションと性欲を貯めるだけだった。ベッドに転がりながらスマホをなんとなく手に取る

「……デカチンハメたいなあ」

 キャンディナの口からアイドルとは思えないセリフが飛び出した。キャンディナはオタクくんにメッセージを送る

『オタクくん、起きてる?』

 すぐに返事が返ってきた

『起きてるよ』

『返事早すぎてキモすぎw』

『ご、ごめんなさい』

『いいよ、遅かったらブロックしてたしw』
『理不尽』

 そんな風に他愛の無いメッセージをやり取りする。キャンディナは先程までのイライラはどこかに行ったようで上機嫌でメッセージを続けている

「よし、そろそろ誘うか」

 キャンディナは次の逢瀬の決心をした

『ところでオタクくん、この日って空いてる?』

『空いてるよ、キャンディナちゃんのためならいつでも空けるよ!』

『後半のはキモいから言わなくても良かったな』

『……すみません』

『まあいいや、この前言った通りワタシの性欲解消に付き合ってもらうからね。性奴隷のオタクくん?』

『うん』

『よしよし、ところでちゃんとオナ禁してる?』

『ちゃんとしてるよ』

『オタクくんえらいぞ〜♥️じゃあそんなオタクくんにサービスしてあげる♥️』

 そのメッセージに続けてキャンディナは一枚の写真を送る

 煽るように笑う口元 捲れて少しだけ見える可愛らしい黄色のブラ そして小さいながらも確かな膨らみのある胸

『こ、これって……』

『ワタシのおっぱいのえっちな自撮りだよ♥️あ、ネットにあげたりとかしちゃだめだからね?こんなの見せるのオタクくんだけなんだから』

『も、もちろんだよ』

『よろしい!ところで、どう?推しのJCのおっぱい♥️』

『最高です』

『ボッキしちゃった?』

『しました』

『好きなだけボッキしてムラムラしていいからね♥️でもオナニーはダメだよ、そのムラムラはちゃんと貯めておいてね』

『わかったよキャンディナちゃん』

 オタクくんをからかって遊ぶキャンディナ。とても上機嫌そうにベッドをゴロゴロと転がる

『それじゃあまたね、オタクくん。ちゃんと我慢できたら生でおっぱい見せてあげるからね♥️おやすみ』

『うん、おやすみなさいキャンディナちゃん』

 キャンディナはスマホを置いて天井を見上げる

「あーあ……オタクくんに会えるの楽しみだなあ……」

「あっ!違うから!これはオタクくんのデカチンハメるのが楽しみなだけでオタクくんのことはなんとも思ってないから!」

 誰に聞かれてるわけでもないのにキャンディナは言い訳をする

「はあ……もう寝よ」

 キャンディナは布団をかぶって眠りについた



 つづく?

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