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作者:ベリーメロン



「貴様ぁっ……離せっ……あっ♡」

 ヴァンパイア・ロードはかつては聖女であり騎士だったフルルドリスを押し倒していく。首元にくっきりと空いた穴はかつてロードが吸血鬼に落としてやった証だ。
 ロードは嫌がるフルルドリスにくつくつと笑う。どうせ眷族である彼女は自分には抗えない。
 それに既にフルルドリスは自分の子を一度は産んだのだ。もはやこれは夫婦の営みと言えるだろう。

「あっ♡」

 豊満な乳房を強引に揉みしだき、首の証を舐めてやればフルルドリスは先程の文句が嘘のように身を震わせた。
 もう堕ちきっているくせに、彼女はこうして抵抗してはいつもこうしおらしくなる。
 戦いの際もう少しで首を刈られそうだったことを思い出しつつ、ロードはそろそろ二人目が欲しかろう?と囁いた。

「くっ、誰が貴様のっ……あぁん♡」

 まだ反抗的な態度をとろうとするので、乳首を甘噛みしてやればフルルドリスは甘く喘ぐ。
 完全に堕ちているくせに堕ちていないフリをする。そんな彼女の性癖はロード好みだった。だからこうして遊んでやるのだ。
 そうこうしてる内にフルルドリスの股の間が濡れてくる。彼女は濡れやすい体質なのだ。

「あ……」

 次に何をするか理解したのだろうフルルドリスは甘い声を出して体をよじる。だが今度は敢えて何もせずに待つ。
 どうした?やめてやったぞ?そうクツクツ笑うロードにフルルドリスは紫銀の髪を揺らして睨んででくるが、それにもはや敵意がないことは知っている。

「ぐ、うぅ……」

 だが今回は強情らしい。唸りながら黙り込むフルルドリスに、ロードはさらなる責め苦を用いていく。
 そのまままずは眷族への命令として四つん這いになり、こちらへ尻を向けるように強制させた。

「このような、辱めをっ……」

 恥辱に表情を歪めるフルルドリスだが、これで興奮しているのはわかっている。何せ情けなく秘所からヨダレが垂れているのだから。
 ロードは安産型の尻肉を揉みほぐしつつ、やがて手を構えると……

「い゙ぎっ♡あ゙あ゙あ゙あ゙っっっっ♡♡♡」

 バチィンッという激しいスパンキング音。それを受けたフルルドリスは身体を仰け反らせるが体制を崩すことは出来ない。
 すでにロードに堕とされきった彼女の身体は、これを快感として受け入れてしまうのだから。

「ぎっ♡あ゙ぐぅっ♡お゙お゙ぉ゙ぉ゙っ♡♡♡」

 叩かれる度にフルルドリスは獣のような声を上げ、秘所から愛液を溢れさせる。尻を赤く染め上げていき、それでもロードは止まらない。
 やがて息も絶え絶えになった頃、ようやく手を止めてやるとフルルドリスはベッドに倒れ込んだ。

「はぁ……はぁ……♡」

 虚ろな瞳で息を整えるフルルドリスの尻を軽く撫でてやれば、ピクリと体を揺らす彼女に次を要求する。
 何が欲しいかをその口で言ってみろと。

「そ、それは……」

 フルルドリスは頰を赤く染めて口ごもる。しかし彼女はとっくの昔にロードに堕とされているのだ。吸血鬼に堕ちた後に体力に物を言わせて一ヶ月間犯し続けたゆえに……よって頭は完全に堕ちきっていてもう悩むことはない。
 恥ずかしげに顔を背けながら彼女は小さな声で言うのだ。

「……子種を……ください……」

 その言葉に満足したロードは硬く反り立った肉棒を取り出すと、そのまま一気に後ろから突き入れた。

「あ゙ぁぁぁぁっっっ♡」

 その衝撃でまたもや軽く達してしまったのだろう。フルルドリスは毅然とした声色を娼婦のように艶めかしいものに変えて喘いでいる。

「ああっっ♡んぐっっ♡ひぃんっっ♡」

 最初から容赦なく激しく動くロードにフルルドリスは甘い声を上げ続けた。子宮口を突き上げる度に彼女の柔らかな尻が波打つように揺れている。
 ロードはその肉の感触を楽しみながら、更に速度を増していった。

「待てっ♡もうイってるっっ♡止めっ……あ゙あ゙あ゙っっっ♡♡♡」

 絶頂の余韻に浸る間もなく次の絶頂を迎えさせられ、フルルドリスは必死に懇願するもロードが腰の動きを止めることはない。
 極上の女体を思うがままに犯す快楽はロードにとっても極楽と言っていいからだ。
 あれだけ精悍で貞淑だった聖女であり騎士でもあるフルルドリスが、今やマゾヒストに染まりきっているサマは彼女のかつての仲間が見ればどう思うのか。
 染め上げた張本人であるロードにとっては想像するだけで銘酒を飲んだ時のような恍惚感がある。

「あ゙っっ♡あっ♡んぁっ♡はぁっ♡」

 激しいピストン運動にフルルドリスは紫銀の髪を振り乱して悶える。もはや思考は真っ白になり、何も考えられなくなった彼女はただ絶頂を繰り返すだけの人形と化していた。
 だがそんな状態になってもロードは彼女を離そうとはしない。むしろさらに強く抱きしめ、密着した状態で腰を振り続ける。
 
「んぐっっ♡あ゙っ♡ああっ♡奥がっ、えぐられてぇっっ♡♡」

 パンッという音と共に尻が波打つ度に子宮口が突き上げられるのが堪らなく気持ちいいのだろう。
 フルルドリスは頰を染め上げ、舌を突き出して喘ぐことしかできなくなっていた。もはや最初のような抵抗の意思などどこにもないだろう。
 物欲しげに吸い付いてくる子宮口がロードの子種を求めていることは明白だった。ならば応えねばならない。
 そろそろ出すぞとだけ告げてやり更に激しく奥へと肉棒をねじ込んでいく。おおよそ人間ならばとっかに死んでいるはずの激しすぎる行為に、吸血鬼に堕ちているフルルドリスは快楽しか感じれなかった。

「ああっっ♡きてっ……くださいぃっっ♡♡♡」

 次の瞬間、ロードは己の欲望を爆発させるかのようにフルルドリスの子宮へとぶちまけた。その衝撃にフルルドリスは絶叫に近い嬌声を上げて達する。

「んああぁぁぁ〜〜〜〜っっっっ♡♡♡♡」

 そして最後の一滴まで注ぎ込むと、ゆっくりと引き抜いていく。その時ですら軽く絶頂してしまったのだろう。フルルドリスは口から唾液を垂らして悶絶していた。

「はぁっ……はぁ……♡」

 フルルドリスの秘部からは入りきらなかった白濁液が溢れ出す。凄まじい量に彼女の腹は僅かに膨らんでいた。
 体力を使い果たしたのだろう、彼女はベッドに倒れ伏して荒い息を整えている。だがこれで終わりではない。

「ひぐっっっ♡ま、待って……お゙お゙っっ♡」

 再び挿入を開始すれば情けない声を上げてしまうフルルドリスに、二人目をこさえるのだから一発で済むわけがなかろうとロードは得意げだった。
 彼女を再び喘がせ始めるフルルドリスは恍惚としており、初期にあった悲壮感は殆ど見られない。
 再び喘ぎだすフルルドリスと、彼女を犯し尽くすことに執着するロード。ここ最近の彼は他の女を抱いていないこともあり、もはやどちらが溺れているのかもわからない。そしてそれを自覚することは今後もないだろう。

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