あにまん掲示板の各種スレッドに掲載されているR-18小説を保管するためのwikiです。

目覚めた少年が最初に抱いたのは違和感だった。
腕の中で静かに寝ているはずの許嫁がいない。
そのことを認識すると寝起き特有のぼんやりとしたものは瞬く間に消え去り、代わりに血の気が引くような感覚が襲ってきた。
起き上がって月明りがぼんやりと照らす薄暗い室内を見渡したが許嫁の姿は見当たらなかった。
どうしようもない不安感に包まれていると、背後から声が聞こえた。

「ようやく起きましたね、あなた」

透き通るような声の主は、少年の許嫁であり最愛の女性でもあるフゥリだった。
すぐ後ろに彼女の存在を確認し、安堵の溜息を吐いた。
だがすぐに疑念が浮かんできた。
最初にあの場所を見た時確かにフゥリはいなかった。
それなのにさも最初からそこにいたかのように、ショーツだけを身に着けた彼女は実に堂々と立っていた。
羞恥など全く感じていないかのように。
どことなく纏っている雰囲気もフゥリのものとは違うように思える。

「さて問題です。私はフゥリでしょうか、それともオオヒメでしょうか」

悪戯っぽく目の前の女性が微笑んだ。

「そんなことを言うのはオオヒメ様に決まっているでしょう」
「あらよく分かっていますね。感心感心」

オオヒメはそう言うと口元を手で隠して鈴を転がすような声で笑った。
普段オオヒメがフゥリに憑依する場合には狐耳と尻尾が生えるのだが、どういう訳か今はそれがない。
疑問に思っているとポンという小さな音と共にオオヒメの頭に狐耳が、ショーツに包まれたお尻からは何本かのふさふさとした毛に包まれた尻尾が現れた。
見せびらかすようにオオヒメがくるりと一回転する。

「耳と尻尾は私の気分で出したり出さなかったりできるのですよ。まさかフゥリの夫ともあろう少年が耳の有り無しで判別してるわけではないでしょう? ああ、まだ籍を入れていないですから、夫ではなく許嫁でしたね」
「オオヒメ様とフゥリでは何もかもが違いますからね。同じ顔でも流石に分かります」
「感心感心。しかし、私のフゥリを娶る以上それくらいは出来て貰わなくては困ります。しかし──」

狐耳と尻尾と一緒にオオヒメの顔から笑みが消えた。

「昼間のアレはなんですか。フゥリをまるで学友に自慢するかのようにイチャつくなどとは。確かにフゥリはすらっとしたモデル体型のきりっとした、でもどこか儚げな雰囲気の美人さんですし少年が自慢したくなる気持ちは分かりますがね」

オオヒメは顔を近づけると子供を叱るかのように人差し指を立てた。
まるで子供を叱る先生のようだと思った。

「ですが、いつも言っていますよね。独り善がりは駄目だと。そのうちフゥリに愛想を尽かされてしまいますよ。ただでさえ毎日のように貪っているのです。今のところはあの子も愛情に飢えていますからそんな素振りは見せませんけれどもね、慣れてきたらどうなるかわかりませんよ。私もあの子が不幸になることは望んではいませんからね」

再び笑みを浮かべたオオヒメは少年の手を取ると、自らの胸元へと運んだ。
次々と変わる表情はまさに気まぐれといった様相で、実に神様らしい。
それと同時に人間ではありえない切り替えの早さに目の前の人物が怖くなった。

「なので私が練習台になってさしあげましょう。幸いフゥリからも許しが出た事ですからね。堂々とできますよ、少年」
「それはオオヒメ様がしたいだけでしょう」
「よく分かっているじゃないですか。花丸をあげましょうか?」

いらないです、と言って溜息を吐いた。
誘い文句こそ違えどオオヒメがこのように少年を誘惑するのは初めてではない。
断り切れることもあればそうでないときもある。
情けないことだとは思うが、フゥリと全く同じ顔で誘惑されると厳しいものがある。

「この身体はフゥリのものですからね。自然と好みもあの子に寄ってくるというものです。今の私には少年が実に魅力的な男性に見えているのですよ。だから少しくらい摘み食いしたくなるのもしょうがないというものです」

オオヒメはそう言って少年の頭を胸に埋めるように抱きしめた。
脂肪の柔らかさと心地良い体温が顔を包み込まれて、身体が意志とは無関係に反応を示した。

「若いだけあって元気ですね。それとも大好きなフゥリのおっぱいだからですか?」
「そういうわけじゃないです」
「またまた、分かってますよ。男は大抵おっぱいが好きですからね」

完全に見透かされている。
不貞腐れていると、抱きしめているオオヒメの腕から力が抜けて解放された。
目の前にはやや小ぶりながらも綺麗なお椀型をした乳房があった。
白い肌に少し黒ずんだ乳輪とピンと立った乳首。
オオヒメの漂わせる神秘的な空気と合わさった裸体は、思わず生唾を飲み込んでしまうほどに美しい。
少年がじっと見つめていると、オオヒメは乳房を両手で下から支えるように掴み、二度揉んだ。

「確か母乳が出ていた時期が特に激しかったように私は記憶していますが。どうですか、飲みたいですか? 母乳」

フゥリの顔でフゥリが言わないようなことを言うのだからたまったものではない。
我慢が効かなくなるではないか。
迷いながらもどうせ目の前の女神様には全て見透かされているのだから取り繕うだけ無駄だと考え、少年は小さく頷いた。
言葉にしなかったのはせめてもの抵抗だ。

「あらあら言わないとわかりませんよ」

オオヒメは少年を揶揄うかのようにに微笑みを浮かべて言った。
敵わないと思った。
少年は肩を竦めると小さく溜息を吐いた。

「飲みたいです。フゥリの、母乳」
「私の、ではなくフゥリの、ですか。いいですね、いじらしくて。そういうところ好きですよ」

オオヒメはベッドの上に膝を崩して座ると、太腿を叩いて少年を呼んだ。
誘われるがままに横になってオオヒメの膝に頭を乗せると、背中に腕を回されて持ち上げられた。
目と鼻の先には乳房がある。
じっと見ていると乳首から黄色いものが滲んできた。
たまらず乳首を咥えると口の中にじんわりと甘いものが広がっていく。
集中して吸っていると頭を優しく撫でられた。
まるであやされている赤ん坊のようだと思いながらも少年の顎の動きは止まらない。

「ふふっ、どうですか。美味しいですか、フゥリの母乳は」
「美味しいです」

ぶっきらぼうな返答した少年が再び乳首を口に含むと、オオヒメがくすくすと声を出して笑った。

「おっぱいが最優先とは、これでは本当に赤ん坊ではないですか。ただ、赤ん坊はおっぱいを吸ってこんな風におちんちんを硬くはしないですけれどね。母乳を飲みながら興奮するなんて少年はとんだ変態さんですね」

頭を撫でていたオオヒメの手が股間へと移動する。
細く長い人差し指がトランクス越しに円を描くように亀頭を弄んだ。
それだけに留まらず手はトランクスを下ろすと、硬くなった少年の男性器を鷲掴みにした。
掌の柔らかい感触が亀頭を包み込んで、少年の口から呻きにも似た声が漏れ出た。

「ほぉらほら、おっぱいミルク飲みながらおちんちんシコシコして子種ぴゅっぴゅしましょうね」

亀頭を濡らしていた先走り液が掌の動きで泡立ち、ぐちゅりと音を立てて少年の喘ぎ声と荒い息使いが混ざり合う。
先端を指先で撫でてからカリの裏を親指の腹で擦る。
筆舌し難いほどの快感が男性器から背中を通って頭へと流れ込んでいく。
優しく、それでいて的確に弱いところを攻められてすぐに限界を迎えた。
全身が大きく震えて勢いよく飛び出した精液がオオヒメの手に振りかかった。
オオヒメはそれをじっと見つめるとベッドサイドから取ったティッシュとウェットタオルで丁寧に拭った。
どうせなら舐めてほしかった。
そんなことを考えていると、突然視界オオヒメの顔で埋め尽くされた。
声を上げる間もなく唇を塞がれ、口腔内へ温かくて柔らかなものが侵入してきた。
それが舌だと認識するのに時間はかからなかった。
オオヒメの舌は歯茎を舐り、上顎を突き、舌を絡めとって少年の口内を蹂躙していく。

「むぅ、ん、じゅる、じゅぱ、れろ、ぷはぁ」

響いている水音は一体どちらから発せられているのか分からなかった。
先程の手と負けず劣らずの頭が蕩けてしまいそうなほどの快感が押し寄せている。
それはいつまでも酔い痴れていられそうなほどだ。
しかしそれも長くは続かず、突然唇が離れた。

「どうしたのですか、熱に浮かされたように顔が蕩けていますよ。それほど気持ちよかったのですね」
「オオヒメ様、もう」
「わかっています。少年も我慢の限界のようですしね」

立ち上がったオオヒメは上体を屈めると両手の人差し指をショーツの端にかけて少年に見せつけるように片脚ずつ脱いだ。
微かな音を立ててシーツの上に落とされたショーツに少年は目を奪われた。
ショーツはクロッチ部分の布地がない、完全にそれ用のものだった。
あのフゥリがそんなものを持っていたという事実が更に興奮を呼び起こし、気がつけば痛いほどに勃起していた。

「どうしましたか少年。布切れに目を囚われている場合ではありませんよ」

声のするように目線をやるとそこには後ろ手に組んでいるオオヒメの姿があった。
きゅっとくびれた細い腰にすらりとした羚羊のような脚。
そして太腿を液体が伝っており、月光が反射してきらきらと微かに光っている。
オオヒメは少年の膝上に腰を下ろすと、両腕を少年の首に回した。
二人の額が軽く当たった。
少し上気したフゥリと全く同じ整った顔が目の前いっぱいに広がる。
少年は限界だった。
オオヒメはちらりと男性器を見てから少年に目線を合わせる。
フゥリとは同じ顔、同じ身体なのに全く違う所作に言動。
少年は目の前の女性に堪らなく惹かれていた。

「いいですよ、我慢しなくても。存分に味わってください」

オオヒメは腰を浮かせ、男性器を割れ目に宛がう。
濡れた割れ目はくちゅり、と小さな水音を立てた。

「挿れますねオオヒメ様」
「はい、どうぞ」

一息に少年は腰を強く押しこんだ。
同時にオオヒメが少年にしがみついた。
膣道を押し広げながら亀頭が最奥まで辿り着くとオオヒメの身体が大きく震えた。

「あっ♡はぁぁっ♡少年の、相変わらず大きいですね♡」
「苦しいですか?」
「それほどでもないですね。でもその気遣う素振り、正直きゅんときちゃいます。合格ですよ」

よしよしと後頭部を撫でられて顔が熱くなる。
奥を軽く小突くとオオヒメの口から喘ぎ声が溢れた。
フゥリと同じく奥の方が弱いのか刺激する度にオオヒメの熱を帯びた吐息が少年の耳にかかる

「ん♡いいですよ、いっぱいごちゅごちゅってして。おっぱいもお腹いっぱいになるまで吸っていいですからね」
「いいんですか?」
「はい。いっぱい甘えていいんですよ」

少年は乳房にかぶりつくと顎と腰を動かした。
口の中に甘いものが、腰には痺れるような快感が広がっていって少年を満たしていく。

「んっ♡ひっ♡吸い方ぁ♡えっちですよぉ♡」

少年の頭を抱きしめるオオヒメの腕に力が籠る。
まるで母親に抱きしめられているかのような錯覚が沸き上がった。
ベッドのスプリングを利用して奥をトントンと突くと、その度にオオヒメの口から発せられる喘ぎ声が一際甘いものへと変わった。
かといってそれを堪能するほどの余裕は少年には残っていなかった。

「ふかっ♡おく、こつこつ♡いいですっ♡でもぉ、もっと♡はげしく、して♡いいですよ♡」

何度も何度も強く腰を打ち付ける。
きゅっと強く膣肉が締めつけてきて、少年が苦悶の声をあげる。
強く抱き着きながら母乳を吸っている。
そうしないと離れていってしまいそうだった。

「ああっ♡そう♡ですよぉ♡」
「オオヒメ様、オオヒメ様っ!」
「はい、私はここですよ♡いっぱい、いっぱい、していいんですよ♡」

次第に少年の腰使いが乱暴なものへと変わっていく。
オオヒメもそんな少年に呼応するかのように腰を振っている。
その腰使いはフゥリとは全く別のもので、慣れない刺激に少年は思わず乳首から口を離してしまった。
オオヒメは抱きかかえている頭が離れないよう力一杯抱きしめた。
漏れ出た母乳が少年の顔面を濡らしていく。

「オオヒメ様、オオヒメ様、もうっ」

気持ちよくて何も考えられない。
ただひたすらに腰を打ち付けて、目の前の女神に子種を吐き出したかった。
切欠があれば込み上げてきている射精感は一気に爆発するだろう。

「はい、いいですよ。奥のあかちゃんのお部屋に新しい子種を好きなだけ注いでください。フゥリにするみたいに♡」

少年の必死の懇願をオオヒメは笑みを浮かべて聞き入れた。
フゥリにするみたいに、と言われたのが最後の一押しとなり少年は限界を迎えた。
彼女の身体を自分で染め上げたい。
そんな欲求に抗えなかった。
耐えがたいほどの快感が溢れ出てきて、最愛の許嫁の身体へと解き放たれた。
全身を震わせながら勢いよく吐き出された精液はオオヒメの胎内を埋め尽くしていく。

「んんッ♡少年の子種♡フゥリの♡♡身体に♡♡でてますっ♡♡♡」

びくびくと細かに痙攣している少年の背をオオヒメが優しく撫でた。
全力疾走した後のように息が切れている。

「よくできました。すっごくよかったですよ」

薄らと紅くなった頬。
涙で潤んだ目。
荒い息を吐き出している小さな唇。
規則正しく上下する胸。
オオヒメの全てが少年にはひどく艶かしく見えた。

「さて、少年。これで終わりというわけではないですよね?」

未だオオヒメの膣内にある少年の男性器が硬さを取り戻した。



目が覚めるとまず最初に違和感を覚えた。
はて、なんだろうと考えるとすぐに答えは出た。
旦那様に抱かれながら寝ていたはずが、逆に旦那様を抱く形になっていたからだ。
小さく寝息を立てて幸せそうに目を閉じている旦那様。
それを見ているとつい笑みが零れてしまう。
いつまでも眺めていたい光景だが、時間はそれを許してはくれない。
朝の仕度のために起き上がろうとすると全身を疲労感が襲ってきた。
おまけに心なしか寝る前よりもアソコがヒリヒリするような気がする。
まるで一晩中行為に勤しんで碌に寝なかった日のような——。

『おっはよーございます。いい朝ですねフゥリ』

まさかと思いオオヒメ様を呼び出すと、いつになく元気な声が返ってきた。

(昨晩はお愉しみだったみたいですね)
『フゥリ公認になりましたからね、つい張り切ってしまいました』
(オオヒメ様、許可を出したのは私ですからやっぱり駄目とは言いませんけど、程々にしてください。こんなクタクタになるまでされると流石に辛いですから。それに旦那様も負担でしょうし)

というか幾らなんでも手を出すのが早すぎやしないだろうか。
普通よしと言われても少しぐらい間を空けるものじゃなかろうか。

『誘ったのは私ですけれど、その旦那様が張り切ったのです。それに十代男子の性欲を甘く見てはいけませんよ、フゥリ。彼らは目の前に女の子がいれば無限に性交できますからね』
(わかりました。でも、本当は旦那様には私だけを見ていてほしいんですからね)
『大丈夫ですよ、心配しないで下さい。少年の心までは奪いませんから。それはフゥリのものですからね。私は時々味わえればいいですから。くすくす』

オオヒメ様の衝撃のカミングアウトから数カ月。
日々考え抜いて考え抜いた結果ようやく、日常生活から男女関係まで色々お世話になってるオオヒメ様だからと条件付きでお手付きを許したというのに。
オオヒメ様に助けられているのは事実だが、時々——というか結構な頻度で聞いてもいないことを言ってくるのが玉に瑕だ。
どうせ昨夜のこともそのうちアドバイスと称して赤裸々に語りだすだろう。
大体自分の伴侶が他の女とどういった情事をして、いかに盛り上がったかなんて──。
ちょっとは聞きたいかもしれない。オオヒメ様経験豊富って言っていたし。
機嫌も良いみたいだしこの調子なら聞けば教えてくれるだろう。
今は旦那様を満足させられているけれど、将来飽きられたりしたら嫌だ。
ひょっとしたら使えるかもしれないし。

(ちなみにどんな風にシたんですか、聞かせてください)
『そうでしょうそうでしょう。許嫁が自分の身体とはいえ他の女と及んだ行為の内容なんて——えっ?』
(聞かせてくださいって言ったんです。参考にしますから)
『──あの自分は世界一不幸って面をしていた小娘が随分と強かになりましたねぇ。いいですよ後でじっくりと教えてあげます。おっと、その前に一つフゥリに報せておかなければならないことがありました』

突然体のコントロールを奪われた。
オオヒメ様は旦那様を起こさないようにベッドから抜け出ると、姿見の前に立って両手を乳房へと運んだ。
手の動きにあわせて乳房が形を歪めていく。
ただ、その手はまるで自分を慰めるというよりは搾り取るかのような動きで。
まさかと思いながらよく見ると乳首になにやら母乳のような液体のようなものが浮かんできていて──。
ぽたりと乳首から出た雫が床に垂れた。

(な、なんですかこれ! オオヒメ様⁉)

『いやあ、少年が可愛らしくてつい。御巫パワーで出るようにしちゃいました、母乳』
(出るようにしちゃいました、じゃないですよ! どうするんですかこれ! あの子もう離乳食なんですよ⁉ 毎日搾らなきゃいけないじゃないですか!)
『少年が毎日、毎朝、毎晩空っぽになるまで喜んで吸ってくれますよ。いっぱい甘えさせてあげるんですよ。男は甘えられるのも好きですけれど、それ以上に甘えさせてくれる女性が好きなんです。フゥリもそういうの嫌いじゃないでしょう?』
(嫌いじゃないですけど──嫌いじゃないですけどぉ!)

結局母乳は収まるまで旦那様に吸ってもらうことになった。
何故か旦那様は凄く嬉しそうだったので、それだけは怪我の功名かもしれない。

『あとこのショーツ結構よかったですよ。こっそり買っておいてよかったです』

床には以前オオヒメ様が勧めていた大事なところの布地が全くないショーツが無造作に転がっていた。
やっぱり身体貸すのやめようかな。

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