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 夜ベッドの上で一糸まとわぬ姿のロゼが、同じように裸体をさらけ出すレイにすり寄る。
「どうしたの?ロゼ」
 レイは愛しい人へ向けるような表情でロゼの頭を撫でながら口を開く。しかし、その瞳には理性の光は無く、首には怪しく光るチョーカーもつけられていた。
 だが、それでもロゼはレイに甘えるように彼女にキスをする。
「くすぐったいよ、ロゼ」
 レイがそう笑うと、ロゼは一度顔を離し、命令を出す。
「レイ、口を開いて」
「はい」
 レイはその命令に従順に従い、ロゼが深いキスをしやすいように口を開く。ロゼはそんなレイに顔を近付けて唇を合わせる。そして、ロゼは舌を伸ばしてレイと舌を絡め始めた。
 キスをされ始めたレイの目はとろんとし始め、ロゼはそんなレイの様子に気をよくして、舌の動きを激しくさせていく。
 じゅるちゅぱ、と下品な水音がなり、お互いの唾液を交換していくにつれてレイの肌は上気し、絶頂したかのように肩も震わせる。レイは洗脳によってロゼの体液をこれ以上なく甘美なものと感じるように調整されていて、ディープキスをするだけで軽イキしてしまうにようになっていた。
「ぷは……。レイ、気持ちいい?」
「うん❤気持ちいいよ❤」
 キスをやめてロゼがそう問いかければ、レイは唇に残ったロゼの唾液を舌で舐めとりながら頷く。その表情はおよそ恋人に向けるような物ではなく、性奴隷が主人に向けるような淫らなものだった。
 そんなレイの様子にロゼは心臓を高鳴らせながら彼女に覆いかぶさる。
「飲んで」
 そして、あろうことかロゼは口を開いてそこから唾液を垂らし始める。
 ロゼの命令にレイは一も二もなく頷くと舌をはしたなく伸ばし、ロゼの口から垂れてくる唾液を口に含んでいく。そんなことをするレイは甘いはちみつを舐めているときのように幸せそうな表情であった。
 やがてロゼが唾液を垂らし終えるとレイは口を閉じ、口に含んだロゼの唾液を味わいつくす為に目を瞑って、ぐちゅぐちゅと舌で唾液もとい媚毒を転がし始める。やがて、レイは体をブルリと震わせてそれを飲み込むと、全部飲んだことを示すために口を大きく開いて綺麗なピンク色の舌をべえと出す。
「美味しかった?」
「うん❤」
 レイがこくりと頷くと、ロゼは嬉しそうに微笑み、彼女の肩を掴んでベッドに押し倒す。
「あっ❤」
 押し倒されるだけでレイは期待したようなメスの声を出し、ロゼが自分のことを貪りやすいように両腕をあげて胸をさらけ出し、ガニ股になってもう濡れ切ったおまんこを見せつける。
「ロゼ❤来て❤」
 そんな無様な姿をしても、あくまでレイは恋人に向けるような声色でロゼのことを誘う。ロゼはそんなレイの股の間に自分の秘部を押し当てる。
「あっ❤」
「んっ」
 レイは感極まった声を上げ、ロゼも少し詰まった声を出す。そして、ロゼはお互いの濡れた陰唇や、固くなったクリトリス同士を擦りつけ合い始める。
「ん❤気持ちいい❤んく❤良いよぉ……❤」
 レイは下腹部からくる強い快楽に淫らに腰をくねらせ、形の整った胸を揺らしながら嬌声を上げる。
 そして、ロゼはそんな揺れて誘ってくる胸を鷲掴みにすると、やや乱暴に揉みしだき始めた。
「きゃあっ❤ダメだよ❤ロゼっ❤そんなに強くしちゃ……❤」
 ロゼはレイのそんな言葉を気にせず、ムニュムニュと柔らかく形を変える胸を自らの欲望の赴くままに揉み続ける。当のレイも、優しくしてという割には激しくされても痛みだとはなく強い快楽感じていて、ここにもロゼの希望による洗脳の効果が表れていた。
 やがて貝合わせをする腰もその激しさを増していき、ベッドがギシギシと軋み始める。
「レイ!レイ!」
「イクッ❤イっちゃうよぉ❤」
 ロゼが好きになる様に洗脳されたレイは頭を振り乱しながら、脳を全て焼き切るような快楽の奔流に体全体をびくびくと震わせる。一方のロゼも、大好きなレイが乱れきって自分だけのものになっている事に、薄らぐらい支配欲と獣欲が満たされ、サディスティック笑みを浮かべて腰使いを激しくさせ続ける。
「レイッ!イクよぉッ!!」
「私もっ❤イクぅっ❤❤」
 そして二人は激しい絶頂宣言をし、レイは背中を弓なりに反らし、ロゼはもっとレイを味わいたいと体を丸めるようにして更にレイに覆いかぶさるようになる。
 レイとロゼの合わせられた下の粘膜からは、ドロドロの愛液と、銀色の潮がプシプシと噴き出しており、今の絶頂がどれだけ激しい物かがありありとわかるようだった。
「はぁー……❤はぁ……❤」
 レイは体をくたりとさせて絶頂の余韻に満たされて深い息をつく。しかし、一方のロゼはまったく満足できていないと、レイを肉布団とするかのように圧し掛かり顔を近付ける。
「ろぜ?❤」
 レイが媚びた表情で舌ったらずな声を上げると、ロゼは彼女の唇を強引に奪ってしまう。そして、お互いの胸同士が押しつぶされるように密着しながら、唾液が交換される淫らな水音が響き始めた。
 長いキスの間もレイは時折絶頂したかのようにビクンと痙攣し、ロゼはそれを喜ぶように更にレイに抱き着く腕の力を強くしていく。
 倒錯した契りは終わりそうになかった。

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