Ark Performance作「蒼き鋼のアルペジオ」のwikiです。コミック・アニメ両方について扱います。

物語開始前の年表

単行本折り返し部分に記載された情報をもとにした年表です。
史実は「※史実」と記載します。この記載が特に無い文章は作中のフィクション設定です。

1914〜1918年

1919年

1928年

  • ノーベル化学賞受賞者フリッツ・ハーバー率いるチームが、ドイツが負った莫大な賠償金を支払うために、海水より金を回収する試みに着手するも失敗。このチームの中に「エトムント・ガウス」が居た。(※ハーバーの存在のみ史実。回収計画については史実と異なる。)

1931年

  • 失敗に終わった金回収計画の後始末をしていたエトムント・ガウスはそのデータの中に奇妙な部分を発見する。

1943年

  • 日本帝国陸軍中尉「出雲 薫」がベルリン大学(現フンボルト大学)へ留学。エトムント・ガウスの息子「ヨハネス・ガウス」と出会う。
  • ヨハネス・ガウス、父の研究データを発見。発見したデータをもとにその物質の研究を開始。それは顕微鏡でしか見えない超微細物質であるらしかった。
  • 同時期に、ヨハネスの助手として、学生であった「グレーテル・ヘキセ・アンドヴァリ」が彼の研究室に入る。
  • ヨハネス、ヨーロッパ周辺海域の海水試料を徹底調査。その物質が検出される海域をマッピング。同年、友人となっていた出雲薫に分布マップを見せた。出雲は調査への協力を約束する。出雲、この頃に「ビスマルク姉妹」と出会う。

1944年

  • ヨハネスと出雲はこの奇妙な物質が検出された海域と、過去1世紀の間の伝承における「幽霊船」の目撃海域の分布が似通っていることに気づく。
  • ヨハネスと出雲、物質検出海域と幽霊船の関係に「とあるパターン」を発見。

1945年

  • ヨハネス、「アドミラリティ・コード」の存在を認識。母国ドイツの敗戦必至の状況を覆すためにコードの行方を追う。
  • アドミラリティ・コードが現出する。
  • アドミラリティ・コードが起動。1945年5月1日、世界中の「ユニオン・コア」がイレギュラーな状態で覚醒準備に入る。
  • アドミラリティ・コードが停止。ヨハネス、出雲、グレーテルが行方不明となる。
  • アドミラリティ・コードが消失。ビスマルク姉妹がコードを目撃した者のうち唯一の生存者となった。
  • ベルリン陥落。欧州大戦終結。(※史実)
  • 連合軍(米英軍)、ヨハネスの研究棟を発見。研究資料を押収するも、その荒唐無稽な内容に基礎的調査のみを行い整理・保管へ。以後、研究は国立公文書館の中へ埋もれ、忘れ去られる。

1990年代

1996〜2006年

2007年

  • 米国国防省が2005年に公表した「Underwater Express」計画に基づく試験艦の存在を公表。試験艦であるが海中速力110ノット*1(約200km/h)を達成したと発表。(※計画のみ史実。試験艦については史実と異なる。)

2012年〜

  • ユニオン・コア、全ての状況が本来の覚醒条件に至ったため、覚醒シーケンス再開。コアは、その覚醒直後にアドミラリティ・コードが再び消失したため、一部受領済みの命令のみ実行することとなる。*2
  • この頃から世界の海域で「幽霊船」の目撃談が報告される。「船の出現時には霧が発生し、船の見かけはまるで第二次世界大戦時の戦艦の様だ」と言う。
  • 高精度で誘導可能な対艦用「スーパー・キャビテーション魚雷」が各国で配備され始める。雷速は250ノット(約460km/h)を超え、それまで実戦配備されていた艦艇は一気に旧式化。各国海軍は戦術の根本的な見直しを迫られた。
  • 通常弾頭魚雷はほぼ全て「スーパー・キャビテーション魚雷」へと移行。雷速はついに300ノット(約550km/h)を越え、海上及び海中での戦いの様相は一変。艦艇の極端な大型化や小型化など、試行錯誤の時代へ。

2028年

劇中の人類側の標準魚雷の元となる、プログラミング可能で誘導能力も高い「バラクーダ/C3」魚雷の開発および配備が完了*3

2038年

  • それまでオカルトマニア達の話題でしかなかった「幽霊船」が頻繁に各国沿岸に現れる。その正体などに関して世界中で議論され話題となった。
  • 自国領海を侵犯したとしてロシア海軍の哨戒艦隊が「幽霊船」に発砲。(これが「人間」対「霧の艦隊」の初の公式な交戦記録となる。)なお、このとき交戦したロシアの哨戒艦隊は全滅となった。
  • 世界的に「幽霊船」に対しての緊張感が高まり、各国が調査に本腰を入れ始めるも正体は不明のまま。この年の12月より「幽霊船」が各国の軍艦を襲い始める。
  • この年に「千早群像」(主人公)が誕生。

2039年

  • 世界各国の海軍における平均艦艇損失率が5%を越える。各国はついに「多国籍艦隊」の結成を決意。この頃から「幽霊船」は誰からともなく「霧の艦隊」と呼ばれ始める。
  • 霧の艦隊」と幾度かの小・中規模な海戦が行われるも、全て人類側の敗北に終わる。人類側は残存艦艇を集結し「最終決戦艦隊」を編成することを決定。
  • 各海域の「多国籍艦隊」が指定された集結海域に移動中、「霧の艦隊」群がそれを強襲。なし崩し的に「大海戦」が始まる。この海戦は2日間続き、人類側の艦艇損失率が70%を越える。死傷者数も60万人以上を記録する。
  • 人類側の唯一の勝利は海上自衛隊二佐「千早翔像*4が霧の艦艇「イ401」の拿捕に成功したことのみであった。(この時点の「イ401」にメンタルモデルは無い。)
  • 拿捕された「イ401」、横須賀に回航。種々の調査と解析・検証が行われるも、その全容はほとんど不明。
  • その間に「霧の艦隊」側による「世界封鎖」が完成。人類はほぼ全ての海洋から駆逐された。全ての大陸と全ての島嶼は孤立し、人類の文明とその隆盛は大きく後退させられた。

2040年

  • 失われていくさまざまな海洋関係技術と文化などの保存及び継承を目的として「海洋技術総合学院*5が設立される。

2045年

  • 日本政府「イ401」の解析と調査を断念。現状で唯一""に対抗できる艦艇として、反対派を押し切る形で実戦使用することが決定される。クルーは「イ401」を拿捕した「千早翔像」一佐とその部下たちが選抜された。
  • イ401」、初の有人航海へ。しかし太平洋中部からの交信を最後に行方不明となる。艦は何らかの理由により消失し、クルーは全員死亡したものと判定された。

2046年

  • 前年から行方不明になっていた「イ401」が突如横須賀に帰還。しかし艦内にはクルーの姿は無かった。これ以降「イ401」は政府により封印される。

2054年

  • 物語開始の2年前。
  • 日本近海を哨戒中の無人プローブが、""の超戦艦ムサシのブリッジ上に居る「千早翔像」一佐と思われる人物を撮影。日本政府は混乱と混迷へ。
  • 2054年5月1日、「第4施設焼失事故」発生。
  • イ401」、封鎖を破って強制出港、行方をくらます。4日後、失踪した「イ401」は「千早群像」の前に姿を現す。このとき「メンタルモデル」が初めて確認される。
  • イ401」、「千早群像」を始めとした「海洋技術総合学院」の生徒4名の手により、政府の制止を振り切り出奔。
  • 海を封鎖されたために生じた数々の弊害により、これまで内包されてきた人類のさまざまな不満が世界各国で爆発。バルカン諸国の一部が内戦状態になる。そしてこれに引きずられるように各国が参戦、または侵攻を受け、内戦はヨーロッパ大戦へと拡大。""の海上封鎖により島国イギリスのみ難を逃れるも、逆に孤立化し、滅亡の危機へ。

2055年

  • 物語開始の前年。
  • イ401」、活動拠点を佐世保方面に変更。ほどなくして「東洋方面艦隊」の第2巡航艦隊旗艦、大戦艦ヒュウガを撃沈することに成功。これにより第2巡航艦隊は一時沈黙。初めて日本海域の封鎖態勢に穴が開く。「東洋方面巡航艦隊」の残存艦隊は再編成を余儀なくされる。

2056年

  • 物語開始の年。
  • 刑部博士がコンセプトを提唱した対""用弾頭である「振動弾頭」が完成。しかし日本の疲弊した国力では量産ならず。
  • 振動弾頭」量産化計画を定義・発動。量産国に選定したアメリカ合衆国に対して4度の輸送計画を発動するも全て失敗に終わる。
  • 軍務省次官補「上陰 龍二郎」、「イ401」を使用した「振動弾頭」サンプル移送計画を提唱。分散首都各首相より承諾を受ける。

物語開始前の年表(アニメ版)

史実は「※史実」と記載します。この記載が特に無い文章は作中のフィクション設定です。
アニメ版の時代設定は2046年であり、コミック版の時代設定(2056年)とは10年ずれています。

2028年

2039年

  • 人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、地上での版図を大きく失った。それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群「霧の艦隊」が世界各地の海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。
  • 人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦「大海戦」に臨むも、""の圧倒的な武力の前に脆くも敗れ去った。
  • すべての海域、運搬経路は「霧の艦隊」によって封鎖され、政治経済は崩壊、人類は疲弊の一途をたどっていた。
  • 大海戦後、「霧の艦隊」の潜水艦「イ401」が武装をロックした状態で日本の横須賀に現れ、拿捕された。

2044年

2046年

  • 物語開始の年。
  • 対「霧」用弾頭である「侵蝕弾頭」が完成。しかし日本の疲弊した国力では量産ならず。
  • 振動弾頭」量産化計画を定義・発動。量産国に選定したアメリカ合衆国に対して4度の輸送計画を発動するも全て失敗に終わる。
  • 軍務省次官補「上陰 龍二郎」、「イ401」を使用した「振動弾頭」サンプル移送計画を提唱、政府より承諾を受ける。

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