足利地域事典

2012年8月6日、足利市立西中学校?3年、石井誠人(いしいまこと、当時14歳)君が群馬県*1でアルバイト中に崩れた壁の下敷きになり死亡した事故。

2014年6月30日、第三者調査委員会が和泉聡市長に提出した報告書。
第三者委は、市議会の決議で市が13年3月15日に設置。委員長喜多明人早稲田大教授。市外の教育関係者や弁護士ら5人と専門調査員3人。市教委の調査の検証、関係者101人への聞き取りなど約15か月にわたる調査で計146ページの報告書を作成した。
それまで発表されてきた市教委の資料ではアルバイトを、"保護者からの申し出による職場体験"としていたが、保護者への聞き取りで職場体験の認識や申し出の事実がなかったなどの相違が明らかになった。報告書は市教委の対応を、労働基準法などに違反する就労との認識がないまま放置、黙認していたと批判。中学生の就労は04年から17人が確認されたとし、学校から事業所に依頼したケースが2件あったことも明らかにした。

市教委	石井君のバイトは保護者の申し出による職場体験	中学生の就労は2003年度以降15人	学校からのあっせんは確認できなかった
第三者委	保護者から申し出た事実も職場体験という認識もなかった	2004年度以降17人。その他可能性がある生徒が10人	学校から事業所に働き掛けたケースが2件

2014年11月26日、両親が群馬県太田市の解体会社など4社に損害賠償を求めた訴訟が宇都宮地裁で和解が成立。4社が計約6000万円を両親に支払うことになった。
両親は訴訟で、4社が労働基準法で雇用を原則禁止している中学生と知りながら働かせ、十分な安全対策も取られていなかったと主張していた。

足利市の事故

工事現場でアルバイト中の中学生が、壁の下敷きに（死亡）: 災害事例
平成２４年８月 - 高庵寺プライベートホームページ
中学3年バイト労災死で新たに判明した業者と学校の繋がり - NAVER まとめ
足利市立中学校生徒の就労に係る死亡事故に関する第三者調査委員会 - 足利市公式ホームページ