１・諦めたフリをして隙を伺う
最終更新：ID:y3uZHvS9sQ 2016年03月12日(土) 03:41:19履歴
205 : ナオヤvsミヤノ・勝敗の分かれ目２ sage 2016/01/15(金) 00:05:47
このままではジリ貧だ。
一瞬でもいい。この少女の不意を突くことが出来なければ、ここからの逆転は絶対に無い。
ナオヤはゆっくりと両腕を下げ、闘志を失ったかのように目を閉じた。
「お兄ちゃん、ダメーッ！！」
リングにミユの叫び声が響く。
だが、その時にはもう全てが手遅れだった。
「が……」
腕から力を抜いた瞬間、ナオヤは全身が連鎖的に脱力していくのを感じた。
元より男殺しの必殺技、『エンジェル・ボム』を味わわされ、気力だけでなんとか保っていた身体。嘘でも気を緩めた一瞬は、ナオヤの全身から力を奪い去るには十分すぎた。
ナオヤの逞しい背が、大寝台のシーツに沈んでいく。
「ふふっ♪ もうダメそうだね、お兄ちゃん？」
モゾモゾと身を捩るナオヤを見下ろし、ミヤノがクスクスと笑った。
「どうする？ ギブアップ、しちゃう？」
「ぐ…」
力なく、意地だけで首を横に振るナオヤ。
それを見たミヤノは、楽しそうに目を細めた。
「へ〜、そうなんだぁ…」
獲物をいたぶる、猫のような笑み。
「それじゃ……したくなるように、すっごく恥ずかしくしちゃうね♪」
ミヤノは、動けないナオヤの腹の上に跨った。
身悶えるナオヤの両腕を押さえつけ、小さな体をゆっくりと倒し…
「そういえば…キス、まだだったよね。んっ❤」
――チュッ。
ナオヤの唇に、その花弁のような粘膜を押し付けてきた。
突然襲ってきた柔らかな感触に、ナオヤが目を見開く。
だが…ナオヤが感じたのは危機感ではなく、千載一遇のチャンスの到来だった。
去年は一度として触れることが叶わなかった少女の唇。
だがキスはBFの基本。パイズリ主体のミヤノが相手なら、キャリアの長い自分の方に分があるはずだ。
ナオヤは少女の童顔を見上げたまま柔らかな花弁を貪り返し、ねじ伏せるように舌をねじ込んで少女の口内を蹂躙し始めた。
――押している――
三度舌を絡ませたとき、ナオヤはキスの技巧では自分が勝っていることを確信した。
だが…
206 : ナオヤvsミヤノ・勝敗の分かれ目２ 2016/01/15(金) 00:06:43
「んふ❤」
「ぐ……」
１分が経過した頃、先に呻き声を上げたのはナオヤの方だった。
ミヤノはまだまだ余裕の表情。
理由は明らかだった。ミヤノのおっぱいが、ナオヤの胸板の上でひしゃげている。
子供に似つかわしくない、あまりにも柔らかすぎる女の武器。
それでいて青い蕾の芯は瑞々しい弾力で押し返し、その感触がナオヤの身体にこれまで受けた凄まじい快感の数々を思い起こさせる。
（負けて、たまるか…！）
荒くなる息を押し殺し、ナオヤはミヤノの口の中でさらに大きく舌を暴れさせた。
むにゅん…っ
むにゅ…
むにゅ…
むにゅ…
コリッ…！
「ぐあああああああああっっっ！！！！」
だが、駄目だった。
キスするたびにスリスリと胸板を這い回るミヤノの胸。
その固く尖った先端がナオヤの乳首を捉えると、ナオヤにはもうどうすることも出来なかった。
女の乳首と男の乳首。
だがBF選手として鍛え上げた女の武器と、あまり責められた経験も無い男の弱点。その経験の差が勝敗を分けた。
少女の先端に白旗を上げ、ナオヤの舌がとうとう止まる。
「キスでも負けちゃったね、お兄ちゃん♪」
「あ… が…」
ミヤノが囁くと、客席から「「みゃーのちゃーん！！」」コールが上がった。
１３歳の、五つも年下の少女にキスで蕩かされたという事実。
あまりにも屈辱的な現実に、ナオヤが思わず首を振る。
「別に… まだ、負けてなんか…」
だが、
にちゅぅ〜〜〜っ！！
「がはっ！？」
突然股間を襲った刺激に、ナオヤは全身を強張らせた。
ミヤノの太ももが、ナオヤのペニスを挟み込んでいた。
プニプニの柔肌が限界寸前のペニスを包み込み、モジモジと表面を責め嬲り始める。
「本当に〜？ それじゃぁ、もう一回勝負してみる？」
クスリと笑って、ミヤノは再びナオヤの唇を奪った。
太ももにペニスを挟まれ、乳首を絡ませられながら、柔らかな舌に口内を蹂躙される。
全身を蕩かされるような快感にナオヤは悶え狂った。
身体中のありとあらゆる性感帯がミヤノの身体の気持ち良さを教え込まれ、我慢が全く追いつかない。
このままでは、イク。もうこれ以上は耐えられない――。
絶頂を覚悟したナオヤが歯を食い縛ったとき、ミヤノはペニスへの刺激をピタリとやめた。
207 : ナオヤvsミヤノ・勝敗の分かれ目２ sage 2016/01/15(金) 00:09:48
「…ね？ またお兄ちゃんの負け〜♪」
「か… は…」
ナオヤはもう息も絶え絶えだった。
ミヤノの太ももの間でピクピクと震えるペニス。あまりの悔しさに涙が溢れそうになる。
あと、数センチ。ペニスをあと数センチだけ突き上げることさえ出来れば、必殺の武器で少女の秘所を蹂躙することが出来るのだ。
だが、それが出来ない。少女に犯され尽くしたペニスは、あと1センチ動かしただけでも敗北してしまう。
「お兄ちゃん！」「ナオヤー！踏ん張れーっ！」
妹の声が、ファンたちの声援が悲痛に響く。
あまりの情けなさに、ナオヤは思わず歯を食い縛った。
――一か八かだ。
ここで動けば、ペニスは少女の柔肌に耐えられない。
間違いなく弾け、快感に痺れた体は今度こそ絶対に起き上がれないだろう。
だが…その一瞬で少女の秘所を貫ければ、同時ダウンに持ち込むことは出来る。
それで少女を失神させることが出来れば……
そして、自分が意識だけでも保つことが出来れば……
ナオヤの瞳に、僅かな闘志の光が宿った。
丹田にグッと力を込め、ペニスの角度を調整する。
ナオヤは最後の力を振り絞り、全身のバネを込めて必殺の一撃を少女の秘所目掛けて放つ…！
「……♪」
その瞬間…ミヤノが笑った。
ミヤノは素早く手足に体重を掛けて四つ這いになると、その小さな体を少しだけ宙に持ち上げた。
「……っ！？」
ヌルゥ…ッ！
先走り塗れのナオヤのペニスが、少女の下腹部を滑った。
狙いを外されたペニスは裏筋を無毛の柔肌に擦り付け、勢い余って上へ上へと進んで行く。
「あ……」
その先にあるモノを見つけ、ナオヤは泣きそうな顔になった。
「ギブアップした方がマシだったね、お兄ちゃん♪」
ニチュゥ〜〜〜〜ッッッ！！！！
「ああああああああああああああああああっっっ！！！！」
『インフェルノ・スマッシュ』の勢いでペニスを胸に飲み込まれ、ナオヤは断末魔の悲鳴を上げた。
ミユの極上の名器にも匹敵するほどの、凄まじい感触がとうに限界を超えたナオヤのペニスに襲いかかる。
だが、絶頂は出来なかった。
ミヤノの胸の圧迫はあまりにも弱く、気が狂うほどの快感を刷り込みながらも最後の一押しだけを与えない。
これまでに無いミヤノの刺激に、ナオヤは困惑と恐怖を感じた。
「えへへ〜。知ってるよ？」
ナオヤの疑問に答えるように、ミヤノが無邪気に囁く。
「お兄ちゃん、すっごく我慢強いから、どんなに思いっっきり気持ちよくして上げても立ち上がれちゃうんだよねぇ〜？ でもぉ……」
むにゅ…
むにゅ…
天使の乳房が優しく、あまりにも緩やかにそよぎ始める。
「こーやってぇ、やさし〜く、やさし〜くイカされちゃうのには……どうかなぁ？」
「あ…っ あ…！！」
あまりにももどかしい刺激に、ナオヤは思わず身悶えた。
だがその緩やかな快感に、ナオヤはなぜか底知れない恐怖を覚えた。
どこまでも柔らかくペニスを包み込み、優しくむにむにと表面を撫でさすってくる少女のおっぱい。
いま射精したら、何かが取り返しがつかなくなるような気がした。
（ミユ…… ミユ……！）
第二ラウンド開始から８分２０秒――。
ナオヤは、縋るように妹の姿を探した。
「お兄ちゃん！」
「み…ぅ…！？ ぅぅ〜…！」
だが…、声の方を見ようとしたナオヤは、情けなく顎を跳ね上がった。
ミヤノのおっぱいに蕩かされ、体が言うことを聞かない。
筋肉を少し動かすだけで、そこから甘い痺れが全身に走り抜け、頭の中が真っ白になってしまう。
208 : ナオヤvsミヤノ・勝敗の分かれ目２ 2016/01/15(金) 00:12:41
「これで……」
妹の声援の代わりに、ミヤノの声が鮮明に聞こえた。
ミヤノが弾力のある胸をナオヤの腰に強く押し付け、ひしゃげさせていく。
ミヤノの胸の谷間から、ナオヤの先端がほんの少しだけ顔を出した。
少女の吐息が、射精するように先走りを垂れ流す先端に熱く掛かる。
そして…
「お兄ちゃんの、負け〜❤」
ペロ…
ミヤノは…、ナオヤの鈴口を、触れるか触れないかのタッチで舐め上げた。
「あ…っ」
とろとろ……
ナオヤは、絶頂した。
『デビルスピナー』のものとは思えない、あまりにも弱々しい射精だった。
それはナオヤに凄まじい、そしてあまりにも長く続く快感をもたらした。
「どう？ 甘すぎてぜんぜんガマンできないでしょ」
「あっ…あぁ……あぁあぁ〜……」
「…ふふっ、もう聞こえてないんだ。えへへ〜。こんなの味わっちゃったら、もう絶対わたしには勝てなくなっちゃうよねぇ〜♪」
天国に昇天したような甘い放出間に、ナオヤの全身がゆっくりと犯されていく。
『爆殺天使』ミヤノの新技、『ヘヴンズ・ドア』。
極限まで焦らしに焦らされ、柔らかな胸の中で射精するかしないかのギリギリの刺激を与えられて精液を漏らした男は、あまりにも甘い絶頂感に耐えようとする力を根こそぎ奪い取られてしまう。
強烈な快感で男を破壊する『剛』の『エンジェル・ボム』とは真逆の、しかし一撃で男を仕留める『柔』の必殺技だった。
「お兄ちゃんっ！！」
「あひ… ぁ… ぁ…」
妹の声も、白目をむいたナオヤにはもはや聞こえていなかった。
まだ出る。まだ射精している。
力が全て抜かれるような凄まじい射精感は、既ににたっぷり１分半以上も続いていた。
ナオヤの経験した中で最も長い、あまりにも長すぎる射精。
天国を垣間見たかのような放出感に、我慢が出来ない。いや、我慢しようという意思すら精液と共にミヤノの乳房に搾り取られていく。
ミヤノの胸に収まりきらなかった精液が、大寝台の上に大きな水たまりを作っていた。
「お兄ちゃんっっ！！！！」
「……妹ちゃん、悪いな」
ロープにしがみつくミユ。
その肩を叩き、セコンドの男がため息をついた。
「１０分だ」
白く薄い紙が、ベッドの上を舞い踊った。
カンカンカンカン！！！
試合終了を告げるゴングの音が鳴り響く。
ミヤノは悔しげに俯くミユを一瞥すると、ナオヤのペニスを胸の谷間から解放した。
ぬちゅ…
凄まじい水音と共に、ナオヤのペニスが現れた。
『デビルスピナー』の二つ名の見る影も無く蕩けたペニスは、未だに小便のように白濁を垂れ流していた。
ミヤノが立ち上がると、レフェリーがミヤノの腕をとり、高々と差し上げた。
「ウィナー、イズ……『爆殺天使』、ミヤノ！！」
わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！
BFスタジアムが熱狂の渦に包まれた。
近づいてくるカメラのインタビューに答えるために、ミヤノはリングを離れようとする。
その直前、ミヤノは一度ナオヤの方に振り向き、ぺろっと舌を出した。
「今日もわたしの勝ちだったね、お兄ちゃん♪」
妹に付き添われ、担架で運ばれていくナオヤはピクリとも動かない。
母親に寝かしつけられた子供のように、完全に気を失っていた。
このままではジリ貧だ。
一瞬でもいい。この少女の不意を突くことが出来なければ、ここからの逆転は絶対に無い。
ナオヤはゆっくりと両腕を下げ、闘志を失ったかのように目を閉じた。
「お兄ちゃん、ダメーッ！！」
リングにミユの叫び声が響く。
だが、その時にはもう全てが手遅れだった。
「が……」
腕から力を抜いた瞬間、ナオヤは全身が連鎖的に脱力していくのを感じた。
元より男殺しの必殺技、『エンジェル・ボム』を味わわされ、気力だけでなんとか保っていた身体。嘘でも気を緩めた一瞬は、ナオヤの全身から力を奪い去るには十分すぎた。
ナオヤの逞しい背が、大寝台のシーツに沈んでいく。
「ふふっ♪ もうダメそうだね、お兄ちゃん？」
モゾモゾと身を捩るナオヤを見下ろし、ミヤノがクスクスと笑った。
「どうする？ ギブアップ、しちゃう？」
「ぐ…」
力なく、意地だけで首を横に振るナオヤ。
それを見たミヤノは、楽しそうに目を細めた。
「へ〜、そうなんだぁ…」
獲物をいたぶる、猫のような笑み。
「それじゃ……したくなるように、すっごく恥ずかしくしちゃうね♪」
ミヤノは、動けないナオヤの腹の上に跨った。
身悶えるナオヤの両腕を押さえつけ、小さな体をゆっくりと倒し…
「そういえば…キス、まだだったよね。んっ❤」
――チュッ。
ナオヤの唇に、その花弁のような粘膜を押し付けてきた。
突然襲ってきた柔らかな感触に、ナオヤが目を見開く。
だが…ナオヤが感じたのは危機感ではなく、千載一遇のチャンスの到来だった。
去年は一度として触れることが叶わなかった少女の唇。
だがキスはBFの基本。パイズリ主体のミヤノが相手なら、キャリアの長い自分の方に分があるはずだ。
ナオヤは少女の童顔を見上げたまま柔らかな花弁を貪り返し、ねじ伏せるように舌をねじ込んで少女の口内を蹂躙し始めた。
――押している――
三度舌を絡ませたとき、ナオヤはキスの技巧では自分が勝っていることを確信した。
だが…
206 : ナオヤvsミヤノ・勝敗の分かれ目２ 2016/01/15(金) 00:06:43
「んふ❤」
「ぐ……」
１分が経過した頃、先に呻き声を上げたのはナオヤの方だった。
ミヤノはまだまだ余裕の表情。
理由は明らかだった。ミヤノのおっぱいが、ナオヤの胸板の上でひしゃげている。
子供に似つかわしくない、あまりにも柔らかすぎる女の武器。
それでいて青い蕾の芯は瑞々しい弾力で押し返し、その感触がナオヤの身体にこれまで受けた凄まじい快感の数々を思い起こさせる。
（負けて、たまるか…！）
荒くなる息を押し殺し、ナオヤはミヤノの口の中でさらに大きく舌を暴れさせた。
むにゅん…っ
むにゅ…
むにゅ…
むにゅ…
コリッ…！
「ぐあああああああああっっっ！！！！」
だが、駄目だった。
キスするたびにスリスリと胸板を這い回るミヤノの胸。
その固く尖った先端がナオヤの乳首を捉えると、ナオヤにはもうどうすることも出来なかった。
女の乳首と男の乳首。
だがBF選手として鍛え上げた女の武器と、あまり責められた経験も無い男の弱点。その経験の差が勝敗を分けた。
少女の先端に白旗を上げ、ナオヤの舌がとうとう止まる。
「キスでも負けちゃったね、お兄ちゃん♪」
「あ… が…」
ミヤノが囁くと、客席から「「みゃーのちゃーん！！」」コールが上がった。
１３歳の、五つも年下の少女にキスで蕩かされたという事実。
あまりにも屈辱的な現実に、ナオヤが思わず首を振る。
「別に… まだ、負けてなんか…」
だが、
にちゅぅ〜〜〜っ！！
「がはっ！？」
突然股間を襲った刺激に、ナオヤは全身を強張らせた。
ミヤノの太ももが、ナオヤのペニスを挟み込んでいた。
プニプニの柔肌が限界寸前のペニスを包み込み、モジモジと表面を責め嬲り始める。
「本当に〜？ それじゃぁ、もう一回勝負してみる？」
クスリと笑って、ミヤノは再びナオヤの唇を奪った。
太ももにペニスを挟まれ、乳首を絡ませられながら、柔らかな舌に口内を蹂躙される。
全身を蕩かされるような快感にナオヤは悶え狂った。
身体中のありとあらゆる性感帯がミヤノの身体の気持ち良さを教え込まれ、我慢が全く追いつかない。
このままでは、イク。もうこれ以上は耐えられない――。
絶頂を覚悟したナオヤが歯を食い縛ったとき、ミヤノはペニスへの刺激をピタリとやめた。
207 : ナオヤvsミヤノ・勝敗の分かれ目２ sage 2016/01/15(金) 00:09:48
「…ね？ またお兄ちゃんの負け〜♪」
「か… は…」
ナオヤはもう息も絶え絶えだった。
ミヤノの太ももの間でピクピクと震えるペニス。あまりの悔しさに涙が溢れそうになる。
あと、数センチ。ペニスをあと数センチだけ突き上げることさえ出来れば、必殺の武器で少女の秘所を蹂躙することが出来るのだ。
だが、それが出来ない。少女に犯され尽くしたペニスは、あと1センチ動かしただけでも敗北してしまう。
「お兄ちゃん！」「ナオヤー！踏ん張れーっ！」
妹の声が、ファンたちの声援が悲痛に響く。
あまりの情けなさに、ナオヤは思わず歯を食い縛った。
――一か八かだ。
ここで動けば、ペニスは少女の柔肌に耐えられない。
間違いなく弾け、快感に痺れた体は今度こそ絶対に起き上がれないだろう。
だが…その一瞬で少女の秘所を貫ければ、同時ダウンに持ち込むことは出来る。
それで少女を失神させることが出来れば……
そして、自分が意識だけでも保つことが出来れば……
ナオヤの瞳に、僅かな闘志の光が宿った。
丹田にグッと力を込め、ペニスの角度を調整する。
ナオヤは最後の力を振り絞り、全身のバネを込めて必殺の一撃を少女の秘所目掛けて放つ…！
「……♪」
その瞬間…ミヤノが笑った。
ミヤノは素早く手足に体重を掛けて四つ這いになると、その小さな体を少しだけ宙に持ち上げた。
「……っ！？」
ヌルゥ…ッ！
先走り塗れのナオヤのペニスが、少女の下腹部を滑った。
狙いを外されたペニスは裏筋を無毛の柔肌に擦り付け、勢い余って上へ上へと進んで行く。
「あ……」
その先にあるモノを見つけ、ナオヤは泣きそうな顔になった。
「ギブアップした方がマシだったね、お兄ちゃん♪」
ニチュゥ〜〜〜〜ッッッ！！！！
「ああああああああああああああああああっっっ！！！！」
『インフェルノ・スマッシュ』の勢いでペニスを胸に飲み込まれ、ナオヤは断末魔の悲鳴を上げた。
ミユの極上の名器にも匹敵するほどの、凄まじい感触がとうに限界を超えたナオヤのペニスに襲いかかる。
だが、絶頂は出来なかった。
ミヤノの胸の圧迫はあまりにも弱く、気が狂うほどの快感を刷り込みながらも最後の一押しだけを与えない。
これまでに無いミヤノの刺激に、ナオヤは困惑と恐怖を感じた。
「えへへ〜。知ってるよ？」
ナオヤの疑問に答えるように、ミヤノが無邪気に囁く。
「お兄ちゃん、すっごく我慢強いから、どんなに思いっっきり気持ちよくして上げても立ち上がれちゃうんだよねぇ〜？ でもぉ……」
むにゅ…
むにゅ…
天使の乳房が優しく、あまりにも緩やかにそよぎ始める。
「こーやってぇ、やさし〜く、やさし〜くイカされちゃうのには……どうかなぁ？」
「あ…っ あ…！！」
あまりにももどかしい刺激に、ナオヤは思わず身悶えた。
だがその緩やかな快感に、ナオヤはなぜか底知れない恐怖を覚えた。
どこまでも柔らかくペニスを包み込み、優しくむにむにと表面を撫でさすってくる少女のおっぱい。
いま射精したら、何かが取り返しがつかなくなるような気がした。
（ミユ…… ミユ……！）
第二ラウンド開始から８分２０秒――。
ナオヤは、縋るように妹の姿を探した。
「お兄ちゃん！」
「み…ぅ…！？ ぅぅ〜…！」
だが…、声の方を見ようとしたナオヤは、情けなく顎を跳ね上がった。
ミヤノのおっぱいに蕩かされ、体が言うことを聞かない。
筋肉を少し動かすだけで、そこから甘い痺れが全身に走り抜け、頭の中が真っ白になってしまう。
208 : ナオヤvsミヤノ・勝敗の分かれ目２ 2016/01/15(金) 00:12:41
「これで……」
妹の声援の代わりに、ミヤノの声が鮮明に聞こえた。
ミヤノが弾力のある胸をナオヤの腰に強く押し付け、ひしゃげさせていく。
ミヤノの胸の谷間から、ナオヤの先端がほんの少しだけ顔を出した。
少女の吐息が、射精するように先走りを垂れ流す先端に熱く掛かる。
そして…
「お兄ちゃんの、負け〜❤」
ペロ…
ミヤノは…、ナオヤの鈴口を、触れるか触れないかのタッチで舐め上げた。
「あ…っ」
とろとろ……
ナオヤは、絶頂した。
『デビルスピナー』のものとは思えない、あまりにも弱々しい射精だった。
それはナオヤに凄まじい、そしてあまりにも長く続く快感をもたらした。
「どう？ 甘すぎてぜんぜんガマンできないでしょ」
「あっ…あぁ……あぁあぁ〜……」
「…ふふっ、もう聞こえてないんだ。えへへ〜。こんなの味わっちゃったら、もう絶対わたしには勝てなくなっちゃうよねぇ〜♪」
天国に昇天したような甘い放出間に、ナオヤの全身がゆっくりと犯されていく。
『爆殺天使』ミヤノの新技、『ヘヴンズ・ドア』。
極限まで焦らしに焦らされ、柔らかな胸の中で射精するかしないかのギリギリの刺激を与えられて精液を漏らした男は、あまりにも甘い絶頂感に耐えようとする力を根こそぎ奪い取られてしまう。
強烈な快感で男を破壊する『剛』の『エンジェル・ボム』とは真逆の、しかし一撃で男を仕留める『柔』の必殺技だった。
「お兄ちゃんっ！！」
「あひ… ぁ… ぁ…」
妹の声も、白目をむいたナオヤにはもはや聞こえていなかった。
まだ出る。まだ射精している。
力が全て抜かれるような凄まじい射精感は、既ににたっぷり１分半以上も続いていた。
ナオヤの経験した中で最も長い、あまりにも長すぎる射精。
天国を垣間見たかのような放出感に、我慢が出来ない。いや、我慢しようという意思すら精液と共にミヤノの乳房に搾り取られていく。
ミヤノの胸に収まりきらなかった精液が、大寝台の上に大きな水たまりを作っていた。
「お兄ちゃんっっ！！！！」
「……妹ちゃん、悪いな」
ロープにしがみつくミユ。
その肩を叩き、セコンドの男がため息をついた。
「１０分だ」
白く薄い紙が、ベッドの上を舞い踊った。
カンカンカンカン！！！
試合終了を告げるゴングの音が鳴り響く。
ミヤノは悔しげに俯くミユを一瞥すると、ナオヤのペニスを胸の谷間から解放した。
ぬちゅ…
凄まじい水音と共に、ナオヤのペニスが現れた。
『デビルスピナー』の二つ名の見る影も無く蕩けたペニスは、未だに小便のように白濁を垂れ流していた。
ミヤノが立ち上がると、レフェリーがミヤノの腕をとり、高々と差し上げた。
「ウィナー、イズ……『爆殺天使』、ミヤノ！！」
わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！
BFスタジアムが熱狂の渦に包まれた。
近づいてくるカメラのインタビューに答えるために、ミヤノはリングを離れようとする。
その直前、ミヤノは一度ナオヤの方に振り向き、ぺろっと舌を出した。
「今日もわたしの勝ちだったね、お兄ちゃん♪」
妹に付き添われ、担架で運ばれていくナオヤはピクリとも動かない。
母親に寝かしつけられた子供のように、完全に気を失っていた。
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