Succubus Fantasia 第一章・奈保
最終更新：ID:y3uZHvS9sQ 2016年07月19日(火) 02:59:52履歴
375 : SF sage 2016/03/15(火) 03:33:48
「傾国の美姫」という言葉がある。
楊貴妃。貂蝉。クレオパトラ。
そのあまりの色香で時の権力者たちを虜にし、国政すら傾けてしまった美女たちの逸話は枚挙に暇がない。
それらは、時には当時国政を担っていた男たちの愚かさと共に語られる話でもある。
「何をバカな」と思われる方もいることだろう。
いくら美しいとはいえ、国の長という責任ある立場の男が、盛りのついた猿の如く、或いは分別のつかない子供の如く、たった一人の女にのめり込むことなどあるものだろうか。
少なくともまともな理性を持つ者であれば、たとえ天地がひっくり返ろうとも決してそんなバカなことはしないと断言できるだろう。
だが。ここは断じる前に少しだけ立ち止まり、是非とも想像していただきたい。
もしも貴方の目の前に、この世全ての男を虜にするような、咽せ返るような色香を纏った女が現れたとしたら。
言葉巧みに寝室に誘われ、触れるだけでも脳髄の蕩ける柔肌を、心ゆくまで擦り合わせてきたとしたら。
そして何より、その女との行為で得る快感が、この世のものとは思えないほどに凄まじいものだったとしたら。
それでも貴方は、人間としての理性を保ち続けていられるだろうか。
時の権力者たちをその魅力で、話術で、そして卓越した性技でもって骨抜きにした美女たち。
男性器を持つ男という生き物である限りひれ伏さざるを得ない、人間離れした性の技巧を誇った美姫たち。
彼女たちの正体は、もしかすると・・・。
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376 : SF sage 2016/03/15(火) 03:34:28
チカチカと点滅する視界にめまいを覚えながら、俺の意識は覚醒した。
――どうなった？
全国高校BF選手権個人戦、都大会決勝。
試合が始まったところまでは覚えている。相手は十文字明日香。俺と同じ西奥学園に通う、女子BF部のエースだった。
童顔で、小柄なクセに、俺とほぼ互角の実力を持つ、本当にクソ生意気な女だった。
試合開始のゴングの音が蘇る。
そうだ。試合の初っ端、駆け出した俺は明日香のフェイントに引っかかり、おっぱいタックルを食らって崩れ落ちたんだ。
そして悶絶してる隙にひっくり返されての、追撃のパイズリ。
明日香自慢のDカップ。胸技主体のBF選手としては小さいが、シルクじみた圧倒的な質感を誇る美乳による乳撃。それによって生み出される快感は、あまりにも気持ちが良すぎた。
・・・ちくしょう。試合前から、これだけは食らっちゃいけないって気をつけてたのに。
明日香の必殺技をモロに受けて、俺は無様に泣き叫び、のたうちまわった。
痙攣する身体に喝を入れ、なんとかブレイクを果たしたのは・・・あまりの快感でボロボロにされ、意識が無くなる寸前のことだった。
第二ラウンド、俺は逃げた。
恥も外聞も捨てて、明日香の気持ちよすぎる肌から、柔らかすぎる胸から、良い匂いから、体力を回復させるために逃げて逃げて逃げ回った。
明日香のパイズリの威力は凄まじく、１ラウンドフルに逃げたのに、先走りを垂らす逸物は全く回復なんてしなかった。
そして、第三ラウンドーー。
俺は、とうとう明日香に捕まった。
ヒクつくペニスを生白い手で握られ、乳首を吸われて。俺は身長１５０cmの女に押し倒された。
そして満身創痍の体を見下ろされながらの、屈辱の挿入。
ピストン技は俺の一番の武器だった。今まで戦った女たちも、みんなこの自慢の逸物でねじ伏せてきたんだ。
だが明日香の名器が相手では、たとえ万全の状態でも勝ちきれるとは限らない。
これだけのダメージを受けた後じゃ、勝算なんか皆無に等しかった。
「海斗、どうしたの？一番得意な挿入なのに、またあたしに負けちゃうの？」
挑発的な明日香の声を聞きながら、俺は果てた。
明日香の膣内で、何度も何度も果てた。
ID:.1d8JJ7.0 返信
377 : SF sage 2016/03/15(火) 03:35:20
一方的に何度もヌかれ、心も体も限界寸前。
逆転どころか、第三ラウンドを乗り切るのも絶望的。
締め付けのキツい膣に締め上げられた相棒は、強烈な快感に許しを乞うようにヒクンヒクンと脈打ち続けていた。
・・・でも、きっとそれで吹っ切れたのだろう。
ザラつく膣壁で締め上げられ、吸い付くような胸を押し付けられ、喘ぎ声が止まらない唇を吸われて舌を入れられて。
あまりの快感で朦朧としたまま、俺は明日香を下から思いっきり突き上げた。
何回も、何十回も、何百回も。
イッても腰を止めず、身体の痙攣まで利用して、俺は明日香を突いて突いて突きまくった。
・・・半分失神してたせいか、この辺りからほとんど記憶が無い。
覚えているのは、明日香の言葉責めに少しずつ喘ぎが混じり始めていたような・・・それで、俺はどうなったんだ？
視界がだんだんハッキリしてくる。
眩しい。眩しいのは、天井の照明だ。耳鳴りがする。男子部の応援団が何かを叫んでいる。重い。快感ダメージで身体が重い。オマケに上に何かが乗っているのが重い。
乗って・・・いや、倒れて・・・？
――バッ、と俺は起き上がった。
上に乗っている相手を押しのけて、試合用マットに上半身を起こす。主審、二人の副審。三人の審判が俺を囲んでいる。勝者を示す旗を上げている。色は――白。
「そこまで！」
主審の男が駆け寄り、俺の腕を掴んで持ち上げた。
「十文字明日香選手、試合続行不能！
勝者、西奥学園男子BF部・千堂 海斗！」
勝ち名乗りと同時に沸き立つ応援団を、信じられない思いで俺は見た。
足元を見下ろす。
明日香は完全に失神していた。
〜〜〜〜〜
ID:.1d8JJ7.0 返信
378 : SF sage 2016/03/15(火) 03:35:54
「うおっしゃぁぁぁぁぁああああああああッッッ！！！！」
選手用更衣室。
表彰式でもらった賞状とトロフィーをカバンに突っ込んだ俺は、拳を握りしめて絶叫した。
足はガクガク。頭はクラクラ。でも俺の両手は、強烈すぎる快感の残滓とは別の理由で震えていた。
俺は、勝った。すべての女を打倒し、あの明日香すら撃破し、都内最強の男であることを証明したんだ。
入部したての頃、名器でなすすべもなく俺を搾り殺し、一時は退部すら考えさせた明日香。
死ぬ気で努力して、なんとか五分の戦いが出来るようになった二年頃。自慢の美乳によるパイズリを解禁し、再び絶望的な実力差を見せつけた明日香。
それでも血反吐を吐きながら努力して、今年。俺はやっと、明日香とのスパーでの勝率を五分まで引き上げた。
そして、今日の試合。
この大舞台で、ついに俺はあの明日香を破ったんだ。
「っしゃあッッ！！！！」
決勝戦は最終試合だから、男子選手用更衣室に残っているのは当然俺だけ。
二度目の雄叫びを上げてから、俺は自分の頬を両手で思いっきり引っ叩いた。
――浮かれるな。
喜ぶのはいい。でも、浮かれるのは絶対にダメだ。
都大会は通過点にすぎない。ベスト４以上のヤツは関東大会にも上がってくる。
明日香も、当然上がってくる。
勝って兜の緒を締めよ。俺にとって、本当に苦しい戦いはここからなんだ。
持参した栄養ドリンクを三本飲み干して、俺は来た時よりもかなり重くなったカバンを背負った。
〜〜〜〜〜
ID:.1d8JJ7.0 返信
379 : SF sage 2016/03/15(火) 03:36:49
「あ・・・」
妙ちきりんな声が聞こえたのは、更衣室の扉を開けた時だった。
扉の前にいたヤツと目が合う。
知らない女子だった。
年は、たぶん俺より１、２歳くらい下。柔らかそうな栗色のショートヘアに、小動物を思わせるクリクリ目。大人しそうな顔立ちのクセに、白いワンピースの胸元は凶悪なまでに自己主張していた。
10人中10人が振り向くような、文句無しの美少女である。
だが、俺は思わず眉をひそめそうになった。
何しろここは男子更衣室の真ん前。美少女とはいえ女が来るような場所じゃない。
・・・コイツ、まさか覗きとかじゃねーだろな。
「あの・・・」
俺に痴女容疑をかけられているとも知らず、美少女はコクリと小首を傾げた。
「千堂海斗さん、ですよね？」
「・・・、そだけど？」
俺の着ているジャージには、名前と学校名がモロに入っている。
誤魔化すことはできないし、きっとコイツも確認のために聞いたのだろう。
俺が頷くと、少女は何故か「はぅ〜」と息を飲んだ。
ついで、なぜか大きな目をウルウルとさせ・・・って、なんだこの反応？
首を傾げる俺に、そいつは――
「ふぁ、ふぁふぁ、ファンなんです！
あ、握手してもいいですか！！」
まるで捕食するかのような勢いで、バッと俺の右手を握りこんで来た。
いいですか、っつーかもうしてんじゃねぇか馬鹿野郎！
「あっ・・・！ご、ごごごゴメンナサイ！こ、こんな・・・、そんなつもりじゃなくて、そのあのぅ・・・。
・・・うぅ、ごめんなさい。
その・・・ちょちょ、ちょっと、取り乱しちゃいました。あ、慌ててた、もので・・・」
胸に栄養を取られ、頭に回っていないタイプなのだろうか。
美少女改め天然娘は、おどおどしながらそんなことを言った。
――慌ててただぁ？
男子更衣室の前で何をだよ。
「ぅ・・・そ、それは、その・・・あ、そそ、そうでした！
わたし、女性用更衣室を探してたんです！
でも、ちょっと道に迷ってしまったみたいで・・・」
「女子更衣室？」
選手でもなさそうなうに、どうしてまた・・・と思ったところで、俺は気がついた。
よく見ると、少女は妙に内股で、腰を少し曲げていた。
そしてなにより、甘いシャンプーの匂いに混じる、この官能的な香り。
おいおい、さてはコイツ・・・。
ID:.1d8JJ7.0 返信
380 : SF sage 2016/03/15(火) 03:37:37
「そ、その・・・。さっきの、海斗さんの試合を見てたら、えと、その・・・」
頬を染めてそう続ける。
それで、俺は合点がいった。
都大会決勝レベルにもなれば、試合の熱気も凄まじい。
堪えきれず射精してしまう男がいるのはもちろん、下着が濡れて帰れなくなる女もいるという話も、俺は噂で聞いたことがあった。
・・・ほう。ほうほうほうほう、なるほどなぁ。
まあ、たしかにあんな死闘を見せつけられちゃ、目の前の美少女がこうなっても何の不思議もないというもの。
いやはや。俺の力も、見せるだけで女の子をここまで興奮させるほどになったということか。感慨深いものだ。
しかし・・・。さて、どうしたものか。
もちろん、案内してやることはできる。
でも残念なことに、女子更衣室の場所は建物のちょうど反対側だ。下着グショグショの内股少女を連れて行くには少し遠い。
なにより・・・おそらく女子更衣室には、まだ明日香がいる。
アイツのことだ。今日の試合の結果を受けて、今頃きっと手負いの獣のようになっていることだろう。そこに俺がノコノコ行こうものなら・・・まあ、言わずもがなというやつである。
道だけ教えてサヨウナラをしてもいいのだが、羞恥心で涙目になっている迷子少女を放置して帰ったとあっちゃ、都内最強の男の名が廃る。
と、なると。もう解決策は一つしかねーよな。
「そういうことなら、使えよ」
俺は、男子更衣室の扉を親指で指した。
「？ はい、ありがとうございま・・・って、へ？ ふぇぇ！？」
天然娘の顔が、ゆでダコみたいに真っ赤になった。
・・・そんな驚くことか？
「あのな、そんな格好で歩き回るよかマシだろ？
大丈夫だっての。どうせ、今日ここを使うのは俺が最後だ。
それでも不安だってんなら、入ってからドアに鍵でも掛けちまえ。
着替え終わるまで、俺が扉の前で見張っててやるよ」
「そ、そそ、そんな・・・！
わ、悪いですよっ！」
「俺が面倒くせーっつってんだよ。
人様の厚意はありがたく受け取っとけっつの」
少女は10秒くらい目を左右に泳がせた後、真っ赤な顔をうつむかせて「わ、わかりました・・・」とつぶやいた。
「そんじゃ、さっさと着替えちまえよ。
あんま遅いと、警備員が来て追い出されるかもしれないぜ？」
「お、おどかさないでくださいよ〜っ！
そ、その・・・。それじゃ、お言葉に甘えます・・・」
少女がスーハーと深呼吸し、おずおずと更衣室の中に入っていく。
「も、申し遅れました。
わたし、百瀬奈保っていいます。
千堂さん、本当にありがとうございます」
奈保の姿が扉に隠れ、鍵が回る音が聞こえた。
〜〜〜〜〜
ID:.1d8JJ7.0 返信
381 : SF sage 2016/03/15(火) 03:38:17
「せ、千堂さん！ちょ、ちょちょ、ちょっと入ってきてくださいっ！」
15分くらい経っただろうか。
携帯で『ERECT and FIGHT』の電子版を読んでいた俺は、扉の中から妙に切羽詰まった奈保の声を聞いた。
更衣室のドアノブに手をかける。
いつの間にか鍵は開けられていた。
「どうした？」
ゴキブリでも出たか？なんて呑気に考えながら、俺は更衣室の中に足を踏み入れた。
例のお約束をいちおう警戒したが、幸か不幸かその心配はなかったようだ。
男子更衣室は入ってすぐのところにロッカーが立ち並んでいるが、そこに奈保の姿はなかった。
「しゃ、シャワールームの方です。
お願いします。来てください。
あ・・・入り口、ちゃんと鍵かけてくださいね？」
BFの試合会場だけあって、選手用更衣室には汗と体液を流すためのシャワールームが設けられている。
大方、下着を替えただけじゃ気持ち悪くて一度体を流したくなったのだろう。
奥の方からはシャァシャァという水の破砕音が響き、かすかに石鹸の匂いが漂っていた。
扉に鍵をかけ、俺は更衣室の奥に進んだ。
シャワールームには八つの個室があり、内三つはカーテンが閉まっている。
水音は、その中の一つから聞こえていた。きっと、奈保はあの中だろう。
「なんかあったのか？」
「は、はい・・・。あの、もう少しこっちに来ていただけませんか？」
さすがに近づくのは気が引け、シャワールームの入り口付近で立ち止まっていたのだが、奈保がそう言うのでもう少し近づくことにする。
奈保が使用中らしい個室の前。カーテンが目に入ったが、逆光になっているためかメリハリのあるシルエットは見えなかった。
「どうしたんだよ」
「そ、その・・・」
――はて、と。俺は首を傾げそうになった。
奈保の声が、舌ったらずなほんわかボイスが、どうにも目の前の個室から聞こえているような気がしなかったのだ。
シャワールームのエコーのせいかとも思ったが、それにしたって――。
そう思ったときだった。
「千堂さん！」
後ろからカーテンが開く音が聞こえて、俺は誰かに突き飛ばされた。
「っ！」
とっさのことで対応できず、俺は濡れた床に押し倒された。
試合の後だったこともあって、足腰に踏ん張りが利かなかったのだ。
仰向けに倒れた俺の頬に、シャワーから跳ねた温水が霧吹きのように飛び散った。
「千堂さん！」
腹の上に、奈保が乗っていた。
素っ裸だ。
ほんのりと上気した、ミルク色の肌。潤んだ瞳。桃色の吐息を吐きながら、奈保が俺を見下ろしている。
なんのつもりだ。ふざけるな。そんな声は出なかった。
かわいい。抱きしめたい。この美味そうな体にむしゃぶりつきたい。
さっき十回以上も出したばかりだっていうのに。奈保から匂い立つ女の色気は、俺にそう思わせるのには十二分だったのだ。
「ごめんなさい、千堂さん！お、お願いがあるんです！」
ゴクリと生唾を飲み込む俺に、奈保は唇を噛んで、続けた。
「わたしと、えっち、してください！おねがいします！」
脳の芯が、フッと真っ白になった。
〜〜〜〜〜
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382 : SF sage 2016/03/15(火) 03:39:08
「ごめんなさい、こんなこと・・・。
いきなり失礼だってことは、わかってるんですけど・・・。
でも、わたし・・・わたし・・・」
熱い息を零す奈保が、俺の右手を下腹部の方に連れていく。
「・・・ダメ、なんです。こんなに、なっちゃって・・・。
ずっと、シャワーで流してたんですけど。
体、熱いの、ぜんぜん、おさまらなくて・・・」
指先に、ヌラついた粘膜の感触が触れた。
温かいぬかるみに沈むように、中指の先が秘裂に飲み込まれる。
「んっ」と、奈保が甘い声を出した。
「お願いします、千堂さん。
わたしのえっちなお汁、止めてください。
こんなこと、図々しいってわかってますけど・・・千堂さんにしか、頼めないんです」
奈保の中は、火傷しそうなくらい熱くトロけていた。
こんな申し出、いくら相手が美少女だからって、冷静だったら躊躇するものなのかもしれない。
だが奈保の醸し出す色香は、そんな躊躇すら吹き飛ばしてしまうほど、俺の体の芯をジクジクと強烈に苛んだ。
女の子なら、BFで数え切れないくらい抱いてきた。
だが、そのほとんどは明日香みたいなドSか肉食ビッチ。
BFという競技の特性上仕方ないことだとは思うのだが、それだけに奈保みたいな内気そうな子が乱れている姿は新鮮だった。
――ああ、そうか。
俺、こういう大人しめの子が好みだったんだな・・・。
「いいのかよ」
不敵な笑みを作って、奈保に聞く。
「俺とヤったら、今度は足腰立たなくて帰れなくなるぜ？」
奈保は、コクンと頷いた。良い度胸してやがる。
まぁ、俺は都内最強の男。たまには欲情したファンにサービスしてやってもバチはあたらないだろう。
俺は上体を起こして、奈保に口付けた。
奈保の唇は柔らかくて、唾液は蜂蜜のように甘かった。
――ズグン。
「・・・？」
股間に、電流が走ったような気がした。
ペニスの芯に、大量の血液が集まってくるのがわかる。
これは――勃起してるのか？
明日香にあれだけ搾り取られたってのに、キスだけで？
・・・おいおい。いくらなんでもがっつきすぎだろ、俺。
丹田に力を込めて、荒くなりそうな息を抑える。
女子選手の性技に耐えるときの、基本的な呼吸法だ。
心身が落ち着くのを待って、俺は奈保の口内に舌をねじ込んだ。
――ズグン。
――ズグンッ！
・・・、試合後だからって、栄養ドリンク三本は飲みすぎたな。
責めれば責めるほど、どこまでも柔らかく包み返し、俺の舌をトロかしていく奈保の舌。
舌が絡むたび、ペニスが際限なく怒張し、ヒクヒクと震え上がるのがわかる。
ヤバいな。明日香にやられたダメージがぶり返して来てるみたいだ。
「・・・ぷはっ、さすがですね」
唇を離し、奈保が無邪気に笑う。
後ろ手に伸ばされた奈保の右手が、赤く腫れあがった俺の先端に触れていた。
「あんな試合のあとなのに、こんなに元気なんて・・・。
絶倫なんですね。千堂さんは、やっぱりすごいです」
「っ、まぁな」
裏返りそうな声を飲み込んで、俺は頷いた。
そう、奈保の言う通り。これは俺が絶倫だからだ。間違ってもコイツに勃たされているんじゃない。
そうに決まってる――。
「千堂さん。わたし、もう我慢できなくなっちゃいました」
奈保が、花弁を俺の顔に近づけてくる。
「お願いします。舐めて、ください。
わたしの一番えっちなところ、千堂さんの舌でいっぱい気持ちよくしてください」
ID:.1d8JJ7.0 返信
383 : SF sage 2016/03/15(火) 03:39:57
奈保の下の唇は濡れそぼり、今にも絶頂してしまいそうにヒクヒクと蠢いていた。
まだキスだけだってのに、こんなになっちまうとは・・・。
ま、そりゃそうか。俺は都大会優勝者。
都内最強の男の口技に、素人の女の子が耐えられようはずもない。
あんまり可愛いんで思いの外興奮しちまったが、奈保の方はとっくに限界を通り超していたらしい。
「ったく、ワガママな娘だな。気持ちよすぎて、トンじまってもしらねーぞ？」
さてと。そんじゃ、そろそろ天国を見せてやるとするか。
俺は顔面騎乗の体勢で跨っている奈保の割れ目に、深々と舌先をねじ込んだ。
「ん！？ん〜〜〜〜ッッッ！！！！」
奈保の全身が強張り、背筋が弓のように仰け反った。
どうやら舌を入れただけで軽くイッてしまったらしい。
ちょうどいい。このまま前戯だけで失神させてやろうか。
「あっ・・・ふぁぁ・・・んっ、や・・・千堂、さん・・・っ」
奈保は俺の頭を股間に押し付け、呼吸を乱して甲高い声を上げ続ける。
感じたこともないような快感が全身に走り、もうどうしようもなくなっているのだろう。
すぐに全身を痙攣させ、ガクリと俺の上に仰向けに倒れた。
「はっ・・・はぁっ・・・んっ！！
もう、ダメ、ですぅ・・・。ちょっと、姿勢、変えさせてくださぃ・・・」
快感の残滓でピクピクと震えながら、奈保が途切れ途切れに言う。
気持ちよすぎて、もう顔面騎乗の体勢を保つこともできないらしい。
表情は見えないが、きっと恍惚の表情で目を潤ませていることだろう。もしかしたらヨダレまで垂らしているかもしれない。
奈保はよろよろと体を起こし、今度は上下が逆さまになるように乗り直した。
いわゆるシックスナインの体勢だ。
「千堂さん。
こんどはわたしも、千堂さんのを気持ちよくしてあげますね」
形の良い尻の向こうから、荒い息遣いの奈保の声が聞こえる。
「そ、その・・・。千堂さんに舐められたら、きっと気持ちよすぎて、すぐに舐められなくなっちゃうと思いますけど・・・。
・・・頑張って舐めますから、ちょっとは手加減してくださいね？」
「気にすんなっての。
たっぷり気持ち良くしてやるから、無理しなくていいんだぜ？」
「そんな。わたしばっかりじゃ悪いですよ・・・。
その・・・それじゃ、舐めますね？ん・・・」
逸物の先端に、熱い吐息を感じた。
まあせっかくだし、記念に五分くらいは自由に責めさせてやってもいいだろう。
五分経ったらまた――
チロ…
五分、経ったら――
ちゅぷ……
（っ、なんだ、これ・・・！）
思わず、声が漏れそうになった。
逸物にまとわりつく、気が狂うほど柔らかい奈保の舌。
チンポがアイスみたいに溶かされて、気持ちのいい神経を直接舐められているような快感が走り抜ける。
バカな。嘘だろ、こんな ――
「？ 千堂さん、どうしたんですか？
手加減はしてほしいですけど、ちょっとは舐めてくれてもいいんですよ？」
不満そうな声が聞こえた。
催促するように、奈保の腰が目の前で揺れている。
っ、調子に乗りやがって。俺を誰だと思ってんだ。
待ってろよ。いま洪水みてーになってるソコを・・・
ネト……
「ク、ァァ・・・ッ！！」
ペニスに電撃が走った。
奈保の舌先がカリ首の隙間に入り込んで、クルクルと溝をなぞり始めたのだ。
頭が真っ白になって、奈保の股間に触れた舌がぴくりとも動かせなくなる。
ID:.1d8JJ7.0 返信
384 : SF sage 2016/03/15(火) 03:40:28
「ちゅぷ……れろ……。
あんっ。千堂さん、焦らさないでください〜」
「か、は・・・っ」
奈保の腰が目の前で揺れる。
目の前にある秘裂。奈保の弱点は目の前にある。責めるのはここだ。ここを舐めるだけでいい。なのに――。
舌が、口が、言うことをきかない。快感で痺れて動かせない。
なんだ。なんだよ、これ！
バカな。こんなはずがない。俺は都内最強の男だぞ。
俺がちょっと本気出せば、こんなぽややんとした女のフェラくらい、どうってこと――
ジュプッ――！
「ぐぁああああああ！！！！」
奈保の動きがまた変わった。
今までの焦らして、舐め溶かすような舌の動きとは違う。
ペニスを口いっぱいに頬張ってバキュームする、明らかに俺をイカせるための動きだった。
やばい。これ以上は、本当にやばい。
快感に悶え、思わず首を振ってしまう。
そして ――それが目に入った。
足元の方。シャワー室の入り口。ロッカー室の鏡に、俺のペニスを咥える奈保の顔が映っている。
熟練の娼婦のような技巧で俺を責め立てる奈保の口は、射精するように先走りが垂れる俺の逸物を、一度だけ解放して、
『・・・イッちゃえ♪』
確かに、そう言った。
次の瞬間、ペニスがこれまでで一番深く奈保の口に飲み込まれた。
れろれろと舌が絡みつき、甘い唾液を絡められたペニスが柔らかい口に思いっきり吸いつかれる。
「うわああああああああああああっっっ！！！！」
俺は、成す術もなく絶頂した。
目の前が真っ白になるほどの快感を感じながら、奈保の口内に大量の精液をぶちまけた。
〜〜〜〜〜
ID:.1d8JJ7.0 返信
385 : SF sage 2016/03/15(火) 03:41:03
「・・・ぷはっ。イっちゃいましたね。
千堂さん、気持ち良かったですか？」
「ぁ・・・ぁぁ、ぁ・・・」
「ありゃりゃ、返事もできなくなっちゃいました？
ふふっ、すっごく良かったみたいですね❤」
熱っぽい奈保の声が聞こえる。
なんだ、いまのフェラ。なんだこの威力。ありえねーだろ。
こんな・・・こんな・・・。
「お掃除してあげますね。あむ・・・」
「ぅ・・・ぁ」
奈保が俺のペニスを咥えこむ。
イッたばかりの敏感なペニスを吸われて、腰が童貞のように跳ね上がった。
「はい、終わりです。綺麗になりましたね❤」
チュポンと、音を立ててペニスが解放される。
強烈な快感で痺れた脳みそも、少しは落ち着きを取り戻してきた。
「でも・・・ちょっと幻滅かもです」
その冷静さを取り戻しつつある頭に、奈保の言葉が響いてくる。
「わたし、まだ五分も舐めてないですよ？
なのに、こんなに簡単にイッちゃうなんて・・・。
千堂さん、いくらなんでもちょっと早すぎないですか？」
一言一言、
「あ――わかっちゃいました」
染み込むように――。
「千堂さん、BFの試合じゃないから調子出ないんですね？
ふふっ、かわいいです。
普通のえっち、あんまり経験ないんだ❤」
「――――っ」
――ピシッ、と。
俺の中で、何かにヒビが入る音が聞こえた気がした。
「・・・、お前」
「はいはい、大丈夫です。ちゃんとわかってますよ。
それじゃ、ここからはイカせあいにしましょうか。
それなら千堂さんも乗ってくれますよね？
体位は、このままシックスナインでいいですか？」
「お前・・・」
それが、だんだんと大きくなり――。
「えっと。それじゃ、さっきは先攻譲ってもらいましたから、今度は千堂さんからでいいですよ？
――はい。じゃ、今度はちゃんと気持ち良くしてくださいね？」
「・・・、お前ぇえええっ！」
目の前で揺れる尻を見た瞬間、俺の中で何かが切れた。
舐めやがって。ちょっと手加減してやってたら図に乗りやがって！
このアホ娘、マジで天国と地獄を見なきゃ分からねぇらしいな！
もう手加減なんざしてやらねぇ！
そのヌケた頭からさらにネジ二、三本ぶっ飛ぶくらい攻め立ててやる！
「あんっ❤これ、すご・・・❤」
割れ目に舌をねじ込むと、奈保の体がビクリと跳ねた。
舌先をドリルのように使っての口技。ペッティングの中でもかなりの上級テクだ。鍛え上げられた舌の筋肉がなければ、こうはいかない。
俺が本気でこれを続ければ、明日香でも5分で絶頂する。
「ん・・・れろぉ・・・。ちゅぷ・・・負け、ません、からぁ・・・❤」
たまらないとばかりに、奈保も俺の物を舐めて応戦してきた。
さっきと全く変わらない、強烈な快感が股間から走り抜ける。
気持ちいい――だが、それだけだ。これはセックスじゃなくてBF。一度勝負のスイッチが入っちまえば、このくらいの快感は噛み殺して責められる。
こっちは動けなくなるほど気持ちいいフェラなんて、毎日嫌になるほど食らわされてきてんだよ！
「ん・・・んんっ！？き、気持ち、いいですぅ・・・❤
こ、こん、なぁ・・・❤こんな、えっちな、舌・・・❤
もう❤わたし、も。本気、出しちゃいます、よぉ？」
五分三十秒。
息も絶え絶えの奈保が明らかな強がりを言う。
冗談言え。素人娘が、今まで本気じゃなかったとでも言うつもりか。
このまま責め続けて、何度でも死ぬほどイかせてや――
ID:.1d8JJ7.0 返信
386 : SF sage 2016/03/15(火) 03:42:02
「――っ！」
突然、舌が金縛りにでもあったみたいに動かなくなった。
「ふふっ❤これで本気、です」
いや、動かなくなったんじゃない。
俺が無意識に止めたんだ。
舌を止めていなければ、ペニスから伝わるこの強烈な快感に耐え切れず、俺は今頃無様にも奈保にイかされていただろう。
・・・、そんなバカな。
相手は素人娘だぞ？
まさか、そんな快感が来るわけが――
「あっ！？ ああああああああああああ！！？？」
股間に意識を向けた瞬間、俺は気絶しそうになった。
ペニスが、何かに包まれている。温かい、柔らかい、極上のマシュマロみたいな感触。甘ったるく包み込まれて、気が狂うほどの快感が流し込まれてくる。
これは。これは、まさか――！
「カラダ、ガクガクしてますよぉ？
千堂さん、そんなに気持ちいいんですかぁ？
わ・た・し・の――」
バカか。俺はどうして気がつかなかったんだ。
いや、違う。無意識に考えないようにしていたのかもしれない。
コイツの、奈保の身体に二つくっついている、あまりにも大きな、その――
「お・っ・ぱ・い❤」
「あっ、あっ！あっ！あぁ！？うわあああああああああああっっっ！！」
とんでもない快感だった。
挟まれているだけで気絶しそうなほどの快感が股間の神経を揺さぶり上げ、目の前でバチバチと火花が散る。
イクのを堪えるだけで、いや、イっていないのが不思議なくらいの破壊力。
なんだこれ！ 高校生の乳じゃねぇ！
「すごい声・・・。
千堂さん、そんなに気持ちいいんですかぁ？
ふふ。安心していいですよぉ？
こんなの、まだまだ序の口なんですからぁ。
それじゃ・・・動きますね？」
「や・・・」
乳圧が、グッと上がり始めた。
奈保が両手を胸に添えて、強く寄せ始めたのだろう。
俺はコーチの言葉を思い出していた。
谷間の深さは快感の深さ。パイズリの威力は胸のサイズに比例する。
明日香のDカップ美乳の威力も凄まじかった。実際、俺は耐え切れず、どうしようも無くなってのたうちまわった。
それより数段大きな、奈保の胸は――
「やめ・・・」
「それ、え〜いっ❤」
「ぐわあああああああああああっっっ！！！！」
桁が違った。
包まれているだけでチンポが溶けそうな質感が、三百六十度全方向から快感のパンチを叩き込んでくる。
明日香のパイズリが機関銃なら、奈保のパイズリは一撃必殺の核爆弾だった。
ダメだ。こんなの、ぜったい耐え切れ――
「いっ！？いぐぅぅううううううっっ！！」
「はい、どうぞ❤」
「わかってますよ」とでも言いたげな奈保の声。
三擦り半もズられないうちに、俺はあまりにも呆気なく絶頂した。
――その瞬間、奈保の胸の動きがいきなり速くなった。
「ひっ！？ぎぃいい！？な、なん・・・！？」
「え〜？だって千堂さん、まだまだ出せますよね？
それにぃ・・・ほら❤千堂さんの出したので、せっかくおっぱい動かしやすくなりましたから❤」
「やめ！やめ――うわ！？ うわあああああああああああ！！！！」
射精がまだ終わらないうちに、あっという間に二度目の絶頂が押し寄せてくる。
なんだこれ。なんだこれ！
ありえねえだろこんな威力！
ダメだ、こんなの、もう――！
「ほらほらぁ❤都大会チャンピオンさん、どうしたんですかぁ？
はやく反撃しないと、また素人の女の子にイかされちゃいますよぉ？
――って、もうダメですね。はい、どうぞ❤」
「ぐあああああああああああああああ！！！！」
3度目の絶頂。
反撃なんて、絶対に無理だった。気持ち良すぎて、もう指一本まともに動かせない。
バカな。この俺が、こんなトロそうな女に、
「はい、4回目です❤」
「があああああああああああああああっっ！！！！」
ものすごい波が来た。
慣れるどころか、一回ごとに加速度的に強くなっていく快感。
呼吸もままならず、目端から涙まで溢れ始める。
「あれ？千堂さん、どうしたんですか？そんなにプルプル震えて・・・。
髪の毛でお股がちょっとチクチクするんですけど、もしかしてイヤイヤって首振ってます？」
「グッ！！うぅ・・・！！！」
「あはっ。まさか、そんなわけないですよね？
都大会チャンピオンの千堂さんが、ちょっとおっぱいで挟まれただけで悶え狂っちゃうとか、まさかそんなことあり得ませんよね？
・・・って、５回目出てる。
ごめんなさい❤おっぱい、もうヌルヌルすぎて気がつきませんでした❤」
ID:.1d8JJ7.0 返信
387 : SF sage 2016/03/15(火) 03:42:48
「ひぃ・・・ひぃ・・・！」
意識が朦朧としてきた。
長年の練習で培った経験から、分かる。これは失神の前触れだ。バカな。素人の女の責めで、この俺が・・・。
あまりの屈辱で全身が震える。あまりの快感で悶え、首を振る。そして・・・ふと、それが目に入った。
さっきも奈保の口を映していた、シャワー室の入り口にある鏡。
その中に、あり得ない物を見た気がした。
「・・・、どうしたんですか？」
奈保の声も、今の俺には聞こえなかった。
――なんだ、あれ。
その単純な疑問だけが、快感で焼ける脳みその中で何度も何度も繰り返される。
鏡の中には、奈保の姿が映っていた。
あまりにも巨大な双丘で俺の逸物を完全に包み込み、精液を搾り続ける美少女。
その背中側から、奇妙な物体が伸びているように見えた。
――羽だ。
さっきフェラをされた時には、上半身を少し起こしていたから見えなかったのだろう。だがパイズリをするために体を倒している今、奈保の背後にコウモリのような黒い羽が見え隠れしているのがハッキリとわかった。
あまりの快感で、俺は幻覚でも見はじめているのだろうか。
そう思った瞬間――鏡の中の奈保と、目が合った。
「・・・あ〜あ、見ちゃいましたね」
ゾッとするほど、妖艶な笑みだった。
「お前、いったい――」
「そうですね〜。まあ、説明するより味わった方が早いと思いますけど。
・・・千堂さん。３秒あげますので、とりあえず歯を食いしばった方がいいですよ？」
「・・・、え？」
「２、１、ゼロ❤」
――ドクンッ！
「うわあああああああああああああああああああああっっっ！！！！？？？？」
ゼロのカウントが聞こえた瞬間、恐ろしい絶頂感が全身の神経を貫いた。
まるで全身の毛穴から射精しているかのような、奈保の体に触れている皮膚全てがイッているような、凄まじい快感。
気持ち良すぎて逆に失神すら出来ないほどの刺激が、俺の意識をメチャクチャに引っ掻き回していく。
「どもども。わたし、実はこういう者なんです〜❤」
ガクガクと震えて、赤黒く点滅する視界で、俺は奈保の姿を見ていた。
いつの間にか、奈保の体は鏡の中と完全に同じになっていた。
背中から伸びる一対の羽。尾てい骨の辺りから伸びる、黒いロープのような尻尾。先端はハート形に膨らんでいて、先に小さな穴が開いている。
その姿は、まるで――
「あ、あぐ、あぐ・・・」
「あはっ。千堂さん、なに言ってるのかわかりませんよぉ。ハッキリいってください❤」
「ぎ！？ひぎぃ・・・！！」
「って、無理に決まってますよねぇ。わたしたちの体、力を抑えなきゃ、現世の男なんて触ってるだけでイキまくっちゃうんですから。
しかもおっぱいに挟んであげてるんですから・・・千堂さん、もしかして死んじゃうんじゃないですか？」
「ぎゃあああああああああああああっっっ！！！！」
ID:.1d8JJ7.0 返信
388 : SF sage 2016/03/15(火) 03:43:53
奈保の言葉で股間を意識してしまう。
触れているだけで射精と同じくらい気持ちいい、奈保の体。
その一番柔らかい部分が、俺の一番気持ちいい部分を挟み込んでいるのだ。
脳が処理しきれないほどの快感の波が、延々と俺のペニスに流し込まれ続ける。
「あは❤気持ち良いですかぁ？気持ち良いですよねぇ？狂っちゃいそうですよねぇ？」
気持ちいい。ダメだ、気持ちいい。
奈保の声が、匂いが、柔らかい身体が気持ちいい。チンポを犯すおっぱいが気持ちいい。胸に乗ってる尻が、擦れる乳首が、奈保の身体全部が気持ちいい。
気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。
気、持、ち、い、い・・・・・・！！！！
「あへ・・・あ・・・あぁぁぁあぁぁぁぁ・・・・・！！！！」
チンポの先から、小便のように精液が漏れ始めた。
ドボドボ、ドボドボ。止まらない。
しかも、快感は普段の射精の数十倍だ。それが一瞬も途切れることなく脳みそに流れ込んでくるのだから、堪らなかった。ダメだ、死ぬ。気持ち良すぎて死ぬ！死ぬぅ！！
「ありゃりゃ。おちんちん、とうとう気持ち良すぎて壊れちゃいましたね。
ふふっ、良かったですね。千堂さん、もう死ぬまでずっとイキっぱなしですよ？
その気持ちいいのが、死ぬまでずーっと続くんです。
幸せですね。わたしとえっちできて良かったですね。うふっ❤」
「あ・・・あぁぁ、ぁ〜・・・」
気持ち良すぎて、奈保がもう何をいっているのかもわからない。
ただ、怖い。気持ち良すぎて怖い。その恐怖すら、一瞬あとには強烈な快感に塗りつぶされて消えていく。
ダメだ、これ、俺はもう、・・・
ID:.1d8JJ7.0 返信
389 : SF sage 2016/03/15(火) 03:44:40
「そこまでよ、淫魔っ！！」
視界すらボヤけてきた頃、俺は誰かの声を聞いた。
「あんっ、いいところだったのにぃ・・・」
身体に乗っていた重みが消える。
俺に乗っていた奈保が、誰かに突き飛ばされて床に転がったのだ。
目は霞んでいたが、不満げな瞳がこっちを見ているのを感じた。
「・・・千堂さん、最低です。ちゃんと鍵かけなかったんですかぁ？」
「ソイツの名誉のために言うけど、鍵はかかってたわ。
おかげでブチ破るのに手間ぁかかったわよ」
聞き覚えのある声。朦朧とした意識で、俺は声のした方を見た。
思わず、目を疑った。
淡雪を思わせる、真っ白な装い。
巫女装束にも見えるが、脇や胸元、足元の布地は明らかに少なく、妙に露出度の高いエロティックな和服。
そんな妙なコスプレ衣装を着ている、十文字明日香の姿がそこにあった。
「その格好、退魔士さんですよね。
あ〜あ、残念です。
見つかっちゃったってことは、今日はここでゲームオーバーなんですね。
・・・帰りますか」
「逃がすかっ！アンタはここでしっかり消してあげるわっ！」
「？？？ ・・・へー。あなた、わたしと戦う気なんですかぁ？
あはっ、カワイイなぁ❤
まあ、そっちがその気なら仕方ないですけど・・・でもそんなことしてる間に、きっとその人死んじゃいますよ？」
明日香が、ぐっと口を引き結んだのがわかった。
奈保はクスリと笑って、悪魔の羽でふわりと空中に飛び上がる。
「物分かりが良い退魔師さんで良かったです。
それじゃ、さようなら。
ふふっ♪ 千堂さん、美味しかったですよ？
ごちそうさま❤」
ペロリと舌を出した瞬間、奈保の姿がグニャリと歪み、スーッと透き通るように虚空に消えていった。
俺はシャワー室の床に倒れたまま、一連の光景をただ呆然と見ていた。
そして――不意に、心臓が爆発しそうな勢いで脈打ち始めたのを感じた。
「あっ・・・あひっ・・・あっ・・・あぁ・・・ああああああああああああああ！！！！」
奈保がいなくなっても、パイズリで壊されてしまったペニスは射精が止まらない。
強烈な快感で、神経がプチプチと切れ始めているような感覚。
明日香が俺に駆け寄ってくる。
「やばっ、完全にショック死しかけてる・・・！」
よっぽど酷い状態なのだろう。
明日香は吐き気を堪えるように、ギュッと唇を噛み締めていた。
自分でも分かる。こんなの、明らかに男の限界を超えた絶頂だ。
やっぱり、俺はもう助からないのかもしれない。
「・・・ごめん、海斗。恨んでくれていいから」
明日香は懐から小瓶のような物を取り出すと、蓋を開けて中身を口に含んだ。
明日香の顔。見慣れた童顔。潤んだ瞳が、ゆっくりと俺の顔に近づいてくる。
・・・まあ。コイツに看取られて逝くってのも、悪か無いか・・・。
そう思って、目を閉じようとした時。
チュッ、と。唇に、柔らかい感触を覚えた。
「ん・・・」
口の中に、冷たい液体が流れ込んでくる。
唇を割って入ってくる、柔らかい舌。
ミントのような、爽やかな芳香が鼻に抜けていく。
「ごめん、海斗。あんたのことは、あたしが――」
申し訳なさそうな明日香の声を聞きながら、俺の意識はそこで途切れた。
｜目次へ｜二章に進む
「傾国の美姫」という言葉がある。
楊貴妃。貂蝉。クレオパトラ。
そのあまりの色香で時の権力者たちを虜にし、国政すら傾けてしまった美女たちの逸話は枚挙に暇がない。
それらは、時には当時国政を担っていた男たちの愚かさと共に語られる話でもある。
「何をバカな」と思われる方もいることだろう。
いくら美しいとはいえ、国の長という責任ある立場の男が、盛りのついた猿の如く、或いは分別のつかない子供の如く、たった一人の女にのめり込むことなどあるものだろうか。
少なくともまともな理性を持つ者であれば、たとえ天地がひっくり返ろうとも決してそんなバカなことはしないと断言できるだろう。
だが。ここは断じる前に少しだけ立ち止まり、是非とも想像していただきたい。
もしも貴方の目の前に、この世全ての男を虜にするような、咽せ返るような色香を纏った女が現れたとしたら。
言葉巧みに寝室に誘われ、触れるだけでも脳髄の蕩ける柔肌を、心ゆくまで擦り合わせてきたとしたら。
そして何より、その女との行為で得る快感が、この世のものとは思えないほどに凄まじいものだったとしたら。
それでも貴方は、人間としての理性を保ち続けていられるだろうか。
時の権力者たちをその魅力で、話術で、そして卓越した性技でもって骨抜きにした美女たち。
男性器を持つ男という生き物である限りひれ伏さざるを得ない、人間離れした性の技巧を誇った美姫たち。
彼女たちの正体は、もしかすると・・・。
- Succubus Fantasia--
ID:.1d8JJ7.0 返信
376 : SF sage 2016/03/15(火) 03:34:28
チカチカと点滅する視界にめまいを覚えながら、俺の意識は覚醒した。
――どうなった？
全国高校BF選手権個人戦、都大会決勝。
試合が始まったところまでは覚えている。相手は十文字明日香。俺と同じ西奥学園に通う、女子BF部のエースだった。
童顔で、小柄なクセに、俺とほぼ互角の実力を持つ、本当にクソ生意気な女だった。
試合開始のゴングの音が蘇る。
そうだ。試合の初っ端、駆け出した俺は明日香のフェイントに引っかかり、おっぱいタックルを食らって崩れ落ちたんだ。
そして悶絶してる隙にひっくり返されての、追撃のパイズリ。
明日香自慢のDカップ。胸技主体のBF選手としては小さいが、シルクじみた圧倒的な質感を誇る美乳による乳撃。それによって生み出される快感は、あまりにも気持ちが良すぎた。
・・・ちくしょう。試合前から、これだけは食らっちゃいけないって気をつけてたのに。
明日香の必殺技をモロに受けて、俺は無様に泣き叫び、のたうちまわった。
痙攣する身体に喝を入れ、なんとかブレイクを果たしたのは・・・あまりの快感でボロボロにされ、意識が無くなる寸前のことだった。
第二ラウンド、俺は逃げた。
恥も外聞も捨てて、明日香の気持ちよすぎる肌から、柔らかすぎる胸から、良い匂いから、体力を回復させるために逃げて逃げて逃げ回った。
明日香のパイズリの威力は凄まじく、１ラウンドフルに逃げたのに、先走りを垂らす逸物は全く回復なんてしなかった。
そして、第三ラウンドーー。
俺は、とうとう明日香に捕まった。
ヒクつくペニスを生白い手で握られ、乳首を吸われて。俺は身長１５０cmの女に押し倒された。
そして満身創痍の体を見下ろされながらの、屈辱の挿入。
ピストン技は俺の一番の武器だった。今まで戦った女たちも、みんなこの自慢の逸物でねじ伏せてきたんだ。
だが明日香の名器が相手では、たとえ万全の状態でも勝ちきれるとは限らない。
これだけのダメージを受けた後じゃ、勝算なんか皆無に等しかった。
「海斗、どうしたの？一番得意な挿入なのに、またあたしに負けちゃうの？」
挑発的な明日香の声を聞きながら、俺は果てた。
明日香の膣内で、何度も何度も果てた。
ID:.1d8JJ7.0 返信
377 : SF sage 2016/03/15(火) 03:35:20
一方的に何度もヌかれ、心も体も限界寸前。
逆転どころか、第三ラウンドを乗り切るのも絶望的。
締め付けのキツい膣に締め上げられた相棒は、強烈な快感に許しを乞うようにヒクンヒクンと脈打ち続けていた。
・・・でも、きっとそれで吹っ切れたのだろう。
ザラつく膣壁で締め上げられ、吸い付くような胸を押し付けられ、喘ぎ声が止まらない唇を吸われて舌を入れられて。
あまりの快感で朦朧としたまま、俺は明日香を下から思いっきり突き上げた。
何回も、何十回も、何百回も。
イッても腰を止めず、身体の痙攣まで利用して、俺は明日香を突いて突いて突きまくった。
・・・半分失神してたせいか、この辺りからほとんど記憶が無い。
覚えているのは、明日香の言葉責めに少しずつ喘ぎが混じり始めていたような・・・それで、俺はどうなったんだ？
視界がだんだんハッキリしてくる。
眩しい。眩しいのは、天井の照明だ。耳鳴りがする。男子部の応援団が何かを叫んでいる。重い。快感ダメージで身体が重い。オマケに上に何かが乗っているのが重い。
乗って・・・いや、倒れて・・・？
――バッ、と俺は起き上がった。
上に乗っている相手を押しのけて、試合用マットに上半身を起こす。主審、二人の副審。三人の審判が俺を囲んでいる。勝者を示す旗を上げている。色は――白。
「そこまで！」
主審の男が駆け寄り、俺の腕を掴んで持ち上げた。
「十文字明日香選手、試合続行不能！
勝者、西奥学園男子BF部・千堂 海斗！」
勝ち名乗りと同時に沸き立つ応援団を、信じられない思いで俺は見た。
足元を見下ろす。
明日香は完全に失神していた。
〜〜〜〜〜
ID:.1d8JJ7.0 返信
378 : SF sage 2016/03/15(火) 03:35:54
「うおっしゃぁぁぁぁぁああああああああッッッ！！！！」
選手用更衣室。
表彰式でもらった賞状とトロフィーをカバンに突っ込んだ俺は、拳を握りしめて絶叫した。
足はガクガク。頭はクラクラ。でも俺の両手は、強烈すぎる快感の残滓とは別の理由で震えていた。
俺は、勝った。すべての女を打倒し、あの明日香すら撃破し、都内最強の男であることを証明したんだ。
入部したての頃、名器でなすすべもなく俺を搾り殺し、一時は退部すら考えさせた明日香。
死ぬ気で努力して、なんとか五分の戦いが出来るようになった二年頃。自慢の美乳によるパイズリを解禁し、再び絶望的な実力差を見せつけた明日香。
それでも血反吐を吐きながら努力して、今年。俺はやっと、明日香とのスパーでの勝率を五分まで引き上げた。
そして、今日の試合。
この大舞台で、ついに俺はあの明日香を破ったんだ。
「っしゃあッッ！！！！」
決勝戦は最終試合だから、男子選手用更衣室に残っているのは当然俺だけ。
二度目の雄叫びを上げてから、俺は自分の頬を両手で思いっきり引っ叩いた。
――浮かれるな。
喜ぶのはいい。でも、浮かれるのは絶対にダメだ。
都大会は通過点にすぎない。ベスト４以上のヤツは関東大会にも上がってくる。
明日香も、当然上がってくる。
勝って兜の緒を締めよ。俺にとって、本当に苦しい戦いはここからなんだ。
持参した栄養ドリンクを三本飲み干して、俺は来た時よりもかなり重くなったカバンを背負った。
〜〜〜〜〜
ID:.1d8JJ7.0 返信
379 : SF sage 2016/03/15(火) 03:36:49
「あ・・・」
妙ちきりんな声が聞こえたのは、更衣室の扉を開けた時だった。
扉の前にいたヤツと目が合う。
知らない女子だった。
年は、たぶん俺より１、２歳くらい下。柔らかそうな栗色のショートヘアに、小動物を思わせるクリクリ目。大人しそうな顔立ちのクセに、白いワンピースの胸元は凶悪なまでに自己主張していた。
10人中10人が振り向くような、文句無しの美少女である。
だが、俺は思わず眉をひそめそうになった。
何しろここは男子更衣室の真ん前。美少女とはいえ女が来るような場所じゃない。
・・・コイツ、まさか覗きとかじゃねーだろな。
「あの・・・」
俺に痴女容疑をかけられているとも知らず、美少女はコクリと小首を傾げた。
「千堂海斗さん、ですよね？」
「・・・、そだけど？」
俺の着ているジャージには、名前と学校名がモロに入っている。
誤魔化すことはできないし、きっとコイツも確認のために聞いたのだろう。
俺が頷くと、少女は何故か「はぅ〜」と息を飲んだ。
ついで、なぜか大きな目をウルウルとさせ・・・って、なんだこの反応？
首を傾げる俺に、そいつは――
「ふぁ、ふぁふぁ、ファンなんです！
あ、握手してもいいですか！！」
まるで捕食するかのような勢いで、バッと俺の右手を握りこんで来た。
いいですか、っつーかもうしてんじゃねぇか馬鹿野郎！
「あっ・・・！ご、ごごごゴメンナサイ！こ、こんな・・・、そんなつもりじゃなくて、そのあのぅ・・・。
・・・うぅ、ごめんなさい。
その・・・ちょちょ、ちょっと、取り乱しちゃいました。あ、慌ててた、もので・・・」
胸に栄養を取られ、頭に回っていないタイプなのだろうか。
美少女改め天然娘は、おどおどしながらそんなことを言った。
――慌ててただぁ？
男子更衣室の前で何をだよ。
「ぅ・・・そ、それは、その・・・あ、そそ、そうでした！
わたし、女性用更衣室を探してたんです！
でも、ちょっと道に迷ってしまったみたいで・・・」
「女子更衣室？」
選手でもなさそうなうに、どうしてまた・・・と思ったところで、俺は気がついた。
よく見ると、少女は妙に内股で、腰を少し曲げていた。
そしてなにより、甘いシャンプーの匂いに混じる、この官能的な香り。
おいおい、さてはコイツ・・・。
ID:.1d8JJ7.0 返信
380 : SF sage 2016/03/15(火) 03:37:37
「そ、その・・・。さっきの、海斗さんの試合を見てたら、えと、その・・・」
頬を染めてそう続ける。
それで、俺は合点がいった。
都大会決勝レベルにもなれば、試合の熱気も凄まじい。
堪えきれず射精してしまう男がいるのはもちろん、下着が濡れて帰れなくなる女もいるという話も、俺は噂で聞いたことがあった。
・・・ほう。ほうほうほうほう、なるほどなぁ。
まあ、たしかにあんな死闘を見せつけられちゃ、目の前の美少女がこうなっても何の不思議もないというもの。
いやはや。俺の力も、見せるだけで女の子をここまで興奮させるほどになったということか。感慨深いものだ。
しかし・・・。さて、どうしたものか。
もちろん、案内してやることはできる。
でも残念なことに、女子更衣室の場所は建物のちょうど反対側だ。下着グショグショの内股少女を連れて行くには少し遠い。
なにより・・・おそらく女子更衣室には、まだ明日香がいる。
アイツのことだ。今日の試合の結果を受けて、今頃きっと手負いの獣のようになっていることだろう。そこに俺がノコノコ行こうものなら・・・まあ、言わずもがなというやつである。
道だけ教えてサヨウナラをしてもいいのだが、羞恥心で涙目になっている迷子少女を放置して帰ったとあっちゃ、都内最強の男の名が廃る。
と、なると。もう解決策は一つしかねーよな。
「そういうことなら、使えよ」
俺は、男子更衣室の扉を親指で指した。
「？ はい、ありがとうございま・・・って、へ？ ふぇぇ！？」
天然娘の顔が、ゆでダコみたいに真っ赤になった。
・・・そんな驚くことか？
「あのな、そんな格好で歩き回るよかマシだろ？
大丈夫だっての。どうせ、今日ここを使うのは俺が最後だ。
それでも不安だってんなら、入ってからドアに鍵でも掛けちまえ。
着替え終わるまで、俺が扉の前で見張っててやるよ」
「そ、そそ、そんな・・・！
わ、悪いですよっ！」
「俺が面倒くせーっつってんだよ。
人様の厚意はありがたく受け取っとけっつの」
少女は10秒くらい目を左右に泳がせた後、真っ赤な顔をうつむかせて「わ、わかりました・・・」とつぶやいた。
「そんじゃ、さっさと着替えちまえよ。
あんま遅いと、警備員が来て追い出されるかもしれないぜ？」
「お、おどかさないでくださいよ〜っ！
そ、その・・・。それじゃ、お言葉に甘えます・・・」
少女がスーハーと深呼吸し、おずおずと更衣室の中に入っていく。
「も、申し遅れました。
わたし、百瀬奈保っていいます。
千堂さん、本当にありがとうございます」
奈保の姿が扉に隠れ、鍵が回る音が聞こえた。
〜〜〜〜〜
ID:.1d8JJ7.0 返信
381 : SF sage 2016/03/15(火) 03:38:17
「せ、千堂さん！ちょ、ちょちょ、ちょっと入ってきてくださいっ！」
15分くらい経っただろうか。
携帯で『ERECT and FIGHT』の電子版を読んでいた俺は、扉の中から妙に切羽詰まった奈保の声を聞いた。
更衣室のドアノブに手をかける。
いつの間にか鍵は開けられていた。
「どうした？」
ゴキブリでも出たか？なんて呑気に考えながら、俺は更衣室の中に足を踏み入れた。
例のお約束をいちおう警戒したが、幸か不幸かその心配はなかったようだ。
男子更衣室は入ってすぐのところにロッカーが立ち並んでいるが、そこに奈保の姿はなかった。
「しゃ、シャワールームの方です。
お願いします。来てください。
あ・・・入り口、ちゃんと鍵かけてくださいね？」
BFの試合会場だけあって、選手用更衣室には汗と体液を流すためのシャワールームが設けられている。
大方、下着を替えただけじゃ気持ち悪くて一度体を流したくなったのだろう。
奥の方からはシャァシャァという水の破砕音が響き、かすかに石鹸の匂いが漂っていた。
扉に鍵をかけ、俺は更衣室の奥に進んだ。
シャワールームには八つの個室があり、内三つはカーテンが閉まっている。
水音は、その中の一つから聞こえていた。きっと、奈保はあの中だろう。
「なんかあったのか？」
「は、はい・・・。あの、もう少しこっちに来ていただけませんか？」
さすがに近づくのは気が引け、シャワールームの入り口付近で立ち止まっていたのだが、奈保がそう言うのでもう少し近づくことにする。
奈保が使用中らしい個室の前。カーテンが目に入ったが、逆光になっているためかメリハリのあるシルエットは見えなかった。
「どうしたんだよ」
「そ、その・・・」
――はて、と。俺は首を傾げそうになった。
奈保の声が、舌ったらずなほんわかボイスが、どうにも目の前の個室から聞こえているような気がしなかったのだ。
シャワールームのエコーのせいかとも思ったが、それにしたって――。
そう思ったときだった。
「千堂さん！」
後ろからカーテンが開く音が聞こえて、俺は誰かに突き飛ばされた。
「っ！」
とっさのことで対応できず、俺は濡れた床に押し倒された。
試合の後だったこともあって、足腰に踏ん張りが利かなかったのだ。
仰向けに倒れた俺の頬に、シャワーから跳ねた温水が霧吹きのように飛び散った。
「千堂さん！」
腹の上に、奈保が乗っていた。
素っ裸だ。
ほんのりと上気した、ミルク色の肌。潤んだ瞳。桃色の吐息を吐きながら、奈保が俺を見下ろしている。
なんのつもりだ。ふざけるな。そんな声は出なかった。
かわいい。抱きしめたい。この美味そうな体にむしゃぶりつきたい。
さっき十回以上も出したばかりだっていうのに。奈保から匂い立つ女の色気は、俺にそう思わせるのには十二分だったのだ。
「ごめんなさい、千堂さん！お、お願いがあるんです！」
ゴクリと生唾を飲み込む俺に、奈保は唇を噛んで、続けた。
「わたしと、えっち、してください！おねがいします！」
脳の芯が、フッと真っ白になった。
〜〜〜〜〜
ID:.1d8JJ7.0 返信
382 : SF sage 2016/03/15(火) 03:39:08
「ごめんなさい、こんなこと・・・。
いきなり失礼だってことは、わかってるんですけど・・・。
でも、わたし・・・わたし・・・」
熱い息を零す奈保が、俺の右手を下腹部の方に連れていく。
「・・・ダメ、なんです。こんなに、なっちゃって・・・。
ずっと、シャワーで流してたんですけど。
体、熱いの、ぜんぜん、おさまらなくて・・・」
指先に、ヌラついた粘膜の感触が触れた。
温かいぬかるみに沈むように、中指の先が秘裂に飲み込まれる。
「んっ」と、奈保が甘い声を出した。
「お願いします、千堂さん。
わたしのえっちなお汁、止めてください。
こんなこと、図々しいってわかってますけど・・・千堂さんにしか、頼めないんです」
奈保の中は、火傷しそうなくらい熱くトロけていた。
こんな申し出、いくら相手が美少女だからって、冷静だったら躊躇するものなのかもしれない。
だが奈保の醸し出す色香は、そんな躊躇すら吹き飛ばしてしまうほど、俺の体の芯をジクジクと強烈に苛んだ。
女の子なら、BFで数え切れないくらい抱いてきた。
だが、そのほとんどは明日香みたいなドSか肉食ビッチ。
BFという競技の特性上仕方ないことだとは思うのだが、それだけに奈保みたいな内気そうな子が乱れている姿は新鮮だった。
――ああ、そうか。
俺、こういう大人しめの子が好みだったんだな・・・。
「いいのかよ」
不敵な笑みを作って、奈保に聞く。
「俺とヤったら、今度は足腰立たなくて帰れなくなるぜ？」
奈保は、コクンと頷いた。良い度胸してやがる。
まぁ、俺は都内最強の男。たまには欲情したファンにサービスしてやってもバチはあたらないだろう。
俺は上体を起こして、奈保に口付けた。
奈保の唇は柔らかくて、唾液は蜂蜜のように甘かった。
――ズグン。
「・・・？」
股間に、電流が走ったような気がした。
ペニスの芯に、大量の血液が集まってくるのがわかる。
これは――勃起してるのか？
明日香にあれだけ搾り取られたってのに、キスだけで？
・・・おいおい。いくらなんでもがっつきすぎだろ、俺。
丹田に力を込めて、荒くなりそうな息を抑える。
女子選手の性技に耐えるときの、基本的な呼吸法だ。
心身が落ち着くのを待って、俺は奈保の口内に舌をねじ込んだ。
――ズグン。
――ズグンッ！
・・・、試合後だからって、栄養ドリンク三本は飲みすぎたな。
責めれば責めるほど、どこまでも柔らかく包み返し、俺の舌をトロかしていく奈保の舌。
舌が絡むたび、ペニスが際限なく怒張し、ヒクヒクと震え上がるのがわかる。
ヤバいな。明日香にやられたダメージがぶり返して来てるみたいだ。
「・・・ぷはっ、さすがですね」
唇を離し、奈保が無邪気に笑う。
後ろ手に伸ばされた奈保の右手が、赤く腫れあがった俺の先端に触れていた。
「あんな試合のあとなのに、こんなに元気なんて・・・。
絶倫なんですね。千堂さんは、やっぱりすごいです」
「っ、まぁな」
裏返りそうな声を飲み込んで、俺は頷いた。
そう、奈保の言う通り。これは俺が絶倫だからだ。間違ってもコイツに勃たされているんじゃない。
そうに決まってる――。
「千堂さん。わたし、もう我慢できなくなっちゃいました」
奈保が、花弁を俺の顔に近づけてくる。
「お願いします。舐めて、ください。
わたしの一番えっちなところ、千堂さんの舌でいっぱい気持ちよくしてください」
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383 : SF sage 2016/03/15(火) 03:39:57
奈保の下の唇は濡れそぼり、今にも絶頂してしまいそうにヒクヒクと蠢いていた。
まだキスだけだってのに、こんなになっちまうとは・・・。
ま、そりゃそうか。俺は都大会優勝者。
都内最強の男の口技に、素人の女の子が耐えられようはずもない。
あんまり可愛いんで思いの外興奮しちまったが、奈保の方はとっくに限界を通り超していたらしい。
「ったく、ワガママな娘だな。気持ちよすぎて、トンじまってもしらねーぞ？」
さてと。そんじゃ、そろそろ天国を見せてやるとするか。
俺は顔面騎乗の体勢で跨っている奈保の割れ目に、深々と舌先をねじ込んだ。
「ん！？ん〜〜〜〜ッッッ！！！！」
奈保の全身が強張り、背筋が弓のように仰け反った。
どうやら舌を入れただけで軽くイッてしまったらしい。
ちょうどいい。このまま前戯だけで失神させてやろうか。
「あっ・・・ふぁぁ・・・んっ、や・・・千堂、さん・・・っ」
奈保は俺の頭を股間に押し付け、呼吸を乱して甲高い声を上げ続ける。
感じたこともないような快感が全身に走り、もうどうしようもなくなっているのだろう。
すぐに全身を痙攣させ、ガクリと俺の上に仰向けに倒れた。
「はっ・・・はぁっ・・・んっ！！
もう、ダメ、ですぅ・・・。ちょっと、姿勢、変えさせてくださぃ・・・」
快感の残滓でピクピクと震えながら、奈保が途切れ途切れに言う。
気持ちよすぎて、もう顔面騎乗の体勢を保つこともできないらしい。
表情は見えないが、きっと恍惚の表情で目を潤ませていることだろう。もしかしたらヨダレまで垂らしているかもしれない。
奈保はよろよろと体を起こし、今度は上下が逆さまになるように乗り直した。
いわゆるシックスナインの体勢だ。
「千堂さん。
こんどはわたしも、千堂さんのを気持ちよくしてあげますね」
形の良い尻の向こうから、荒い息遣いの奈保の声が聞こえる。
「そ、その・・・。千堂さんに舐められたら、きっと気持ちよすぎて、すぐに舐められなくなっちゃうと思いますけど・・・。
・・・頑張って舐めますから、ちょっとは手加減してくださいね？」
「気にすんなっての。
たっぷり気持ち良くしてやるから、無理しなくていいんだぜ？」
「そんな。わたしばっかりじゃ悪いですよ・・・。
その・・・それじゃ、舐めますね？ん・・・」
逸物の先端に、熱い吐息を感じた。
まあせっかくだし、記念に五分くらいは自由に責めさせてやってもいいだろう。
五分経ったらまた――
チロ…
五分、経ったら――
ちゅぷ……
（っ、なんだ、これ・・・！）
思わず、声が漏れそうになった。
逸物にまとわりつく、気が狂うほど柔らかい奈保の舌。
チンポがアイスみたいに溶かされて、気持ちのいい神経を直接舐められているような快感が走り抜ける。
バカな。嘘だろ、こんな ――
「？ 千堂さん、どうしたんですか？
手加減はしてほしいですけど、ちょっとは舐めてくれてもいいんですよ？」
不満そうな声が聞こえた。
催促するように、奈保の腰が目の前で揺れている。
っ、調子に乗りやがって。俺を誰だと思ってんだ。
待ってろよ。いま洪水みてーになってるソコを・・・
ネト……
「ク、ァァ・・・ッ！！」
ペニスに電撃が走った。
奈保の舌先がカリ首の隙間に入り込んで、クルクルと溝をなぞり始めたのだ。
頭が真っ白になって、奈保の股間に触れた舌がぴくりとも動かせなくなる。
ID:.1d8JJ7.0 返信
384 : SF sage 2016/03/15(火) 03:40:28
「ちゅぷ……れろ……。
あんっ。千堂さん、焦らさないでください〜」
「か、は・・・っ」
奈保の腰が目の前で揺れる。
目の前にある秘裂。奈保の弱点は目の前にある。責めるのはここだ。ここを舐めるだけでいい。なのに――。
舌が、口が、言うことをきかない。快感で痺れて動かせない。
なんだ。なんだよ、これ！
バカな。こんなはずがない。俺は都内最強の男だぞ。
俺がちょっと本気出せば、こんなぽややんとした女のフェラくらい、どうってこと――
ジュプッ――！
「ぐぁああああああ！！！！」
奈保の動きがまた変わった。
今までの焦らして、舐め溶かすような舌の動きとは違う。
ペニスを口いっぱいに頬張ってバキュームする、明らかに俺をイカせるための動きだった。
やばい。これ以上は、本当にやばい。
快感に悶え、思わず首を振ってしまう。
そして ――それが目に入った。
足元の方。シャワー室の入り口。ロッカー室の鏡に、俺のペニスを咥える奈保の顔が映っている。
熟練の娼婦のような技巧で俺を責め立てる奈保の口は、射精するように先走りが垂れる俺の逸物を、一度だけ解放して、
『・・・イッちゃえ♪』
確かに、そう言った。
次の瞬間、ペニスがこれまでで一番深く奈保の口に飲み込まれた。
れろれろと舌が絡みつき、甘い唾液を絡められたペニスが柔らかい口に思いっきり吸いつかれる。
「うわああああああああああああっっっ！！！！」
俺は、成す術もなく絶頂した。
目の前が真っ白になるほどの快感を感じながら、奈保の口内に大量の精液をぶちまけた。
〜〜〜〜〜
ID:.1d8JJ7.0 返信
385 : SF sage 2016/03/15(火) 03:41:03
「・・・ぷはっ。イっちゃいましたね。
千堂さん、気持ち良かったですか？」
「ぁ・・・ぁぁ、ぁ・・・」
「ありゃりゃ、返事もできなくなっちゃいました？
ふふっ、すっごく良かったみたいですね❤」
熱っぽい奈保の声が聞こえる。
なんだ、いまのフェラ。なんだこの威力。ありえねーだろ。
こんな・・・こんな・・・。
「お掃除してあげますね。あむ・・・」
「ぅ・・・ぁ」
奈保が俺のペニスを咥えこむ。
イッたばかりの敏感なペニスを吸われて、腰が童貞のように跳ね上がった。
「はい、終わりです。綺麗になりましたね❤」
チュポンと、音を立ててペニスが解放される。
強烈な快感で痺れた脳みそも、少しは落ち着きを取り戻してきた。
「でも・・・ちょっと幻滅かもです」
その冷静さを取り戻しつつある頭に、奈保の言葉が響いてくる。
「わたし、まだ五分も舐めてないですよ？
なのに、こんなに簡単にイッちゃうなんて・・・。
千堂さん、いくらなんでもちょっと早すぎないですか？」
一言一言、
「あ――わかっちゃいました」
染み込むように――。
「千堂さん、BFの試合じゃないから調子出ないんですね？
ふふっ、かわいいです。
普通のえっち、あんまり経験ないんだ❤」
「――――っ」
――ピシッ、と。
俺の中で、何かにヒビが入る音が聞こえた気がした。
「・・・、お前」
「はいはい、大丈夫です。ちゃんとわかってますよ。
それじゃ、ここからはイカせあいにしましょうか。
それなら千堂さんも乗ってくれますよね？
体位は、このままシックスナインでいいですか？」
「お前・・・」
それが、だんだんと大きくなり――。
「えっと。それじゃ、さっきは先攻譲ってもらいましたから、今度は千堂さんからでいいですよ？
――はい。じゃ、今度はちゃんと気持ち良くしてくださいね？」
「・・・、お前ぇえええっ！」
目の前で揺れる尻を見た瞬間、俺の中で何かが切れた。
舐めやがって。ちょっと手加減してやってたら図に乗りやがって！
このアホ娘、マジで天国と地獄を見なきゃ分からねぇらしいな！
もう手加減なんざしてやらねぇ！
そのヌケた頭からさらにネジ二、三本ぶっ飛ぶくらい攻め立ててやる！
「あんっ❤これ、すご・・・❤」
割れ目に舌をねじ込むと、奈保の体がビクリと跳ねた。
舌先をドリルのように使っての口技。ペッティングの中でもかなりの上級テクだ。鍛え上げられた舌の筋肉がなければ、こうはいかない。
俺が本気でこれを続ければ、明日香でも5分で絶頂する。
「ん・・・れろぉ・・・。ちゅぷ・・・負け、ません、からぁ・・・❤」
たまらないとばかりに、奈保も俺の物を舐めて応戦してきた。
さっきと全く変わらない、強烈な快感が股間から走り抜ける。
気持ちいい――だが、それだけだ。これはセックスじゃなくてBF。一度勝負のスイッチが入っちまえば、このくらいの快感は噛み殺して責められる。
こっちは動けなくなるほど気持ちいいフェラなんて、毎日嫌になるほど食らわされてきてんだよ！
「ん・・・んんっ！？き、気持ち、いいですぅ・・・❤
こ、こん、なぁ・・・❤こんな、えっちな、舌・・・❤
もう❤わたし、も。本気、出しちゃいます、よぉ？」
五分三十秒。
息も絶え絶えの奈保が明らかな強がりを言う。
冗談言え。素人娘が、今まで本気じゃなかったとでも言うつもりか。
このまま責め続けて、何度でも死ぬほどイかせてや――
ID:.1d8JJ7.0 返信
386 : SF sage 2016/03/15(火) 03:42:02
「――っ！」
突然、舌が金縛りにでもあったみたいに動かなくなった。
「ふふっ❤これで本気、です」
いや、動かなくなったんじゃない。
俺が無意識に止めたんだ。
舌を止めていなければ、ペニスから伝わるこの強烈な快感に耐え切れず、俺は今頃無様にも奈保にイかされていただろう。
・・・、そんなバカな。
相手は素人娘だぞ？
まさか、そんな快感が来るわけが――
「あっ！？ ああああああああああああ！！？？」
股間に意識を向けた瞬間、俺は気絶しそうになった。
ペニスが、何かに包まれている。温かい、柔らかい、極上のマシュマロみたいな感触。甘ったるく包み込まれて、気が狂うほどの快感が流し込まれてくる。
これは。これは、まさか――！
「カラダ、ガクガクしてますよぉ？
千堂さん、そんなに気持ちいいんですかぁ？
わ・た・し・の――」
バカか。俺はどうして気がつかなかったんだ。
いや、違う。無意識に考えないようにしていたのかもしれない。
コイツの、奈保の身体に二つくっついている、あまりにも大きな、その――
「お・っ・ぱ・い❤」
「あっ、あっ！あっ！あぁ！？うわあああああああああああっっっ！！」
とんでもない快感だった。
挟まれているだけで気絶しそうなほどの快感が股間の神経を揺さぶり上げ、目の前でバチバチと火花が散る。
イクのを堪えるだけで、いや、イっていないのが不思議なくらいの破壊力。
なんだこれ！ 高校生の乳じゃねぇ！
「すごい声・・・。
千堂さん、そんなに気持ちいいんですかぁ？
ふふ。安心していいですよぉ？
こんなの、まだまだ序の口なんですからぁ。
それじゃ・・・動きますね？」
「や・・・」
乳圧が、グッと上がり始めた。
奈保が両手を胸に添えて、強く寄せ始めたのだろう。
俺はコーチの言葉を思い出していた。
谷間の深さは快感の深さ。パイズリの威力は胸のサイズに比例する。
明日香のDカップ美乳の威力も凄まじかった。実際、俺は耐え切れず、どうしようも無くなってのたうちまわった。
それより数段大きな、奈保の胸は――
「やめ・・・」
「それ、え〜いっ❤」
「ぐわあああああああああああっっっ！！！！」
桁が違った。
包まれているだけでチンポが溶けそうな質感が、三百六十度全方向から快感のパンチを叩き込んでくる。
明日香のパイズリが機関銃なら、奈保のパイズリは一撃必殺の核爆弾だった。
ダメだ。こんなの、ぜったい耐え切れ――
「いっ！？いぐぅぅううううううっっ！！」
「はい、どうぞ❤」
「わかってますよ」とでも言いたげな奈保の声。
三擦り半もズられないうちに、俺はあまりにも呆気なく絶頂した。
――その瞬間、奈保の胸の動きがいきなり速くなった。
「ひっ！？ぎぃいい！？な、なん・・・！？」
「え〜？だって千堂さん、まだまだ出せますよね？
それにぃ・・・ほら❤千堂さんの出したので、せっかくおっぱい動かしやすくなりましたから❤」
「やめ！やめ――うわ！？ うわあああああああああああ！！！！」
射精がまだ終わらないうちに、あっという間に二度目の絶頂が押し寄せてくる。
なんだこれ。なんだこれ！
ありえねえだろこんな威力！
ダメだ、こんなの、もう――！
「ほらほらぁ❤都大会チャンピオンさん、どうしたんですかぁ？
はやく反撃しないと、また素人の女の子にイかされちゃいますよぉ？
――って、もうダメですね。はい、どうぞ❤」
「ぐあああああああああああああああ！！！！」
3度目の絶頂。
反撃なんて、絶対に無理だった。気持ち良すぎて、もう指一本まともに動かせない。
バカな。この俺が、こんなトロそうな女に、
「はい、4回目です❤」
「があああああああああああああああっっ！！！！」
ものすごい波が来た。
慣れるどころか、一回ごとに加速度的に強くなっていく快感。
呼吸もままならず、目端から涙まで溢れ始める。
「あれ？千堂さん、どうしたんですか？そんなにプルプル震えて・・・。
髪の毛でお股がちょっとチクチクするんですけど、もしかしてイヤイヤって首振ってます？」
「グッ！！うぅ・・・！！！」
「あはっ。まさか、そんなわけないですよね？
都大会チャンピオンの千堂さんが、ちょっとおっぱいで挟まれただけで悶え狂っちゃうとか、まさかそんなことあり得ませんよね？
・・・って、５回目出てる。
ごめんなさい❤おっぱい、もうヌルヌルすぎて気がつきませんでした❤」
ID:.1d8JJ7.0 返信
387 : SF sage 2016/03/15(火) 03:42:48
「ひぃ・・・ひぃ・・・！」
意識が朦朧としてきた。
長年の練習で培った経験から、分かる。これは失神の前触れだ。バカな。素人の女の責めで、この俺が・・・。
あまりの屈辱で全身が震える。あまりの快感で悶え、首を振る。そして・・・ふと、それが目に入った。
さっきも奈保の口を映していた、シャワー室の入り口にある鏡。
その中に、あり得ない物を見た気がした。
「・・・、どうしたんですか？」
奈保の声も、今の俺には聞こえなかった。
――なんだ、あれ。
その単純な疑問だけが、快感で焼ける脳みその中で何度も何度も繰り返される。
鏡の中には、奈保の姿が映っていた。
あまりにも巨大な双丘で俺の逸物を完全に包み込み、精液を搾り続ける美少女。
その背中側から、奇妙な物体が伸びているように見えた。
――羽だ。
さっきフェラをされた時には、上半身を少し起こしていたから見えなかったのだろう。だがパイズリをするために体を倒している今、奈保の背後にコウモリのような黒い羽が見え隠れしているのがハッキリとわかった。
あまりの快感で、俺は幻覚でも見はじめているのだろうか。
そう思った瞬間――鏡の中の奈保と、目が合った。
「・・・あ〜あ、見ちゃいましたね」
ゾッとするほど、妖艶な笑みだった。
「お前、いったい――」
「そうですね〜。まあ、説明するより味わった方が早いと思いますけど。
・・・千堂さん。３秒あげますので、とりあえず歯を食いしばった方がいいですよ？」
「・・・、え？」
「２、１、ゼロ❤」
――ドクンッ！
「うわあああああああああああああああああああああっっっ！！！！？？？？」
ゼロのカウントが聞こえた瞬間、恐ろしい絶頂感が全身の神経を貫いた。
まるで全身の毛穴から射精しているかのような、奈保の体に触れている皮膚全てがイッているような、凄まじい快感。
気持ち良すぎて逆に失神すら出来ないほどの刺激が、俺の意識をメチャクチャに引っ掻き回していく。
「どもども。わたし、実はこういう者なんです〜❤」
ガクガクと震えて、赤黒く点滅する視界で、俺は奈保の姿を見ていた。
いつの間にか、奈保の体は鏡の中と完全に同じになっていた。
背中から伸びる一対の羽。尾てい骨の辺りから伸びる、黒いロープのような尻尾。先端はハート形に膨らんでいて、先に小さな穴が開いている。
その姿は、まるで――
「あ、あぐ、あぐ・・・」
「あはっ。千堂さん、なに言ってるのかわかりませんよぉ。ハッキリいってください❤」
「ぎ！？ひぎぃ・・・！！」
「って、無理に決まってますよねぇ。わたしたちの体、力を抑えなきゃ、現世の男なんて触ってるだけでイキまくっちゃうんですから。
しかもおっぱいに挟んであげてるんですから・・・千堂さん、もしかして死んじゃうんじゃないですか？」
「ぎゃあああああああああああああっっっ！！！！」
ID:.1d8JJ7.0 返信
388 : SF sage 2016/03/15(火) 03:43:53
奈保の言葉で股間を意識してしまう。
触れているだけで射精と同じくらい気持ちいい、奈保の体。
その一番柔らかい部分が、俺の一番気持ちいい部分を挟み込んでいるのだ。
脳が処理しきれないほどの快感の波が、延々と俺のペニスに流し込まれ続ける。
「あは❤気持ち良いですかぁ？気持ち良いですよねぇ？狂っちゃいそうですよねぇ？」
気持ちいい。ダメだ、気持ちいい。
奈保の声が、匂いが、柔らかい身体が気持ちいい。チンポを犯すおっぱいが気持ちいい。胸に乗ってる尻が、擦れる乳首が、奈保の身体全部が気持ちいい。
気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。
気、持、ち、い、い・・・・・・！！！！
「あへ・・・あ・・・あぁぁぁあぁぁぁぁ・・・・・！！！！」
チンポの先から、小便のように精液が漏れ始めた。
ドボドボ、ドボドボ。止まらない。
しかも、快感は普段の射精の数十倍だ。それが一瞬も途切れることなく脳みそに流れ込んでくるのだから、堪らなかった。ダメだ、死ぬ。気持ち良すぎて死ぬ！死ぬぅ！！
「ありゃりゃ。おちんちん、とうとう気持ち良すぎて壊れちゃいましたね。
ふふっ、良かったですね。千堂さん、もう死ぬまでずっとイキっぱなしですよ？
その気持ちいいのが、死ぬまでずーっと続くんです。
幸せですね。わたしとえっちできて良かったですね。うふっ❤」
「あ・・・あぁぁ、ぁ〜・・・」
気持ち良すぎて、奈保がもう何をいっているのかもわからない。
ただ、怖い。気持ち良すぎて怖い。その恐怖すら、一瞬あとには強烈な快感に塗りつぶされて消えていく。
ダメだ、これ、俺はもう、・・・
ID:.1d8JJ7.0 返信
389 : SF sage 2016/03/15(火) 03:44:40
「そこまでよ、淫魔っ！！」
視界すらボヤけてきた頃、俺は誰かの声を聞いた。
「あんっ、いいところだったのにぃ・・・」
身体に乗っていた重みが消える。
俺に乗っていた奈保が、誰かに突き飛ばされて床に転がったのだ。
目は霞んでいたが、不満げな瞳がこっちを見ているのを感じた。
「・・・千堂さん、最低です。ちゃんと鍵かけなかったんですかぁ？」
「ソイツの名誉のために言うけど、鍵はかかってたわ。
おかげでブチ破るのに手間ぁかかったわよ」
聞き覚えのある声。朦朧とした意識で、俺は声のした方を見た。
思わず、目を疑った。
淡雪を思わせる、真っ白な装い。
巫女装束にも見えるが、脇や胸元、足元の布地は明らかに少なく、妙に露出度の高いエロティックな和服。
そんな妙なコスプレ衣装を着ている、十文字明日香の姿がそこにあった。
「その格好、退魔士さんですよね。
あ〜あ、残念です。
見つかっちゃったってことは、今日はここでゲームオーバーなんですね。
・・・帰りますか」
「逃がすかっ！アンタはここでしっかり消してあげるわっ！」
「？？？ ・・・へー。あなた、わたしと戦う気なんですかぁ？
あはっ、カワイイなぁ❤
まあ、そっちがその気なら仕方ないですけど・・・でもそんなことしてる間に、きっとその人死んじゃいますよ？」
明日香が、ぐっと口を引き結んだのがわかった。
奈保はクスリと笑って、悪魔の羽でふわりと空中に飛び上がる。
「物分かりが良い退魔師さんで良かったです。
それじゃ、さようなら。
ふふっ♪ 千堂さん、美味しかったですよ？
ごちそうさま❤」
ペロリと舌を出した瞬間、奈保の姿がグニャリと歪み、スーッと透き通るように虚空に消えていった。
俺はシャワー室の床に倒れたまま、一連の光景をただ呆然と見ていた。
そして――不意に、心臓が爆発しそうな勢いで脈打ち始めたのを感じた。
「あっ・・・あひっ・・・あっ・・・あぁ・・・ああああああああああああああ！！！！」
奈保がいなくなっても、パイズリで壊されてしまったペニスは射精が止まらない。
強烈な快感で、神経がプチプチと切れ始めているような感覚。
明日香が俺に駆け寄ってくる。
「やばっ、完全にショック死しかけてる・・・！」
よっぽど酷い状態なのだろう。
明日香は吐き気を堪えるように、ギュッと唇を噛み締めていた。
自分でも分かる。こんなの、明らかに男の限界を超えた絶頂だ。
やっぱり、俺はもう助からないのかもしれない。
「・・・ごめん、海斗。恨んでくれていいから」
明日香は懐から小瓶のような物を取り出すと、蓋を開けて中身を口に含んだ。
明日香の顔。見慣れた童顔。潤んだ瞳が、ゆっくりと俺の顔に近づいてくる。
・・・まあ。コイツに看取られて逝くってのも、悪か無いか・・・。
そう思って、目を閉じようとした時。
チュッ、と。唇に、柔らかい感触を覚えた。
「ん・・・」
口の中に、冷たい液体が流れ込んでくる。
唇を割って入ってくる、柔らかい舌。
ミントのような、爽やかな芳香が鼻に抜けていく。
「ごめん、海斗。あんたのことは、あたしが――」
申し訳なさそうな明日香の声を聞きながら、俺の意識はそこで途切れた。
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