はじめに

このSSはカオスでキャラ崩壊(に感じる可能性も多々あるかと思います)
「イメージと違う」と感じたら回れ右してください。

chapter1 強敵切迫!暴走モンスターの逆襲!?

ここはホープ湾、マット邸。
「やっぱ原○面白いな!」
冒険の合間にモンスター狩りで稼いだ大金を利用して家を買い戻したマットは、ゲーム機で○神をやっていた。
すると、ドアをぶち破って何かが乱入してきた!
それは…紫に輝く


水玉スライムだった。
「…邪魔すんな!」
マットは剣を振り抜き、水玉スライムに斬りかかった。
しかし…
カキン!という音がするかのごとくマットの剣は跳ね除けられた。
「…は!?ならコイツで…!」
マットは光の力を集中させ、光の刃を作り出して水玉スライムにお見舞いした!
…全然効かなかった。
「…なんなんだよコイツ!」
マットはゲーム機をスリープ状態にして棚にしまい、水玉スライムを掴むと家の外に放り投げた!
「覚悟しやがれ!」
マットは素早く突きと切りの連続攻撃を叩き込んだ!
水玉スライムは多少ダメージを受けたが、それでもひるまず不気味な紫の水を勢いよく吐き出した!
「ぐぉっ!?」
マットは思いっきり橋へと倒れ込んでしまった。
(なんだよこの水玉スライム…突然変異か!?)
「…いい加減にしろ!」
マットは剣を思い切り振り抜いた!
水玉スライムは弾けとんだ!
「…なんだったんだコイツは…?まさかランスがバイオテクノロジーだったかで改造したのか?」
マットは大急ぎで部屋に戻ると、ランスに電話した。
「オイランス!紫色の水玉スライム送りつけたのお前か!?」
「そんなん送ってないしむしろこっちが紫色のモンスターについて知りたいぐらいだ!」
「…え?そっちにも沸いてるのか?」
「ああ、さっきサンダードッグが紫に光り輝いて俺のオフィスで暴れまわってたんだ。銃が全然効かないから対処に苦労したぞ…」
「マジか!どうやってやったんだ?」
「ヴァルキリーをぶつけてやった」
「…あー。アレか。」
「グリーンウッドにも湧いてたが、アンナが召喚したマンモスでボコボコにして倒したらしいな…ちょうどこの現象について今、鉄の要塞で研究しているところだ なんらかの物質により変異したみたいだが…」
「その物質って…?」
「「見ているだけで不快になる輝きを放つ結晶」だ。なんでこんなものが発生したのかは分からないが、対策を研究している。
人に広まったらとんでもない事件になりかねないからな…」
「なるほど…」
「進捗があったらこっちも報告する。じゃあな」
「ああ、そっちも元気でな!」
彼らはそう言うと、通話を切った。
「…変な物質…か。そういや、モノリスが活動停止してからしばらく立つなあ…モノリスの残滓?…いや、ないか。」
突如出現した謎の物質。その魔の手が初めに襲ったのは、EBF5の世界だった。

chapter2 ロボット襲撃!?侵され(かけ)るアビドス!

「ふぅ…撃退完了だね〜」
ショットガンを振り回しながら、桜色の髪の少女…ホシノはそう言った。
「カイテンジャー…目的はなんなんだろうね」
「目的は置いといても、正義のためと言いながら人に迷惑かけるなんて最ッ悪よ!」
「どうせなら、もっと真っ当に活躍して欲しいものですね★」
ホシノに続けて、銀髪で獣耳の生えた少女…シロコ、黒髪で獣耳の生えた少女…セリカ、大柄な亜麻色の髪の少女…ノノミはそう言った。

「皆さん!謎のロボットがアビドスのD地区に出没しました!」
突如、ホシノ達の通信機に通信が入った。
その通信機を通して、アヤネが語りかけてきた。
「え?」
「ホンット次から次へと…」
「またカイザーの下っ端?それともデカグラマトン?」
「いえ…どちらでもありません!画像を見る限りデカグラマトンタイプのようですが、紫に光輝いています!」
「…!」
途端に、ホシノの目がハヤブサのように鋭くなった。
「まさか…あの空が赤くなった時の…」
「それとは違いますが…」
「どっちにしろ、危険なのは変わりないね…」
「あっちにリアカー付きの自転車止めてあったわよね…シロコ先輩、任せられる?」
「ん、あの程度距離なら余裕。」
「それじゃ、被害が大きくなる前に向かいましょう!」

ホシノ達は、くだんのロボットの出た地区へと向かった。
「…」
ロボットは、シロコ達を見かけると同時に発砲してきた。
「盾だよ!集まって!」
ホシノは盾を構え、その銃撃を防いだ。
「ぐっ…」
しかし、ヘビーな一撃により、ホシノは後退する。
「受けてみなさい!」
セリカはロボットの胴体めがけ、弾丸をぶち込んだ。
しかし…
「嘘!?」
銃弾は跳ね返され、地面にこぼれ落ちた。
「これならどうでしょう!?」
ノノミは相手の胴体めがけ、ガトリングを発砲した。
しかし、すべて跳ね返されてしまった。
「へぇ〜?これならどうかなッ!」
ホシノは盾を構えながら突撃し、ロボットを突き飛ばした。
多少は怯んだが、それでもロボットは電気を帯びたパンチでホシノをぶん殴った。
「うわっ!?」
(ホシノ先輩!下がって!)
「!」
シロコのハンドサインにより攻撃を察知したホシノは、後ろに飛び退いた。
シロコはロボットの足元めがけてグレネードを叩き込んだ!
「!?!?!?」
ロボットは爆風の直撃を食らったが、シロコのいる方向にやたらめったらに銃を乱射した!
「…!」
シロコは腕で銃撃をガードする*1。思い切り倒れるも、グレネードを取り出してノノミに渡した。
「…行きます!」
ノノミは全力でグレネードをぶん投げた!
ロボットはそれを見るとダッシュで着弾点から離れようとしたが…
「逃がさないよ?」
ホシノがいざという時に備えて持っておいた鉄パイプでぶん殴られ、地面に崩れ落ちた。
しかし、着弾する前に体制を立て直すとすぐに着弾点から離れ…
「させないわよ!」
ようとしたが、セリカが手榴弾を撃ち、手榴弾が炸裂。
ロボットは大きく体勢を崩した。
ロボットはよろけながらも、ライフルを撃とうとしたが…
「とどめ!」
なんとか体勢を立て直したシロコのかかと落としで胴体を蹴られ、そのまま倒れ伏した。
そのロボットの体から、なんらかの不気味な石がこぼれ落ちた。

「みなさん、お疲れ様でした!」
「うへ〜…なかなかの強敵だったね…あのオートマタまるでゴリアテみたいに強かったよ〜…」

「…なにかしら?この石」
「持って帰って調べたほうがよさそうですね〜」
「先生にも今度聞いてみよう」

この謎の石の脅威は、まだ始まったばかり…なのだろうか?

chapter3「追跡!そして集結へ…」


――キヴォトス シャーレのオフィス

「ん。先生、何かわかった?」
"うん。"
モニター越しに、誰か…「シャーレの先生」の声が響く。
"この石はどうやら「狂竜物質」…投与した生物を凶暴化させる物質なんだ。"
"なにかのタマゴらしいものも含まれてるから、たぶんこれを利用して繁殖する生物がいるんじゃないかな…"
「それにこの結晶に残留していた成分には、ドンドクドンダZという薬の成分もあったのだ!」
先生のモニターに、ネズミの耳のついた少女…「薬子サヤ」が映る。
「これもまた投与したものを凶暴化させる薬…つまり、ロボットにも狂竜物質を適用させるためにこれを噛ませて作用可能にして、効果を増大させていた…というわけなのだ!」

「けど、それってキヴォトスでは聞いたことがない物質だね…」
「全く別の世界の物体みたいだったから特定に苦労したのだ…」
「うへー…私が情報提供しなかったら今頃迷宮入りだったねー…」

「…それで、犯人は掴めてる?」
シャーレで先生の手伝いをしていたスーツを着た青髪の少女…早瀬ユウカがそう言う。
"それが…全然…"

[それについては私が話そう]

「「「「"!?"」」」」

突如、通信に誰かが割り込んでくる。
それは変な仮面をかぶった軍服の謎の男性だった。

[私はヤベーデス子爵。あまねく世界に混乱をもたらしし者。「あまねくカオスの始発点」の一角だ]

「…黒服の仲間?」

「…ふざけてるの?」

[いたって本気だ。それにあの変なコスプレ集団と一緒にしてもらっては困る。]
[私の目的はただ一つ。データ収集だ。]
[キヴォトスという銃の世界に銃撃無効のモンスターを投入したらどうなるか…]
[もっとも、そこの狼娘たちの手で倒されたがね。]

「はた迷惑ね…」
[ははは。お褒めに預かり恐縮だ。私を止めたいか?]
"うん。あなたみたいな迷惑な人は止めなきゃいけない"
[はははははは。残念ながら不可能だ。私はこの世界にいないからな…では、次の実験を心待ちにしているがいい]
[次の実験は我が本拠地で作り出した新兵器のデモンストレーションだ。]
[止めたいならば私の本拠地へ来ることだ。早くしないと間に合わんぞ? もっとも、私の世界に来ることは不可能だろうがな]
そう言うと、通信が遮断された。
「…なんなのよアイツ。いたずら電話?」
"(まるでデカグラマトンみたいだった…)"
「けど、「次の実験」と言ってた。もしかしたら今度はもっと危険な生物を投下してくるかも。」
「なんとかして阻止しないと酷いことになりそうだね…」
「あとでヒマリ先輩に頼んで逆探知をかけてもらうわ。」
"ありがとう。"

――EBF世界 鉄の要塞(ランスのオフィス)

「おーいランス!あの破片についてわかったって本当か?」

「ああ、アレは「狂竜物質」…生物に投与すると凶暴化する未知の物質だ。本来ならあのまま投与された生物が死滅し、何らかの生物が誕生するはずのものだったんだが…ドンドクドンダZという薬との反応により擬似的に極限状態と化し、克服することで暴走状態のまま生命活動を行っていたようだ。」
「マジかよ…」
すると、緑髪の少女―「アンナ」が
「アカン生物が誕生せんだけマシやろうけど、それでもあんな凶悪な生物がいると安心して夜も眠れへんな…」
と言った。
「あんな危険そうな物体で凶暴化させられるなんて…可愛そうね」
オレンジの髪の女性…ナタリーはそう呟いた。
「けど、その結晶もその薬もここらへんでは見たことがないな…もしかして別世界から?」
「ああ、全く別の世界から持ち込まれたものだ。…犯人が全く見つからないが…」
[それについては私が話そう]
(以下略)

「なんやねんあのヤベーデス子爵(英語:Viscount Extreme)とかいうバカは!」
「…逆探知をかけてみるか…頼むぞ研究班!」
「了解しました!」

「逆探知が完了しました!」
「よし!準備が出来次第出撃する!…マット…報酬は出すが、ついてくるか?」
「あたぼうよ!」

「あれ?私(ウチ)は?」
「にゃ!?」
「ナタリーとアシナシは少し打たれ弱いからな…アンナは魔法が使えるとはいえ、メインウエポンが弓な都合上除かせてもらった…俺は一応解析目的で行く。その気になればハイパービームを始めとした魔法が使えるからな」
「「なるほど…」」

「ランスさま!通信が入っています!危険な信号ではないようですが…」
「なに?とりあえず繋げろ。」

[初めまして。私はserge(仮名)。]
ランスが通信をつなぐと、画面には緑色の雷マークが表示された。
「…誰だ?というか、明らかに信号がここともさっきのバカとも違うが…」
[うーん、ヤベーデス子爵がモンスターを送り込んだ場所を特定してそこらへんのブログを読み、被害にあってそうな企業に連絡したんだけど…]
「なるほどな…だが、お前がヤベーデス子爵の仲間な可能性を考慮すると、あまり情報を渡すわけにはいかない。」
[証明しづらいけど、少なくともヤベーデス子爵の仲間じゃないよ。]
「…わかった。ただし、あまり重要な情報は渡さんぞ」
(通話)
「なるほど、そっちは異世界…ヤベーデス子爵はここ以外の世界にも手を伸ばしていたのか…」
[うん。それでこっち側に協力…まではいかないけど、少なくともこっち側に敵意はないってことを伝えときたくて…]
マットたちはシロコたちのデータを受け取った。
「…わかった。利害が一致すれば協力してやろう」
[ありがとう。]

――キヴォトス シャーレのオフィス
"…で、相手の侵略を阻止するチームだけど…"
"少なくとも前線で戦える人とハッキング担当が欲しいところだね…"

「ん。私が行く。」
先生が悩んでいると、シロコが名乗り出た。
「前線での戦闘に慣れてて、尚且つスタミナも高い。この作戦には私が適任だと思う。」
"けど、ハッキングは…うーん…"
"(ハレ…は登山が出来るだけのスタミナはあるけどシロコと比べたら打たれ弱いし…)"
"(ヒマリ…は少し厳しいか…)"
"(前線でバリバリに戦うハッカー…マキ?)"
"(うーん…)"
「アリスが行きます!」
すると、白衣のようなコートを着た空色の瞳の少女…
天童アリスが名乗り出た。
「え?アリスちゃん!相手はとてつもなく危険なのよ!?」
「…はい。分かっています。…ですが。」
アリスは力を入れて、こう言った。
「ケイの残してくれた、この「アトラ・ハシースの箱舟」…「アトラ・ハシースのスーパーノヴァ」は時空をも越えられるはずです。これを今のところ満足に扱えるのはアリスしかいません。
それに、これがあれば、相手側の領域へのワープホールを開けることもできるはずです。さっき、コレを利用して逆探知をかけつつ別世界へと通信も出来ました。
お願いです!アリスに任せてください!」

「…そうね。アリスがそこまで言うなら、私も止めないわ。
ただ一つ。危なくなったら直ちに引くこと。いいわね?」
「はい!」


「シロコさん!アリスちゃん!新武器が完成しましたよ!」
そう言いながら特徴的なメガネの少女…豊見コトリはシロコとアリスに伸縮警杖のような武器を渡した。
「これは…」
「警棒?」
「伸縮式の特殊警杖です!相手側に銃が効かない場合に備えて開発した警杖で歯が付いていない分メンテナンス性は高く、また銃撃(略)」
そして、コトリはアリスにレールガンも渡した。
なんでも、AMASの残骸などから製造した光の剣:スーパーノヴァのスペアらしい。

"キヴォトスの外に行くことになるみたいだね…無理はしないでね。"

「わかった。」
「危険と判断したら即座に撤退します!」
"グッドラック!"

――ミレニアム 特殊実験場

そこでは、白石ウタハ、猫塚ヒビキ、そしてコトリとアリスがワームホール発生装置をセットしていた。
「アリスちゃんの力と解析したデータからキヴォトス外へのゲートを構築するよ」
「ドローンでの実験などで安全はチェックしております!」
「いざとなったら帰還できるようにしてあるし、ウイルスなどの流入を抑えるべく隔離エリアに設置しておいた。危なくなったらすぐ帰ってくるんだ。」

「ん、了解。」
「アリス、出撃します!…光よ!」

アリスがアトラ・ハシースのスーパーノヴァから放った光が装置に命中すると銀河のような光の渦となった。

アリスはスーパーノヴァをスペアに持ち変えると、そのままシロコと共に光の渦に飛び込んだ。

同時刻、EBFの世界

「転送装置セット完了しました!」
「よし、行くぞマット!」
「あたぼうよ!」

ランスはマットと共に、ワープゲートへと飛び込んだ。
続きは気が向いたら 更新される可能性は控えめなので期待しないでください

「混線ブレイブ!?チームと化した二人」

[ほう、二人ずつで乗り込んできたか]
[ならば、これで相手してやろう]

ヤベーデス伯爵はそう呟くと、なにかのボタンを押した。

EBF組編

「とうちゃー
「…
マットとランスは、テレポートで真っ赤に染まった空の中に座する機械の城についたが、座標の都合上地面から少し離れた空中に。

しかし、到着と同時に

大量にいたスライムとロボットのアワ+ミサイルの歓迎を受けた。
「冗談だろ!?」
「クソッ!」
二人は防御してダメージを減らすも、吹っ飛ばされて離れ離れになってしまった。

( ( 合流は突入後だな ) )

「邪魔、すんじゃねえ!」
マットは武器を振り回し、スライムを吹き飛ばしながら城へと突入した。
「喰らえ!」
ランスはハイパービームを発射し、大量のロボットを吹き飛ばして進路を確保しながら城へと突入した。



ランス&アリス編


「ここがロボットの生産プラントか」
ランスは進んでいくと、ロボットの生産プラントにたどり着いた。
「あなたがランスさんですね?」
ふとランスが声の方向に目を向けると…
アリスがいた。
「…お前があの世界の住民か」
「はい。アリスと申します」
「…くれぐれも足を引っ張るなよ?」
「大丈夫です!アリスは勇者ですから!」
「…その肩書きに見合った強さがあるならいいんだがな…」

――ロボット生産プラント コア部分
「ここがコア部分か」
「ここを止めてしまえばロボットは打ち止めになるはずです!」

「…だが、そうも言ってられないみたいだぞ?」
「!?」
ロボットの生産プラントのコアの前には分厚いシャッターが下ろされており、その前にはデカグラマトン:ケテルがいた。
ケテルはアリスとランスを見る矢先
「データベース検索…対象名「アリス(Aris)」「ランス(Lance)」…種族/所業/肩書きを検索…合致率45%…危険!双方バグ反応検知 神殺因子検知 双方の接触により計画が乱れる可能性を検知 合致率66.666666%に上昇 これ以上の接触を抑えるべく鏖殺プロトコルを起動します」
と0.00000000001秒以内に言い終えると、空から降ってきた薬液入りシリンダーの中身を吸収し、射出されたチップが期待へと吸い込まれた。
たちまち、ケテルの体は黒紫色に染まり、type:Eとtype:Vが融合したような歪な姿に変わった。
「センメツセンメツセンメツセンメツ…」
ケテルはいきなりランスに向けて大砲からプラズマ弾を射出した!
「っ…!」
ランスはアリスを庇うようにバリアを展開して攻撃をブロックする。完全には防げず、ある程度はダメージを受けてしまった。
「こちらから行きます!光…!」
アリスが飛び出すと、突如ケテルがミサイルを発射してくる。
「させるか!」
ランスはガンブレードを背中から引き抜くと、相手のミサイル目掛けて射撃をお見舞いした。
ミサイルは空中で爆発し、アリスには全く当たらない。
「…よ!」
アリスはケテルめがけ、ビームを発射した。
「!?」
見事に砲身に命中し、ケテルの砲身がオーバーヒートして使い物にならなくなった。
「ハイジョハイジョハイジョハイジョ…」
しかし、ケテルは再びミサイルを発射してきた。
「!」
ランスはガンブレードを振り上げ、ミサイルを切り払う。
すると、たちまち地面から衝撃波が飛び出してケテルにもダメージが行った。
「ワザメイケンサク ラフディバイド…セッショクニヨリセンザイノウリョクノゾウキョウヲカクニン ガッチリツジョウショウ センメツセンメツセンメツセンメツ」
ケテルはそう言うと、ガトリング砲を回転させ始めた。
「!」
アリスはチャージが完了した光の剣を地面に打ち込み、衝撃波でランスとともにジャンプしてガトリングを躱す。
「無茶苦茶するな…」
ランスはそう言いながら、相手をシャドウブラスターで狙う。
「貫…」
そう言い終わる前に、ケテルはミサイルをぶっぱなした。
それは爆発し、ランスとアリスを撃ち落とした。

「何ッ!?」
「機体に異常発生…」
ランスとアリスは撃ち落とされ、衝撃でうまくカラダを動かせなくなった。
「ハイジョハイジョハイジョハイジョ…」
ケテルのガトリングが回転する…!
「…!」
ランスは最後の力を振り絞り、ミサイルと回復薬ボタンを押した。

その矢先、大量の弾丸がランスとアリスを貫いた。

「…損傷36%…危険です…!」
「この腐れ…野郎が…」
「セイメイハンノウケンチ マッサツセヨ」
ケテルの砲身がランスとアリスに向けられ、そこからエネルギー弾が放たれ…
ると思った矢先、空からミサイルと回復薬が降り注いだ。
「ソンショウ50%チョウカ!ジバクプロトコルジュンビカイシ!」
ケテルの砲身は軽くひしゃげ、使い物にならなくなってしまった。
「間に合ったか…」
「回復完了です!」
二人は降り注いだ回復薬のお陰で立ち直り、再び武器を構えた。
「マッサツマッサツマッサツマッサツ…」
再びケテルのガトリングが回りだす…!
次の瞬間、無数の弾丸が辺りを飛び交った!
「これでどうだ!」
ランスは銃から黒いエネルギー弾を放ち、弾丸をブロックした!
「光よ!」
アリスは再びレールガンからビームを放つ!
「ハカイハカイハカイハカイハカイハカイハカイハカイ…」
ケテルはビームを防ぐべくミサイルを放ち、爆風によりビームを防いだ…
矢先!
突如空から黄色のビームが落ち、ケテルを貫いた。
「さっきのエネルギー弾とビームはオトリだ。」
「ガガガガガガカ…ジバクカウントダウン…」
「させるか!」「させません!」
「貫け!」「光よ!」
二人が武器をケテルに向けると、アリスの銃からは眩い白の奔流が、ランスの銃からは澱んだ黒の奔流が放たれた!
「…ショク…ハカイコウセン…ケン…」
ケテルは爆発して、そのまま動かなくなった。

「クリア。このままプラントを乗っ取るぞ」
「なるほど、装備の更新ですね!」
ランスはそう言うと、ハンドデバイスをコンピューターに差し込みプログラムを書き換え始めた。
しばらくすると…

プラントから赤と黒に塗られたブルアカのオートマタが出て来て、ランスの近くに寄ってきた。
「よし、良好だ。次は…」
ランスはプラントに信号を送った。すると、大砲のついた赤黒いバギーが飛び出してきた。
「完成だ。名づけて「ヴァルキリー・ウルド!」1品モノだから大事に使わなくてはな…」
「パンパカパーン!アリスたちはバギーを手に入れました!」
ランスはウルド号に飛び乗ると、そのままエンジンを駆動させそのまま駆け出した。

ギミック合流の中央室

ウルド号で駆け回るランスたちの前に、パワーローダー…ゴリアテが現れた。
「人型か…四つん這いにして腕に大口径ホイールでもつけておくのがお似合いだな」
ランスはそう言うと、砲撃ボタンを押す。
砲身から砲弾が発射されて、ゴリアテは吹っ飛ばされていった。
「火力抜群ですね!」
(これ以上はネタ切れ)

「ギミック仕掛けの治療術/支配人」「異質物/ファイナル・ゲーム」「クロスオーバーの夢」は気が向いたら書くかもです。

タグ

コメントをかく


利用規約をご確認のうえご記入下さい

どなたでも編集できます