中世ヨーロッパ*1で使用された長え剣のこと。

ロングソードは、どのような文脈で使われるかによって意味が変わるややこしい単語である。


歩兵が使う短い剣である、ショートソードに対して長いという意味で使われることもあれば、従来の剣(ショートソード除く)よりも長大化したモノを指す場合もあり、めんどくさい。

歩兵が使うから短い剣ショートソード、騎兵が使うから長い剣ロングソードという分類がなされることも多いが、これは後世の人間が、古代ローマ軍の装備を基準に中世の剣にも当てはめたものであり、騎兵用の剣ということでホースマンズソードという別名が当てはめられることもある。

しかし、中世の時点ではこのような区分は存在しなかったと言われ、ショートソードは貧乏人が使う長いナイフ、ロングソードはただ単に「」と呼ばれていたらしい。

- 現代では、かつてはロングソードと呼ばれていた片手剣にはアーミングソードという便宜的な名前をつけ、少し大きくして両手でも使えるようにした剣をロングソードと定義していることも多く、書籍ごとに名称や定義の混乱が見られる。

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