銃や大砲の遠いご先祖様にあたる兵器で、今から900年近く前に中国大陸で初めて使用されたらしいゾ。

形状は様々だが、基本的な構造としては、中の節をくりぬいて、筒状の容器にした太い竹に火薬と破片を詰め、棒にくくりつけたもの。

使い方としては、後の大砲のように火薬に点火することで、破片を発射して敵を殺傷した。しかし、どちらかと言えば、相手を倒すための道具というよりも、巨大クラッカーのごとく火薬の破裂音で驚かせるための兵器だったらしく、火薬の調合が今と比べていい加減だったので、敵に有効打を与えるほどの威力はなかったといわれているゾ。



中国では「槍」という字は、日本でいう銃を表したが、その由来は火槍が起源だったといわれている。

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