ラブライブ!派生キャラ チュン(・8・)チュンのまとめwikiです。

 今日も、糞鳥の腹に拳をお見舞いする。一発ではない。何発も、何発も。 
 俺が反応のなくなった糞鳥を殴り終えると、木の陰から別の糞鳥が顔を出してきた。

糞鳥「チュンチュンハシッテユチュン♪ミンヤガチュンチュンヲイジエユノハ、ガッコウヤカイシャデイヤナコトガアッタカヤチュン?」

 俺は毎日のように学校の帰り道、チュンチュンという糞鳥が住まう森「ワンヤーゾーン」を訪れる。
 友人は少ないが、別に厭なことは何一つない。陰でどんな風に謗られていようとも、そんなものは気にしなければいい。なかったことにしてしまえばいいのだから。
 どうもこいつは俺が鬱憤を晴らしに来ていると思い込んでいるらしい。さすがは糞鳥、勘違いの能力だけはそこらの人より優れているようだ。

俺「なんか言ったか?糞鳥」

 そいつの方を向いて、一言言ってやった。すると糞鳥は「ピィィィィィィィィ!!!」という耳障りな喚き声を上げる。

糞鳥「チュンチュンハチュンチュンチュン!!クソトイナンカジャナイチュン!!チュンチュンッテイウイッパナオナマエガアユチュン!!!」

俺「なーにがお名前だ。腹が立つなら俺を倒してみろよ」

 見え見えの挑発だ。だが糞鳥にはこれでも効果は抜群だ。

糞鳥「ピィィィィィィィィィィ!!!!オコッタチュン!!!オトモチュンヲチュエテクユカヤ、ソコカヤウゴカズニマッテヨチュン!!!」

 そう言い残して糞鳥は森の中へと消えていった。奴の言葉は拙いからちゃんと聞き取ることはできないのだが、恐らく仲間を連れてくるといったところだろう。


俺「(おせぇな・・・。仲間を呼ぶ途中で転んで死んじまったか?)」

 30分ほど待ったが、それでも奴は戻ってこない。自分から待っていろと言っておいてこれはないだろう。そんな風に思いながら、糞鳥が消えていった森の方へ進んでみた。

 すると、ちょうど糞鳥が仲間を連れて戻ってきた。

糞鳥「チュンチュンハウゴクナッテイッタチュン!チュンチュンノイウコトヲキカナカッタオマエニハオシオキチュン!」

俺「おいおい、お前が勝手にどっか行ってなかなか戻ってこなかっただけじゃないか。俺はお前がどこに行ったのか、親切にも探しに行こうとしたんだぞ。まあお仕置きとやらをやれるもんならやってみるんだな」

 もう一度、わかりやすい挑発をする。

糞鳥「モウオコッタチュン!ゲキオコチュンチュンマユチュン!!」

 「げき怒ぷんぷん丸」のことだろうか?思わず笑ってしまった。

糞鳥「ナニワヤッテユチュン!ナマイキナヤチュチュン!カクゴシュユチュン!!」

 そう言って糞鳥は「オトモチュン(笑)」とともに、一直線にこちらに駆けてきた。やっぱりこいつらは馬鹿だ。

糞鳥「クヤウチューーーーーーーン!!!!」

 糞鳥の大群が体当たりをかましてきた。だが痛くもかゆくもない。奴らは自分の身体を覆う脂肪がクッションになっているとは気付かない。

俺「なっさけないねぇ。何ともないぞ」

 そう言ってやると、糞鳥どもはもう一度俺から離れた。なんと体当たりをかましてきた連中の一部は、仲間の重さに耐えられず死んでいた。

俺「おいおい、大切な『オトモチュン』とやらがが死んじまったぞ〜?俺のせいじゃないからな」

 三度の挑発。これで糞鳥は完全にキレるだろう。

糞鳥「チューーーーーーーーーン!!コウナッタヤソウコウゲキチュン!ヒナチュンヤピヨチュンモチュエテクユチュン!!!」

 そう言い残し糞鳥どもは再び森の中に向かって行こうとする。しかし俺も学ぶ。このまま待っていては朝まで待つことになるだろう、と。糞鳥どもが完全にこちらに背を向けたのを見て、こっそりとその後をつけることにした。

 集団で動いていたり、すでに傷を負っている者もいるせいか、糞鳥どもの本拠地に到着するまでに20分もかかってしまった。
 木の陰から覗くと、奴らは木の枝や葉で作った粗末な巣に住んでいるらしい。

糞鳥「ヒナチュン!ピヨチュン!!イッショニシンニュウシャニオシオキスユチュン!!」

 あれだけの惨敗であったにも関わらず、自分たちが勝っているとでも思い込んでいるようだ。

糞雛「チンチーン♪オシオキ、タノシソウチン!!」

糞ピヨ「マーピヨ…ピヨチュンオヒユネピヨ…」

糞鳥「オヒユネナンテドウデモイイチュン!ハヤクオシオキスユチュン!!」

 どうも産まれて間もない、産毛の奴も連れ出すらしい。

糞鳥「タマチュンモチュエテイクチュン!」

 他の糞鳥に目を向ければ、なんと卵まで連れ出すらしい。この下等生物どもは本気で勝とうというつもりなのだろうか。

糞鳥「ミンヤソヨッテ、シュッパチュチューーーーーーーン!」

糞鳥s「チューーーーーーーーン!」

 最初に俺と出くわした糞鳥が出発の音頭を取った。しかし今回は奴らの巣の近くまで来ているのだ。

俺「出発なんてしなくていいぞ」

 俺が木の陰から出ると、糞鳥どもは慌てふためいた。一部の糞雛は驚きのあまり糞を垂れた。また、勢いで抱えていた卵を割ってしまった糞鳥もいた。卵を割った糞鳥のすすり泣く声も聞こえる。

糞鳥「ドウシテココニイユチュン!?」

俺「動くなとは言われてないからな。それに、お前らごときを待つのに時間を使いたくない。さっさとお前らにお仕置きをする」

糞鳥「オシオキヲスユノハチュンチュンチュン!」

俺「なーにがお仕置きだ。あんだけボコボコにされといて、勝てるとでも思ってんの?」

糞鳥「ウユサイチュン!チュベコベイワナイデオシオキサエユチュン!!」

 馬鹿の一つ覚えのように、糞鳥と糞雛どもは一目散に突進してきた。ただこいつらの攻撃を受けてやるだけなのは面白くない。奴らの動きを見て、渾身の力で先頭の糞鳥にトーキックをかましてやった

糞鳥s「チューーーーーーブゥェェェェェ……」

 一列に突撃してきた糞鳥どもに、玉突きのように衝撃が伝わったようだ。前の方にいた糞鳥どもは前後からの強い衝撃で破裂してしまっていた。内臓が潰れ全身の骨が砕けているのだろうか、破裂しなかったのものもほとんどが死に絶えたようだった。

糞鳥「チュン…チュン…」

 よく見ると1羽だけ衝撃を耐えきったものがいるらしい。しかしもう一度攻撃をしてくるという様子はない。

俺「おいおい、こんなもんかよ。情けねぇな」

糞鳥「チュン…チュン…ドウシテミンヤチュンチュンヲイジエユチュン?」

 どうも俺のように糞鳥をいたぶっている人がいるみたいだ。だがそんなことは今どうでもいい。

俺「俺はお前らをボコボコにしてうっぷん晴らしなんてしてねぇんだよ。まあ言うなら仕事みたいなものだな。俺らの学校に勝手に侵入して、そこら中に糞を垂れてる糞鳥を駆除しなくちゃならない。美化委員として当然の仕事だろ?」

糞鳥「ソンヤチュモイハナカッタチュン…。ドウカコノトオイ、ユユシテホシイチュン…。」

 糞鳥は土下座のようなことをした。

俺「そんなことをされても、俺には俺の仕事があるからな・・・」

 糞鳥を左手で掴みあげた。体中がブヨブヨしている。一部では体脂肪率95%といわれるだけのことはある。

糞鳥「ピィッ!?ハヤスチュン!!」

 糞鳥はじたばたと暴れる。だがその力は弱く、抑え込むのにそれほどの力もいらなかった。このブヨブヨした触感は少し楽しい。

糞鳥「チュン!」

 あちこち触っていると、突然糞鳥が声を上げた。

俺「静かにしろよ!」

 怒鳴りつけてやると、糞鳥は静かに喋り始めた。

糞鳥「ソコニハダイジナタマチュンガハイッテユチュン…。チュンチュンノタカヤモノチュン…。タイセチュニアチュカッテホシイチュン…」

 顔を赤らめている。気色悪い。空いている右手で卵の入っている部分を力いっぱい押し込んでやった。

糞鳥「チュンッ!?」

 何かが潰れたような感覚がするとともに、糞鳥の「まんチュン」とやらから血が垂れてきた。

糞鳥「ピィィィィィィィィィィィ!!!!!チュンチュンノタマチュンガァァァァァァァァァ!!!!」

 どうも糞鳥の卵を潰したようだ。糞鳥は丸まって泣きはじめる。丸まった糞鳥を見ていると、投げてみたいと思った。

 近くにあった崖に向けて糞鳥を投げつける。崖に激突するたびに、糞鳥は「ピィ!」という声を上げた。それが少しずつ楽しくなってきた。

糞鳥「チュ…ン…チュ…ン…」

 跳ね返ってきた糞鳥を見ると、息も絶え絶えになっていた。

糞鳥「インゲンサン、ユユシテホシイチュン…。モウウンチュンシナイチュン…。ゴメンヤサイチュン…」

 手の中の糞鳥は媚を売るように許しを請う。笑える。木陰から俺を見ていたあの糞鳥に、この糞鳥の姿を見せてやりたいものだ。

俺「今更謝られても困るんだよ」

 もう一度、思い切り崖に向けて糞鳥を投げつけると、グチャッという音とともに潰れた。これで糞鳥の駆除は終了だ。
 俺は美化委員長として、糞鳥の糞で汚される学校を守ることができた。

 後日知ったことだが、俺が糞鳥を駆除した夜の大雨と、それによって起きた崖崩れで「ワンヤーゾーン」があった場所は完全に土砂に押し潰されていた。俺が手を下さずとも、いずれ糞鳥は絶滅していたということなのだが・・・。美化委員長として一つ大仕事をやってのけることができたんだ。俺はとても充実している。

【終】

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