ラブライブ!派生キャラ チュン(・8・)チュンのまとめwikiです。

NHKスペシャル「知られざるウグイスの生態」より

 美しい鳴き声で知られるウグイスですが、その生態は意外と残酷なものです。ウグイスの親は卵を産む際に、他の鳥の巣に自分の卵を産み付けるのです。そのウグイスは巣の鳥よりも早く生まれます。すると、ウグイスはほかの卵を破壊し、巣の鳥に自分を育てさせるのです。これを「托卵」と呼びます。
 似ていない卵では産み付けられる方の鳥が除去してしまうため、ウグイスの卵は産み付け先の卵と似たものになります。しかしまれに、とても似ても似つかない卵でも、托卵が成功することがあります。その鳥の名前はチュン(・8・)チュンといいます。
 チュン(・8・)チュンの卵は通常ウグイスよりも早く孵化しますが、チュン(・8・)チュンは絶望的に知能が低いため、親のチュン(・8・)チュンは孵化したウグイスの子供を見ても、自分の子供ではないことに気が付きません。むしろ、ウグイスはチュン(・8・)チュンの雛であるヒナ(・8・)チュンよりも大きいことが多いため、「大きいものは優れている」という単細胞回路を発動させて、ヒナ(・8・)チュンよりも可愛がることが多いのです。
 ウグイスの子供は孵化すると、チュン(・8・)チュンがいない隙を見てヒナ(・8・)チュンを殺してしまいます。餌を独り占めするための、残酷だけど仕方のない本能です。本来ウグイスには見られなかった行動ですが、自分よりも早く孵化するヒナ(・8・)チュンに対抗した一種の進化を遂げたのです。生命の神秘ですね。

 そんなウグイスですが、餌を独り占めしたところでもう一つの問題が発生します。チュン(・8・)チュンが運んでくる餌の内容です。普通の鳥は虫や木の実などを運んでくるのですが、どういうわけかチュン(・8・)チュンはチーズケーキやマカロンといったお菓子を運んでくるのです。ウグイスも食べられないことはないのですが、毎回お菓子を食べさせられては健康に差支えます。そのため、ウグイスは独り立ちできる時期が来ると、すぐに巣を飛び立ちます。
しかしここでも問題があります。チュン(・8・)チュンが巣立ちを邪魔するのです。チュン(・8・)チュンは先天的なマザコン・親ばかの傾向があり、子供の巣立ちを歓迎せず、むしろ子供の前に立ちはだかって巣立ちを邪魔します。チュン(・8・)チュンが強くもないのにほとんど飛べないのは、自然淘汰の結果、なぜかマザコン・親ばかな性格のものだけが残ってしまったからだといわれています。(研究者によるとヒナ(・8・)チュンの中には巣だてないように足を折られてしまった個体も確認されるとのことです)
巣立ちを邪魔されたウグイスは、もちろん自分の健康が第一なので強硬手段に出てでも巣立ちます。その際には嘴でチュン(・8・)チュンの目を潰して視力を奪うケースが多くみられます。そのあと散々いたぶってじわりじわりと殺してから巣を去るのは、今までまずいものをたくさん食べさせられた恨みのせいでしょうか。

さて無事に飛び立ったウグイスですが、さらなる問題が立ちはだかります。好きでもないのに甘いものを食べさせられ続けたウグイスは、内臓系に障害を抱えてしまうケースが多く見受けられます。まさに踏んだり蹴ったりです。当然のことながら他のウグイスよりも弱いので、異性には見向きもされません。
こうしてチュン(・8・)チュンに育てられたウグイスは、一羽寂しくその生涯を終えるのです。

しかし、近年その傾向に変化がみられるようになりました。チュン(・8・)チュンに育てられたウグイスでも子を残すケースが多く見受けられるようになりました。しかし、決してそれらのウグイスが強くなったわけではありません。この問題については、現在学会でも結論が出ていないとのことです。
 チュン(・8・)チュンに育てられたウグイスが残したウグイスは、生まれつき内臓系に疾患を抱えているケースが多く見受けられます。そのウグイスはチュン(・8・)チュンの巣に卵を産み付けることが多く、ウグイスの疾患はさらに重いものとなります。
 こうした不幸な連鎖の結果、現在ではウグイスの絶滅が危惧されているとのことです。

おわり

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