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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。



「僕が作り上げたお前なら分かる筈だ。世界の法則を知ることは、即ち世界を造り賜うた主の御意志を知ることだと」

『え〜、わかんなぁい。そんなことより、もっと楽しいこと知りたくない?』



基本情報

【出典】史実、シルウェステルの魔術師伝説
【CLASS】キャスター
【真名】シルウェステル2世
【異名・別名・表記揺れ】ゲルベルトゥス、ジェルベール・ドーリヤック、紀元千年の教皇
【性別】男性
【身長・体重】176cm・60kg
【肌色】白【髪色】茶 【瞳色】赤
【スリーサイズ】//
【容姿】三重冠を被った仏頂面の眼鏡男子。華奢な体躯を包む祭服の随所に、場違いな機械的装飾が施されている。
【地域】フランス/ローマ
【年代】中世(945〜950年頃 - 1003年5月12日)
【属性】中立・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・男性・ローマ
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:D 魔力:A 幸運:A+ 宝具:EX

【クラス別スキル】

対魔力:A

教皇であるため、高い対魔力を誇る。
クラス別補正を受けずとも、現代の魔術師ではキャスターに傷をつけられない。

陣地作成:A+

教皇の玉座に座った瞬間、キャスターは紛れもない最高権力者である。
また、宝具『悪魔は地に在りて』の各種性能を引き上げる専用のコンピュータールームを形成可能。

道具作成:A

魔力を帯びた器具を作成できる。
伝説によれば、キャスターは魔術・科学の両面で優れた発明品を残した。

【固有スキル】 

魔境の智慧:B+

異教の地で学んだ禁断の叡智。特に弁論、算術、幾何、天文、音楽に長ける。
肉体面の負荷や英雄独自のものを除く多くのスキルを、B〜Aランクの習熟度で発揮可能。
キャスターは王や大司教を輩出した教育者でもある為、他者にスキルを授けることを得意としている。

蔵知の司書:B

生涯に亘り蒐集した古典名著を読み込む間に習得したスキル。
例え明確に認識していなかった場合でも、LUC判定に成功すれば過去に知覚した情報・知識を記憶に再現できる。

未来予知:A-

宝具『悪魔は地に在りて』の高速演算によるシミュレートで、あらゆる状況を予測して対策を講じることが可能。
但し、予測がキャスターに伝達される際に極小のタイムラグが生じる為、高速戦闘中に先手を打ち続けることは難しい。

【宝具】

悪魔は地に在りてメリディアーナ

ランク:A- 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1000人
魔術と科学、キャスターが持つ知識の全てを注いで創り上げた異形の電算機。
情報収集用の観測機器、無数の電光表示盤、魔術的な幾何学紋様が組み合わさっている。
入力情報を元に数式シミュレートと占術アプローチを並列実行し、より高速かつ精確な事象予測を可能とする。
高度な演算機能は仮想人格を形成するに至り、対話時には美少女のバストショットが(無駄に高解像度で)空間に映し出される。
四肢と両翼を持つ魔竜形態への変形機構を備えるが、最低限の自衛機能しか持たずサーヴァント相手の戦闘は厳しい。

神は天にいまし、世は全て事も無しプラエテール・ミレニウム

ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:― 最大捕捉:―
聖書に予言されたカタストロフを何事も無く通過したキャスターの君臨の象徴。
宝具『悪魔は地に在りて』で来る結果を読み上げるのではなく、望む結果を編み上げる破滅回避宝具。
現在から指定した未来時刻までの最善ルートを導き出し、必要な因子を出力することで「世界の平穏」を確定させる。
神霊級の魔術行使も因果律の改変も無く、制御されたバタフライエフェクトによって世界は自ずと緩やかに終末から遠ざかる。
対界宝具や獣の災害すら世界に何の影響も及ぼさずに過ぎ去るが、『悪魔は地に在りて』は超過稼動の代償に機能を停止してしまう。
 

【Weapon】

『悪魔は裡に在りて』

宝具『悪魔は地に在りて』の子機。懐中時計型。本機と情報の送受信が可能で、単体でも破格の計算機器として機能する。
蓋の内側は画面の役割を果たし、図像が投影される他、メリディアーナのバストショットがVTuberめいて表示される。 

【解説】

第139代教皇(在位 999〜1003)。オーリヤックのジェルベール。フランス人として初の教皇。紀元千年の魔術師教皇。
生年不詳。オーリヤックの聖ゲロルド修道院で頭角を現し、ヒスパニアに留学して算術・幾何学・音楽・天文学を学んだ。
969年ローマでオットー1世と教皇ヨハネス13世と出会い、彼らに嘱望されて幼いオットー2世の家庭教師を務めた。
数年後ランスへ赴いて大司教アダルベロンの下で論理学・修辞学を学ぶ傍ら、後のフランス王太子ロベールらを教えた。
983年オットー2世にボッビオの修道院長に任命され、989年にアダルベロンが亡くなると、991年にはランス大司教に選ばれる。
この時、フランスの介入を嫌った教皇ヨハネス15世によって破門されてしまい、オットー3世の家庭教師を努めるようになる。
998年オットー3世によってラヴェンナ大司教とされ、翌年に教皇グレゴリウス5世が亡くなると後任の教皇に就任した。
シルウェステル2世の名は、初のキリスト教徒のローマ皇帝コンスタンティヌス1世に洗礼を施したシルウェステル1世に因む。
以降はオットー3世の助言者として神聖ローマ帝国の施策に関わりつつ、教会の腐敗を取り除くべく精力的に活動。
聖職売買と近親者登用を禁じ、聖職者の独身制を推し進め、ハンガリー王イシュトヴァーン1世をカトリックに改宗させた。

11世紀、対立教皇クレメンス3世は、教皇グレゴリウス7世を批判する際、彼の師の師であったシルウェステル2世を悪魔の徒と呼んだ。
これは政治闘争における無根拠なレッテル張りに過ぎなかったが、以降も話に尾鰭がついて魔術師としてのエピソードが確立した。
古来、優れた学者は魔術師と同一視されたことに加え、アラビアの知識を学んだ経歴が噂に信憑性を持たせたのだろう。

『メリディアーナ』
伝説上のシルウェステル2世と契約したとされる悪魔。美しい女の姿を取り、若きジェルベールを惑わしたという。
宝具『悪魔は地に在りて』内に形成された擬似人格AI。悪魔と呼ばれたことに擬えて電脳魔を自称する。
キャスターのことを親しげにジェルベールと呼び、常に誘惑を試みては無視されている。
生前は無機質な対話式AIであった筈だが、後世に悪魔の属性を付与された為に「悪魔的な自我」に変質したと思われるが……。
伝承と異なり秘密の関係を暴露するような野暮はせず、教皇シルウェステル2世の最期を見届けた後、自然劣化により機能停止した。

『紀元千年の恐怖』
西暦1000年頃のヨーロッパで、千年王国思想に基く混乱と恐慌が引き起こされたとする説。
ヨハネの黙示録によれば、キリストが地上を支配する至福千年の終わりには、サタンが解放されて最後の審判が訪れる。
至福千年がキリストの受肉より始まるとする考え方に従えば、来るべき終末の時は紀元千年に他ならず人々は恐れ慄いたという。
……現代の歴史学では否定される説であり、19世紀頃から広まった誤謬に過ぎないようだ。
当時の資料に紀元千年を特別に恐れる記述はほぼ無く、そもそも正しく暦を認識していたのは一部の知識階級に留まるとか。
 

【人物】

一見すると謹厳実直、杓子定規で冷たい雰囲気の男だが、貪欲な知識欲と探究心を秘め、学問に関して情熱を燃やす。
シルウェステルにとって、世界を理解することは、世界を創造した主の意志を理解することなのである。
敬虔だが手段を選ばず、異教の学問を学ぶばかりか、神の被造物である悪魔さえも主の理解に近付く研究対象と見做している。
確かな信仰心とオットー1世への義理から聖職を勤め上げたが、教会内の権力には全く興味を抱いていない(資料収集に便利な立場だと思ってはいたが)。
生前は教皇の座に登り詰めたが、それは他者の干渉を撥ね退けられる立場を求めた結果に過ぎず、権力闘争には辟易している。
魔術師の合理的姿勢や根源への執着に理解は示すが、一人のキリスト教徒として非人道的な行為に及ぶことは決して無い。
また、伝説によれば望遠鏡・機械式時計・水圧式オルガンを製作したとされ、魔術師でありながら工学技術にも明るい。
 
イメージカラー:渋紙色/サイケな紫
特技:自由七科(専門は四科)、サイコロ賭博/高速演算
好きなもの:問答、学術書蒐集/初心な男をからかうこと
苦手なもの:権力争い/放置
天敵:対立教皇クレメンス3世/ビーストクラス
願い:神の理の解明。但し、これを聖杯に願うことは無い。

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